いけませんヒューゴお兄様、それはえっちすぎます 作:まさみゃ〜(柾雅)
☆月○日
今日で廃棄されたら困るものを全て秘密基地に移せました。
もともと私室に置いていた大切な物は少なかったので特に大変ではありませんでしたけどね。
そしておそらく私は近日中に毒を盛られる。
色々と準備してはいたけれど、いざその日が来るとなると言い表せられない恐怖があります。
とりあえず今回はその策に乗って差し上げますが、あとあと覚えておいで下さいねお兄様お姉様がた。
☆月×日
水も滴るいい男、と言うのはこの事なのですね。
水を頭からかぶせられたヒューゴお兄様……いい……。
あと、濡れたシャツが肌に張り付いてヒューゴお兄様のお肌が透けてエッッッッ!!!!!!
失礼、淑女らしかぬほど荒ぶりました。
ヒューゴお兄様にこの様な幼稚な嫌がらせをするお兄様お姉様方は万死に値しますが、えっちぃヒューゴお兄様に免じて今回は許しましょう。
私のハンカチーフ、ヒューゴお兄様にあげちゃった♡
☆月◎日
ヒューゴお兄様の抱擁を最後に気が付いたらゴミ捨て場にそのまま放置されていました。私の部屋に置いてあった私物と共に。
やはりお父様はこうしますよね。
以前も亡くなった兄弟姉妹は、葬儀もされず、お父様は元から彼らが居なかったように振る舞っているのでなんとなく予想はできていました。
この日記を記していると徐々にゴミ捨て場に放り込まれる前の記憶を思い出して来ましたね。
確かカミラお姉様がヒューゴお兄様の飲み物に毒を盛って、ヒューゴお兄様がてきとうにグラスを入れ替えたのでした。
その対処を予想していたようで、そのまま毒の入ったグラスは私の方へ回り、私はそれを口にして倒れた、と。
まぁ、そんな日が来るであろうと予想していたので昔から少量摂取して耐性を付けておいたのですがね!
ただまぁ、誤算だったのはカミラお姉様が投与した毒の量が本来ならば充分な致死量以上だったと言うところでした。
もしやカミラお姉様は私とヒューゴお兄様を同時に排除しようと……?
……そこまで仲が良くも悪くもありませんでしたが一応は血縁関係はあるのでショックが大きいですね。
ヒューゴお兄様に会いたいけれどしばらくは秘密基地に潜伏しようと思います。
☆月△日
毒を盛られて倒れた時、ヒューゴお兄様が私にしてくれた抱擁が忘れられません。
ですが、幸いこの秘密基地には蒐sy、お兄様お姉様に破棄されないよう保管しているためそれらからヒューゴお兄様を感じ取ればいいのです。
……やっぱつれぇですわ。
☆月▽日
せっかくあの家から解放された事なので今日は野暮用ついでに好きに街を見て回ったりしました。
お屋敷から出る機会がそう多くなかったのでとても新鮮でした。
野暮用の方は特に面倒事がなく済ませ得ることができて良かったです。
念の為お屋敷にいた頃に収入源を作っておいて正解でした。
口座の方もお父様たちにはバレていませんでしたし過去の私をヒューゴお兄様に褒めていただきたいです。
亡き兄が作った抜け道からあの家の様子を見に行ったらヒューゴお兄様の姿がありませんでした。
レイブンロック家、滅ぼしましょうか。
その為にもっと資金を集めましょう。
次回未定