貞操逆転キヴォトスのなんかでっかくてエロいやつ 作:メシ屋
うちのユウカはこんな感じです
本日二話目です
セミナーの仕事の合間、今日も今日とてシャーレの仕事を手伝うために部室へと向かう。なんだかこのところ毎日通っている気がする。
というのも、これにはちょっとした理由がある。
キヴォトスの外から来たという、シャーレの先生
大人だから最初は少し緊張したけど、思ったより気さくで、話しやすくて。年もそこまで離れてるというわけではないから、すっかり仲良くなってしまった。印象としては元気で朗らか、それでいて優しい人。
しかしその戦闘指揮の腕は卓越していて、最初に実感したときはびっくりしたものだ。
そんな親しみやすくも頼りになる先生には、一つ欠点がある。それはあまりにも書類仕事ができないこと。
先生なりに毎日頑張っているようだけど、終らなすぎてなんかぺしょぺしょしながら机に向かっている姿は、見ているこっちが哀しくなる。
だから私のような当番の生徒ができる限り手伝わないと、先生の机はあっという間に書類の山で埋めつくされてしまう。...やっぱり無理矢理にでも覚えさせたほうがいいかしら?このままだと先生が書類の中で猫ミームみたいになってしまう気がしてならない。
...まあ先生には戦闘指揮やキヴォトスでのトラブル解決なんかの、私たちにはできないような仕事もあるんだから、これくらいは私が手伝ってあげないと!これは決して甘やかしてるわけじゃない。あんな特権持ってるシャーレの仕事なんてそれはもう大変だろうし。
...あれ、そう考えるとおかしいわね?生徒一人の仕事量なんてたかが知れているのに。
超法規的機関であるシャーレだからこそ、たとえ事後だろうと処理しなければならない業務は膨大なはずで、それこそ決裁処理なんかの書類は凄まじい量になりそうなものなのに...?
それを当番の生徒が一人手伝う程度で問題なく終わるなんて...そんなことあるの?それこそ連邦生徒会の超人たちのような人でなきゃ...
なんて考えながらシャーレの部室へのドアをくぐると
「ん?早瀬か」
「エッッッッッッッッッッッッッッ!?!?!?!!!!!!!!!!」
唐突にぶち込まれた許容量を越える衝撃に脳が思考を放棄するっ...
ドスケベっ...!圧倒的ドスケベっ...!イキすぎたドスケベはもはや暴力の域っ...!
ぐにゃあっと歪む視界になんとか耐え、眼前に立つ人物を見やる。
そこに居る彼は見間違いでもなんでもなく―――
全生徒の夜のおかz憧れである連邦生徒会副会長がどうしてここに!?
落ち着きなさい早瀬ユウカ...!こういう時は落ち着いて円周率を数えるのよ...!うわ胸筋すご...整然とした数字は心を穏やかにしてくれるのよ...!!3.
「大丈夫か?」
「パイ⁉」
「パイ?...早瀬はシャーレの当番で来たのか?」
「ハイ!!」
「...そうか、先生はいい生徒を持ったな」
「イエソンナ!!」
あ、笑ってる...ふふっ口元がえっちね
「ふ、副会長がなぜシャーレの部室に...?」
「ん?ああ、俺もシャーレの仕事を手伝ってるんだよ。俺の方でできるだけ処理してはいるが、どうしても先生に目を通してもらったり、決裁をもらったりしないといけない書類もあるからな。手間をかけてしまうがこうして必要な分を分けて持ってきたんだ」
見れば彼の手にはそこそこの厚さの紙束が
先生...ひょっとして超多忙な副会長に書類仕事やらせてるの...?嘘でしょ...?
ただでさえ最近学園への訪問が減ってるっていうのに...知られたら戦争が起こるんじゃ...
「せ、先生、それはさすがに...副会長だって忙しいんですから...」
「うっ...やっぱりユウカもそう思う?」
「はい...」
「早瀬、これは俺が我儘を言ってやらせてもらってるものだから気にしなくていい。別にシャーレの仕事を全部やってるわけじゃないし、連邦生徒会の業務には差し支えないから問題ないさ。それに早瀬たちも先生を手伝ってくれているんだろう?頼りにしてるよ」
え?私のこと好きなのかしら?い、いやそんなはずないわね...
で、でもまあ?副会長がそう言うなら?別に私が目くじらを立てる理由も
「で、先生、こっちが決裁の欲しい書類。こっちはゆっくりでいいから目を通しておいてほしいやつな。決裁の書類は今週中に終わらせておいてくれ」
「えぇ~なんか多くない~?」
「これでもできるだけ減らしてるんだよ。ほら、文句言ってないでがんばれ」
「ふへへへぇ~がんばる~」
なんだこれは
こんなことが赦されていいというのか?
私はセミナーの仕事もしてシャーレの仕事だって先生よりしているというのに、なんで先生が憧れの人とがんばれ♡がんばれ♡プレイしているのを見せつけられなければいけないの...
見なさいあの女の蕩けた顔を...あの女は書類が多いなんて欠片も思っていないっ...ただがんばれ♡がんばれ♡してほしいから駄々を捏ねているだけっ...そりゃあそうよねあとはハンコ押すだけの書類なんだから!なんて卑しい女なのっ!
先生なんか事件が起きなきゃ机の上で書類一枚にぼこぼこにされてぺしょぺしょな顔でふにゃふにゃ言ってるだけなのになんで先生が副会長にがんばれ♡がんばれ♡されてふにゃふにゃになっているのを指を咥えて見ていなければならないの絶対私のほうが頑張ってる私のほうががんばれ♡がんばれ♡にふさわしいのになんでああもうダメ我慢できそうにないわそもそも最初に会ったときからなんか気に食わなかったのよなにがシャーレの先生よ一発殴らせ
「...終わりそうか先生?やっぱり俺も手伝ったほうが」
「ユウカも手伝ってくれるし大丈夫だよ!まぁ、私だけだったらわかんないけど...」
「そうか?すまんな早瀬...迷惑をかける」
「いえ、この程度なんてことありません」
「そう言ってくれるか...ありがとう、早瀬は頼もしいな。調月が羨ましいよ。これからも先生のことを支えてくれると助かる」
「はい、任せてください!」
「いつもごめんね~」
そう言って差し出される彼の手は見るからに逞しくて―――
やっぱり先生はかんぺきね!シャーレの先生はこの人しかいないんだから!今思えば最初にあったときからデキる女って感じがしてたのよ!すきっ!もう本当にスマート!憧れちゃうわ!誰よこんなに生徒想いの人を書類仕事の一つもできないクソザコなめくじ先生とか言ったのは!そんなやつ私がぶっ飛ばしてやるんだから!もう一生ついてくっ!書類だろうがなんだろうが私にまかせt―ギュッ―手ぇでっか♡絶対私のこと好きよこれいや落ち着きなさい私冷静になるのでも少しくらいニギニギしても許されr
「あっそうだ!」
「ッ!!」
「は、早瀬?どうした?」
「イエナンデモ!」
「コーヒー入れてくるから二人ともソファに座って待っててよ!机のお菓子も食べていいよ!」
「え、いや俺は」
「いいから!ほらユウカも!」
「アッハイ」
くっ...!もう少しでニギニギできたかもしれないのに...!やっぱり先生は私の敵っ...?
あの女、なんだか妙な眼で私を見ている?一体何を考えて...
先生の意図がわからないながらも、とりあえずソファに座り
「隣いいか?」
「エッハイモチロン!?!!」
ちっか♡
んもぅ先生っ...!あなたって人はっ...!一体私にどれだけ尊敬の念を抱かせれば気が済むの!?もうホントかんぺき~♡
まさか全生徒のおか憧れの人をこんなに近くで感じられるなんて...っ!?
...うそでしょ?
そんな、まさか...
こ、このひと―――
―――ネクタイを弛めている!?
こんなことって...いえ、それだけじゃない...まさか...
ボタンを開けている!?
あの真面目な連邦生徒会副会長が!?無防備なくせにこういうとこだけはちゃんとしてる連邦生徒会副会長が!?首元のボタンを!?えっドッキリ!?ドッキリなのこれ!?カメラどこよ!?
そんなことを考えていると、お茶菓子を取ろうとした副会長が前屈みになって―――
あぁ!?副会長の胸元が目の前に...!うっ♡喉仏がえっちすぎるっ...艶かしい隙間が私を魅了してやまないぃ...!でもダメっ...覗き見るなんてそんな人として最低なこと...!それにお茶菓子を取ったら副会長は姿勢を戻してしまうんだからっ...もしバレたりしたら人生終わり...だから我慢っ我慢よユウカ...?...もどらない?なんで?お茶菓子なんてすぐに取れるはず...っ!この人机の上のなんかよくわからない変なマスコットつついてる!?え、ウソかわいすぎるんですけど?そんなに私を虜にしてどうしたいの?そんなに私に見せつけたいの??
もう...もうダメっ!もうドッキリでもいいっ!私は
あぁっ...も、もう少しっ...もう少しで
「時に早瀬」
「ヘェアッ!?ナニモミテマセンガッ!?」
「?何がだ?」
「イエナンデモ」
「?そうか」
わ、私は一体何を...!?
「そ、それでなんでしょうか!?」
「ああ、先程は先生の手前ああ言ったが、本当に無理はしていないか?早瀬はセミナーの仕事もあって忙しいだろう?」
あなたが言いますか。
キヴォトスで一番と言ってもいいほどに多忙を極める連邦生徒会副会長を前にしてそんなコトを言ったら殴られても文句は言えないと思う。
「まあ、確かに大変ではありますけど―――」
大丈夫です、と続けようとして
ちらりと覗く胸元につい眼を奪われてしまい、言葉が止まってしまった。
「...やはりそうか。負担をかけてすまない、先生に言ってもう少し俺に回してもらうように」
「...エッ!?!ヤ、それはダメですっ!!!!」
そんなことになったら間違いなく
それだけは絶対に止めなければならないと息巻いた私は立ち上がり―――
「おっと」
「...え?」
―――ナニが起こった?
私は副会長を止めようとして
立った勢いで躓いてしまって
副会長が受け止めてくれて...?
「怪我はないか?」
眼前には、夢中になって覗こうとしていたモノが広がっていて
つまり私がいるのは副会長の胸元で
つまり私の両手が触っているのは副会長の―――
「やはり疲れが溜まって...早瀬?」
「フッ♡フゥッ♡ハァッ...ァ♡!!」
正気じゃなかったと思う
「息が荒いぞ...?本当に大丈夫なのか?」
「フーッ♡!!フーッ♡!!」
でもしょうがないじゃない。こんなのキヴォトスの生徒は誰も耐えられない。
腹ペコで死にそうな時に、世界一美味しいとわかりきっているものを眼の前にぶら下げられたら
そもそも今までがおかしな話だったのよ。こんなにおいしそうなのに、誰もたべようとしないなんて
「おい早瀬!?しっかりしろ!一体どうしたんだ!?」
「...ハッ♡ハァッ...!...ハァッ!!...ハッ♡...ハーッ♡!ハァー♡...ッ♡♡」
だれもたべないんだったら、わたしがたべてしまってもいいわよね?
「...アハ♡」
いただきます
「―――おまたせ、ユウカ」
「ヒュッ!?」
...え?...あれ?わたしいま...?
「ごめんねーちょっと時間かかっちゃった!...どうかしたの?」
あ...あぁ...
最悪だ...やってしまった...
彼を襲うなんて、傷つけるなんて...
絶対にやってはいけないことなのに
「い、いや、俺は大丈夫だが...早瀬は大丈夫なのか?」
っ私はあんなコトをしてしまったのに...
こんな最低な私すら気にかけて...
本当に、優しすぎる人
「あ...わ、わたしっごめっごめんなさいっ、こんなっこんなコトっ...」
「早瀬が謝ることなんてない。俺の方こそすまない...やはり無理をさせていたみたいだな」
そう言って、
だから、
だから、
「ううん、頼りっぱなしで無理をさせちゃってたのは私だからね。アスタは悪くないよ」
ふと、コーヒーを入れに行くといった時の意味ありげな先生の顔を思い出す
まさか、こうなることが最初からわかっていたのだろうか
でもなんのために
「ユウカ」
親しみやすくて、頼りになると思っていた先生が
「ごめんね」
今は、こんなにも怖い
◆
その後、コーヒーを飲んだ副会長は何事もなく帰っていった。
彼は先程の、トラウマになってもおかしくない出来事を本当に気にしていないように振る舞ってくれた。それどころか私を心配してばかり...傷つかないはずがないのに...
彼の気遣いを無駄にしないためにも、私はなんとかして先生に赦してもらわないといけない。
だから、絶対に間違えないように、言葉を選んで
「...あ、あの先生...さっきはすみませんでした...止めてくださってありが「ねぇユウカ」っ」
ああ、だけど
「気持ちはわかるんだけどさ」
そもそも、赦してもらえるはずがなかったんだ
「おいたはしちゃあダメだよ」
私はもう、この人にさからえない
「まぁあれだけえっちなんだからしょうがないよね!」
「やっぱりそう思いますよね!?」
シャーレの先生って最高ね!!
まさかおっぱいでミレニアムが滅ぶなんて...!
ユウカ...あなた疲れてるのよ...
先生はアスタくんが傷ついてなきゃ割と見逃してくれるスタンス
じゃなきゃブーメランだからね
そもそもこいつなにしたら傷つくん?
先生「ユウカにはお世話になってるし、えっちなアスタみて元気(意味深)になってくれるといいな!おっと、乱暴はダメだぞ☆」
ユウカ「コロサナイデ...」
先生「どうしてそうなった??」
副会長「あいつ息めっちゃ荒かったけど大丈夫かな」