DRAGON BALL Z Re:Son Gohan   作:ナムルパス

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第12話 ナメック星の大地にて

ナメック星。地球からは遥か彼方にある、翡翠色の空と青緑色の大地が広がる惑星。今、その地に、三つの運命が交差しようとしていた。

 

――シュウゥゥゥン……!!

 

鋭い音を立てて、大気圏を突き破るように一隻の宇宙船が降下していく。球体のその機体にはカプセルコーポレーションのロゴが記されていた。

 

操縦席では、ブルマが必死に操作盤を確認し、速度と角度を微調整している。

 

「もうすぐ着陸よ!しっかり掴まってて!」

 

「了解です、ブルマさん!」

 

後方のシートでは、クリリンと孫悟飯が緊張した面持ちで立ち上がっていた。

 

孫悟飯――かつて地球でサイヤ人との死闘を潜り抜けた少年であり、同時に、異なる世界から魂ごと転生してきた元・武道家の青年。だが今、その眼には年齢以上の落ち着きと、覚悟の光が宿っていた。

 

「……ここが、ナメック星……」

 

宇宙船のハッチが開かれ、三人は外に降り立った。重力は地球より若干軽く、空気も薄いが問題ない。視界には巨大なキノコのような木々と、広大な草原、点在する湖が映る。

 

「不思議な場所ですね……空の色も、風の匂いも、全部違う」

 

「ここに……本当に、ドラゴンボールがあるのかな……」

 

ブルマはスカウターで近辺のエネルギー反応を探る。

 

「……あった!少なくとも三つの反応があるわ!」

 

一方その頃、ナメック星の別の地点でも、重々しい気配を纏った宇宙船が地表に着地していた。中から姿を現したのは、フリーザ軍の尖兵たち。中心には、あの宇宙の帝王――フリーザの姿があった。

 

「フフフ……ナメック星のドラゴンボール……必ず手に入れてみせますよ」

 

彼の背後には、ドドリアとザーボンが控えている。

 

「準備は万端です、フリーザ様。すでにいくつかの村を包囲しています」

 

「うふふ……私の楽しみを取っておいてくださいね?」

 

同時に、また別の場所――

 

荒涼とした台地の上に降り立った一人の男がいた。逆立つ黒髪、鋭い眼差し、誇り高き戦士の気迫――ベジータである。

 

「フン、先に来ていたフリーザの連中か……だがドラゴンボールは、俺が手に入れる!」

 

このナメック星の地に、三勢力が今、集結したのだ。

 

 

その頃、地球では――

 

病院の一室で、悟空が治療用ポッドの中に眠っていた。全身に酸素チューブと回復液が満たされ、彼の体は急速に回復に向かっていた。

 

そのポッドの外では、チチが腕を組み、険しい表情で立っている。

 

「……なんで悟飯ちゃんをあんな危ねぇとこに……!」

 

ミスターポポが申し訳なさそうに頭を下げる。

 

「……すまない。だが、あの子は自分の意志で宇宙へ向かった」

 

「それがなおさら腹立つだよ!悟飯ちゃんが、そんな決断するようになっちまっただなんて……!」

 

チチは涙ぐみながらも、こぶしを握りしめる。

 

「でも……今の悟飯ちゃんは、きっと誰よりもしっかりしてっぺ。あの子は……もう立派な男なんだべ」

 

 

ナメック星。ブルマたちは、反応のあった村の一つへと向かっていた。

 

だがその道中、突然空中から強烈な気が接近してきた。

 

「クリリンさん、敵が来ます!かなりの数です!」

 

「まさか、もう見つかったのか……!」

 

草原の上空に、数体のフリーザ軍兵士が現れる。目には冷酷な光が宿っている。

 

「誰だ?地球人か?この星に何の用だ?」

 

「こちらのセリフよ!あんたたちこそ誰よ!ナメック星に何しに来たのよ!」

 

ブルマが怒鳴り返すが、敵は容赦なく襲いかかってくる。

 

孫悟飯が即座に前に出て、気弾を放つ。

 

「はああっ!」

 

炸裂するエネルギー。数体の兵士が吹き飛ぶが、残りがクリリンに襲いかかる。

 

「来るなっ……!」

 

一進一退の攻防の中、ブルマは急いで通信装置で連絡を取ろうとする。

 

その最中、突如、空気が歪む。

 

「こいつらは……フリーザの手下か……?」

 

割って入ったのは、ベジータだった。

 

「ベ、ベジータ!?なんでここに……!?」

 

「余計な詮索は無用だ。こいつらは……オレの獲物だ!」

 

数瞬で残りの兵士を皆殺しにしたベジータは、冷ややかに笑う。

 

「貴様らのドラゴンボール争奪戦も、ここからが本番だ……覚悟しておけ」

 

 

 

同じ頃、別の村では、フリーザ自身がナメック星人を尋問していた。

 

「さあ、おじいさん。ドラゴンボールはどこにありますか?」

 

「知らぬ!貴様らのような者に渡すわけにはいかん!」

 

老いた長老が気を振り絞って言い放つが、フリーザは微笑みながら手を掲げる。

 

「では……消えていただきましょう」

 

その瞬間、村の家屋が次々と爆散していく。

 

「ぐわぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

こうして、ナメック星での戦いの火蓋は切って落とされた。

 

ドラゴンボールを巡る死闘。

それは、地球の戦士たちの力を試す、真の闘いの幕開けだった。

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