七燿暦1204・3月31日・午前・帝国・トールズ士官学院・旧校舎地下。
わたくしが密かに気合いポーズをしてましたが、みなさんは不安の表情をされてます。
ただでさえ、入学式早々に旧校舎に連れてこられて、いきなりオリエンテーリング強制参加。拒否が許されない中、知り合いもいない中で、どうしようかと思い悩んでいらっしゃるのは間違いないでしょうね。
わたくしも全く知らない土地に、1人でポツンと置かれてしまいましたら、不安だらけで何をしていいかわからなくなると思いますわ。
大賢者【解、マスターなら不安よりもワクワク感や期待感の方が大きいのではないでしょうか】
アルフィン「まあ!?大賢者は、わたくしをなんだと思っていらっしゃるのかしら?」
大賢者【解、実際にそうじゃなかったですか】
アルフィン「確かにそう言われればそうでしたけど。わたくしは女の子ですよ、そんなことでワクワクするわけないじゃないですか」
大賢者【解、マスターそう言われるのでそういうことにしておきましょう】
わたくし達は、地下通路の奥の方を見据えます。その中でユーシスさんが1人で先に歩き出しました。
マキアス「待ちたまえ、君は1人で行くつもりか?」
ユーシスさんはマキアスさんの方を向き
ユーシス「馴れ合うつもりはない。それでも『貴族風情』と連れ立って歩きたいのか?」
マキアス「ぐぅ………」
ユーシス「まぁ魔獣が怖いのであれば同行を認めなくもないが。武を尊ぶ帝国貴族としてそれなりに剣は使えるつもりだ。
マキアス「だ、誰が貴族ごときの助けを借りるものか。もういい!だったら先に行くまでだ!旧態依然とした貴族などより上であることを証明してやる!」
そう言ってマキアスさんは、先に歩いて行ってしまいました。マキアスさんが行ってしまった後に
ユーシス「………フン」
ユーシスさんも自分1人で行ってしまいました。
???「悪いが俺も、1人で行かせてもらうぜ。じゃーな、フィー」
赤髪の男子生徒はフィーさんの名前を?と考えていましたら、赤髪の男子生徒は奥の方へ歩いて行った。そしてそのフィーと呼ばれた女子生徒さんもさっさと行ってしまいました。
計4人が先に行ってしまいました。
この先がどうなってるのかわからないのにあの方達は向かわれました。
大賢者【告、あの4人はそれぞれ個人で入り口まで向かってる模様。しかし不確定性要素ですが、妙な力も感じます】
アルフィン「妙な力?」
大賢者【解、先程まで感じ取れなかった力…マキアス氏が先に入ったあたりから感じだした力ですね】
わたくし自身でサーチをかけてみる。
すると大賢者が言った通り、妙な力が流れている感じがする。この力は一体何なのかしら?どこかで見たような力のような気もしますけど、それがどこだかわかりませんわ。
わたくしが妙な力のこのついで考えていると、青髪の女子生徒さんが私たちと行かないかとお誘いを受けました。
ラウラ「そなた、私達と一緒にいかないか?彼女ら2人も同行することはになっている」
彼女ら2人、金髪の女子生徒さんとメガネをかけた女子生徒さんね。
彼女さん達とゴールを目指すのは悪くはないですわね。どうやらハチマンさんもあの、黒髪の男子生徒さん達と一緒に行くみたいですし。
アルフィン「分かりましたわ。ご一緒させていただきます」
わたくしは、青髪の女子生徒さんにについていくことにしました。同行者は金髪の女子生徒さん、メガネをかけた女子生徒さんの計4人でゴールを目指すことになりました。
埃やカビ臭い洞窟のような場所を歩きながら、自分たちの自己紹介を簡単にしていく。
ラウラ「私は、ラウラ・S・アルゼイドだ」
ラウラ・S・アルゼイド!アルゼイド子爵の娘さん!確か何かのパーティーで見たことがありましたわ。直接会話とかしたわけではないですが、アルゼイド子爵の娘さんは、アルゼイド流を学ばれて武勇に優れたお嬢様って聞いていた。
まさかラウラさんと、トールズ士官学院でご一緒になるなんて思わなかったですけどね。
アリサ「アリサ・Rよ、よろしくね」
黒髪の男子生徒さんに平手打ちをした女子生徒さんはアリサさんというのね。R?なんだか偽名みたいな感じもしますけど、人のことを言えませんね、わたくしも。
エマ「エマ・ミルスティンです。よろしくお願いします」
メガネをかけた女子生徒さんはエマさんというみたい。エマさんてかなり胸が大きいような気がしますわね。何もしなくても自己主張されてますわ。
大賢者【解、マスターマスターの自己紹介の時ですよ。エマ氏の胸ばかりを見てる時ではないですよ】
アルフィン「分かってますわよ」
最後の自己紹介になったわたくし。皆さんの方を見て
アルフィン「わたくしは、アルフィン・レンハイムと言いますわ。皆さんよろしくお願いしますね」
アリサ「よろしくね、アルフィン」
エマ「よろしくお願いしますね、アルフィンさん」
ラウラさんだけ、わたくしの顔を見て困った表情をされてますね。
アルフィン「ラウラさん、よろしくお願いしますわ」
ラウラ「こちらこそよろしく。そなた、どこかで会ったことはないだろうか?」
ラウラさん、まさかと思いますけど、いつかのパーティーのことを覚えてらっしゃるのかしら?ここは正体はばれてはいけない。だから隠し通すしかありませんわね。
アルフィン「いえ、わたくしはラウラさんと今日が初めて会いましたわ。誰かとわたくしを間違われてるのではないですか?」
ラウラ「……そうか。私の勘違いかもしれん。今のことは忘れてくれ」
アリサ「自己紹介も済んだことだし、それじゃあ、進みましょうか」
ラウラ「…そ、そうだな」
しばらく進んでいくと、魔物の集団に遭遇してしまいましたわ。
私たちは自分たちの得物を取り出し、応戦状態になりました。
ラウラさんは大剣、アリサさんは導力弓、エマさんは新しい技術を使った
アリサ「アルフィン、あなた素手なの?」
アルフィン「色々武器は使いますが、やっぱり一番しっくりくるのは、素手ですので」
エマ「すごいんですね、アルフィンさん」
アルフィン「わたくしなんかまだまだですわ」
アリサ「アルフィン、素手ってことはあの人と話が合うかもよ」
アルフィン「あの人とは?」
ラウラ「おしゃべりはそこまでにして、今は魔物に集中しろ!」
わたくし達はラウラさんに返事をした。
わたくしとラウラさんが、前線で戦い、アリサさんとエマさんは、後方から援護射撃で戦う。
訓練用の魔物やはり無駄な動きがないですわ。
私は右手に気を集めて、それを一気に解き放つ。
アルフィン「気功波!」
1匹の魔物に命中し、そのまま倒れ消えていく。ラウラさんも大剣で魔物を倒していましたわ。アリサさんとエマさんも互いに協力し、魔物を倒していました。
アリサ「その辺にいる魔物と違うじゃない?」
エマ「そうですわね、全く無駄な動きがないと言うか」
アルフィン「あれは学園都市が開発した訓練用の魔物ですわね」
アリサ「学園都市!?学園都市って都市国家の?」
エマ「最近耳にする国ですよね」
アリサ「学園都市が魔物を作るか…」
ラウラ「作られた魔物、あんまりいい気分はしないが、腕試しにはちょうど良い相手だな」
アルフィン「訓練用の魔物が出てくる前まで、罪のない動物達を魔物に見立てて使ってたらしいですわ」
エマ「罪のない動物達を使われるより、作られた魔物の方がいいのでしょうけど、命を奪うことには変わらないかと」
作られた魔物、確かに彼らにも命はあります。ただ、自然に生まれたわけではなく、科学の力で生み出されただけなのです。
もともとはD∴G教団が作り出していた。技術らしいですけど。学園都市自体もあの教団のものだったらしいですから。
あの教団を潰す時に、学園都市を一斉蜂起し教団幹部らを拘束、逮捕した。
一斉蜂起した人たちが、学園都市の実権を握ったそうですね。
教団が作り出していた魔物、それを後から学園都市が利用して、うまく活用しているだけだとあの人から聞きましたわ。
わたくし達が魔物の話で盛り上がっていると旧校舎地下を揺るがす雄叫びと地響きが響き渡りました。アリサさんとエマさんは、地響きのせいで尻餅をついてらっしゃいます。
それにしても、さっきの地響きは何?
大賢者【告、旧校舎の地下の出入り口にたどり着いた男子5名が、石像…
アルフィン「
大賢者【解、
ラウラ「さっきの雄叫びといい、地響きといい、一体何なんだ?」
エマ「この奥から聞こえませんでした?」
アリサ「こんな地響きや雄叫びをあげる魔物がいるってわけ?」
アルフィン「皆さんやるしかないですわ。」
エマ「私達で勝てるのでしょうか?」
アルフィン「みんなで、なんとか戦うしかないでしょうね」
これはサラ教官が仕掛けた魔物とは思えない。じゃあ誰が仕掛けるというのかしら?さっきの妙な力があの
じゃあ誰が呼び出す?
あの人達が呼び出す?いや、それはないですわね。彼らの魔力を探知できませんから。
ただあの人に似た生体エネルギーを感じましたけど、その人が魔力を発動させたのは感じられませんし。
ラウラ「戦うにしろ避けるにしろ、とにかく先に進むしかない」
アルフィン「わかってますわ」
アリサ「戦うならあたしとエマは、後ろから援護射撃をするわ」
エマ「
わたくしとラウラさんで前衛を張り、後方がエマさんとアリサさんが導力弓、エマさんは
再び雄叫びと地響きが響き渡る。
わたくし達は、目配せをして、雄叫びと地響きがする方へ向かって行きました。
ユウのヒロインは誰が良いでしょうか?
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1ーエマ
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2ーフィー
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3ートワ
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4ーサラ
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5ースミレ
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6ーそれ以外(アリサとラウラは除く)