先生殿がまた死んでおられるぞ!   作:大事なのは選択ではなく諦めない心

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感想返し
・クロノス記者について
射撃の腕がスクールにバレた周回では戦場カメラマンまがいの事をやらされてげんなりしてましたが結局いつものキヴォトスだな、と気づいて適応しました。

・傭兵について
結構高いらしいし相応のプロ意識持ってるとカッコイイな、と思いこうなりました

・蛇はここから逃げられるの?
覚悟を決めるしかありません


アビドス序盤とエデン前 part7

901:クロノス記者

やっと追いついた……ホシノは止まってるし便利屋は逃げたな。ヨシ!

 

902:名無し生徒A

ヨシじゃないが? これ収拾つく?

 

903:名無し生徒A

死んでもつけるのがオリ主ZOY!

 

904:名無し生徒A

本当に死にまくってるのが言うと重みが違うな!

 

905:名無し生徒A

死んだくらいで収拾つくならキヴォトスは楽園なんですよ

 

906:名無し生徒A

キヴォトスが楽園じゃないみたいな言い方は止せ!

 

907:名無し生徒A

楽園だとでも? 胸を張って言える?

 

908:名無し生徒A

地獄……ですね……

 

909:黄金の毒蛇

少々予定が早まりそうだが想定内。カイザーローンの事をネタバレしてブラックマーケットに招待しよう

 

910:カイ様信者

ヒフミちゃんには限定キモカバグッズ握らせてある程度仲良くなっといたよ。

アビドスが来るタイミングでアイス屋コラボの奴チラつかせて呼び出す準備はこれでOK

 

911:名無し生徒A

ちょっとでもタイミングズレたら普通に出会わず終わるからな覆面水着団……

この仕込み、超大事。

なおズレるのは十中八九転生者のバタフライエフェクトが原因の模様

 

912:名無し生徒A

仲良くなった(腹の中では推しをキモカバ呼ばわり)

 

913:名無し生徒A

鳥さんだっつってんだろ!

 

914:名無し生徒A

真面目に気になるんだけど、どの辺見たらカバになるの……?

 

915:名無し生徒A

おそらく見えてるやつにしか分からん

 

916:名無し生徒A

>>911

やっぱ原作本編って奇跡の上に成り立ってんだなぁ

 

917:名無し生徒A

奇跡は作れる

作りでもしないと起きてくれないとも言う

 

 

 

 

 

「あの日のままにしてあるんだな、ここは」

「うん。どうしても……ね」

「気持ちはわかるさ」

 

アビドス校舎、生徒会室。

2年前の定位置だった椅子に腰かけ、元級友の2人が向き合っていた。

重要な話をするということでこの2人だけで入室し、他の者は教室や廊下など思い思いの場所で待機してもらっている。

 

「ん!」

「落ち着こう! な?」

「そうですシロコさん! ええい、力つよいですね!」

 

約1名、無理やり押し入ろうとしてその場の全員から取り押さえられていたが、幸か不幸か眼前の相手に集中している2人は気づかなかった。

 

「さて、何から話すか。そうだな、君は何から知りたい?」

「……ヘルメット団をけしかけてたのは君?」

「違うな。アレはヌビアにも銃口を向けてきている」

「セリカちゃんもそう言ってたね。じゃああの場にヌビアが居たのは?」

「無論、その黒見セリカを攫うためだ」

「……」

 

躊躇いがちに、だがしっかりと、ホシノの愛銃がかつての仲間に向けられた。

 

「狙うなら私でいいでしょ。他の子には手を出さないで」

「必要なことだ。約束はできんな」

 

引き金に指がかかった。

 

「撃て。君にはその権利がある」

「……出来ないよ。私に、そんな権利なんて無い」

 

銃口が大きく下を向いた。

この状態で撃てば、大切なこの部屋がめちゃくちゃになってしまう。

そうでなくても、撃てるはずがない。

 

「はは、てっきり、恨まれてるかと思ってた」

 

銃を向けたことで、どうしても逸らしてしまっていた視線もそちらを向き、再会から初めてその顔をじっくりと見た。

一瞬、鏡でも見せられたのかと錯覚するほど、自分と同じ表情をしている旧友に見つめ返され、反射的に指が引き金から離れてしまっていた。

敵意など欠片もない。あるのはあの日の後悔と、相手への後ろめたさ。

 

「……いや、少し違う」

 

そして、それでも何かをしようとする意志。心のどこかで諦めている自分と違い、まだアビドスの復興を諦めていない。

外からやってみる。出て行ったあの日の宣言を、未だ守っているのだ。

 

「なにか、考えがあるんだね」

「……たったこれだけのやり取りでここまでバレるのは、流石に想定外だ」

「短いけど、濃い付き合いだったからね」

「……ああ」

 

あの日々の事は今でも思い出せる。忘れられないとも言う。

それは相手も同じなのだと、心で理解できた。

 

「……ごめんね。先輩を守れなかった」

「……すまない。先輩を助けられなかった」

 

どちらからともなく、そう言いあって、2人は少しだけ泣いた。

 

「この部屋に2人で座ってると、あの頃を思い出すね」

「そうだな。きっと、来世でも忘れられん」

「そうかもね。じゃ、来世でもよろしく~」

「おい、もう死ぬ気か? まずは今世を何とかするぞ」

「うへ、冗談冗談~」

 

泣き止んだころ、始まった雑談に、困ったように苦笑いする旧友へひとつ笑い返した。

今度こそは信じよう。ためらわずに頼ろう。

目の前の友はもちろん、アビドスの面々も。ホシノは、1人じゃない。

 

 

 

「さて、作戦を教えてしまいたいところだが。まずは現状を正しく把握してもらわなくては」

「?」

「外から見た結果気づいた事だ。次の返済日、輸送車を追跡してみろ」

「……行先になにかあるの?」

「ああ……ブラックマーケットだ。君たちは自分を襲撃する資金を相手に渡していることになる」

「!」

「その目で見て、確かめるといい」

「うん、わかったよ。教えてくれてありがとう」

 

 

 

954:黄金の毒蛇

なんとかなったぞ!

 

955:クロノス記者

聞こえてたぜ! 

これホシノも身売りとかしないだろうし相当いい感じの結果になるんじゃない?

 

956:名無し生徒A

>>955

お前の隣に立ってたのに全然聞こえなかったぞ。やっぱり意味わからんゲヘナ耳してんな

 

957:ゲルマニウム売人

コタマパイセンがうらやましがりそう

 

958:名無し生徒A

>>957

一瞬あれ? 1年じゃなかったっけ? と思ってしまった。

 

959:名無し生徒A

コタマが3年生!?(n回目)

 

960:名無し生徒A

エイミが1年生!?(n回目)

 

961:名無し生徒A

逆だろ え? 逆じゃない? マ?(n回目)

 

962:汚職ヴァルキューレ

一時は詰んだかと思いましたがアビドス編は何とかなりそうですねこれ。

やっぱ話し合いって大事。聞いてますかカヤさん!!!

 

963:名無し生徒A

急に撃たれるカヤに悲しい現在

 

964:名無し生徒A

今撃ってやった方が親切まである

 

965:名無し生徒A

 

966:カイ様信者

じゃ、返済日の午後くらいに合わせてヒフミちゃん呼び出しとくねー

 

967:名無し生徒A

>>966

1回偽物つかまされてたけど今回は大丈夫そう?

 

968:野良メット

ファウスト様が本物ニッコニコで買おうが偽物ってことであははしながら帰ろうがアビドスの来るタイミングで呼び出せればそれでいいって寸法でゲス

 

969:名無し生徒A

なるほどなー

 

970:名無し生徒A

さらっとファウスト呼びしててクルセイダー生える

 

971:野良メット

あっしらアウトローの大スターなもんでゲスから、そらねぇ

 

972:名無し生徒A

本人は否定するが、言動の節々からアウトローにじみ出ててな

 

973:名無し生徒A

お嬢様学校に通う普通の子(自称)

 

974:名無し生徒A

普通の子はトップに直接お呼ばれすることないんですよヒフミさん

 

975:クロノス記者

>>954

ところでそろそろシロコ押さえるのが限界なので話切り上げて出てきてくれる?

足踏んでくるのこの子

 

976:黄金の毒蛇

ああ、そうだな。つい話が弾んでしまった

 

977:名無し生徒A

憎まれる覚悟で挑んだら結果は仲直りなのでさもありなん

 

 

 

 

ふと、廊下で言い争うような声が聞こえてホシノの意識がそちらへ向く。

どうやら後輩がこの部屋に突入しようと暴れているらしく、随分と話し込んでしまっていたことに気づく。

話し相手が敵だと誤解した状態――それが作戦らしいが――でいつまでも密室に2人きりでは、心配にもなろうというものだ。

後輩を安心させてやろうと腰を上げたホシノへ、友が思い出したように声をかけた。

 

「ああ、最後にひとつ」

「?」

「黒服の誘いには乗るなよ。アイツは人を騙すことを躊躇しない」

「知ってたんだ……それに、そっか。じゃあ、アレも嘘なのかな」

「奴は、何と?」

()()()()()()()から私にこだわる必要がなくなったとか、なんとか。誘うのはこれが最後だって、ついこの間ね。もう断ったけど」

「……はぁ?」

 

銃を向けられても欠片も動揺しなかったその顔が、ユメが妙なことを言った時のように呆けた物になったのを見てホシノは若干の懐かしさとともに首を傾げた。

 

 

 

999:黄金の毒蛇

前提の崩れる音がした

 

1000:名無し生徒A

どういうことなの……

 

 




コテハン組紹介
・カイ様信者
1年生:山海経・錬丹術研究会
2年生:無所属
歩けないほど病弱で、自ら命を絶つ寸前だったところをカイの薬で救われており彼女をほとんど神格化している。
副作用で目が片方ほとんど見えていないが、病気が治った恩を返していないと言ってカイに仕えつつも目の治療は断っており、他のシンパに比べて幾分か上の信用を勝ち取っている。
精神面ではループ前から壊れているので無事に見えるという珍しいパターン。
戦闘力は転生者の中では下から数えた方が早いが、カイの隣でループし続けるうちに自然と作れるようになった疑似仙丹という切り札を持つ。
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