転生先を間違えられて白兎に憑依しました 作:徳利
俺の言葉を聞いてヘスティアは目を見開いて驚く。
「ベル君、何を言っているんだい・・・?そんな突拍子もない事を・・・」
そう言ってくるヘスティアだが、動揺を隠せていない。
「確かに突拍子もない話だが・・・、神として俺の言葉が嘘偽りではないことを告げているだろう」
「!?」
そう、ヘスティアは誤魔化すように言っていたがはっきりと言い当てられる。
「これから話すことは全て事実だけしか無い」
そうして、俺は全てをヘスティアに話した。
俺が神のミスによって「ベル・クラネル」という存在に憑依転生してしまったこと。
本来、別世界へ転生するはずだったこと。
人の身でありながら
そして、ベル・クラネルの義祖父がゼウスであること。
ベル・クラネルの系譜が
そして、義祖父であるゼウスがいない理由はヘラが正気に戻ったからだということも。
それら全てを聞き終えたヘスティアは頭を抱えた。
「う〜ん、ごめんベル君
「まぁ、一度に話されればそうもなるわな。それに、俺の言葉に嘘はなかっただろ」
「あぁ、君の言葉に嘘はなかった。それで君はこの世界で何をするつもりだい?」
ヘスティアは神威を放ちながら問いかけて来る、それに対して俺はこう言った。
「そうだな、ひとまずは強くなりたい。俺が奪ってしまった「ベル・クラネル」の夢を叶えるためにも・・・」
「夢?」
俺の言葉にヘスティアが問いかける。
「【英雄】になりたい、それが
「・・・・・・」
「そんないたいけな少年の人生を狂わせてしまった俺が出来る唯一の償いだ、自己満足でしか無いがな・・・。それでも俺は彼に償いたい」
俺は本心からヘスティアにそう伝えた、するとヘスティアはこう言ってくる。
「それじゃあ、僕も手伝うよ」
「なに?」
「別世界の神のミスとはいっても君達子供達にとっては同じ神だ、だから僕も君の罪を背負う!!」
「!?」
ヘスティアの宣言に俺は驚かされてしまった、善神とは知っていたがここまでとは思っても見なかったからだ。
「ありがとう、ヘスティア」
「それはボクもだよ、ベル君。それじゃあ、君に
そうして、俺はヘスティアから神々の恩恵を授かるのだった。
ベル・クラネル
Lv.1(Lv.1)
力I0
耐久I0
器用I0
敏捷I0
魔力I0
小鬼EX
【
・万物捕食
・想出補正
・能力獲得
【
・《自然と魂魄》を司る大神
【
・上位存在への進化
【
・金剛夜叉鬼神・現神種へ至る要素を持つ
【
・
・階層設定
・環境設定
・領域設定
・採取物設定
・怪物生成
・道具生成
・複数設置
【
・無限容量
・個別収納
「なんじゃこりゃ~!?」
早速【ステイタス】の確認をするとまぁ、冷静に考えて規格外だわな。
それとLv.の横にもう一つのLv.があるのはおそらく
正直に言ってありがたい、二年後に起こる大抗争の際あの二人を止めるためには最低でも
「ベル君・・・」
フラフラとした足取りで話しかけてくるヘスティア。
「君はどれだけ規格外なんだーーーーーーー!!」
今夜は女神の心からの叫びが響き渡った。