クソ最低な生徒   作:サンダーストライク

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あらすじの通りです。
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コユキは娘


クソ最低な生徒

ある日のアビドス高等学校でのこと。

私は生徒であるホシノからどうしても話しておきたいことがあると昨日電話越しに頼まれた為、アビドス高校に来ていた。

私はホシノに連れられいつもの対策委員会の活動している教室とは別の空き教室に案内される。

「ごめんね〜先生。忙しいのにおじさんの話の為に今日来てもらっちゃって」

ホシノは申し訳なさそうに頭を掻きながらいつものへにゃっとした表情で私に謝る。

"ううん、気にしないでホシノ。生徒達の為の先生なんだから。それにホシノがどうしてもって言う程なんだからとても大事なことでもあるんでしょう?"

ホシノはこくっと頷きこの事は他の子達抜きで先生と私だけで話しておきたくてね〜と続ける。

「実はノノミちゃんのことで相談というかなんというか・・・・。なんて言い表せばいいのか悩むとこなんだけど」

いつものホシノにしては少し歯切れの悪い、何処か言葉に詰まっているように見えた。

「ほら、前からちょくちょくウチに来ては色々手伝ってくれてた娘いるでしょ?その娘とノノミちゃんの事でとても悩んでいるというか何というか」

私はホシノの口から出た彼女について思い出す。

確か私が初めてアビドスへ足を運び遭難したところたまたまシロコに拾われ何とかアビドス高校に到着した時に居た彼女のことだ。

彼女はゲヘナ自治区出身の生粋のゲヘナ生だが、中等部時代からホシノと知り合いでありその後アビドスに入学したノノミ、シロコと学年が同じ生徒だ。

ゲヘナの生徒でありながら昔にアビドス校に助けてもらった恩があるからと何かとこちらに来ては学校の事など多岐に渡り手伝ってくれていたらしい。

「うん、先生の考えてるその娘とノノミちゃんとの間での事で話したいことがあってさ」

と、ホシノが続ける。

「ほら、この前の〜・・・・確か一週間くらい前のことだったかな?先生が私達にトリニティで貰ったスイーツ差し入れに持ってきてくれた時の日。あの時ノノミちゃんにあの娘怒られてたの覚えてる?」

私はあぁ・・と相槌を打ちつつあの日の事を思い出す。

 

 

確かあの日は正義実現委員会でのトラブルをシロコと手伝ったお礼にとハスミからスイーツを貰ったのでアビドスの子達に持って行った時の事だ。

私はいつも通り対策委員会が活動している教室に入るとちょうど教室のど真ん中にわざわざ机や椅子をどかし正座をしている彼女とその目の前に椅子に座りいつものように朗らか・・・ではなく笑顔ではあるが確実に怒っているオーラを放つノノミ、教室の端に集まり座っているシロコ達が居た。

「あの、ノノミさんそろそろ許してくれませんかね?」

彼女は目の前にいるノノミに謝っているようだ。

タイミングが悪かったようだどうしたものかと悩む私に気づいたシロコとセリカがこちらに手招きしてくれたのでひとまずそちらに向かい何があったのか聞いてみる。

"シロコ、何があったの?"

「ん、いつものやつ」

その一言に私は納得がいった。

シロコから状況を聞いている間も返答されずともとにかくノノミに謝罪を続けている彼女。

彼女には癖、悪癖があった。

それは考え事や悩み事がある際よくノノミの胸を揉んでいるのだ。

私がアビドスに初めて来た時より更に前から続いているらしい。

ノノミも回数を重ねもう揉まれていることがデフォルトのようになっている為諦めどころか許容し受け入れているらしいので特に強く注意したことがなかった。

しかしいつも彼女はノノミの胸を揉んでいるのに何を怒っているのかと不思議に思っているとセリカが私の疑問に答えてくれた。

「あの人、ノノミ先輩がいない時たまたまいたアヤネちゃんの胸を揉んでたみたいで長時間考え事してたみたいなの。ノノミ先輩が来た時に顔を真っ赤にしたアヤネちゃんの姿見て即座に揉んでる手をアヤネちゃんの胸からノノミ先輩の胸に移して暫くしたら考え事終わった後我に帰ったみたいでほぼ無意識にやったって」

それからこの状況になるまでの出来事をシロコ、セリカは順を追って話してくれた。

何でも彼女はいつもノノミの胸を揉ませてもらって悪いからとノノミの胸の代わりになる物を探していたようで、ある時ミレニアムに足を運びウタハ達エンジニア部にノノミの胸と同じ感触のおっぱいマウスパッドならぬおっぱいクッションの製作を依頼していた。

それから何とか本物と同じ感触のものが出来上がり自宅で考え事に耽りクッションを揉んでみたがいつも揉んでいる時すぐに考えが解決する感覚がなかったようでその事をここ毎日悩んでいたらしい。

そして考えながらアビドスに足を運びほぼ無意識で教室にいたアヤネの胸を揉み始めてしまったらしい。

そこから事情を聞いてきたノノミに彼女は事の経緯を一から話したそうだ。

そこからセリカが始めに話してくれた内容になるのだが自分の胸と同じ感触のクッションを製作していた事とアヤネの胸を本人の承諾なしに揉んだ事ダブルで怒られているらしい。

「アヤネちゃんの胸を揉んでしまったことに関しての謝罪は後で本人にしてもらうからいいとして、何で私の胸に似せたクッションを作った事に関する理由を聞いていないんですけど?教えてくれますよね?」

話し方こそいつものように落ち着いた感じではあるがその口から発せられた言葉、雰囲気からだけでも感じられる程ノノミは過去一激怒していた。

そんなノノミを見て彼女は大きく溜息を吐き、その重い口を開き話し始める。

「ここ最近ノノミのおっぱいを揉む頻度が多くなったからノノミに申し訳ないな思った時があってな、その事をたまたまシャーレの当番が一緒だったミレニアムの白石先輩が居たから何か良い手がないか相談した事が始まりだ」

彼女がウタハに相談した事から順に説明を始めた。

ウタハは他校の生徒であるが親身に相談に乗ってくれたようでそれならば代わりに揉めるものがあればと提案をしてくれた事がきっかけで件のクッションを製作する流れになったようだ。

「そこからは作製迄の構想、素材等の話し合いに参加させてもらったが彼女達は俺の為にあんなに熱心にさまざまな事を考えてくれた。その光景につい目頭が熱くなったよ。それならば自分も妥協なんて出来ないとなって真剣にあの素晴らしいクッションを作ろうとした彼女達の熱意、誠実さを汚すわけにはいかないと思って完璧を追求する戦いが始まったのさ」

そこから彼女の話す内容はとても酷いものだった。

やれ服越しに伝わる感触や柔らかさの話、重量や反発力がこうなっているといった話を延々と聞かされ私ですら聞いていて恥ずかしくなってきた程だ。

隣で同じように聞いていたシロコ達を横目で見てみるとシロコは感情が見てわかるくらいにドン引き、セリカに至っては大きく口を開け顔を真っ赤にして放心していた。

「それでエンジニア部と苦楽を共にしついに完成した。その晩に早速揉みながら思考に浸ったんだがいかんせんいつものように冴え渡らなくてな。いつも揉んでいる服越しからでも十分掌全体に伝わるほどの柔らかさ、身がぎっしり詰まった果実のようにずっしりと安心感すら覚える重量、揉んでいてもそのまま沈まず揉む力を緩めればしっかりと元の美しい形に戻る反発力、どれもノノミに実る素晴らしいおっぱいを余す事なく忠実に再現されたものだった。なのにいつものように冴え渡らないのかと夜が明けるまで思考に耽っていた。恐らく無意識に奥空のを揉んでしまったのは寝不足と思考がまとまらなかったからだろう。後でしっかりと謝罪しなくては・・・。」

彼女は一息吐いたのちにこう続けた。

「しかし先程ノノミのおっぱいを揉んで確信した。何故あんなにも忠実に再現されたクッションでダメだったのか・・。結論から言えばノノミのおっぱいはノノミ自身に宿していなければダメだったんだ。揉み心地だけなら同じだがノノミ自身から伝わる体温、僅かな鼓動から伝わる振動、そして目の前で揉む事で正面から伝わるノノミの息遣い。それら全ての要素が俺を安寧へと誘い思考を冴えるものへと昇華してくれていたんだ。だからノノミ、この後奥空にもしっかりとした謝罪を行うつもりだが先に君に謝らせてほしい。俺は愚かにも君に宿る大いなる神秘を軽率にも複製しようとした。この事を許してくれなくてもいい、ただ謝らせてほしいんだ」

彼女は真剣そのものの表情でノノミに頭を改めて下げ謝罪の言葉を述べた。

ここだけ切り取れば自身の過ちを恥じ謝罪をする良い場面に見えるのだが内容があまりにも・・・と思わないこともない。

流石にこれはと彼女に向けていた視線をノノミの方に映すと、何と頬を赤く染めいつも彼女から発せられる母性溢れる表情をしながら歓喜に悶えているようにも見えた。

それでもお説教はしていたから何とか表情には出さないように努めて・・・いや、できていないとても嬉しそうに見える。

ほら、横にいる2人も更にドン引きしてる。

そんなこんなありノノミからはしっかりとアヤネに謝り許してもらう事と私はいつものように拒みませんからまた胸を揉んでもいいと伝え彼女へのお説教?事件は幕を閉じたのだ。

 

 

先日の事を思い出し、思わず苦笑してしまう。

「どう?先生、覚えてる?」

"うん、しっかりと覚えてるよ"

流石に忘れられないよと付け足しホシノの問いに答える。

だがあの出来事についてなら一応?もう解決した筈ではと少し疑問を浮かべる。

「少し話が変わるけどね、少し前に私が1人でノノミちゃん助けに行った時あったでしょ?あの時私よりあの娘が先にノノミちゃんのとこに辿り着いてたみたいでね。一部始終を見てはいなかったからあの娘に何を言われたのかされたのかわからないんだけどね?ノノミちゃん・・・・あれからあの娘の事ホの字になっちゃったみたいで大抵のことじゃ冷めないくらいに大好きになっちゃったんだよねぇ」

ホシノから衝撃な事を伝えられてしまい思わず私はむせてしまった。

背中をさすってもらい、落ち着き始めた後ホシノは先ほどの会話を続ける。

「私自身も可愛い後輩の恋路だから相手が同姓でも応援したいんだよ。ただあの娘とんでもないレベルの地雷持っててね。ほら、アビドスだと一番あの娘と私が付き合い長いからさノノミちゃんが知り合う前、私とあの娘が今の対策委員会の教室で2人一緒に暇つぶしてた時あの娘寝始めたんだよ。寝るだけなら全然人だから当たり前なんだけど。その時寝言で誰かの名前を言いながら謝り続けてたんだよね・・・・。私もつい驚いちゃって起きた後寝言で言ってた人の名前について聞いてみたら『初恋の人だ』って」

私はすごく嫌な予感がした。それも顔に出してしまう程に。

私の表情からホシノは察したかのように

「先生のその顔から何となく予想ついてると思うけどまだその恋を続いてるらしいんだよ」

そう言い終わるといつものホシノならしない様なもうどうしようか本当に悩み抜いて疲れ果てた顔をしながら大きくため息を吐いた。

そのどうしようもない表情をするホシノを見ていると少し離れた対策委員会の教室がある方から

「ノノミ⁉︎待って!やめて!お前以外のおっぱい揉もうとしたことは謝るからアイアンクローだけゔぁぁぁぁぁ‼︎痛い痛い痛い痛い痛いぃぃい‼︎」

彼女の元気で悲痛な叫び声が聞こえてくる。

「先生、本当にどうしよう?おじさん・・・・お腹痛くなってきたよ」

"本当にどうしようね・・・・・"

今日もアビドスは快晴だった。




友人よ感想待っているぞ
そして友人以外の読破した君、私は溶けたぞ。
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