貞操逆転キヴォトスのなんかでっかくてエロいやつ   作:メシ屋

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思春期男子高校生の日常なんて猥談してなんぼだと思う

しかも唯一の異性がこんなんっていうね


3話 アビドスへ

 

 

 

 

 

 

 

 

「アビドスに行くよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「...え」

「...ハァ」

 

連邦生徒会の執務室に入って一番に、大きな声でそう言い放つ。

むむっ今日はリンちゃんも一緒か...まあいいや、今はアビドスの件が先ちょっと近くない?

リンちゃん?なんで今椅子寄せたの?先生そういうのよくないと思うな?(なかなかやりますねリンちゃん...)

 

「...急にどうなさったんですか、先生」

 

と、リンちゃんがメガネを抑えながら聞いてくる。

そうだったそうだった。

 

「だからね、アビドスに行くんだよ!」

「そうですか、お気を付けて」

「もちろんアスタも一緒に行くからね!」

「駄目です」

「...」

 

...ふぅん

 

「...リンちゃ~ん、いくらリンちゃんでもシャーレの活動を邪魔するなんてできないはずだよ?それに今はシャーレの顧問として、()()()()()()()であるアスタに言ってるんだけどな?」

「...邪魔をするなんてとんでもありません。私もシャーレの活動は応援していますよ。ただ、アスタを()()()()()ことは許可できないというだけです。彼は()()()()()()副会長ですので、シャーレの部長にはなりません。それに現在は()()としての仕事もあるので。ええ、それはもうたくさん」

 

ぐぬぬ、正論...リンちゃんの言い草にはもの申したい部分が大いにあるけど、私だってアスタに迷惑をかけるのは本意じゃない。

 

「それより、先生は早く書類仕事を覚えてください。サンクトゥムタワーが復旧する前よりもアスタの仕事が増えているなんて、一体どういうおつもりでしょう?しかもことあるごとにここまでやってきて...少々、いえ多分に彼を頼りすぎです。少しはご自分でなさってください」

 

ぐぅ...なんも言えなぃ...でも苦手なんだよぅ...

一縷の望みをかけてアスタに視線を向ける...たしゅけて...

すると彼は仕方ないなとでも言うように苦笑して

 

「...リン、あれは俺がやりたくてやっていることだから気にしないくていいって言ったろ?先生がサンクトゥムタワーの制御権を渡してくれたから、この程度大した負担じゃないさ。それに、先生には他にやって欲しいことがあるんだ。それを考えると、今回のアビドスの件はいい機会かもしれない」

 

っぱアスタしか勝たんっしょ。さすがセクシーマイアスタ(私のですよ)ん?(ん?)

っと、それよりも

 

「やって欲しいことって?」

「生徒たちとの交流だよ」

 

ふむ?

 

「シャーレの特性上、先生には可能な限りたくさんの学園に赴いて、いろんな生徒と交流をもって欲しいんだ。以前俺も似たようなことをしていたけど最近はできていないし、先生こういうの得意だろ?

...まあ、それをしていないからシャーレの仕事を肩代わりできている部分もあるが」

 

...なるほどねーそっかそっか。

 

これ私恨まれたりしてないよね?(...)アロナ?なんか言って?(がんばってください)ちょっ

 

「できるだけ多くの生徒にシャーレへ所属してもらうようにすること。それが先生にやって欲しい一番大事な仕事だよ。今はミレニアムの早瀬やトリニティの羽川なんかの、サンクトゥムタワーを奪還してくれたときのメンバーが所属してくれているんだったな」

 

連邦捜査部S.C.H.A.L.E

キヴォトスで暮らすあらゆる生徒たちの所属や学籍を問わず、誰であろうと制限なく加入、協力を仰ぐことができ、あらゆる規約や規制、罰則を免れることのできる超法規的機関。その権限は各学園の自治権を超越し、どのような地域だろうと戦闘行動すら許可される。

つまり、シャーレは所属する生徒が増えるほど力を持ち、解決できる問題も増えていくというわけだ。

アスタは何があっても対応できるよう、シャーレの力を増やしたいんだろう。

 

「シャーレに所属してくれる生徒が増えれば、先生の負担も今よりもっと減るはずだ。それまでは書類だろうがなんだろうが、面倒な仕事は全部俺に任せてくれればいい」

 

しゅきぃ...♡

ん?ということはまさか?

 

「そんなわけだから、今回俺はこっちに残るよ。リンの言うとおり、代行としての仕事もあるし」

「当然です」

「ぐぬぬ...」

 

澄ました顔してるけど、口の端上がってるのバレてるからね!?小さくガッツポーズしてるのも見えてるから!よかったね!!リンちゃんが嬉しそうでなによりだよっ!!

ハァ...残念だけど、まぁ仕方ないか...これ以上アスタに負担はかけられないし...

それにやっとアスタが私を頼ってくれたんだから!生徒の期待には応えないと!

今回は嬉しそうなクーデレリンちゃんのニヤけ顔で満足しておいてあげるよ!

 

「それで、今回はどうしてアビドスへ?」

「そうそう!実はアビドスの生徒から手紙が届いたんだ!少し前から、アビドス高等学校が襲撃を受けているから助けてほしいってね」

 

 

「...なんだって?」

 

途端、アスタの顔が険を帯びる。

 

「アスタ?」

「...今になってなぜ...まさか...いやだが」

 

こちらの声が聞こえていないのか、怪訝そうに俯いて何か思案している。

 

「...俺は」

 

そしてボソッ呟いたと思いきや、急に顔を上げ

 

「...先生、気が変わった。アビドスへは俺も行く」

「な!?」

「え!?」

 

いいの!?

 

「だ、ダメよ!許可しないわ!そもそも代行の仕事はどうするつもり!?」

「もちろん、今すぐにというわけじゃない。先生は先にアビドスへ行って生徒たちから詳しい事情を聞いておいて欲しい。その間に俺もこちらの仕事を片付ける。終わり次第アビドスへ向かうよ。数日程度なら問題ないはずだ」

 

...数日分の激務をまとめてやるなんてできるの?(できますよ?)そっか...

 

「だ、だけど」

「リン、これはきっと必要なことだ。俺が行かなきゃいけないことなんだ。シャーレにとっても、連邦生徒会にとっても...俺にとっても。迷惑をかけて申し訳ないけど、どうかわかってほしい」

「...どうしてもなの?」

「ああ、どうしてもだ」

 

アスタが折れることはないと伝わったのだろう。

彼女はふぅ、とため息をついて

 

「...仕事が終わらなければ許可しませんから」

「ああ、もちろんだ。ありがとう、リン」

 

リンちゃん...

アスタがこれだけのことを言うってことは、きっとなにかあるんだろう。

私も浮かれてばっかりいないで、先生としての責務を果たそう!

 

「よし!そうと決まれば私は先に行って待ってるよ!たしか電車があったはずだよね?」

「いや、足はこちらで手配するよ。少し心配だし、アビドスへの支援物資も持たせたいしな」

 

おいおい、私のこと大好きか?私もだよ☆(浮かれるの早すぎません?)おっと

 

「...アスタ、今は連邦生徒会の資材だってそう多くはないわ。言い方は悪いけど、アビドスなんていう衰退した学校に支援を送るほどの、余裕もメリットもないはずよ」

「ああ、それについては()()()()()。俺に任せてくれればいい」

 

私の旦那が有能すぎる件(私の旦那さんですよ)ん?(ん?)

 

「あ、先生。高校まで送らせるとは言え、周辺地域についてはちゃんと地図アプリで細かく確認しとけよ。あと水と携帯食は常備すること。アビドスは砂漠だらけだからな。迷ったら死ぬぞ」

「そうなの!?」

 

アビドスこわっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうしてアスタの用意してくれた支援物資とともに、意気揚々とアビドスへとやってきた私は早速

 

「ここどこぉ~...」

 

迷子になっていた。

いやね、舐めてたよね、うん。知らない土地舐めてた。アスタにあれだけ言われてたのにね。まったく情けないよね(そうですね)やめてよ

徒歩でなくアスタの用意してくれた運送用トラックなのがまだ救いだね。もし徒歩だったらと思うとゾッとするよ...でも燃料がなくなるまでになんとかしないと...

こんなことになるなら運転してくれてた子をアビドスの駅で降ろさないで、ちゃんと学校まで送ってもらえばよかった...(なにやってるんですかもう)だって帰りに学校から駅まで歩かせるの大変かなって思ったんだよぉ!それにアビドスに入っちゃえばもう大丈夫かなってぇ!(いや、物資降ろしたトラックで帰ってもらうなり、降ろした後で駅まで送るなりありましたよね?)

 

...

(...)

 

...なんでもっと早く言わないのさ!?(先生にも何か考えでもあるのかと思ったからですよ!?)ないよ!?私にあるのは生徒への思いやりとアスタへの愛だけだよ!!(なに誇らしげに言ってるんですか!?私にだってそれくらいありますよ!!)そもそも迷う前にアロナがナビしてくれてればよかったんじゃないの!?(迷ってるなんて思わなかったんですよ!!先生今の今まですごい楽しそうに鼻唄歌ってたじゃないですか!?)迷ってるなんて思わなかったんだよ!!じゃあもう今からでいいからナビしてよ!!(ここ電波悪いんですよね)なにが高性能AIだよ!!ファミレスの猫ロボットの方が道覚えるんじゃないの!?(あーっ!?あーっ!!先生が今言ってはいけないことを言いましたよ!?それを言ったら戦争でしょうが!?)ごめんね(いいですよ)

 

...

(...)

 

どうしよっか(もう大人しくアッくんに連絡しましょうよ)...(このままだと本当に遭難してしまいますよ?)...い...ダ(...先生?)カッコわるいからヤダ!!

 

(...)

...

 

(...ダサっ)ダサくないよ!?しょうがないじゃんだってアスタ私のことすんごいキラキラした眼で視てくるんだよ!?オール○イトの動画観るときの緑○くんばりにキラキラだよ!?無個性ってわかる前のね!!(夢見ちゃってるんですね)やめなよ!?どうすんのさ私が無個性ってバレちゃったら!?私アスタにクソナード先生とか言われたらワンチャンダイブする自信さえあるよ!?(言うはずがないでしょうそんなことを!私のアッくんが!!)作品が違うよ!あとなにしれっと『私の』とか言っちゃってんのさ!?(いいんですよ私とアッくんは家族のように心で繋がりあってるんですから)ハンっ!じゃあアロナは家族枠で満足してなよ!私はアスタ(○谷くん)恋人(麗○さん)枠もらうから(ハア!?なんですかそれズルですよ!!てゆうか別にデ○くんとお茶○ちゃんはくっついたなんて明言されてませんから!!)私の中ではくっついてるからいいんだよ!!てかあんな終わり方してくっついてないなんてあり得ないから!単行本読んでないんですかぁ!?(あっ!?ネタバレやめてくださいよ!?アニメ楽しみにしてるのに!!)もう時効ですぅ!(アニメでやってないんだから成立しませんよそんなの!!)ごめんね(いいですよ)

 

...

(...)

 

とりあえず車降りて、近くを探索してみよっか(そうですね)

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんにもないね...」(ないですね...)

 

正確に言うと建物はあれど人がいない。

これじゃあアビドス高校への道も、今の場所がどこなのかも聞くことができない。

 

「まいったなー...ん?」

 

と、向こうから誰かが自転車で走って来ているのが見えた。

この千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかない!!

 

「おーい!!」

「ん?」

 

その子は私に気がついてくれたようで、私の前で自転車を止めてくれた。制服を着ているし、学生かな?ひょっとしたらアビドスの子かも!

 

「止まってくれてよかった~。急に呼び止めちゃってごめんね?」

「見た感じ、連邦生徒会から来た大人みたいだけど」

「そうそう!私はシャーレの先生だよ!仕事の一環でアビドス高等学校に行くところだったんだけど、道に迷っちゃって...道を教えてもらえないかな?」

「『アビドス』に?...そっか。久しぶりのお客様だ」

 

お?これはひょっとするんじゃない?

 

「『お客様』ってことは、君はアビドス高校の生徒?」

「ん、私はシロコ、アビドス高校の二年。案内してあげる。すぐそこだから」

「ホント!?ありがと~助かったよ!よろしくねシロコ!あ、向こうに車あるから一緒に乗っていってよ!」

「ん、わかった」

 

た、助かった~...なんとかクソナード先生にはならずに済みそう...アスタ、私はまだ君のオー○マイトでいられるよ...(書類仕事できない時点で手遅れでは?)やめてよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、シロコとともにアビドス高校までやってきた私は、対策委員会のみんなと襲撃してきたカタカタヘルメット団とやらを退け、現在は運んできた資材の搬入中。

 

 

「うわぁ!これ全部支援物資!?」

「ん、すごい量の資源と装備。大人の力ってすごい」

「さっきの戦闘の指揮もすごかったです~」

「はい、まさかこんなに早く支援要請を受けていただけるとは...本当にありがとうございます、先生」

「うん、ホント助かったよ~。ありがとね~先生」

「ううん、生徒のお願いに応えるのは先生として当然のことだからね!気にしないでよ!

それに、感謝してもらっておいて申し訳ないけど、この支援物資は全部が私からってわけじゃないんだ。ほとんどは別の人からなんだよ」

「そうなんですか?では一体どなたが...」

 

感謝してもらえるのは嬉しいけど、事実はちゃんと伝えないとね。

 

「連邦生徒会副会長からだよ」

「「「「え!?」」」」

「っ」

 

ん?なんか今...気のせい?

 

「れ、連邦生徒会副会長って、あの?」

「あ、やっぱりみんな知ってる?」

 

まあ、そりゃあ知ってるよね。

そう、私はあの副会長ととても仲がいいんだよ!ドヤァ(どやぁ)

 

「知ってるもなにも...」

「ん、ドスケベエッチマン」

「ちょっ、シロコ先輩!?ナニ変なこと言ってんのよ!?」

「でもセリカも似たようなこと言ってたでしょ?」

「ちょっと!?やめてよホント!?違うからね先生っ!」

「女子校生には刺激が強い人ですからね~。キヴォトスで知らない生徒はいないと思いますよ?」

「えと、その、副会長さんはメディアへの露出も多い方でしたから...」

「ん、アヤネは手フェチ」

「ちょお!?!?」

「ちなみに私は断然おっぱい派です☆」

「ノノミ先輩まで!?」

「セリカはおしり派だもんね?」

「シ゛ロ゛コ゛せ゛ん゛は゛い゛!!!!!!」

 

思春期真っ盛りの女子校生にとって、アスタはやはり劇物らしい。だろうね。

キャイキャイと騒ぐ彼女たちを見ながら、まあ無理もないなと思う。私も学生だったなら迷わず参戦していただろうなぁ。いや今でも余裕で混ざれるけどね?むしろ私が一番語れるまである(なんで張り合ってるんですか?)なんとなく

いいなぁ~楽しそう...私は手を握っちゃったこともあるんだZE☆とか言ったらどうなるだろう?(リンチ?)えぇ...

なんて、思春期らしい光景というか、女子校生であればこの程度は当たり前というか、気にするべくもないような、そんな日常の中で

 

 

 

「―――人のことそんなふうに言うの、あんまり良くないんじゃないかな」

 

 

 

一人異質にそう言い放ったのは、険しい顔をしたホシノだった。

 

「ま、まあまあ、みんなそういう年頃なんだし、多めに見てあげて?」

「あ...ご、ごめんねー、おじさんそういうのちょっと苦手でさ~」

 

つい口から出てしまったと言わんばかりの反応。

そういえばホシノは、途中からずっと何かを堪えるような顔をして黙っていた。

無理をして笑っているとしか思えないホシノの顔には、後悔と、憔悴と、罪悪感と...?

 

「そ、そんなことより、ヘルメット団のことを話し合おうよ!先生もいるし、私にいい考えがあるんだ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホシノの計画によるヘルメット団の掃討を終え、私たちはアビドス高校の対策室へ戻ってきていた。

頭痛の種を取り除けたお陰か、みんな明るい表情で談笑していた。そんな和気藹々とした中で

 

「これでやっと心置きなく()()()()()()()()ことに集中できるわ!ありがとう、先生!」

 

そんなセリカの一言が耳に引っかかる。

 

「自治区を取り返す?どういうこと?」

「...あ、わわっ!」

「そ、それは...」

「アヤネちゃん、それ以上は!」

「で、でも...」

 

セリカは私に事情を話したくはないようだったが、アヤネと、そしてシロコはそうでもないようだった。

 

「...セリカ、先生は私達を助けてくれた。信頼していいと思う」

「シロコ先輩...で、でも!先生は結局部外者だし!」

「お話を聞いてもらうくらいはいいんじゃないでしょうか?大人の先生なら、何か私達では思いつかないような解決法を思いつくかもしれませんし」

「ノノミ先輩まで...」

 

みんなはセリカを説得してくれているけど、当のセリカは私のことをキッと睨みつけ

 

「で、でも、この学校の問題はずっと私たちだけでどうにかしてきたのに!今更大人が首を突っ込んでくるなんて...私は認めない!!」

「セリカちゃん!」

「私、様子を見てきます」

 

そう言い捨てて教室から飛び出していってしまったセリカを、ノノミが追いかけて行く。セリカのことはノノミに任せておいた方がよさそうだ。私は教室に残っている生徒たちから事情を聞くことを優先しよう。おそらくこれは、アスタが私に調べてほしいといっていたことにも繋がっているはず。

 

「...詳しく説明してもらってもいいかな?」

「...ま、話さないわけにはいかないよねー。先に言っちゃうと」

 

「今のアビドスにはね、自治区がほとんど残ってないんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホシノの口から語られた内容は、先生として以前に、一人の大人としてとても許せるものではなかった。

なんでもアビドスの自治区であった土地のほとんどは、カイザーコーポレーションという企業のものとなってしまっているらしい。カイザーから多額の借金を抱えていたかつてのアビドス生徒会が、借金返済のために土地の所有権を売ってしまったのだとか。しかしそれはカイザーの仕組んだ罠で、結局は当時の借金もほとんど減らなかったらしい。そして減らない借金のためにまた土地を売るという悪循環に陥った結果、ほとんどの土地が売られてしまった、と。

それはつまり、本来子供を護るべき大人が、悪意を持って子供を食い物にしているということで。そんなことを許せる訳がない。

だが不幸中の幸いと言うべきか、膨大だった借金も()()()()()()()()()らしい。その辺りの話も詳しく聞きたかったが、何故だかホシノにはぐらかされてしまった。

セリカもそうだが、ホシノについてもまだまだ信頼が足りていないようだ。先生として生徒の力になるにしろ、シャーレに所属してもらうにしろ、まず生徒に信じてもらわないことには始まらない。対策委員のみんなから頼ってもらうためにも、少しでも早く信頼を得られるよう努力しよう。

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

そんなわけで翌日、私は早速生徒たちとの交流を深めることにした。具体的にはセリカのバイト先にみんなで突撃した。照れてるセリカも可愛いね!その分生徒全員分のラーメンを奢ることになったけど...まあ生徒たちの笑顔のためならこの程度の出費なんてことはない。それにアスタにお小遣いもらってるからね!!(うわ)うわってなに!?違うから!これは生徒たちとの交流に必要になるだろうからってアスタがあらかじめ渡しておいてくれた歴とした経費だから!アロナも見てたよね!?(ごめんなさい)いいよ

 

でもみんな、本当に楽しそうに笑ってて...こうしてみんなでご飯を食べて、くだらない話をして笑いあって。そうやって少しずつ仲良くなれていけたらいいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて思っていたのに

セリカが誘拐されたのは、その日の夜だった。

 

 

こんなことまでするなんて、絶対に許せない。

でも今は、早くセリカを助けないと...

大丈夫...絶対に助けられる

 

 

私には、頼りになる相棒が二人もいるんだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしもし、先生か?...黒見が?

 

 

...そうか、セントラルネットワークに...いや、それでいこう。すぐにやってくれ

 

 

必要な処理は後でいい。責任は俺が...わかったよ、後で二人でリンに怒られよう

 

 

なんにせよ、生徒の安全が第一だ。先生の行動は何も間違っちゃいないよ

 

 

 

ああそれと、黒見の居場所がわかったらすぐ教えてくれないか

 

 

 

俺もちょうど、アビドスに着いたところなんだ

 

 

 

 

必ず助けるさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セリカ?無事で良かったけどどうしてアスタの胸に顔をうずめたまま動かないの?

 

セリカ??君はおしり派じゃなかったの??

 

セリカ???一旦離れよ???

 

セリk、ちょっ、セリカァッ!!!!!!!!!

 

 

 

 




まさか緑○くんが無個性だったなんてっ...!


先生「どんなに困ってる(生徒)でも笑顔で助けちゃうんだよ...超カッコいいヒーロー(先生)さ、私にもなれるかなぁ」
ドスケベ「え、うん」


おかしいな...先生がどんどんポンコツになってく...
ちなみにいろんな学園に赴いてたアスタくんは連邦生徒会入ってから一度もアビドスには行ってません。職務怠慢ですね。




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