食文化研究部のうまし日々   作:naogran

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季節は冬。まこの家では。

まこ「う〜ん可笑しいなぁ・・・ちゃんと水あげてるのに、何だか元気無さそうな。お!そうだ!」

今日のまこは、ベランダで育てている冬野菜を観察している。だが冬野菜が実る気配がない。そこで農業サークル部長の児玉さくらに電話してみる。

さくら『はーい!まこちゃんどうかした?』

まこ「あ、すみません急に。実は家で冬野菜を育て始めたんですけど・・・」

冬野菜を育てているのに一向に実らない事をさくらに伝えた。

さくら『成る程ねー。上手く育ってない感じ?』

まこ「は、はい。」

さくら『何か野菜の育成に使えそうな物をあげよっか?』

まこ「え!?良いんですか!?」

さくら『良いの良いの!困った時はお互い様!』

まこ「あ、ありがとうございます!・・・良かった。もうすぐ元気になるからね。」


メニュー11・クリスマス空いてますか!?

その日の夜の大学。しのん、つつじ、なな、浩一は教室で勉強を終えていた。

 

しのん「ふぃ〜今日も頑張った〜!IQ50位は上がったかも知んないな。」

 

つつじ「やりましたね〜。」

 

なな「元のIQは幾つだったの?」

 

浩一「ゲッ!もう夜じゃねぇか!」

 

しのん「帰るとしますか。」

 

つつじ「ですね。」

 

 

 

 

真っ暗な廊下を進む。

 

しのん「いやぁ〜、3人共付き合ってくれてありがと〜。」

 

なな「まさかしのんちゃんから勉強しよって言葉が出るなんてね。」

 

つつじ「まぁしのんはななのノートを写しただけですけど。」

 

浩一「感心を返せ。」

 

なな「あ。」

 

歩いている途中、ななが足を止めた。

 

しのん「ん?どうかした?」

 

なな「教室に忘れ物したかも。」

 

しのん「えーヤバいじゃん。」

 

つつじ「取りに戻りますか?」

 

浩一「俺らが付き合ってやるから。」

 

なな「う、うん。」

 

 

 

 

 

 

教室に戻り、ななの忘れ物を取りに来た。つつじがスマホのライトで照らしている。

 

なな「・・・・」

 

浩一「あったか?」

 

なな「あ!あった!」

 

机のノートを発見した。

 

しのん「よし!じゃあズラかろう!」

 

なながノートを取った瞬間、つつじがスマホのライトを切った。

 

浩一「あれ?」

 

なな「ひつじちゃん?ライトが・・・」

 

ライトが照らされ、羊が現れた。

 

なな「ひぃぃぃーーーー!?」

 

浩一「うぎゃああーーーー!!」

 

現れた羊にななと浩一が驚いた。

 

なな「ち、ちょっと脅かさないでよ!!」

 

浩一「急に何だつつじ!!」

 

つつじ「いやぁ〜すみません。夜の学校って雰囲気あるからつい。」

 

浩一「ついじゃねぇよついじゃ。」

 

なな「兎に角!そう言う怖いのはダメだから!」

 

浩一「怪談なら夏にしてくれよな!」

 

しのん「うむ!急に脅かすのは良くない。」

 

つつじ「はい・・・」

 

しのん「だから、じっくり腰据えて100物語をしよう!」

 

なな「嫌だ嫌だやんない!!」

 

浩一「お前まで便乗すんな!!」

 

しのん「都市伝説じゃないんだけど・・・」

 

浩一「結局やんのかい!」

 

しのん「この校舎、夜な夜なフードを被った『フード女』って妖怪が出るらしくて・・・」

 

なな「ちょっと!勝手に話始めないで!!」

 

しのん「冗談冗談。早く行こ。」

 

なな「もう止めてよね?」

 

浩一「怪談話は部室でやってくれよな?」

 

つつじ「本当に怖がりなんですね。」

 

教室を出て廊下を歩く。だがその後ろに、フードを被った謎の人物が4人を覗いている。

 

 

 

 

 

 

校舎の玄関。浩一がドアを開けようとしたが、何故か開かない。

 

浩一「ありゃ?閉まってる?」

 

しのん「何で?」

 

なな「この時間ってまだ開いてたはずだけど・・・あ、張り紙。」

 

掲示板の張り紙を発見した。

 

浩一「なになに?テスト期間中の為、校舎の利用時間を短縮します。つきましては。正面のインフォメーションギャラリー側玄関をご利用下さい?」

 

なな「え?短縮?」

 

しのん「あーそっか!今週って早く閉まるんだった!」

 

つつじ「すっかり忘れてました。」

 

なな「じゃあ何処から校舎の外へ出るの?」

 

浩一「インフォメーションギャラリー側だから、事務室側の出口だな。」

 

しのん「でも遅くまで居るのバレたら怒られるかもだけど。」

 

なな「事務員さんに怒られるのは嫌だけど、そこから出るしか。」

 

つつじ「ちょっと待って下さい。」

 

しのん・浩一「何ぞ?」

 

つつじ「実は先週、同学年の知り合いから聞いたんですが。」

 

なな「えええ!?何何!?怖い話の続き!?」

 

つつじ「いえ。以前時間を過ぎて校舎に残ってたサークルがあったらしいんです。」

 

なな「それで・・・?」

 

つつじ「そのサークルがそれがバレて・・・」

 

浩一「まさか、全員死亡したのか・・・?」

 

つつじ「サークルを解散させられたみたいです。」

 

なな「うえええええ!?別の意味で怖いじゃ・・・」

 

しのん「ちょっ!なな静かに!」

 

浩一「それだと俺ら食文化研究部が無くなるんじゃねえよな?」

 

しのん「それが本当なら、私ら見付かった時点でアウトだよ!」

 

なな「で。でもどうする・・・?」

 

しのん「バレなきゃいいんだよ。バレないように校舎から出よう!」

 

つつじ「は、はい!まずは事務室を目指しましょう。」

 

 

 

 

 

 

事務室前に到着。

 

つつじ「それではまず、私が身を屈めて突破します。」

 

しのん「お。行ってくれるか?」

 

つつじ「事務室の様子を伺って、隙があれば合図を出すので、3人は私の後ろに続いて下さい。」

 

しのん「よし、了解!」

 

浩一「大丈夫か・・・?」

 

羊のフードを被ったつつじが、四つん這いで進み、事務室内をこっそり覗く。。

 

 

 

 

事務室。

 

後輩事務員「あ、先輩。そろそろ戸締りの確認に行きます?」

 

まゆみ「あ、そっか。テスト期間中は私達がするんだっけ?」

 

後輩事務員「そう言えば、生徒達の間で噂になってますよ?この校舎、夜になると妖怪フード女が出るって。」

 

まゆみ「生徒達はそう言う怪談話が好きだからね。ホラ、そんな事より戸締りの確認に行くよ。」

 

後輩事務員「はーい。」

 

 

 

 

中の様子を確認したつつじが3人の方へ戻って来た。

 

浩一「どうした?」

 

つつじ「マズいです!事務員さん見回りに来ます!」

 

しのん「え!?マジで!?」

 

なな「と、取り敢えずここから逃げなきゃ!」

 

しのん「2階!2階へ逃げろ!」

 

4人が2階への階段を駆け上がる。事務室のドアが開き、まゆみと後輩事務員が懐中電灯を照らす。

 

後輩事務員「じゃあ私、向こうの方を見て来るんで。」

 

まゆみ「了解。」

 

1階を後輩事務員。2階をまゆみが見に行く。

 

 

 

 

2階のロッカールーム。

 

しのん「つ、つい2階のロッカールームに逃げ込んでしまった。」

 

浩一「何で2階へ逃げたんだよ・・・」

 

つつじ「どうします?事務室から離れてしまいましたが。」

 

なな「ここに居ても見付かるのも時間の問題だよ。」

 

しのん「うん。もっと離れた所へ移動しよう。」

 

浩一「もうメタルギアだなこれ。」

 

4人がこっそり移動したその時。

 

まゆみ「ん?」

 

4人が移動する光景をまゆみが目撃した。

 

まゆみ「そこ!誰か居る?」

 

浩一「ゲゲンチョ!?」

 

しのん「ヤバ見付かった!走って逃げろーーー!!」

 

浩一「逃げるんだよーーーー!!」

 

まゆみ「ちょっと!」

 

逃げる4人をまゆみが追う。

 

まゆみ「暗くてよく分かんないけど、生徒だよね?」

 

しのん・つつじ・なな・浩一「はあはあはあ!」

 

まゆみ「ああもう!逃げるな!」

 

全速力で走る4人だが、つつじが遅れている。

 

つつじ「ま、待って下さい!私走るの苦手!」

 

 

 

 

角を曲がり、つつじがフードを被ってバテる。

 

まゆみ「ん?フードの女?って、あれ?君食文化研究部の子?」

 

つつじ「い、いえ!私はただの彷徨う子羊です!」

 

ハスキーボイスで誤魔化そうとしたが。

 

まゆみ「嘘吐かなくていいから。と言う事は、残りも食文化研究部か。」

 

”チーン”

 

まゆみ「ん?」

 

エレベーターの扉が開き、フードの女が降りて来た。

 

まゆみ「またフードの女。いや、食文化研究部のメンバーか。」

 

フードの女はまゆみを見ると一目散に逃げ出した。

 

まゆみ「おい!逃げるな待て!」

 

 

 

 

一方のしのんとななと浩一は、1階へ逃げ込んでいた。

 

しのん「えっと、事務室どっちだっけ・・・?」

 

なな「ちょっと待って!ひつじちゃん居ない!」

 

浩一「なっ!置いて来ちまった!」

 

しのん「ま、マジで!?」

 

なな「早く見付けて一緒に逃げないと!」

 

まゆみ「へぇ〜。何処へ逃げるって?」

 

逃げようとした矢先、まゆみに見付かってしまった。

 

しのん・なな「あっ!」

 

浩一「ゲッ!」

 

 

 

 

見付かってしまい、しのんと浩一が土下座でまゆみに白状する。

 

しのん「す、すみませんでした!!」

 

浩一「反省してます!!この通りです!!」

 

まゆみ「土下座なんてしなくて良いから。何で逃げたの?」

 

しのん「学校で勉強してたら、何時の間にか校舎が閉まってて・・・居る事がバレたらサークルを解散されると聞いて・・・我武者羅に逃げてしまいましたーーー!どうかご慈悲をーーーー!」

 

まゆみ「えっと、土下座してる所アレなんだけど・・・その噂、嘘だよ?」

 

しのん・つつじ・なな「え?」

 

浩一「ゑ?」

 

まゆみ「今までそんな事でサークル解散になった事ないし。まぁあったとしても、ちょっと注意受ける位だから。」

 

しのん「な、な〜んだ良かった〜!」

 

浩一「肝が冷えた〜。」

 

つつじ「いやぁ〜、寿命縮みましたね〜。」

 

まゆみ「それより、こう言う根も葉もない噂を流さないように。真に受けて、君達みたいに隠れて逃げる子結構居るんだから。それと、フードの女ってのも君達の事が噂になったんでしょ?フードを被って逃げた子誰?」

 

しのん「え?フード?」

 

浩一「つつじはフード被ってますけど?」

 

まゆみ「いや、別にフードの子もう1人居たでしょ?」

 

しのん「私の服フード付いてないし。ななと浩一の服もフード付いてないですけど。」

 

まゆみ「ん?」

 

つつじ「私もフード女見ましたけど、一緒に行動したのは私を含めた4人で。ここには居ませんが・・・」

 

まゆみ「あ・・・・・」

 

しのん「まさか、本物のフード女見たんですか・・・?」

 

まゆみ「み・・・見ちゃった・・・」

 

しのん「ヤバいですって!!絶対呪われてますって!!」

 

まゆみ「呪い!?そう言うタイプ!?そう言うタイプの奴なの!?」

 

つつじ「一緒に居た私も呪われたんですかね!?しのん!浩一!少し呪いあげます!」

 

しのん「うわあああ!止めてーーーーーー!!!」

 

浩一「死にたくない!死にたくなーーーーーい!!!!」

 

 

 

 

 

 

そしてフードの女は校舎の外を出て、自らのフードを脱いだ。その正体は・・・

 

さくら「ぷはぁ!ビックリしたー。」

 

農業サークル部長のさくらだった。

 

さくら「勉強で遅くなったら何時もフードで顔隠してたけど、とうとう見付かっちゃったな〜。事務員さんに謝りに行った方が良いのかな〜?でもサークル解散させられるって噂もあるし〜。ん?」

 

綺麗な満月を見上げる。

 

さくら「まっ、後で考えよ。お月様綺麗〜。」

 

妖怪フード女の正体はさくらだったのでした。

 

 

 

 

 

 

日付が過ぎ、クリスマスシーズン。

 

なな「・・・そっかぁ。もうクリスマスなんだ。」

 

 

 

 

 

 

食文化研究部部室。

 

まこ「え?クリスマスパーティー?」

 

なな「うん!皆でプレゼント交換したり、乾杯してチキン食べて、映画見たりー!」

 

まこ「楽しそう!」

 

稜子「私も賛成だよ!」

 

浩一「やろうぜクリスマスパーティー!」

 

なな「でしょー?」

 

まことななと稜子と浩一がキラキラした目でくれあと英太を見る。

 

くれあ「いや、そんな目で見られても・・・」

 

英太「俺らに期待掛けるな・・・」

 

くれあ「まぁイブは店の手伝いがあるけど、次の日は大丈夫。」

 

つつじ「私も大丈夫です。」

 

なな「よーしやったー!」

 

英太「まだ来てないけどしのんもどうするかだな。」

 

丁度そこにしのんが来た。

 

英太「お、噂をすれば。」

 

しのん「皆ー!クリスマス空いてますか!?」

 

くれあ「大丈夫そうだね。」

 

 

 

 

部室でクリスマスパーティーの会議を行う。

 

なな「それで、クリスマス会何処でやる?」

 

しのん「あ!料理とか作るよね?」

 

まこ「あ、うん。私もそのつもりだったけど。折角のクリスマスだし、部室より調理器具揃ってる所の方が良いかも。」

 

しのん「あ!じゃあさ、私まこっちの家が良い!」

 

まこ「え?私?」

 

しのん「そうそう!よく考えたら、東京でまこっちに会って1回も遊びに行ってなかったから。」

 

つつじ「私も行ってみたいです。」

 

くれあ「そんないきなりだとキツくない?まこ大丈夫?」

 

英太「俺ら大人数だけど。」

 

まこ「うん!大丈夫!パーティー楽しみー!」

 

浩一「そうと決まれば、早速真歩も誘ってやるか!」

 

 

 

 

 

 

家に帰ったまこは悩んでる。

 

まこ「とは言ったものの、この家に友達呼ぶの初めてだから。パーティー前日になって緊張してきた。・・・掃除残しがあるかもだし、もっかい掃除しよう。」

 

掃除機で家中を入念に掃除する。

 

まこ「よし!これ位で良いかな?料理の材料はもう買ったし、ネットで買ったプレゼントのバスボムは明日の朝届く。うん!完璧ー!あ。いや、飾り付けとかいるよね?駅前の雑貨屋さんに行けば色々手に入るはず!よーし!」

 

 

 

 

外に飛び出して、鷹の目モードを発動して雑貨屋へ走る。

 

 

 

 

雑貨屋で必要な物を買う。

 

まこ「これ下さい!」

 

店員「お、お買い上げありがとうございます・・・」

 

 

 

 

家に帰って早速飾り作りを始めた。

 

 

 

 

夜。

 

まこ「よーし!良い感じ!」

 

飾り付け完了。

 

 

 

 

 

 

そして翌日。

 

まこ「んん・・・もう朝か・・・」

 

 

 

 

リビングは豪華な飾り付けされている。

 

まこ「うん。バッチリ。夜遅くまで起きて飾り付け頑張ったもんね。これだけやれば大丈夫だよね?今の時間は・・・」

 

時計を見ると、午後12時40分。

 

まこ「昼の12時40分・・・あれ?確かプレゼントのバスボムが配達されるのって・・・」

 

 

 

 

マンションの郵便受けを確認する。中には、ご不在連絡票が入っていた。

 

まこ「あ、あああ・・・・・」

 

絶望してその場でへたり込んだ。

 

 

 

 

 

 

同じ頃、なながまこの家へ向かっている。

 

しのん「おーいななー!」

 

なな「おお!皆ー!」

 

途中でくれあ、しのん、つつじ、英太、稜子、浩一、真歩と合流した。

 

浩一「オイッスー!」

 

真歩「おいっすななちゃん!」

 

つつじ「お。それプレゼントですか?何か大きいですね。」

 

英太「サンタが持つ袋並みにデケエな。」

 

なな「それもあるけどー。他にも良い物持って来た!」

 

くれあ「えー?何何ー?」

 

なな「まだ秘密だよー!後のお楽しみ!」

 

くれあ「えー?」

 

 

 

 

 

 

8人がまこの家にお邪魔する。

 

しのん「来たよーまこっちー!」

 

まこ「ようこそおいで下さいまし・・・マシマシ・・・」

 

出迎えたまこはまだ絶望してる。

 

しのん「どしたのまこっち!?」

 

稜子「まこちゃん!?」

 

 

 

 

リビングでまこが皆に事情を話した。

 

まこ「と言う訳で、今日プレゼント配達して貰ったんだけど・・・受け取りそびれて・・・」

 

英太「あらら、それは災難だな・・・」

 

まこ「一応再配達頼んだんだけど・・・えっと・・・その・・・うぅ・・・ごめん皆・・・」

 

しのん「な〜んだそんな事かー!」

 

まこ「え・・・?」

 

稜子「気にしなくて良いのに。」

 

くれあ「そんなの後で渡せば良いよ。その方が後の楽しみ増えるし。」

 

しのん「もっとヤバい事かと思った。」

 

つつじ「ですねー。」

 

浩一「空腹はスパイスみたいなもんだし。」

 

英太「その例えは何だ?」

 

つつじ「それに部屋の飾り付けとか凄いですし。お、あれ家庭菜園ですか?」

 

まこ「あ、うん。結構育てるの難しくて。さくら先輩に育て方聞いたりしてるけど。あ!でもキッチンで育ててる豆苗があるから、今日の料理で使おうかと思ってる!」

 

つつじ「おお!楽しみです!」

 

なな「お!そうだ!私、良い物持って来たんだったー。」

 

サンタの袋並みの袋から何かを出した。

 

なな「じゃーん!お姉ちゃんが去年お店で使ったサンタ衣装貸して貰った!」

 

7人分のサンタポンチョと2人分のトナカイのカチューシャ。

 

なな「料理作り終わったら、これ着てご飯食べよまこっちゃん!皆の分もあるから良かったら着てねー!」

 

つつじ「おお!良いじゃないですかー!」

 

稜子「7人分あるね!」

 

浩一「じゃあトナカイは俺と英太で着けようぜ!」

 

英太「何か恥ずかしいな。」

 

くれあ「そんなの用意してたんだー!」

 

しのん「どれどれ見せてー!」

 

まこ「・・・・」

 

さっきまで落ち込んでたまこが元気になった。

 

くれあ「それじゃ、早速料理する?」

 

まこ「うん!そうしよっか!」

 

英太「俺らも手伝うよ。」

 

稜子「何でも言ってね!」

 

なな「どう言う料理作るの?」

 

まこ「えっと・・・豆苗のリースサラダにブルスケッタとか!他にもあるよ!」

 

英太「結構本格的だな。」

 

 

 

 

料理の準備完了。

 

まこ「よーし!始めよう!」

 

くれあ・稜子「うん!」

 

英太「おう!」

 

 

 

 

本日のクリスマスメニュー『ローストチキン ローズマリー風味』

 

材料(4人分)

 

骨付きもも肉・・・4本

塩・・・小さじ1/2

ニンニクのすりおろし・・・1片分

オリーブオイル・・・大さじ2

ローズマリー・・・2枝

ライムのくし切り・・・4切れ

粒マスタード・・・適量

 

 

 

 

料理開始。

 

まこは塩、ニンニク、オリーブオイル、ローズマリーと一緒に2時間漬け込んでおいたチキンを冷蔵庫から取り出して、中にしっかり火が通るまでオーブンで焼く。

 

くれあはサラダ用の豆苗を収穫して、食べ易い大きさに切る。

 

英太はクリームスープをじっくり煮込む。

 

しのん、つつじ、なな、浩一、真歩はサラダはリースの形になるようにレタス、豆苗、生ハム、ミニトマトを盛り付ける。

 

稜子はブルスケッタに2種類のサラダをフランスパンの上にたっぷり盛り付ける。

 

まこは焼き上がったチキンを取り出した。

 

クリスマスパーティーの全ての料理が出来上がり。

 

 

 

 

出来上がった料理をテーブルに並べる。

 

くれあ「お待たせー!」

 

まこ「出来たよー!」

 

全員「おおおーー!」

 

しのん「王道のローストチキン美味そー!」

 

なな「ブルスケッタも凄く美味しそう!」

 

つつじ「クリームスープ良い匂いですね!」

 

まこ「クリスマスっぽいサラダ良いねー!」

 

くれあ「あ。食べる前に、ななが持って来たサンタの衣装に着替えようよ!」

 

しのん「おぉー!着る着る!」

 

 

 

 

サンタポンチョと帽子を女性陣が着る、トナカイカチューシャを英太と浩一が着ける。

 

稜子「英太ー!トナカイカチューシャ可愛いね〜!」

 

英太「姉ちゃん止めろよ・・・」

 

しのん「じゃあクリスマスに!」

 

食文化研究部・真歩「かんぱーい!」

 

グラスにジンジャーエールを注いで乾杯した。

 

くれあ「チキン取り分けていくから、どんどん食べていいよー!」

 

全員「はーーい!」

 

ローストチキン、ブルスケッタ、クリームスープ、リースサラダを楽しく食べる。

 

稜子「ケーキ切れたよー!」

 

クリスマスケーキを切り分けて皆に配る。

 

しのん「くれあのイチゴの方がデカくない?」

 

くれあ「変わんないでしょ・・・」

 

つつじ「このケーキ美味しいですね。」

 

なな「つつじちゃん。頬っぺに生クリーム付いてる。」

 

つつじ「ありがとうございます。」

 

浩一・真歩「あら〜。」

 

稜子「トナカイさん。あーん。」

 

英太「あ、あーん・・・・」

 

まこ(何時もの部屋に、何時もの皆が居る。ただそれだけなのに、何だか特別な気分!)

 

完食!よく食べました!

 

 

 

 

クリスマス料理を楽しんだ後はお待ちかねの。

 

しのん「おーし!じゃあ今からプレゼント交換しまーす!」

 

浩一「待ってましたー!」

 

しのん「厳正なるあみだクジの結果!私からはつつじにプレゼントー!開けて開けて!」

 

つつじ「それでは。」

 

しのんからのプレゼントを開ける。

 

つつじ「おお!マフラーじゃないですか!ありがとうございます!」

 

しのん「どういたしまして!」

 

くれあ「つつじのプレゼント。羊のマグカップだー!可愛いー!」

 

つつじ「ふふ。その子にハマって貰っても良いですよ。」

 

なな「くれあちゃんのプレゼント帽子だー!丁度欲しかったから嬉しいー!」

 

くれあ「本当!?良かったー!」

 

なな「じゃあまこっちゃん!私のプレゼント開けてよー!」

 

まこ「う、うん。」

 

ななからのプレゼントを開ける。

 

まこ「わあ!リップだー!ありがとうななちゃん!」

 

しのん「凄い女子力あるー!」

 

くれあ「やるじゃんななー!」

 

なな「でしょでしょー!この女子力もっと褒めて良いよー?」

 

つつじ「これ何処のブランドですか?」

 

なな「・・・ブランド?」

 

くれあ「あ。これ姉チョイスだな?」

 

稜子「私から真歩ちゃんへのプレゼントだよ。」

 

真歩「わぁー!ジャンスカ!可愛い!ありがとう稜子ちゃん!」

 

稜子「どういたしまして。真歩ちゃんからのプレゼントのブローチもありがとうね!」

 

英太「浩一からのプレゼントは寿司券?」

 

浩一「それしか無くてな。それで鱈腹寿司食ってけよ。」

 

英太「ああ。姉ちゃんと一緒に食べに行くわ。」

 

浩一「英太から高級バイキングのお食事券プレゼントされたー!」

 

英太「それ福引で当てた奴だけど。」

 

浩一「充分充分!これで色んなグルメ堪能出来るぜ!」

 

英太「食べ過ぎてお店の人困らすなよ?」

 

まこ「あ、私からしのんちゃんへのプレゼントだけど。」

 

しのん「あ!良いよ良いよ!届いてからで!この後は皆で映画でも観るー?」

 

まこ「うん。ごめんねしのんちゃん。」

 

”ピンポーン”

 

まこ「あ!もしかして!」

 

しのん「お!来た?」

 

まこ「はいはーい!」

 

頼んでいたプレゼントがやっと届いた。

 

まこ「やったー!プレゼント届いたー!」

 

しのん「まこっち!これ開けて良い?」

 

まこ「うん!良いよ!」

 

届いたプレゼントを開ける。

 

しのん「どれどれー?お、これは。」

 

まこ「そう!お風呂に入れるバスボムだよ!ちょっと良い奴なんだー!」

 

しのん「はえー。何これ?落ち葉?」

 

つつじ「土も入ってるみたいですけど。」

 

荷物の中に何故か落ち葉と土が入ってる。

 

まこ「え?」

 

浩一「しかもこの匂い何だ?これバスボムか?」

 

しのん「あ!そっか!泥風呂だ!泥風呂のバスボムでしょー!ありがとうまこっちー!」

 

まこ「・・・わ、私・・・こんなの買ってない・・・!何これーー!?」

 

しのん「へ?」

 

稜子「え?何それ怖い・・・」

 

真歩「まさか中に死体が・・・!?」

 

くれあ「そんな訳ないでしょ!」

 

英太「ん?土と落ち葉・・・まこもしかしてこれ、さくら先輩からじゃね?」

 

まこ「・・・あ。」

 

 

 

 

 

 

ここは児玉家。

 

さくら「うふふ。まこちゃん、私が落ち葉から作った自家製肥料。喜んでくれるかなー?家庭菜園、上手くいってくれると良いなー。」

 

まこに届けられた土と落ち葉はさくらからの贈り物であった。

 

さくら「ん?雪。わぁー!ホワイトクリスマスだー!ロマンチックー!」

 

今年の1年がもうすぐ終わりそうです。

 

『END』




         キャスト

      河合まこ:嶋野花
     古舘くれあ:加隈亜衣
     小川しのん:青山吉能
     比嘉つつじ:乾夏寧
       星なな:会沢紗弥
     太田まゆみ:福原綾香
     児玉さくら:中島愛

      七海英太:安田陸矢
      日下浩一:榎木淳弥
      七海稜子:岩田陽葵
      日下真歩:日岡なつみ

     後輩事務員:稲垣好

次回最終回・ごちそうさま!!
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