【完結】空飛ぶ雛と飛べない鳥~ヒナの親友だった少女が狂い彼女の敵になって壊れる話~   作:詠符音黎

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9.銀行強盗と知らない大人

 その日、私はちょっと学校を抜け出して遠出をしていた。

 どこまでと言うと、キヴォトスにある学校にいられなくなったはぐれ者の生徒が集まり、あらゆる非合法な取引が横行しているブラックマーケットである。

 なんでこんなところまで来ているかと言われると、一言で言えば訓練の一環だ。

 実戦に身を置くにおいて、ここは何かと便利だ。武力を必要とする依頼を受けられたり、日常茶飯事に揉め事があったりとで、隠れて暴力を振るいたいときには困る事はない場所である。

 ここに来るまでまあまあ紆余曲折があって、そこからも沢山の苦労や心労が多々あったが、今ではすっかり慣れてしまった。一度悪いことをしたら次から抵抗がなくなるって本当なんだなぁ……と身を持って知った。

 そして、その訓練のための荒事の中でも面倒事の対処を手伝う事が多くて、ブラックマーケットにおいても最上級の治安維持部隊でもあるマーケットガードにも助っ人としてまあまあ顔が通じるようになってしまった。

 ヒナが知ったら卒倒するだろうな……これ……と常々思うんだけれど、まああっちだって隠し事はあるんだしおあいこという事でなんとか……なんとか……。

 そんなちょっとした現実逃避をしながらもいい感じの揉め事はないかとふらついていた、そんなときだった。

 

「こっちだ! 増援早く!」

「くそっ! いくら対応が遅れたからと言ってこんなあっさりとだと!?」

 

 私の横でマーケットガード達が慌ただしく話しながら兵を送っているようだった。

 マーケットガードがこんなにも慌てているなんてなかなかお目にかかれるものではない。

 彼らとそれなりにやり取りしている身としては、話を聞いてもいいだろう。

 

「その、どうかしたの?」

「ん!? おい今は忙し――って、あんたはゲヘナの『以津真天(イツマデ)』! ちょうどよかった! 手を貸してくれ!」

 

 私はここではだいたい『以津真天(イツマデ)』なんて呼び名で通っている。

 ここでは堂々と犯罪行為が行われているとはいえ、さすがに本名でやり取りするのはリスクが高すぎる。なので適当な偽名というか、コードネームで通しているのだ。

 ここにはそういう人は沢山いるので別に変に思われたりもしない。

 ただこの名前、最初に名前を聞かれたときにあれやこれやとあって半分パニックになり「うう……いつまで……こんな……」と問い詰められている状況を嘆いて呟いた言葉の一部が勝手に妖怪の名前に倣ったコードネームと捉えられたなんて恥ずかしい経緯があるんだけど、誰も知らない秘話だからこのままにしておこうと決めている。

 

「手を貸してって……まさか手に負えない程の事が起きたっていうの?」

「ああそうだよクソッ! 闇銀行が強盗にあってそいつらを追ってるんだが、強すぎてこのままじゃ逃がしちまう! 銀行強盗の手際が良くて対応が遅れたのもあるが、にしたってなんだよあの強さ……!」

「えっ!? あなた達が相手を取り逃しかけてる訳!?」

 

 さすがにこれは驚いた。

 マーケットガード相手に逃げ切れる悪党なんてこのブラックマーケットでも限られているし、その手のはここの流儀をよく理解しているから下手に喧嘩を売る事もない。

 とすると、まったくの新顔があの闇銀行から強盗を働いたわけになるけれど……そんな悪党がまだいたなんて、キヴォトスは恐ろしい場所だ……。

 

「……分かった、場所を教えて。支援する」

 

 私は頭を切り替えて彼に聞く。そこまでの相手なら、ここ最近伸び悩んでいた私の訓練にもちょうどいい。

 彼は私の言葉に、待ってましたと言わんがばかりにすぐに私に場所を教えてくれた。

 

 

 

 

 彼から場所を教えてもらってすぐ、私は運転担当のマーケットガードの一人に頼んで現場近くのビルまで運んでもらった。

 闇銀行を襲った『覆面水着団』なんてふざけた名前を名乗る強盗団は今、道路に敷かれた封鎖線をどんどんと突破突き進んでいるらしい。

 しかも人数はたったの五人。これは相当な強者に違いない。

 それだけの相手ならば、私の狙撃の技術を磨くのにも申し分ないだろう。

 すべてはヒナの隣に立つため。そのためなら、私はなんだってやるってあの日、誓ったんだ。

 

「さて……状況は……」

 

 私は戦場となっている道路から約四百メートル離れたビル屋上に陣取ると《シアターカーペンター》に積んだ可変スコープをまずは四倍にして全体を伺う。

 そこには、軒並み倒されてしまったマーケットガードの姿と、最後の防衛線にいる兵と共に配備されたロボット『ゴリアテ』と戦闘する五人の覆面姿の少女達の姿があった。

 あれはきっとどこかの学校の生徒だろう。なんて大胆な……。

 しかし、私はそこで少し違和感を覚えた。

 彼女達は確かに強い。まともな距離でやり合ったら私も普通に負けてしまうかもしれない。

 でも、だからといってたった五人でマーケットガードの封鎖線を突破できるほどとも思えない。

 だとすると、相当優秀な指揮官が指示していると考えたほうがいい。実際、彼女らの戦術的な動きは非常に見事で、マーケットガードの動きに完全に対応していると言える。

 だから私は、そのまま四倍スコープの状態で道路を見回した。

 すると、そこで一人、おそらく彼女らを指揮していると思われる妙な姿を見つけた。

 

「あれは……連邦生徒会?」

 

 初見の印象は、それだった。

 白をメインにして青の差し色が入ったあのコートはキヴォトス全体の統治を行っている連邦生徒会のものだと思う。ただ、あまり連邦生徒会の姿をちゃんと見たことがあるわけじゃないけれど下に黒いワイシャツを着ているのは他と違う気がする。

 それを着ているのは当然女性で、物陰にうまく隠れていてこうして全体を見渡せる位置でなければ気づくのは困難だろう。

 しゃがんでいるが彼女が今隠れている自動車や周囲の柵と比較して、私より頭半分くらい大きいぐらいの身長だと思う。ヒナとなら、多分頭二つ分くらいは開くからあの大きめな胸に頭が収まるんだろうな……なんてちょっと下世話な事を考えてしまった。

 顔立ちは可愛いというより凛々しい寄りで、髪色は黒、後ろ髪は軽くシニヨンにまとめていて、前髪は私より少し長く、胸にかからないぐらいのセミディの長さだ。

 戦況を見ながらも時折手元のタブレットに送っている切れ長の目の色はグレーで鋭い印象を受ける。

 総合して『大人の女性』というのが相応しい姿をしている。デキるキャリアウーマンと言われたらそうなんだろうなって見た目だったが、それらの外見よりも私の目を引いたところがあった。

 

「あの人、ヘイローがない……?」

 

 私達キヴォトスの生徒はみんなヘイローを持っている。

 だけど、これは外の世界の人は持っていない。そしてそんな外の人は弾丸を一発でも食らうと命に関わるぐらいの脆い体――というか、むしろ私達キヴォトスの生徒が異様に頑丈な体――なのだ。

 その証拠にか、流れ弾がいつくか掠ったであろう傷が、ほっぺたについている。

 

「つまりあの人は、外からやって来た、大人……?」

 

 なぜそんな彼女が、連邦生徒会の服を着て、しかも銀行強盗の指揮をあんな真面目な顔で?

 

 ――訳が分からないよ? どういう状況? これ、思った以上にややこしい話になってない?

 

 私は少し混乱してしまう。

 ただ、一つだけ確定した事がある。

 彼女を撃つ事は、絶対にできない。

 さっきも言ったように外の人は銃弾一つで重症になるのに、私の対戦車ライフルで撃ったらもうとんでもなくグロテスクな事になってしまう。私は人殺しになりたい訳じゃないし、そんな光景を見るのはごめんだ。

 だから私は、前線で戦っている子達を撃ち抜く事にした。

 再び彼女らとマーケットガードの戦況を覗くと、おそらくゴリアテの耐久力はもう半分程度で、突破されるのは時間の問題だ。

 ここのままだととてもじゃないがマーケットガードの増援は間に合わない。

 だから、私としては彼女らの足止め、できれば撃破をするのが目標となる。

 

「とすると……一人でも戦闘不能にすれば、とりあえず進行は止められる、かな……?」

 

 そう考えて、私はスコープの倍率を八倍に変えて、一人を照準に収める。

 狙うのは、ミニガンで弾幕を張っている、『3』と書かれた緑の覆面を付けた子。彼女は他の子と違ってその大きな武器ゆえに足を止めている事が多いから、狙いやすい。

 

「すぅー……」

 

 私は、彼女をワンショットで仕留めるために息を止める。

 集中力を高める。照準のブレが収まる。ここだと思うタイミングを見計らい……引き金を、引いた。

 轟音が、鳴り響く。

 そして、発射されたベルテッドケース弾は数秒遅れて――彼女の十センチ程横のアスファルトを吹き飛ばした。

 

「ああ、もうっ!!」

 

 私は思わず悪態をつく。純粋に、私の腕で外してしまった。

 当然対戦車ライフルの射撃が近くに着弾したのだから、彼女らに私が狙っている事はバレてしまう。

 スコープの向こうでは覆面の少女達が一瞬動揺し、しかしおそらくあの“大人の女性”の指揮によって冷静さを取り戻した姿があった。

 これでもう、私は絶好のタイミングを逃した事になる。彼女達は私の狙撃も警戒した動きを取る事になって、さらに当てづらくなるだろう。

 実際、私が狙ったミニガンの子の近くに『1』と書かれた赤い覆面の子がやって来て、彼女を私が狙いづらい場所に誘導した。

 あの赤い覆面の子は前線でショットガンで戦っていた子だけど、どうにも経験が多いのかいい位置に隠れられてしまった。これじゃあ、あの二人を撃ち抜くのは難しい。

 

「私の、この下手くそっ……!」

 

 ギリ……と奥歯を噛み締めてしまう。

 私は(ワン)キロスナイパーじゃない。《シアターカーペンター》の威力が最低限の保証が効くこの四百メートルという距離でも精度がだいぶ下がってしまっているぐらいの腕前だ。

 だからこそこうやって実戦で経験を積んでいるわけだけれど、それでもこうして外すと強い自己嫌悪に襲われてしまう。

 

「こうなったら、撃ちまくるしかない……!」

 

 自分でもまあまあ自棄(やけ)になっているのは分かる。でも、現状それしか手を考えられなかった。

 狙うのは、何故か一人だけ紙袋を被っている子。頭には『5』の数字か書かれている。

 私は《シアターカーペンター》ができる速度での連射を彼女に向かって行う。だが、やはり当てられない。慌てながらも逃げる彼女に、私の弾丸はズレた位置に穴を空けていくだけ。

 

「もう、もうっ……!」

 

 焦りがどんどんと出てしまう。当てようとすればするほど、私の射撃は精彩を欠く。

 そんな自分の有り様に苛ついて、さらに焦るという、負の連鎖が起きているのを自分でも分かっているのにそれを止められない、ああ、やっぱり私は情けない――

 

 ――そんな私の目の前に、突然、白いドローンが現れた。

 

「……は?」

 

 ドローンには小さなミサイルポッドが積まれていた。ドローンのカメラは、まっすぐ私を捉えていて、私がその意味を理解したときには、もう遅かった。

 

「きゃああああああっ!?」

 

 ドローンから飛んできた十発の小型ミサイルが、私を吹き飛ばしたのだ。

 

「う、ううう……!?」

 

 しばらく、私は動けなくなる。

 私を吹き飛ばす役目を終えたドローンは、すっと私が照準を向けた先に飛んでいった。

 

 ――どうやって私の正確な位置を? スコープの反射光? マズルフラッシュ? 着弾点からの位置の逆算? 考えられる可能性はいくつもあった。それだけの失態を、私は犯していたという訳だ。

 

「う、ぐ……」

 

 私はなんとか立ち上がって、再び銃のスコープを通して状況を確認する。

 そこには、完全に鎮圧されたマーケットガード、スクラップと化したゴリアテが残り、彼女らの姿はもうどこにもなかった。

 

「……あ、ああああああああああああああああああっ!!!!」

 

 私は大声で叫び、愛銃の《シアターカーペンター》を屋上の床に叩きつけた。

 後で修理をしないといけなくなるけれど、そんなことは今はどうでもよかった。

 あまりにも、自分が情けなかった。

 ヒナと一緒に並べるぐらいに強くなりたいのに、当てるどころか掠らせる事すらもできず、見事に返り討ちにあった。

 いくら学園で先輩面をしていようが、ブラックマーケットで調子に乗っていようが、そんなものは何の意味もなかった。

 結局、私は弱くて情けない、駄目な地羽クイナのままなんだ。

 私はまたも、“間違い”を犯してしまったんだ……。

 

「こんなんじゃ、いつまで立っても、私は、ヒナの隣、にぃ……」

 

 弱い私は、こうして座り込んで、涙を流す事しかできないんだ。

 

 

   ◇◆◇◆◇

 

 

 私よりもちょっと頑丈な体を持っている子供達が住む学園都市、キヴォトス。

 なんの因果かそこに呼ばれた私は、キヴォトスにおいて超法規的な権限を持つ連邦捜査部S.C.H.A.L.E(シャーレ)の“先生”を任され、いろんな学校の生徒達の面倒を見る事になった。

 そして最初に砂漠化と借金で苦しみながらもなんとか学校を再建しようとするアビドス高等学校の廃校対策委員会の子達の面倒を見る事になったんだけど……まさか、銀行強盗の面倒まで見る事になるなんて、思っても見なかったなぁ……凄いなぁ、キヴォトスって……。

 

「あれ先生、怪我してるじゃない!?」

「え? ああ、ちょっと銃弾が掠っちゃったみたいだね。でも大丈夫だよ、これぐらい」

 

 そんな対策委員会が使ってる教室で、生徒の一人である黒見セリカが私の頬を見て慌てた様子で言ってくる。

 本当にただのかすり傷だし、そんなオーバーなリアクションを取らなくてもいいと思うんだけれど……。

 

「何が『ちょっと』よ! 先生は私達と違って銃弾一発で死んじゃうかもしれないんだから気をつけてよね!」

「うへー、そうだよ先生ー? 自分の体は大事にしないとー。先生の指揮のおかげで勝てたわけだけれど、その先生がいなくなっちゃあもう色々と大変な事になっちゃうしねー」

 

 三年で対策委員会の委員長でもある小鳥遊ホシノがまったりとした様子で言ってきて絆創膏を渡してくれた。

 でも、その口調の中にもしっかり怒りが見えているような……いや、ちゃんと私の事心配して怒ってくれているね、これ。

 

「はい……気をつけます……」

 

 私は苦笑いしながら謝り絆創膏を貼った。生徒に心配をかけるなんて、私もまだまだ先生として未熟って事かな。反省だね。

 

「それはそれとして、みんなも大丈夫? とりわけ最後は、結構ドタバタしたけれど」

「ああ、あの謎の狙撃手の事ですか? 確かにあれは意表を突かれましたね……」

 

 最初にターゲットになった十六夜ノノミが困ったような笑みを浮かべて言った。

 

「ん、でも先生の指揮のおかげで私のドローンを使って倒せた。大勝利」

 

 一方で、あわや遭難の危機から私を救ってくれた、最初に出会った生徒である砂狼(すなおおかみ)シロコがVサインを作って言った。

 うーん、やっぱりペースが独特な子だ……。

 

「そういえば、どんな相手だったんでしょうね? 先生、動画データとか残ってないですか? 奇襲するためのドローンへの座標指定自体は先生のタブレットで行ったんですよね?」

 

 あの現場にはいなかったけど教室で支援してくれていた奥空アヤネが私に聞いてくる。

 彼女の言う通りで、シロコには前線に集中してもらい、ひっそりと特定した射撃位置を襲うために私がドローンをスナイパーの元に飛ばしたのだ。

 私はアヤネの言葉を受けて軽く手元のタブレットを一瞥した後、彼女を含めたみんなに後ろ頭を掻きながら再び苦笑いをした。

 

「あー……ごめんね、あくまで座標の指定だけで他は全部シロコ任せだったからちょっと動画のデータは残してなくて……あの状況だったから、そこまで気が回らなくてね。ごめんねー、みんな」

「もう! 肝心なところが抜けてるんだから!」

「はは……まあでも、そういう腕の立つ人もブラックマーケットにはいるって事ですよね。侮れないですね、ブラックマーケット……」

「ん、次襲ってきてもまた返り討ちにする。今度は私も直接行く」

「そのときが来ない事に越したことはないですけどね……遠くで見てるこっちはずっとヒヤヒヤしてたんですから……」

 

 わいわいと騒ぐ対策委員会のメンバー達。内容は物騒だけれど、こうしているのを見ているとやっぱり等身大の女の子達なんだなって気持ちになってくる。

 大人の私が守らないと、という気持ちを私はさらに強く持った。

 

「…………」

 

 と、私がそんな事を思っていると、ホシノがじーっと私の事を見ているのに気付いた。

 

「うん、どうしたのホシノ?」

「……いーや? 先生、もしかしたらちょっとお人好し過ぎるのかもなー、って、そう思っただけだよー?」

 

 ……あ、これ、ホシノにはバレてるな。

 彼女はなんというか、普段は昼行灯って感じだけど、結構鋭いと言うか、思ったより考えている感じがあるというか、そんなところがあると私は感じていたから、そこは意外ではなかった。

 

「……まあ、私はこのキヴォトスの生徒みんなの先生だからね」

 

 だから私は、彼女にだけこっそりと聞こえるように、口元に人指し指を添え「しーっ」というジェスチャーを取りながら言った。

 もう片方の手で持つ私のタブレットには、実はちゃんとデータは残っているのだ。

 このタブレット――シッテムの箱のOSもとい自称私の秘書であるアロナは凄い子で、人のドローンの座標を指定しただけでもそれが映しているカメラが撮った動画を保存する事なんてお茶の子さいさいだったりする。

 でも、私はその事をあえて彼女達には隠した。

 だって、今このタブレットの画面に映っている生徒の、とても辛く悲しそうな顔を見ると、これは秘密にしてあげたほうがいいなと、そんな事を思ってしまったからだ。

 

「生徒みんなを信じて、守る。それが大人の役目なんだよ?」

 

 私は、未だ少し訝しげな目で見てくるホシノに、そうお茶目な感じにウィンクして笑って言ってみせたのだった。

 

 




見た目も大人な女先生っていいですよね。
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