見回り蝙蝠
現在地、紅魔館。久しぶりにここで色々やっているような気がするけど、まあいいとしよう。
この場の仕事は多い、だから多少はサボってもいいという方針が少しだけある。それでも、一日の半分以上寝てもいいとは言ってない。
「美鈴起きなさい」
「起きてますよー…」
目を瞑ったまま返事をした。それでも少しは仕事が出来てる…便利な能力だこと。隣にいるヤツはずっと刀研いでるし。馬鹿じゃねーの。
「優希〜」
「!」
紅魔館の中からお嬢様の声が聞こえた。最近芽生えた遊び心(?)で、お嬢様の背後に急に現れることに最近ハマっている。
「お呼びでしょうか」
肩に手を乗せてさらに脅かすのがこれまた楽しい。
「みぴゃっ!?!?ゆ、優希!それ辞めなさいって何度も…!」
「申し訳ありません。して、何かありましたか?」
「そうそう、本題を忘れるところだったわ…、最近あそこの森に変な人間?がいる気がするのよ、蝙蝠の使い方教えるから偵察を頼んでもいいかしら」
勿論二つ返事でお願いを受け入れた。お嬢様は私を吸血鬼にしていたはずだが、正確には眷属一歩手前らしい。理由は思ったより私の血が美味しかったらしく、あと五回吸われたら眷属化するらしい。つまり分からん。
私はなんか知らんけど背中から翼が生えてるので、蝙蝠が扱えないことはないらしく、とりあえずよく分からないことだけがよく分かった。教えられた通りに蝙蝠の召喚をすると、私じゃ扱うのが下手くそなのか、頭やら肩やらに止まられ、あまり指示に従ってくれなかった。
「ま、まぁ…すぐ慣れるわよ」
「本当ですか??」
強引に外に出され、私は蝙蝠との意思疎通を図る。なんとか意思疎通は出来たのだが、あまりにも会話が下手すぎる。いまどこ?と問えばモォンとか不思議な日本語を発す。でもまだ通信したら色々出来るのが救いだろう。
『通信繋ぐよ』
『パァ』
パァ…(笑)
通信を繋げてみると、森が広がっていた。モォンとか言うから門かと思ったが、全然関係なかった森だった。辺りを確認すると人影があった。お嬢様も言ってたことは本当なんだなぁ…。
「なんだこの蝙蝠、もしかして誰か見てるのか?」
なんかバレてる。すごいなあの人。
「ねぇねぇ君、あとでお茶しない?」
…何この人、チャラ。まぁそんな冗談(?)は置いといて、少し見に行ってみよう。
「貴方、こんなところで何してるの?」
「おっと、これは失礼、そういう君こそ、こんな危ない場所で何してるんだい?」
「今は答えない」
なんとなく危ない雰囲気があるから。この人と今後どう関わっていくか、考えておく必要がありそうだ。
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作者「このキャラ、(多分)読者さんの提案キャラなんですよー」
優希「どうしてそんなに媚を売るような口調に??」
作者「いや、関西を出すのがなんか恥ずかしくなってきた。」
優希「だっさ。」
作者「は、舐めんな」
優希「え、当たり強くなった」
作者「ふは、無敵だ(?)」