まこ「ん〜・・・あ〜、バイト疲れる・・・」
休憩室で休んでいると、しのんからLINEが来た。
しのんのLINE『ねーねー明日みんなでボウリング行かない?』
まこ「ボウリングかぁ。」
ななのLINE『ごめーん!明日はポチの病院あるから行けなーい!』
まこ「ななちゃん、犬飼ってるんだ。」
英太のLINE『悪い姉ちゃんとツーリング行く予定入ってるからまた今度な』
まこ「英太君、稜子さんとツーリングするんだ。」
場所が変わって星家。まこがスタンプで返事をした。
なな「お。まこっちゃんのスタンプ可愛い。っといけない。遅くなっちゃった。」
部屋にあるゲージを開けた。
なな「ポチー。ご飯の時間だよー。」
ポチの正体は、カメレオンだった。
翌日の午後12時過ぎ。
なな「・・・ん〜!よく寝た〜。ポチおはよ〜。今日は健康診断・・・」
起きたなながポチを見に行った。しかし、ゲージの中にポチの姿が何処にもない。
なな「あれ?ゲージが開いてる?え?ポチ・・・?」
改めてゲージの中を確認するが、やはりポチの姿が何処にもない。
なな「ポチー!?何処ー!?え!?何で何で!?ポチ何処ー!?」
部屋中を探し回るが、ポチの姿はない。
なな「今までゲージの扉を閉め忘れる事なんてなかったのに・・・夜更かししたせいだ・・・ん?」
部屋のドアが少し開いているを見た。
なな「部屋のドアが開いてる・・・!?まさか外に出てる・・・!?」
部屋から飛び出して、廊下の窓を確認する。窓は閉まっている。
なな「閉まってる・・・外には出てないよね?2階には居ないか・・・1階も調べないと・・・!」
1階の玄関辺りを調べるが、やはりポチの姿はない。
なな(ここにも居ない・・・お願い出て来てポチィー!)
るな「あー。ななやっと起きてきたの?」
なな「ヒィッ!?」
姉のるなの声にビビった。
るな「え?何?急に大きな声出して。」
なな「ナ、ナンデモナイヨ?」
るな「今日ポチの病院でしょ?忘れないようにね。」
なな「あ、うん・・・」
るな「あーでも、私ポチ苦手だから、絶っ対逃さないでね?」
なな「もも勿論勿論大丈夫だよーーーーー!!」
るな「そんな大声出さなくても・・・リビングでお母さんがケーキ用意してくれてるから、ななも来なよー。」
なな「あ、うん・・・(マズいマズいマズい!ポチが逃げた事がバレたら絶対怒られるーーーー!!姉ちゃんより先にポチを見付けなきゃ!!)」
リビング。ななとるなの母が紅茶を淹れている。
なな「お、おはよう・・・」
ななの母「おはようなな。もうお昼過ぎよ?美味しい紅茶とケーキ買って来たから一緒にお茶にしましょ?」
なな「え?あ、うん。」
座って紅茶を飲む。
なな(お茶飲んでる場合じゃないのに・・・何処に居るのポチー・・・ん?居たーーーー!!)
リビングにポチが居た。その場所は、るなの後ろの観葉植物だった。
なな「ゴホゴホ!」
るな「うわっ!どうしたの!?」
なな「ち、ちょっと・・・噎せちゃって・・・」
ななの母「大丈夫?」
るな「慌てて飲むからでしょ?気を付けなよ。」
なな「う、うん。そうだね・・・(ポチ、まさかそんな所に・・・!?気付かれないように捕まえなくちゃ・・・!お姉ちゃんが居なくなるまで動かないでーーー!!)」
るな「このお茶美味しいー!おかわりしよーっと!」
ポチはるなのピアスに狙いを定め、舌を伸ばした。だがるなが神回避して当たらず済んだ。
なな「わあああーーーー!」
るな「え?何何?さっきからアンタ変だよ?」
なな「え?あ、いや・・・何でも・・・(ポチまさか・・・揺れてるイヤリングを羽ばたく蝶だと思ってる・・・!?何とかして揺れないようにしなきゃ・・・よぉーし!)」
ポチ捕獲作戦の為、るな説得作戦開始。
なな「お、お姉ちゃん。そのイヤリング可愛いね。今日貸して欲しいなー。」
るな「これピアスだからななは着けらんないでしょ?」
なな「う、うん・・・じ、じゃあお姉ちゃん!今から頭一切動かさないで!!」
るな「え?何で?」
なな「えっと・・・紅茶飲む時のマナー的な・・・?」
るな「聞いた事ないけど。私この後仕事行かなきゃだし、お巫山戯には付き合ってらんないよ?」
その後ろでポチが狙っているのをまだ知らない。
なな「ああ待って!頭を動かすと蝶が!蝶が羽ばたく!!」
るな「はあ?」
なな「じゃあストロー!ストローを使えば頭を動かさずに飲めるじゃん!」
るな「ホットティーなんだけど。」
なな「ぶくぶくして冷ませば良いよぉ・・・!」
るな「マナーは何処へ行ったの?」
なな「分かった・・・じゃあ最後に、私の一生のお願いを聞いて・・・」
るな「え?」
なな「私と一緒にだるまさんがころんだして!」
るな「アンタそれが一生のお願いで良いの?」
なな「じゃあ私が鬼ね?ずーっとお姉ちゃん見続けるから!」
るな「いや怖っ!私ずっと動けないじゃん!ったく・・・」
”ガサガサ”
るな「ん?」
観葉植物の揺れる音を聞いて後ろを向いた。
なな「あ!そっち向いちゃ!」
その瞬間、ポチの舌がるなの左頬に当たった。
なな「あ・・・・・・」
るな「いやあああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!!」
これ程までの大絶叫が響き渡った。
その日の夜。ななはまこと電話している。
なな『でねー。今日ポチがお姉ちゃんの顔舐めちゃって、そしたら凄い悲鳴でさー。』
まこ「へー。(ななちゃんのお姉さん犬苦手なんだ。)」
そのポチがカメレオンだって事をまこは知らない。完全にアンジャッシュ状態。
まこ「私は舐められても全然平気だけどなー。」
なな『だよね?寧ろ可愛いよね!あ!私の家に来る事あったらポチ触ってみる?』
まこ「え?いいの?わーい!楽しみー!」
果たしてポチを見たまこはどんな反応をするのか。それは誰にも分からない。
猛暑が続く夏のある日。まこ、しのん、なな、浩一が部室棟へ向かっている。
なな「あっつーい・・・」
まこ「だねぇー・・・早く部室で涼みたい・・・」
浩一「暑過ぎて溶けちゃいそう・・・」
しのん「冷房19度にしちゃうかー・・・」
部室に到着。
浩一「着いたぁ・・・うわっ、熱気が凄え・・・」
しのん「早く・・・エアコンエアコンっと・・・」
”ピッ”
エアコンの電源をONにした。
しのん「うははー!さぁ来い!極寒の微風よー!」
浩一「我らに癒しを与えてたまえー!」
エアコンの電源を入れたが、動く気配がない。
しのん「あれ?点かない?」
なな「もう1回点け直してみれば?」
”ピッピッ”
エアコンの電源を点け直してみる。だがエアコンは動かない。
浩一「何で・・・?点かねえぞ・・・?」
なな「うん・・・」
しのん「・・・・・!ほおおああたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!」
浩一「オラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!」
”ピピピピピピピピピピピピピピピ”
2人が電源を交互に何度も押す。
まこ「しのんちゃん、浩一君落ち着いて・・・」
浩一「どうだ!点いたか!?」
なな「いや、点かないよ。」
しのん「ま、まさか!エアコン・・・壊れた・・・?」
浩一「Oh My God!!!!」
なんと最悪な事に、部室のエアコンが壊れたのだ。
部室の窓を開けて涼しむしかない。
なな「暑いぃ・・・・」
浩一「もうダメだ・・・お終いだ・・・」
1人床に俯せに倒れてる浩一。
まこ「扇風機扇風機・・・」
カバンからハンディファンを出して電源を入れた。
まこ「あ〜。涼しい〜。」
しのんとなながまこにサンドイッチの様にくっ付いてハンディファンの風に当たる。
まこ「暑い・・・暑いよ・・・」
浩一「くそッ・・・このままじゃ俺達バターみたいに溶けちまう・・・あ!そうだ!冷蔵庫冷蔵庫!!何か冷たい飲み物を!!」
俯せに倒れていた浩一が立ち上がり、冷蔵庫の中を確認する。入っていたのは、ウスターソースとチーズのみ。
浩一「ウスターソースとチーズ・・・・・・?チクショー!こんな時に限ってエナドリや水や黒烏龍茶すら無いなんてーーー!!」
4人は部室の外に出た。
しのん「これもう外の方が涼しいかも・・・」
部室前のコンクリートに寝転がってみる。
しのん「日陰のコンクリート気持ち良い〜・・・」
浩一「マジで?・・・あ〜〜確かに〜〜〜〜・・・・」
まこ「そんな所に寝ると汚れるよ・・・」
一方のくれあ、つつじ、英太、稜子は部室へ向かっている。
つつじ「あ〜・・・暑いです・・・」
稜子「今日も本当に暑いね。」
英太「まあ夏だからな。」
この2人は暑がってる様子はない。
くれあ「2人は涼しそうね。」
稜子「フフーン♪このネッククーラー良いでしょ?最近買ったんだ〜♪」
英太「お陰で涼しいぜ♪」
2人の首にはネッククーラーを着けている。
くれあ「良いな〜。後で貸してくれる?」
稜子「ええ勿論。たっぷり涼んでね。」
くれあ「それにしてもつつじ、英太、今日はいっぱい買い込んでるね。」
つつじ「エナドリ切らしてたので沢山買って来ました。」
英太「キンキンに冷えた黒烏龍茶を買って来たからな。これで身体中冷やせるぞ。」
部室前へ着くと。
くれあ・つつじ・英太・稜子「・・・・・」
まこ・しのん・なな・浩一「あ〜〜〜・・・」
コンクリートに寝そべってる4人に唖然とした。
くれあ「うわっ、何これ・・・?」
英太「ミイラ取りがミイラになってる。」
稜子「死屍累々・・・」
買って来たエナドリと黒烏龍茶を4人にあげた。
くれあ「ええ!?エアコンが壊れた!?」
まこ「うん。何度もボタンを押したけど動かなくて。」
つつじ「エアコン無しでこの暑さはかなり応えますね・・・今日の活動はどうしましょうか?」
しのん「じゃあ、気分だけでも涼しくなるように和服サークルから浴衣でも借りて来る?」
くれあ「この炎天下の中で浴衣着てもねぇ・・・」
浩一「そう言えば英太と稜子さん、何か涼しそうだな。」
英太「ああコレコレ。姉ちゃんが買ってくれたネッククーラー。」
稜子「これで夏を凌げるよ〜。」
浩一「良いなぁ〜・・・俺もそう言うの欲しい〜・・・」
しのん「2人だけズルいよぉ〜!私も涼しみたい!」
英太「分かった分かった。後で貸してやるから。」
しのん「わーい!英太優しー!」
そこに1人の客人が来た。
???「あ!居た居た!」
全員「ん?」
三つ編みピンク髪の女子大生。
女子大生「久し振り〜!」
なな「知らない・・・人・・・」
見知らぬ女子大生を見てななの人見知りモードが発動し、つつじの後ろに隠れた。
まこ「えっと、誰だろう・・・」
くれあ「さあ?」
稜子「さくらじゃん!元気してる?」
さくら「元気だよー!英太君も元気?」
英太「おっす。さくら先輩。」
まこ「英太君稜子さん知り合い?」
英太「ああ。同じ部室棟の農業サークルの先輩だ。姉ちゃんに紹介されて会った事があってな。」
稜子「私1年の頃、度々農業サークルの手伝いをしてね。その伝手で英太に紹介したんだ。」
さくら「初めまして。3年の児玉さくらです。農業サークルの部長をやってます!」
くれあ「ここって私達以外のサークルも入っていたんですね。」
さくら「うちは殆ど倉庫代わりに使ってるから留守が多いんだ。」
英太「さくら先輩。今日は何のご用だ?」
さくら「えー?英太君忘れちゃったの?この前偶然会った時、2人が夏休み暑そうだから農業サークルの手伝いをしてあげるって約束したでしょ?」
英太「あーそうだった。夏休みのツーリングで偶然会った時に姉ちゃんと一緒に約束してたな。」
数日前。まこ達がボウリング行ってる間にツーリングしていた時、2人が偶然さくらと出会って、農業サークルの手伝いをしてあげると約束したのだ。
英太「と言う訳で急なお願いで申し訳ないが、皆も手伝ってくれるか?」
くれあ「・・・そうね。先輩、私達もお手伝いしますよ。英太と稜子さんがお世話になってるお礼に。」
後ろでななが絶望した顔になっているのと、つつじが嫌そうな顔になってる。
さくら「本当!?ありがとー!じゃあ作業着はこっちで貸し出すから、畑まで付いて来てくれる?」
稜子「分かった!」
なな「わ、私も!?」
つつじ「あー・・・この暑い日に・・・農作業ですか・・・」
作業着に着替えて農業サークルの畑に着いた。
さくら「農業部の畑へようこそー!」
浩一「おー!凄い実ってるー!」
まこ「色んな野菜があるんですね!」
くれあ「結構広いですね!」
稜子「うんうん!今日も収穫日和だねー!」
英太「さくら先輩、他の部員はどうしたの?」
さくら「皆就活や帰省で集まらなかったんだー。収穫は一部だし、お礼に野菜も持って帰って良いから。今日は宜しくね。」
くれあ「任せて下さい!」
まこ「頑張ります!」
稜子「農業サークルの作物とっても美味しいんだ〜!」
さくら「じゃあ収穫係と水撒き係に分かれよっか!」
食文化研究部「はーい!」
水撒き係のつつじと浩一が畑に水を撒いてる。
つつじ・浩一「・・・・・・・・・」
しかし炎天下に苦しんでる。
つつじ「暑い・・・暑いです・・・早く終わらせてシャワーを浴びねば・・・」
浩一「めっちゃ暑い・・・何か有効な手立ては・・・はっ!つつじ!ゴニョゴニョ・・・」
つつじ「・・・はっ!」
閃いた浩一がつつじと一緒にある行動に出た。
しのん「暑い・・・つつじぃー浩一ぃーこのホース何処に繋げれば良いのー・・・ん?」
つつじと浩一が水をお互いの顔面に浴びている。
しのん「何やってんの2人共ぉーーーーー!!!」
つつじ「はっ!」
浩一「しのん!こうすれば熱が下がって快適だぞ!」
しのん「マジか!・・・つつじ、浩一、私にも頼む。」
ダブルウォーターを浴びさせて貰う。
さくら「水遊びしたら作業に戻ってねー。」
収穫係の方では、赤色のキャベツを収穫していた。
まこ「くれあちゃん。英太君。稜子さん。これキャベツ?」
くれあ「トレビスだって。」
稜子「キオッジャって言う野菜の和名だね。紫キャベツに似てるけど全然違う野菜だよ。」
英太「マリネにしたりベーコンと一緒にソテーすると美味いぞ。後結構苦味があるって。」
まこ「へぇ〜。」
くれあ「ななー。収穫したらカゴに入れておいてね。」
なな「へっ!?あ、え・・・へ、へへへ・・・」
くれあ「あ。先輩が居るから人見知り発動してる。」
さくら「ななちゃんだっけ?」
なな「ほへぇ!?」
さくら「収穫は順調かな?」
なな「そ、そ、そんなに・・・です・・・」
さくら「抜けても良いから、トレビスの玉になってる部分を抑えて横にしてみて?」
なな「え?は、はい。」
さくら「っで、玉と開いた葉の間の芯を切っていって。」
言われた通りにトレビスを採ってみると、上手く出来た。
さくら「そうそう!良い感じ!上手だねー!」
なな「え・・・?あ・・・えへへへへ・・・」
褒められてにやけた。
さくら「じゃあまこちゃん達見て来るから、この調子で頑張って!」
なな「は、はい!」
さくらへの人見知りがすぐ解けた。
4人はトレビスを収穫中。
さくら「皆どんな感じー?」
くれあ「はい。」
まこ「結構収穫出来ました。」
さくら「おー!本当だー!綺麗に収穫出来てるねー!」
英太「立派なトレビスで美味そうだ。」
稜子「でしょー?どれも美味しそうだよー。」
英太「先輩。ななの調子はどうだった?」
さくら「大人しくてあんまり話せなかったけど、上手に収穫出来てたよー!」
くれあ「やっぱり先輩には大人しく見えましたか。」
英太「でも人見知り克服は近いかもな。」
その後も色んな野菜を収穫し続ける。ズッキーニ、ピーマン、トマト、トウモロコシ、スイカ等色々。皆のお陰で立派な野菜が沢山収穫出来た。
8人が休憩。
しのん「ふぇ〜終わった〜。」
まこ「暑かったね〜。」
浩一「でも農業も結構楽しいな〜。」
さくら「皆お疲れ〜!きゅうり冷やしておいたから食べてみてー!お塩もあるよー!」
氷水で冷やしたきゅうりを持って来た。
つつじ「おー!」
浩一「トトロで見た事あるー!」
くれあ「ありがとうございます!」
英太「美味そう!」
しのん「冷え冷えだー!頂きまーす!」
冷えたきゅうりを食べる。
しのん「美味い!」
つつじ「何時も食べているものより美味しいです。」
英太「くぅ〜!キンキンに冷えて瑞々しくて美味い!」
稜子「やっぱりここのきゅうりは美味しい〜!」
くれあ「自分達で採ったから特別美味しく感じるね!」
浩一「ん〜!塩との相性も良いな〜!味噌も欲しいな。」
きゅうりを食べ終えた。
まこ「美味しかったね〜!」
しのん「じゃあ大学戻ろっか。」
さくら「あ稜子ちゃん!」
稜子「ん?」
さくら「今日のお礼にこれ。持って行って。」
採れたての野菜の入った袋を稜子に渡した。
しのん「こんなに!良いんですか!?」
さくら「うん!お陰様で早く終わったし、ここで採れた野菜皆に食べて欲しいな!後で感想聞かせて?」
まこ・くれあ・しのん・つつじ・なな・浩一「ありがとうございます!」
稜子「ありがとうさくら!」
英太「美味しく頂くよ!」
女子シャワー室。
しのん「いやぁ〜!畑仕事もやってみると案外楽しいもんだね〜!」
くれあ「最初はどんな重労働かと思ったけどね〜。」
稜子「まあまあ。今回そのお陰で野菜貰ったから良いじゃん。」
なな「ねー!色んな野菜もあったしきゅうりも美味しかったー!トレビス採った時もさくら先輩に褒めて貰えたんだよー!私もしかして才能あるのかなー!」
くれあ「めちゃくちゃ喋るじゃん。」
まこ「ねぇ皆!今日貰った野菜で納涼会しない?」
つつじ「お!良いですね!」
しのん「じゃあ天ぷら食べたい!」
くれあ「冷蔵庫の氷でかき氷作ろー!」
しのん「あ!じゃあさ!」
男子シャワー室。
浩一「いやぁ〜。久々に良い汗かいたわ〜。」
英太「どうだった浩一?農作業は。」
浩一「ああ。結構楽しめたし有意義だった。それにさくら先輩可愛かったな〜。」
英太「お前先輩狙ってんのか?」
浩一「なぁなぁ!今日貰った野菜で何か作るの?」
英太「それ、まこ達も同じ事考えてるだろうな。今日の晩飯は納涼会だ。」
浩一「良いな良いな!確か冷凍庫に氷あったしそれでかき氷作るか!」
夕方。女性陣が和服サークルから浴衣を借りて浴衣を着る。
まこ「これで着付け出来たよー。」
くれあ「まさか本当に和服サークルから借りて来るとは。」
なな「可愛い〜!」
つつじ「結構涼しくなりますね〜。」
しのん「フフーン。まぁ全ては計算通りって訳。」
くれあ「調子良いな〜。」
稜子「それに、お祖母ちゃんに貰ったトルソーのお陰で和服サークルの皆喜んでくれたし。良いトレードになったよ。」
浴衣姿の女性陣が部室から出た。
浩一「うっひょー!」
英太「おぉー。」
しのん「どおどお?似合う?」
浩一「めっちゃ良いじゃん!」
稜子「どお英太?私綺麗?」
英太「浴衣でも魅力増してるな。姉ちゃん。」
貰った野菜で調理開始。
まこ「よーし!じゃあ料理を始めよう!」
英太「クッキングスタート!」
くれあ・しのん・なな・浩一・稜子「おー!」
今日のメニュー『夏野菜のフリット』
材料(4人分)
ゴーヤの輪切り・・・8枚
トウモロコシの輪切り・・・4枚
ズッキーニの輪切り・・・4枚
かぼちゃの輪切り・・・4枚
茄子の輪切り・・・5枚
ミニトマト・・・4個
小麦粉・・・60g
炭酸水・・・100ml
パルメザンチーズ・・・適量
塩・・・適量
ドライハーブ・・・適量
まずは野菜を厚い輪切りにする。
野菜に付ける衣を炭酸水で作る。
野菜を衣に付けて、多めの油で揚げ焼きにする。
パットにあげたら、塩、パルメザンチーズ、ハーブミックスを振る。
そうめんを湯掻いて、デザートのフルーツポンチを作る。
夏野菜チーズフリットの納涼セット完成。
浩一「美味そー!」
なな「凄い豪勢になったねー!」
しのん「早く食べようよー!」
くれあ「それじゃ!」
食文化研究部「頂きます!」
夏野菜チーズフリットを食べる。
しのん「超サクサクだよまこっち!」
まこ「うん!大成功!」
つつじ「中の野菜はとてもジューシーで素晴らしいです!」
英太「衣サクサクしてて美味い。それにチーズとハーブミックスの相性も良いな!」
なな「美味しい〜!」
まこ「良かった〜!」
他にもそうめんや野菜スティック、フルーツポンチも食べる。
しのん「残り貰ってもいい?」
まこ「うんいいよ。」
浩一「英太英太!これ貰ってもいいか?」
英太「お前まさか・・・」
2つの余ったフルーツポンチの汁を貰ったしのんと浩一が。
しのん・浩一「ゴクゴクゴクゴク!」
まこ「わっ!」
英太「やっぱり。」
その汁をゴクゴク飲んだ。
つつじ「端ないですよしのん、浩一。」
英太「カブトムシか君ら。」
浩一「皆ならやるかな〜って。」
くれあ「流石にビビるわ!」
稜子「もぉーお行儀悪いよ?」
全てを完食。
しのん「お腹いっぱーい。」
くれあ「幸せー。」
つつじ「もう動けませーん。」
完食!よく食べました!
風鈴の音を聞きながらかき氷を食べる。
なな「風が気持ち良い〜。」
くれあ「昼間はあんなに暑かったのにね〜。」
英太「やっぱ夜は心地良い〜。」
浩一「もうこのまま眠りたい・・・」
まこ(もう夏も終わりか〜。クーラーが効いた部屋も良いけど、こう言うのも悪くないよね。)
???「あ、いたいた。」
まこ「ん?」
そこに事務員のまゆみが来た。
まこ「あれ?事務員さん?」
まゆみ「お。浴衣良いね。」
しのん「どうかしたんですか?」
まゆみ「はいこれ。」
しのん「ほえ?」
渡されたのは1枚の書類。
まゆみ「クーラーの点検終わったから、ここにサインしてくれる?」
しのん「あれ?クーラーが壊れた事まだ言ってなかったのにどうして知ってるんです?」
まゆみ「は?知ってるも何も・・・今日部室棟はクーラー点検日だよ。部屋の冷房は効かないってサークルの部長に連絡したよね?」
しのん「・・・・はえ?」
まゆみ「いや、1週間位前に言ったじゃん。覚えてないの?」
今日エアコンが壊れたのではなく、ただ点検で動かなかっただけだった。しのんはその事をすっかり忘れていたのだ。
しのん「あ・・・」
ようやく思い出したしのん。
英太「しのん〜?お前。」
しのん「・・・夏が終わる。」
英太「誤魔化すな。」
まゆみ「早くサインして。」
夏の終わりはもうすぐ訪れる。
『END』
キャスト
河合まこ:嶋野花
古舘くれあ:加隈亜衣
小川しのん:青山吉能
比嘉つつじ:乾夏寧
星なな:会沢紗弥
太田まゆみ;福原綾香
児玉さくら:中島愛
星るな:黒木ほの香
七海英太:安田陸矢
日下浩一:榎木淳弥
七海稜子:岩田陽葵
ななの母:大井麻利衣
次回・出店してみますか!