DRAGON BALL Z Re:Son Gohan   作:ナムルパス

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第2話 襲来!宇宙からの兄

――カリン塔のふもとから帰還した悟空は、悟飯を連れて久しぶりにカメハウスを訪れていた。

武道家としての力を取り戻すための修行を再開したばかりだが、師である亀仙人や仲間たちに会うのもまた、大事なことだと思ったからだ。

 

「ほら悟飯、挨拶するんだ」

 

「うん……こんにちは、みなさん」

 

そう言って頭を下げる悟飯に、ブルマとクリリンは一瞬驚き、すぐに笑顔を浮かべる。

 

「すっかり大きくなったじゃない。しかも礼儀正しいなんて、信じられないわね、悟空の子どもが」

 

「へへっ、だろ?チチが厳しいからさ」

 

悟空が後頭部をかきながら笑ったその時――

 

空が、突然、暗くなった。

 

「……な、なんだ!?」

 

空の一点に、黒い影が浮かび上がる。そこから一気に地上に降下してきたのは、長い髪と鋭い目を持つ男。装甲のような戦闘服を身に纏い、目元にスカウターをつけている。

 

「カカロット……やっと見つけたぞ」

 

「……誰だ?オラのことをカカロットなんて呼ぶのは……」

 

「ふん、忘れたとは言わせん。オレはお前の兄……ラディッツだ」

 

「なっ……兄だって!?」

 

悟空が構えるより早く、ラディッツの視線は悟飯へと向かう。

 

「お前の息子か……サイヤ人の血を引く子どもなら、悪くない戦力になる。連れて行くぞ」

 

「なっ!?やめろ!」

 

悟空が一歩踏み出すが、ラディッツの一瞬の動きによって悟飯が抱え上げられていた。驚きと怒りで悟飯がもがく。

 

「はなせ……!父さん、助けてぇっ!」

 

「お、おう……っ!」

 

しかし、悟空がラディッツに近づく前に、悟飯の掌がふと光り、ラディッツの頬をかすめるエネルギー弾が走る。

 

「ぐっ……!」

 

頬に浅い傷を負ったラディッツは目を見開いた。

 

「この子ども……戦闘力が跳ね上がった!?バカな……!」

 

だが、ラディッツはすぐさま悟飯の尻尾に手をかけ、そこをぎゅっと掴んだ。

 

「――がはっ……!」

 

悟飯の力が、一気に抜ける。戦闘力の急激な変化に体がついていかず、意識がふっと遠のいていった。

 

「悟飯ーっ!」

 

「……尻尾を掴まれた時に力が抜ける。オラも、昔そうだった……!」

 

悟空はそのことを思い出し、歯を食いしばった。

 

「このまま黙って見てると思うなよ……ラディッツ!!」

 

だが、すでにラディッツは空へと飛び立っていた。

 

「奪った息子が欲しければ、明日までに100人分の人間を殺してこい。できなければ、この子は死ぬ」

 

「てめぇ……!」

 

怒りで震える悟空。クリリンやブルマも状況の急展開に呆然とするしかない。

 

「……ちくしょう……!」

 

そんな中、背後からひとつの気配が近づいてきた。

 

「面白そうな話だな。オレも混ぜろ、孫悟空」

 

現れたのは、緑色の肌にターバン姿の――ピッコロだった。

 

「ピッコロ……!」

 

「勘違いするな。あの男はオレの邪魔だ。倒すために手を組むだけだ」

 

「……いいぜ。今は敵でも、目的が同じなら組むしかねえ」

 

二人の因縁の戦士が、共闘の意思を固める。

 

その後ろには、気を失ったままの悟飯を奪われ、涙をこらえるチチの姿が――。

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