Rita side
私はきゅうり……じゃなくて優希様の式、利任です!
つい最近まではずっと優希様の癒しを担当してました!
そんな私ですが、仕事を任されたくて、優希様の手伝いをしようとしています。
「優希様、お皿洗うの手伝ってもいいですか?」
「お皿を洗うのは危ないからお嬢様の話し相手になってきなさい」
そう言いながら私の頭を優しく撫でてくれる優希様。
撫でてくれるのは嬉しいけど、私は仕事が手伝いたいのに…。
言われたのは仕方ないので、お嬢様の話し相手になることにした。
「お嬢様ー?」
「!ねぇ聞いてよリタ!!」
あぁ、すごい勢いだ…。
こんなだから優希様は私にお願いしたんだろうな…。
でも私お仕事がしてみたい…!
「どうしたんですか?お嬢様〜」
「お父様達が居なくなってから暇なのよ!!!!!」
そう、すごくガンギマった状態で言われた。
急にどうしたんだお嬢様。
「あー…なるほどです」
「あれ、何その微妙な反応…!?」
許してお嬢様。
「そういえば優希と一緒じゃないの?」
「優希様はお皿を洗っていますよ」
「そう」
パリーン‼︎
「わぁっ!?ちょっと何してんの!」
優希様の悲鳴が聞こえた。
すぐに優希様の元へ行けば優希様がオル様の腕の止血を行っていた。
優希様の体の一部からも血が出ていて、その周りには大量のお皿の破片。
「何があったんですか…?」
「うに妖精と妖精メイドの悪戯で、此処一帯のお皿が全部吹き飛んだのよ、それがオルにあたって、今止血してるところよ」
近くにあったタオルには血が滲んでいた。
辺りにはニヤついた妖精メイドと、跳ねる黒色のうに妖精…1〜10番と赤色のうに妖精、1〜10番がいた。
わざとやったのかコイツら。
私はすぐにそれぞれのリーダーを呼び、説教させた。
ちゃんと私も怒った。
オル様の止血も終わらせて、優希様の手当ても私がして、初めての活躍をした。
「優希様、オル様大丈夫ですか?」
「私は大丈夫よ」
「私も大丈夫だよー」
あの馬鹿どもを後でもう一度叱ろうと思う。
掃除大変だったんだぞこら。
「はぁ、ならいいんですけどね」
「今回は活躍してくれたし、何か一つなんでもお願いを聞こうと思うのだけれど、何かある?」
なんでも、その言葉に
なんでもなら私が役立てることもさせてもらえる…?
でもそれ以外のお願いもしたいんだよね…。
例えば一緒に居させてーとか。
「本当になんでも、なんですよね?」
「実現可能なものならね」
お願い増殖バグなしかな…。
アリなら二つお願いしたいのがあるんだけどな…。
「どうしたの?お願いしたいものが二つあったりするの?」
「ふぇっ?」
ばっ、と顔を上げると優希様の周りに文字が浮かんだ。
なんだこれは。
思考を読んだ時にありそうな文が沢山並んでいた。
『2つあるなら両方叶えてあげたいな』
『そういえばリタあまり顔見てくれないような…』
『信頼されてない?』
『出来るだけこの子のことを知っておかないと』
『これもしかして胡散臭くなってるかも…!?』
『あとで日記付けとかないと…』
『あれ、こっちをちゃんと見てくれてるような…』
『でもなんか、覗き込まれてるような感じが…』
よくわからないので無視することにした。
「どんな無茶振りでもいいんですか?」
「勿論よ」
『「今日も無茶振りかぁ…いっそクビにして欲しいや」』
『無茶振りといえばこんなこともあったなぁ』
ん、なんだ今の文字、青色だったような…。
「じゃあ、2つしてもいいですか?」
「いいわよ」
『沢山確認されるなぁ…』
『そんな大事なのかな』
そんな文字を見て私は一言つぶやいた。
「…私的には大事ですよ」
「え?」
『心でも読まれたの…?』
この繋がりでようやく分かった。
これは私の能力で、きっと心を読むものだと。
顔を見れば現れるのだろうか。
心を読むのはあまり気持ちのいいものではないが、自分の能力なら見えなくすることもできるだろう。
でも今は恥ずかしいので顔を伏せてお願いを言った。
「じゃあ、一つ目、私に…」
「お仕事をください!!!!」
「えっ、そんなこと!?」
「二つ目は私の能力について一緒に調べて欲しい、です」
「能力、分かった」
そして、顔をあげた。
『さっきからこちらを見るときに何かを覗きこまれているような感覚がある』
『発動条件は相手の顔をみること、なのか?』
『覗き込まれてる感覚、なら心読みとかそんなんか?』
『あれ、じゃあ私のこれ見えてる説あるな』
『リタこれ見えてる?聞こえてる?』
「…見えてます」
「『あらすごい』」
心の文字と声を一致させた優希様。
優希様は頭の回転が速いらしく、私の能力を当てるなど造作もなかったらしい。
「…まぁ、とりあえず明日からにしましょうか」
転生4ヶ月21日 天気曇り
今日はリタがすごい活躍した。
まず妖精メイドたちのイタズラで割れたお皿をすぐさま片付け、私とオルの手当てをした。
妖精メイドたちをものっっっっすごい形相で睨みつけたのち、叱りつけた。
とにかく全ての手際が良かった。
活躍してくれたお礼としてお願いを二つ聞いたところ、お仕事が欲しいらしい。
あと能力の解明的なことを手伝うお願いをされた。
仕事はうにぐんだんの総括でいいかなと思っている。
もう書くこともないので私達の豆知識でも書いておこう。
黒うにだん
特性 硬い
属性 岩
個体番号別性格
1〜10 腹黒
11〜25 順従
26〜40 瀟洒
41〜50 リーダー格
いや、もうそんな文字稼ぎしなくていいだろう…?
追記
おっとこんなところに金メタイが。
どの変化が気になる?
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紫うにちゃんの変化
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なんたら録の変化
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地下室の変化
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優希の変化