料理大好き、食べるの大好きな女子大生・河合まこ。
幼馴染の小川しのんと大学で偶然再会し、新サークル『食文化研究部』を作る事に。
しっかり者で怒ると怖い古舘くれあ。
マイペースなウクレレ奏者の比嘉つつじ。
人見知りだけど根は明るい星なな。
クールでツッコミ気質な料理男子の七海英太。
英太の姉で皆が大好きな最年長の七海稜子。
無限の胃袋を持つ英太と稜子の幼馴染の日下浩一。
愉快な仲間達と共に今日は一体どんなご飯をつくるのk"ぐぅぅぅぅぅ〜〜〜"
しのん「ああ!お腹の音入っちゃった!やり直し!」
くれあ「しのんは何やってるの?」
まこ「新入部員の勧誘動画を作るとか何とかー。」
そんな訳で、新たな活動が始まります。
メニュー13・先輩って呼ばれるんだよ?
2026年。春。
”ピーピー”
まこ「ん・・・」
炊飯器の音に目が覚めたまこ。寝起きのままリビングへ向かった。
まこ「ごはん・・・」
髪を結って準備完了。
まこ「えーと、まずは・・・」
卵をしっかり溶きほぐし、砂糖、塩少々を加えて混ぜ合わせる。
菜箸4本で掻き混ぜながら加熱して細かいそぼろ状にする。
次に鶏肉を皮目から焼いて、裏返したら酒、みりん、砂糖、醤油を加えて煮詰める。焼き上がったら食べやすい大きさに切って、しっかり覚ましたらお弁当箱に入れる。
まこ「あ。」
ここでまこがある事を閃いた。家庭菜園で育てているサヤエンドウを1本弁当箱に入れて完成。
まこ「よし!完成!」
大学に登校。一人暮らしを始めてから二度目の春。まこは遂に大学2年生になった。一方彼女達のサークル、食文化研究部は特段と変わった事はない。
???「おっはよーまこちゃん!」
突然後ろから誰かに抱き付かれた。
まこ「ひゃっ!り、稜子さん!」
稜子「えへへ〜。おはよ。まこちゃん。」
七海稜子。食文化研究部の部員で皆が大好きな最年長。
???「姉ちゃん。急にまこを抱くなよ。」
稜子「えー?いいじゃん。つれないなー英太は。」
まこ「おはよう英太君。」
英太「ようまこ。」
稜子の弟の七海英太。同じく食文化研究部の部員で料理男子。
英太「俺達もう2年生かぁ。早いもんだな。」
稜子「私なんて3年生よ?」
英太「姉ちゃん、進路とか決まってるか?」
稜子「うーん・・・まだ考えてる最中♪」
英太「そんな事言ってると周りに置いて行かれるぞ。」
まこ「うふふ。」
3人が食文化研究部の部室へ向かっていると。
まこ・英太・稜子「?」
部室前で周りを気にするポニーテールの女子大生が立っていた。
稜子「誰かな?」
まこ「あの。」
女子大生「はひゃっ!」
突然声を掛けられてビックリした。
まこ「あ、ごめんなさい。もしかして入部希望・・・ですか?」
女子大生「え・・・あ・・・いえ・・・その・・・す・・・すみませーん!」
何も言えずその場を走り去って行った。
まこ「あ!」
英太「何だったんだ今の?」
稜子「凄く人見知りな子だったね。」
まこ「ん?2人共これ・・・」
落ちているモコ太郎のキーホルダーを発見した。
英太「モコ太郎のキーホルダー?」
一方食文化研究部の部室では。
しのん「来ないねー新入生。」
食文化研究部部長の小川しのん。明るく元気なムードメーカー。
くれあ「んー。」
部員の古舘くれあ。しっかり者で皆のまとめ役。
浩一「来る気配なし。」
部員の日下浩一。無限の胃袋を持つ男。
しのん「・・・何で何で何で!?何で1人も来ないの!?」
くれあ「そんな事私に言われても。」
しのん「折角新歓用にブーブークッションとか用意したのにー!」
つつじ「初対面でブーブークッションは精神的ダメージでかいですねぇ。」
部員の比嘉つつじ。マイペースなウクレレ奏者。
浩一「落ち着けしのん。新入部員なら真歩がそろそろ来るはずだぞ。」
しのん「お、そうだった!真歩ちゃんの存在忘れてた!」
浩一「いや忘れんなよ。」
なな「私は知らない人怖い・・・真歩ちゃんは兎も角、新入生と何話したら良いか分からない・・・」
部員の星なな。ギャルに見えて実は極度な人見知り。
浩一「こっちはこっちで人見知り克服出来ないお嬢さんがいますな。」
しのん「分かってないなーなな。」
なな「?」
しのん「新入部員が入ったら我々・・・
なな「・・・先輩・・・」
”ガラガラ”
まこ「おはよー。」
英太「お。皆集まってるな。」
なな「あ!まこっちゃん英太稜子さんおはよー!」
まこ「ん?何かあった?」
くれあ「あー気にしないでまこ。新入部員はいらないって言う何時ものアレだから。」
英太「何だまだ来てないのか?真歩はどうした?」
浩一「そろそろ来るはずなんだけどなぁ・・・」
”ガラガラ”
???「おぉー。ここが食文化研究部の部室かぁ〜。」
部室に2人の新入部員が入って来た。
浩一「お!真歩!」
真歩「ヤッホーお兄ちゃん!」
新入生の日下真歩。浩一の弟で同じ無限の胃袋を持つ。
真歩「皆久し振り!」
まこ「久し振り真歩ちゃん。」
つつじ「相変わらず元気ですねぇ。」
真歩「えへへ〜。だって食文化研究部だよ?どんな料理が出るのか楽しみで楽しみで。」
くれあ「ん?真歩、後ろの子は誰?」
真歩「ん?ああ。」
彼女の後ろに、赤髪ロングヘアーの女子大生が立っている。
赤髪の女子大生「初めましてー!」
なな「・・・・・!」
見知らぬ人を見たななが怯え始めた。
しのん「あ。何時ものモードに入った。」
まこ「真歩ちゃん知り合い?」
浩一「あれ?お前、飛鳥か?」
飛鳥「はい!浩一先輩!英太先輩に稜子先輩も久し振り!園崎飛鳥現着しましたー!」
この女子大生は園崎飛鳥。真歩の高校の同級生で英太達の後輩。
英太「飛鳥。まさかお前もこの大学に入っていたなんてな。」
飛鳥「ちょっとしたサプライズだよ。驚いた?」
稜子「これは予想外だね。」
真歩「飛鳥。この5人の方々も食文化研究部の皆さんだよ。」
飛鳥「初めまして皆さん。園崎飛鳥です。気軽に飛鳥って呼んで下さい。」
しのん「おお!真歩ちゃん以外の新入部員獲得したよ!」
飛鳥「お話は真歩から聞いています。河合まこ先輩。古舘くれあ先輩。小川しのん部長。比嘉つつじ先輩。そして・・・彼処で怯えているのが星なな先輩だよね?」
なな「・・・・・・・・」
真歩「うん。ななちゃん、怖がらなくて大丈夫。飛鳥は良い子だから気軽に接して行こ?」
なな「・・・う、うん・・・ありがとう・・・」
くれあ「それで、どうして食文化研究部に?」
飛鳥「実は私の実家レストランなんです。実家を継ぐ為にここで色々経験を積もうと思いまして。」
つつじ「おお。これは期待出来そうですね。」
まこ「あ、そうだ。さっき部室の前でチラシ持ってる子に会って・・・」
しのん「え!?どこどこ!?その子どこにいるの!?」
英太「落ち着けしのん!」
まこ「え、いやそれが・・・」
訳を話し、その子が落としたモコ太郎のキーホルダーを見せる。
つつじ「成る程。手掛かりはこのモコ太郎キーホルダーだけって事ですね。」
くれあ「しのんが滅茶苦茶な声掛けなら兎も角、何で逃げちゃったんだろうね。」
しのん「くれあさん?」
浩一「ナチュラルにディスってる。」
なな「え?初対面の人って会ったら逃げるの普通だよね?」
つつじ「逃げるまではいかないですよ。」
浩一「真歩。飛鳥。知り合いにチラシを持った学生さん見なかった?」
真歩「うーん・・・分からないなぁー。」
飛鳥「もしいたら一緒に行くはずなんだけどなぁー。」
まこ「でもモコ太郎が好きって事は、料理・・・うちのサークルに興味を持ってくれてるとは思うけど・・・」
しのん「まこっち、その子の特徴とか覚えてる?英太と稜子さんも覚えている事があったら教えてくれる?」
まこ「えっと・・・確か背はつつじちゃんとしのんちゃんの間位で・・・」
英太「後は髪型がポニーテールだったな。」
稜子「それと凄い人見知り。それ以外は分からないな。」
しのん「ふむ。よし!こうなったら指名手配書作ろう!!」
くれあ・英太「言い方!」
早速その女子大生を探すべく指名手配書を描く事に。
しのん「それじゃあまず皆のお手本として・・・目撃者であるまこっちから!似顔絵宜しく!」
まこ「う・・・うん!」
ノートにその女子大生の似顔絵を描く。
まこ「えと・・・こんな感じだったんだけど・・・」
完成した似顔絵は、子供が描いたような簡単な落書きだった。全員に衝撃が走った。
まこ「これ、どうかな!?」
しのん「へ!?あ!わ、私ですか!?まぁ・・・成る程こんな感じの子かぁ〜・・・みたいな。」
つつじ「い、勢いが良いですよね。」
まこ「え〜〜?つつじちゃんありがとー!私、子供の頃は漫画家になりたかったんだぁ!」
つつじ「そ、そうなんですね・・・」
英太(おいおいまこさん・・・)
浩一(まさか絵心ない自分に自覚なし・・・)
くれあ「えー・・・あ、なな!次はななの見せてよ!」
なな「私?私のはねー。こんな感じ。」
少女漫画風のポニーテールの女子大生の絵を見せた。右手に小さなモコ太郎を乗せてる。
しのん・真歩・飛鳥「上手っ!!」
なな「一応まこっちゃんから聞いた特徴を元に描いてみたんだけど。」
くれあ「うーん。プロファイリングも完璧。」
浩一(なな、少女漫画家として成功しそう。)
つつじ「どうです?まこっち、英太、稜子さん。似てますか?」
英太「ああ。確かにこの絵とそっくりだ。」
稜子「流石ななちゃん!頼りになる!」
まこ「す、凄いよななちゃん・・・!このモコ太郎!フォルムから何まで完璧だよ!」
英太・稜子「ズコッ!」
くれあ「あそっち?」
女子大生じゃなく完璧なモコ太郎を褒めたまこ。
しのん「まぁ取り敢えず!この絵で指名手配するぞー!」
くれあ「私達の絵はいいんだ。」
つつじ「まぁななの絵には敵いませんし。」
早速絵を事務室に提出した。
まゆみ「で、これが手配書?」
太田まゆみ。大学の事務員。
しのん「そうです!うちのあ〜来るに入る(予定)の1年生です!なので、その手配書・・・もとい似顔絵を学内の1番目立つ所に貼って頂きたく!」
まゆみ「・・・あのね、特定の個人を探す目的で掲示板は使えません。個人情報的にもNG。」
しのん「むむむ・・・」
くれあ「やっぱそうだよね。」
英太「普通に考えたらな。」
つつじ「至極真っ当な正論ですね。」
しのん「食文化研究部の未来が懸かってるんです・・・!コレでどうか1つ・・・!」
賄賂の折り紙金銀セットが入った封筒を差し出す。
まゆみ「いや賄賂もNGだから。自分達で頑張って。」
走り去ったポニーテールの女子大生は何処へ消えたのか。
『END』
キャスト
河合まこ:嶋野花
古舘くれあ:加隈亜衣
小川しのん:青山吉能
比嘉つつじ:乾夏寧
星なな:会沢紗弥
女子大生:楡井希実
太田まゆみ:福原綾香
七海英太:安田陸矢
日下浩一:榎木淳弥
七海稜子:岩田陽葵
日下真歩:日岡なつみ
園崎飛鳥:田中真奈美