いけませんヒューゴお兄様、それはえっちすぎます 作:まさみゃ〜(柾雅)
△月○日
本日はヒューゴお兄様と『墜憶』と言うホラー映画を観に行きました。
ホラー映画のワンシーンでヒューゴお兄様にわざと抱き付く予定でしたが、ジャンプスケア多用で怒りが勝りました。
原作小説ではその様なシーンが一切無かったので最低最悪の改変です。
あとは意味の無いドッキリ演出ですね。ああ言った不安感を煽る演出を頻繁にされてはメインディッシュが来ても味気ないものになってしまいます。
好きな小説の映画化だったので確認を忘れていましたが、後々確認したら監督がジャンプスケアを多用する事で有名な自称プロホラー映画監督兼脚本家で更に不快感がすごかったです。
しかもその監督は、自分こそがホラー映画界のトップ脚本家のだとほざいていやがり、自身への批判意見を見る目が無い人たちだと鼻で笑っている方です。
私からすれば彼は自身の技術不足をジャンプスケアでゴリ押ししているだけの脚本家気取りとしか言えません。
あんなものはただのホラー映画ではなく低級ドッキリ動画です。
まだ昔に見た『Orgy of the Dead』の方がマシです。
まぁアレはアレで酷いものでしたが。
私の機嫌が悪い事を察したのか映画館を出た後ヒューゴお兄様は喫茶店に連れて行ってくれました。
そして何も詮索せずただ他愛ない会話で気分を紛らしてくれました。
……気遣いの鬼、しゅき♡
△月◇日
本日、ビビアンに兄妹なのにそんな迫って大丈夫なのかと謎の心配をされました。
そういえば彼女もヒューゴお兄様も知らなかったですね。
私とヒューゴお兄様は確かに血の繋がりはありますが父も母も違います。
と言うかあの男が外の女、しかもそこまで地位の高く無い女と寝るわけないじゃ無いですか。
実際ヒューゴお兄様はハルトマン叔父様よりも下の叔父様の遊びで出来た子です。
つまりレイヴンロック家の面子をなんとか護るために当時の当主であった父上がヒューゴお兄様を買い自分の子にした訳です。
まぁヒューゴお兄様の片目がレイヴンロック家の瞳と色が違えていればそんな事は起こり得なかったのですが。
話を戻すと私とヒューゴお兄様は従兄妹と言う関係になります。
法律上三親等以内は結婚が不可能ですがヒューゴお兄様は三親等に当たりませんので無問題なのです。
と言う説明をしたらヒューゴお兄様が若干私から距離を取りました。
そんな生娘が化け物を見る様な目で見ないで下さい、えっちすぎて興奮してしまいます。
あと少し傷付きました。
傷物にした責任取ってください。
△月◎日
いつも湯浴みする際ビビアンに手伝ってもらっているのですが本当に申し訳なさがすごいです。
一応湯浴み用の耐水性のある義足があるため1人で出来るのですが彼女の善意を無下に出来ません。
なんとなく遠回しに1人でも大丈夫だと言っているのですが気付いてもらえませんね……。
△月#日
久しぶりに『月夜の帳に』と言う映画が見たくなりました。
まだレイヴンロック家にいた頃に一度、こっそり抜け出して1人で初めて見た映画です。
ヒューゴお兄様にも見せたいので探しますか。
△月*日
パエトーンの兄の方に誘われて今日はポートエルピスに遊びに行きました。
それにしてもこの人、誘い文句がいちいち勘違いさせる様な言い回しで大丈夫なのでしょうか?
ちょっとビビアンが心配です。
まぁ私にはヒューゴお兄様がいるのでひっかりませんがね!
△月◉日
丁度リバーブアリーナに用事があったところでパエトーンの妹の方からお誘いがあありました。
特に急ぎの用事でもなかったので一緒にリバーブアリーナに向かいました。
お互い兄がいる者同士、話は結構弾みましたね。
そしてやはりパエトーンの兄の方は性別種族関わらず魅了させている様で、兄目的でビデオ屋に来ている客がいる様です。
それにしても妹さん、うまく隠している様ですが兄の事を好きと言う感情が見え見えですよ。兄の事を話す時は必ずニヤけております故。
なるほど、どうやら私たちは姉妹だったらしい……。
『Orgy of the Dead』は検索しなくていい。
次回未定
【蛇足】
リバーブアリーナに遊びに行って以来リンはセレナに時たま「マイシスター」と呼ばれているとかいないとか