紅魔館でメイドやってます   作:硴里りま

7 / 40
今回パチュリー増えます(?)


急に始まる案内

「メイド長、少しいいかしら」

「なんでしょうか」

 

お嬢様は嬉しそうな顔をして、ソファーの後ろから何かを引っ張り上げた。

 

「メイド長、この子、住ませたいの、だから紅魔館の案内をしてくれる?仕事はオルにやらせるから安心してね」

 

その人は紫色のロングヘア、三日月の飾りがついたナイトキャップを被った紫色の瞳をした女性…。

どこかで見た事がある。

『東方project』における魔女、別名を『知識と日陰の少女』…だったか。

 

 

お嬢様が住ませたいと言って前に出したのは、今日は紅魔館を案内していく。

誰にだって?

 

「その…ここって王族の館じゃ…??」

「大丈夫です貴方も殆ど同じです」

 

道端でお嬢様が拾った魔法使い、パチュリー・ノーレッジ様だ。

嬉しい!てか可愛い…!

 

 

でも、お嬢様に一言言いたい。

 

拾うな!!!!

 

と。

 

「そ、そう…あと貴方安静にしたほうがいいんじゃ…?」

「大丈夫です自業自得ですので」

 

安静にしたほうがいいと言われたのには理由があり、私の左腕にはひびがはいっていて、本来なら動かさないほうがいいからだ。

まぁそんなのどうでもいいので案内を始める。

 

「まずここがエントランスです。」

「あ、はい…」

 

「メイドはなにかしていない限りここ、エントランスにいます。何かあればここにきてください。」

 

そうして説明を済ませていき、大図書館まで案内し、一応部屋にも案内した。

結局は大図書館に一目散に入って行ったが。

 

そうして仕事に戻ろうとしたら、ウィータ様とすれ違った。

そして。

 

「いやぁぁぁ!!だれええええ!!!」

 

という叫び声が聞こえ、猛ダッシュした。

そして全力のお辞儀をしながら謝罪した。

 

「申し訳ありませんウィータ様ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

 

そして地面に驚きすぎたむきゅー(倒れたパチュリー様)がいた。

 

「むきゅー…」

「!?とっ、とりあえず部屋に運んであげなさい!」

「!?!?わかりましたウィータ様!」

 

倒れたことに驚くウィータ様、それに驚いて知らない人ということを忘れたウィータ様に私は驚いた。

とにかく運ばないといけないのでオルに担架を持ってくるようにたのんだ。

 

「いち、にー、さんっ!」

「オル、休憩部屋分かる?」

「わかりません!」

「そっか分からないのね、私が指示するから一緒に運ぶよ。」

「分かりました!」

 

どうにかパチュリー様を運びきり、寝かせておき、ウィータ様に事の経緯を話した。

お嬢様がパチュリー様を拾ったこと。

お嬢様が住ませたいと言って私が案内、説明をし、部屋を開けたこと。

住まわせる条件として大図書館の管理を任せたいという事。

それらを話すと快く承諾してくれた。

 

「大図書館…本が増える気がする。」

「急にどうしたの?オル」

「いやぁ…だってノーレッジですよ?魔導書だらけになりません?」

「いいと思うけど」

 

きっとオルが言いたいのは「本の掃除、だるくない?」という事だと思う。

安心してほしい。私がやるから。(?)

 

 

「休憩してくるから少しの間だけパチュリー様を見ててね」

「分かりましたメイド長ー」

 

わたしは休憩がてら日記を書きに部屋に戻った。

少しあの本を解明できるかも?と思ったから。

 

書き込んでいき、一度本を閉じる。

そしてもう一度開けると、太い字が増えていく光景を目の当たりにした。

それを見て私は一言。

 

「…今日の発言、しょぼい」

 

 

 

 

転生一ヶ月と4日 天気晴れ

 

今日はパチュリー様をお嬢様が拾った。

そうだこれが魔法だぁ。と、どこかに消えていた記憶が戻った気がした。

その思い出したものが、この『東方project』に関する記憶だった。

この紅魔館、を私が好きだったということがわかり、そこからここには他に沢山の人が来る。

まず今日、パチュリー様。

その数日後に小悪魔ことこあさん。

93年後にフラン様。

紅美鈴さんに、十六夜咲夜さん。

フラン様が来る頃にはきっと当主様達は居ないのだろう。

そしてここはまだ幻想郷じゃない。

多分名前的に紅魔館に咲夜さんと美鈴さんが来るのは幻想入りした時になるだろう。

あと、私は前世の小さい頃、東方projectが大好きで、その中でも確か紅魔館が好きだったはず。

前世の記憶がごちゃごちゃなので、そのうち知識とかも思い出すだろう。

 

今日の日記は珍しく長いんだな




豆知識
メイド長の書く日記には、あらすじのようなものだけではなく、稀に伏線が組み込まれている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。