「紫うにちゃん、私は優希。ゆ、う、き、だよ」
「みー、わ、みーい、みゅーい、みゅー…(怒)」
現在、名前を付けてもらえたので紫うにちゃんに覚えてもらおうとしている。
多分覚えているのだが、発音したいらしく、うまく言えなくて拗ねているらしい。
かわいいね、うちの子。*1
「うーい!みゅうり!きゅうり!!」
「うーいじゃありません…きゅうり??」
どうしても発音できない優希という単語。
ゆと言おうとすれば「みゅ」うと言おうとすればちゃんと「う」きと言おうとすれば「い」になる。
つまり私の名前は「みゅうい」になってしまう。
そしてなんできゅうりは言えるのよ。
「みーき」
「みじゃない」
「うーき」
「惜しい」
「にーき」
「どうしてそうなった?」
別の単語を言わせてみたほうがいいのか?
「うにちゃん、別の単語を言っていくところから始めようか」
「みゅー」
少ししょんぼりとした紫うにちゃん。
どうしても撫でたくなるのを許して欲しい。
まず手始めに自分の仕事をするついでに厨房へと向かった。
朝食の準備をしながら食パンを指差す。
「これは食パンだよ」
「おくぱん」
おくぱん…ありそう。
そしてなんか奥さんみたい。
そういえば大阪におかんぱんってあった気がするんだけど、気のせいかな…?
朝食の準備を済ませ、厨房の次に向かったのは門。
美鈴たち門番のいる場所だ。
今日も
「この人はほんめいりん、おっけー?」
「ほんめーりん」
「「!?」」
言えた。言えてしまった。
おサボり美鈴も名前を呼ばれて起きたのでこの表情。
顎が外れそうなくらい口が開いてる。
「めーりん!めーりん!」
やばいえーりんえーりんみたいになってる。
紫うにちゃんは発音できた嬉しさから美鈴の周りで飛び回った。
数秒した辺りで我に帰った美鈴が紫うにちゃんを捕まえて撫で回していた。
いいな…。
「紫うにちゃん、メイド長のところ行かなくて良いんですか?めちゃくちゃ拗ねてますよ?」
「うにゅ!?」
「おーーい聞こえてるよ?」
聞こえないように言ったつもりなんだろうけど結構聞こえてるからね?
あと誰が拗ねてるよざけんな。
「ほら、行くよ」
「
紫うにちゃんが謎に使える言語文字起こしの魔法を使って返事をしてくれた。
「先輩名前呼んでもらえていいな…」
「…しゅ、うー、すあ!」
「はっ……かわいい……」
スアは何か新しい扉を開いた、みたいな顔をしていた。
2人に朝ごはんを提供して、次にオルの下へ向かった。
「オル、おはよう」
「ふぁ…あ…おはようございます〜」
「この子はオルだよ」
「お湯」
…カポーン。*2
まさかのお湯だった。
笑いそうになったけど笑わなかった。
私偉い。
「…お湯w」
コイツ自分で笑いやがった…。
オルを起こして、仕事に向かわせた後、大図書館に向かった。
「あ!優希さん!」
「今日もよろしくね、こあ」
「この人は小悪魔、私はこあって呼んでるよ」
「こあー」
あれ?すぐに発音できる?
私の『きゅうり』はなんだったの??
私きゅうりだよ?あの緑色のスティック。
私の名前は、そんなに発音しにくいものなの…?(切実)
「じゃあこの人、パチュリー様」
「ぱ、みゅー、ぱみゅりー」
「ブォッフ」
こあがコーヒーを吹き出して笑ってしまった。
「けほっけほっ、ぱ、ぱみゅ…っふw、ぱ…」
こあにとって結構面白いものだったらしい。
確かにきゃ○ーぱみゅぱみゅみたいになってるけどね。
てか、普通に居そうだな。
「ぱみゅ…
「あら…」
かわいい。
次にお嬢様を起こしに部屋へ向かった。
「お嬢様、入りますよ」
「どーぞ……」
「この方がお嬢様、レミリア様だよ」
「えみゅりあさー」
脳裏にウィンガーディアムレビオーサが浮かんだ。
なんか似てない?レビオーサとえみゅりあさーって。
れびおさー、れびおーさ、えみゅりあさー。
「なぁに?紫うにちゃん」
「
魔法と鳴き声で返事をする紫うにちゃん。
そんな紫うにちゃんをお嬢様が撫でると、可愛らしい笑顔を私達に見せた。
「優希は呼ばれないの?」
「一向に呼んでくれる気配がありません、今朝なんて、私のこときゅうりって…」
「きゅうり…」
転生4ヶ月16日 天気曇りのち晴れ
今日は紫うにちゃんが喋れるように一緒に練習した。
私のことを優希ではなくきゅうりと言いつつ、他の人は呼べたり呼べなかったりした。
オルはお湯、パチュリー様はぱみゅりー、私はきゅうり、お嬢様はれびおーさ。
悲しいことに名前を呼ばれることに成功したのは美鈴、スア、こあの3人のみだった。
食パンもおくぱんって言ってた。
おかんぱんでしかない。
おかんぱん、食べたことあるのか?
追記
食べたかった人生だったよ
豆知識
優希は前世、音楽が好き過ぎて自分で作っていた。
それに加えて、音楽、主にボカロはめちゃくちゃ知ってる。
どの変化が気になる?
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紫うにちゃんの変化
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なんたら録の変化
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地下室の変化
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優希の変化