先生殿がまた死んでおられるぞ!   作:大事なのは選択ではなく諦めない心

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感想返し
・前が見えねえ(AA)
ちゃんとどくへびって書いてあって草

・ヌビアとアビドスの今後や借金について
詳しくは今回

・アヤネ強い
恐らく最強……おい何故コレを突破できるんだ3章ホルス


アビドス編、エデン編崩壊のお知らせpart8

802:名無し生徒A

そろそろ説教が終わる頃かね?

 

803:名無し生徒A

カイザーが動き出してるけどヌビア到達はもうちょっとかかりそう。

それでもアビドス組が帰る前に間に合わせてくるだろうから、それまでは続けていいよアヤネ!

 

804:名無し生徒A

 

805:名無し生徒A

アビドス側のカイザー部隊はもう襲う準備万端って感じだな

ゲヘナ風紀委員会は間に合ったのでいつでも来い!

人喰い反社どもめ!

 

806:名無し生徒A

それ空耳じゃないパターン初めてみた

イオリの威を借るモブ

 

807:名無し生徒A

ちゃんと横乳の威貸りろ

 

808:黄金の毒蛇

話がついたぞ

私の勝ちだアビドス! 大人しく金を受け取れ!

 

809:名無し生徒A

個人なら破産じゃすまないレベルの金を払う事になって勝利宣言する狂人

 

810:名無し生徒A

カーメン・カーメンも自殺の準備整って勝利宣言したし……

>>808

で、話はどんな感じになったの?

 

811:黄金の毒蛇

まとめると

・借金はヌビアが全部払う

・対外的にはこれで和解し正式に「アビドスの姉妹校」としてのヌビア復活を認める 要するにこれからは仲良くしようということ

・金の内訳は半分が賠償金および身代金、残りがカイザーと比較したら無に等しい利息での融資

 

812:名無し生徒A

よく肩代わり認めさせたな

 

813:黄金の毒蛇

以前搾取されたという部下たちも総動員し30分かけてたっぷりとカイザーがいかにクソかを説いた。

おかげで奴らに借りっぱなしの状態はマズすぎると理解してもらえたぞ。

現に今も襲ってこようとしてるしな。連邦のガサ入れまでは例のバカみたいな暴利で嫌がらせもしてくるだろう。

 

814:名無し生徒A

暗にお前の実家より八囚人のほうが信用できるぞと言われたノノミ可哀想

 

815:黄金の毒蛇

一瞬寂しそうな表情はしたものの後は納得顔しかしてなかったのでセーフ

今後フォローはしたいところだがな

 

816:名無し生徒A

囚人云々以前に「今までアビドスのために頑張ってくれてた同級生/先輩」って前提があるから……大人とは根本的に違う

 

817:名無し生徒A

本人たちの認識はともかく、八囚人の率いる学校と同盟は対外的に大丈夫?

まあ大丈夫だから踏み切ったんだとは思うが

 

818:名無し生徒A

いいですか落ち着いて聞いて下さい。

アビドスは所属生徒の実に十割が銀行強盗経験者なんです

犯罪率は単に行くアテがなかっただけの子も紛れてるヌビアより上なんです

 

819:名無し生徒A

ハイパー大草原

 

820:名無し生徒A

バレてないからセーフ

 

821:黄金の毒蛇

ヌビアも罪状は消してあるからセーフだぞ

 

822:名無し生徒A

ほなクリーンな同盟か

 

823:名無し生徒A

連邦生徒会「白です」

 

824:名無し生徒A

連邦の皆は多分ゆっくり休むべきだと思う

 

825:名無し生徒A

それはそう マジで

 

826:汚職ヴァルキューレ

連邦がもう少し余裕あったら偽造書類とかの小細工は弾かれてるでしょうし、良かったのか悪かったのか悩みどころですね

 

827:名無し生徒A

助かってるのは事実

 

828:黄金の毒蛇

さて、部下がカイザーの部隊接近を報告してきたな

アビドスも共闘してくれるようだ

 

829:名無し生徒A

アツい

でも本当にシャーレの増援はちょっとでいいのか?

 

830:黄金の毒蛇

問題ない。こちらにはやる気になったホシノがいる

 

831:名無し生徒A

勝 利 確 定

 

832:名無し(臨戦)

はい、全く心配ありませんね。おじさんが安心して戦えるようにアビドス校舎はバッチリ守り切るぞ

 

833:名無し*テラー

お、おー!

 

834:クロノス記者

ヒナちゃん抜きとはいえ風紀委員会と、変装してて本気出さないかもしれないとはいえワカモまでいる。さてはアビドス校舎側にも負ける要素無いな?

 

835:名無し生徒A

驕るな

 

836:名無し生徒A

驕るな

 

837:名無し生徒A

フラグ建ては許されない

 

838:クロノス記者

ごめんて……

 

839:野良メット

ま、油断しない程度にリラックスして戦いやしょう。

 

840:カイ様信者

がんばれー

 

 

 

 

ヌビア自治区の砂漠にて。

武装した兵士と戦車、巨大な人型兵器で構成された一団が、銃を持った学生服姿の一団とぶつかり合っていた。

まともな者が見れば前者が圧勝すると判断するだろう、冗談のような戦力差。

だが後者には、それこそ冗談のような強さの人物が、それも複数紛れ込んでいた。

自慢の人型兵器が爆散するのを見届けた、前者の一団の長・カイザーPMC理事は頭を抱えて絶叫するように喚き散らす。

 

「何故だ! 疲労や弾薬の消耗を加味しなくても、こいつらを十分に制圧可能な戦力を用意したはずなのに! データより遥かに強い……!」

「捨てたほうが良いと思うぞ、そのデータソース……いや、黒服のやつに捨てられたのはそちらのほうかな?」

「なっ……何故それを。急に妙なことを言い残して連絡が取れなくなったと思ったら、まさかお前たち……!」

「それはない。それだけは本当に無い。あり得ん。不愉快なことを言うな」

「そ、そうか……」

 

親友を何度も実験動物にされた身としては聞き捨てならない。それはそれとして滅亡を乗り切るためにはその力を借りなければならない事も有るのだろうが。

そんな考えが自らの表情を歪めるのを感じながら、黄金の毒蛇は自身も戦いながらヌビアの部下たちに指示を出す。

 

そうして組まれた隊列の隙間を縫うようにして駆け抜けるのは、ヌビアから貸し出された、愛用のものと同じ装備を身につけ長い髪を後ろで束ねた小鳥遊ホシノ。

その銃口が向いた、あるいはその身が通り過ぎたところにいたカイザーの戦力は、ことごとくが戦闘不能状態に陥っていく。

 

「クソ! こんな事をしてただで済むと思うな……アビドス! お前たちは誰に喧嘩を売っているのか分かっているのか!? こちらはいつでもお前たちの信用ランクを最底辺まで下げることができる! 利息すら払えないような額を請求して何もかも全部差し押さえてやっても良いんだぞ!」

「うわぁ、本当に清々しいまでの極悪人だねぇ……そんなことするまでもなく、校舎を襲う準備してるくせにさ」

「それを知っていながら何を呑気に……まさか、いやあり得ん! 砂漠のど真ん中にある木っ端学園など、いったい誰が助けるというんだ!」

 

木っ端は酷いなあ、などと笑うホシノを尻目に通信機を取り出せば、アビドス校舎制圧のために派遣した部隊員が阿鼻叫喚の様相で口々にまくし立ててきた。

 

「り、理事ですか!? 現在アビドス校舎付近にて、ゲヘナ風紀委員会と交戦中! 戦況は不利です! ご指示を!」

「後方の部隊が謎の勢力からの砲撃を受け、被害甚大! 使用兵器の型式はトリニティのようですが、偽装か、単なる払い下げの可能性も……」

「別方向からも!? な、なんだあの紙袋は」

「こちら前哨基地! 災厄の狐が襲来! 至急応援を! 繰り返――うわあああ!」

 

理事が思わず通信機を取り落としてもしばらく部下たちの悲鳴は続いたが、やがて沈黙した。

 

「馬鹿な」

 

気づけば、カイザーの側で立っている者は理事ただ1人となっていた。

通信が途切れた以上確認はできないが、アビドス校舎へ向かった部隊や前哨基地の面々もおそらく倒れ伏しているだろう。

 

「何故だ。あれだけの借金を何故諦めない。何故囚人や、たった五人の学校をこうまでして助ける。何の得にもならないだろうに」

「考えるだけ無駄だ……お前のような奴には一生分からん」

「この……ガキどもがぁ!」

 

黄金の毒蛇に殴りかかろうとした理事も、アビドスの面々の集中砲火であえなく膝をついた。

 

「ヴァルキューレ公安局です。自治区における無許可の戦闘行為、脅迫、所属生徒への武力行使。それらの現行犯でご同行願います」

 

当然のように紛れ込んでいたヴァルキューレの生徒が手錠を手に近づくと理事はいよいよがっくりと項垂れる。

 

「こんなところで終わるのか。今まで積み上げてきたものが全部。いったい、どれだけ掛けたと」

「それはあなたが虐げようとしていた皆さんからも言いたいところでしょうね」

 

ヴァルキューレ生が言葉を返すも、聞こえている様子はない。

代わりにというわけではないが、聞こえない声量でブツブツと何かを繰り返している。

内容に耳を傾けてみたヴァルキューレ生の顔が強張る。

 

その呪詛のようなものを発する存在には、掲示板の面々のほとんどに心当たりがあるだろう。

掲示板越しの報告ではあるが(名無し*テラーが)この周回にも一度(反転した際に)出現している。

()()()()()()()()()()()()ヴァルキューレ生はほとんど反射的にその場を飛び退き、ホルスターから銃を抜いた。

 

「全員距離をとって構えてください! 危険です!」

 

掲示板の面々はもちろん、ただならぬ様子にアビドスやヌビアの生徒も臨戦態勢に入る。

やがてカイザー理事の姿が異音と共に崩れ始めた。

それだけではない。明らかに元の質量を無視して巨大に変形していく。

 

「なに、アレ……」

「詳細は分かりません。しかし強敵であるのは把握しています」

「隠し玉……って訳じゃなさそうだよねぇ」

「ええ、その通り。現時点でのカイザーではアレを制御など不可能でしょう。恐らく、たった今適当に選ばれたに過ぎません」

 

背後から聞こえた声に思わず振り向き、ホシノたちは一斉に顔をしかめた。

 

「黒服の人」

「ご無沙汰しております。暁の……失礼。小鳥遊ホシノさん。今回はアレを観測しに来ただけですので、どうかお構いなく」

「知ってるの?」

「その存在を表す名は幾千にも及びます。闇をさまようもの、顔のないスフィンクス、解いてはならない方程式、膨れ女、嘆き悶えるもの、チクタクマン、アトゥ、暗黒のファラオ。文献によっては、セトの憤怒などもこれらに含まれます。恐らく、一度撃退された後アビドス砂漠へ辿り着き、その繋がりを辿ってこのテクスチャに再顕現したのでしょう……おっと、こんな話をしても仕方がありませんね」

「……そうだね」

 

役に立つ情報は吐かないだろうと判断し、ホシノは変形しきったカイザー理事の方へ向き直った。

 

「では最後に一つだけ。アレを撃退できればカイザーPMC理事は元に戻る事でしょう。一時的な顕現の依代にされているだけですので」

「消えて逃げ切りは阻止できる、か。そこだけは良かったかな。じゃ、忙しいから」

 

それだけ言うとホシノは今度こそ元カイザー理事の、形容しがたい化け物に向けて駆け出した。

 

「ええ。ククク……ある意味では、暁のホルスとセトの憤怒の対決となるわけですか。では、健闘を祈ります」




これクロスオーバータグ要るかな、多分要るなということで追加しました。
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