エレボニア帝国・ノルドの集落
七燿暦1204年6月27日・朝 帝国・ノルド高原・ノルドの集落。
わたくしたちは特別実習の課題をこなすため、ガイウスさんの実家を出ました。トリスタや帝都と比べても、ここは空気の気持ちよさが違いますわね。自然の流れの中にいるような感覚で、それがとても心地よいですわ。
ノルドの民の集落を色々と見て回っていると、古びた導力車がありました。帝国製のように見えますね。
アルフィン【ノルドの民の中で、導力車に乗る方がいらっしゃるんですね】
アリサ「ラインフォルト製の古びた運搬車みたいだけど」
ガイウス「数年前、とある人が寄贈してくれたものでな」
とある人……ですか。一体誰なのか、詮索しない方が良さそうですわね。
エレボニア帝国・ノルドの集落・交易所
七燿暦1204年6月27日・朝 帝国・ノルド高原・ノルドの集落・交易所。
ガイウスさんが交易所を紹介してくださいました。
ガイウス「ここは交易所だ。最近では狩りのためにゼンダー門から帝国製の武器や道具なども仕入れている」
ハチマン「なるほどな。そういうことで帝国軍を利用しているわけか。理にかなってるじゃねえか」
アリサ「ハチマン、言い方……でも実習中の色々な準備はこちらに頼るのが良さそうね」
ユーシス「ふむ、伝統的な装飾品なども扱っているようだな」
エマ「ええ、素敵な品がたくさん置いてあるみたいです」
アルフィン【良いお土産になりそうですわ。後で個人的に見るとして……】
ユーシス「ほう?」
アリサ「アルフィン、誰に贈るの?」
ハチマン「ニヤニヤ……誰に贈るんだろうな」
アルフィン【別に異性にプレゼントするつもりじゃないですわ。お姉ちゃんたちへのプレゼントですわ。ここ数年、直接話す機会すらほとんどなくて……お姉ちゃんが忙しいのもあるんですが、間接的にはお手紙でやり取りしていますけど】
アリサ「……あ、そんな話してたわね」
ガイウス「そういえば、アルフィンには姉と兄と弟がいたんだったな」
エマ「お兄さんとお姉さんにはいい妹さん、弟さんにとってはいいお姉さんですね……羨ましい限りです」
ハチマン「そうだな。
そんなお話をしながら、依頼元である交易所のキルテさんにお話を伺いました。
キルテ「いらっしゃい。よく来たね。それにしても、ガイウスがこれだけ外の人間を連れて来てくれるなんてね。嬉しいこともあるもんだよ」
ガイウス「はは、そう言ってもらえるとオレも嬉しいです」
アルフィン【そうおっしゃってもらえて光栄ですわ】
アリサ「そうね」
アルフィン【あなたが依頼をくださったキルテさんでよろしいでしょうか?】
キルテ「そうとも、あたしがキルテさ。見ての通り、ここではいろんなものを取引していてね。集落の中はもちろん、外の人間とやり取りすることもある。と言っても頼みたいのは、商売とは関係のない届け物なんだが……引き受けてもらえるかい?」
アルフィン【はい、もちろんですわ。お任せください】
キルテ「そうかい、そりゃあ助かるよ」
アリサ「それで配達というのは……どうやら帝国軍の監視塔へ届けるみたいですけど」
エマ「一体、どんなものを運べばいいんでしょうか?」
キルテ「そうだね……まずはこの羊の乳から作った『新鮮チーズ』。それから『羊の塩漬け肉』に『燻製肉』だろ。まだまだあるよ、あとは……」
ユーシス「ふむ、要は食料品の詰め合わせか」
ハチマン「どれもこれもうまそうなものばかりだな」
エマ「ええ、それも全てこの集落で作られたものですね」
キルテ「ああ、そういうことさね。昔から帝国軍の人たちとは友好的にお付き合いさせてもらっているからね。これはその感謝の印、おすそ分けみたいなもんさ」
アリサ「ノルドの地の食べ物のおすそ分け。正直羨ましいわね」
アルフィン【確かに、アリサさんのおっしゃる通りですわ】
ガイウス「フフ、そう言われると嬉しいものだな」
ハチマン「俺もアルフィンたちに同意見だな。ノルド料理は毎日食べても飽きないぜ」
アルフィン【そうですわね。ちなみに誰に届ければよろしいのでしょうか?】
キルテさんによると、監視塔の入り口にザッツという兵士さんがいるので、その方に渡せばいいとのこと。キルテさんの名前を出せば快く受け取ってくれるそうです。
キルテ「じゃあ、よろしく頼んだよ」
わたくしたちは食料品の詰め合わせを受け取りました。
アルフィン【確かに承りました。それじゃあ早速配達に行きましょうか】
アリサ「ええ、早く届けて兵士さんを喜ばせてあげましょう」
クエスト・『監視塔への配達』の依頼を始めますわ。
エレボニア帝国・ノルドの集落・交易所→長老の家
七燿暦1204年6月27日・朝 帝国・ノルド高原・ノルドの集落・長老の家。
ガイウスさんが特別実習の課題を始める前に長老様へご挨拶したいということで、わたくしたちも長老様のご自宅を訪れました。
ガイウス「長老、婆様」
イヴン長老「おお、ガイウス……それに学友の諸君だったな」
ジェダ婆様「うむ、よく来たね。それに昨夜は存分に休息が取れたようだ」
アルフィン【はい、おかげさまでぐっすりと休めましたわ】
アリサ「短い間ですけど、お世話になります」
イヴン長老「ふふ、イチカ殿、マコト殿同様に歓迎させていただこう。もとより客人は家族のようにもてなす慣わしだ。それと、我が家にはオーブメントを調整するための機材が置いてある。皆で活用しているものだから、君たちも自由に使うがよかろう」
長老様の自宅の片隅に、オーブメントを調整する機材がでんと置かれていました。
エマ「あっ……あれのことですか?」
アリサ「ほ、本当に本格的な機材が整ってるみたい。でも、どうしてこんなところに?」
ガイウス「……ふむ、まあそのうちわかるだろう」
ハチマン「ガイウス、なんか知ってるな」
ガイウス「まあ……な」
ノルドの民のみなさんの中にオーブメントを調整できる方がいらっしゃるのでしょうか。それとも、外部の人間が関わっているのでしょうか。ガイウスさんが『そのうちわかる』とおっしゃっているのが気になりますわね。
イヴン長老「ふふ、それ以外にももし困ったことがあったら遠慮なく言うといい。良き滞在となることを風と女神に祈っている」
ユーシス「心遣いに感謝します」
エマ「ふふ、実習も頑張らなくちゃいけませんね」
ジェダ婆様「うむ。みないい目をしているようだ。ガイウス、良き出会いに巡り合えたようだね」
ガイウス「ええ、本当にそう思います」
こうして長老様へのご挨拶を済ませた後、わたくしたちはオーブメントなどを調整してから長老様の自宅を後にしました。
エレボニア帝国・ノルドの集落・長老の家→薬師の家
七燿暦1204年6月27日・朝 帝国・ノルドの集落・薬師の家。
もう一つの依頼である薬草の調達を受けるため、薬師アムルさんの家を訪れました。
アムル「おや、ガイウスに士官学院のみなさんか。はじめまして。僕はアムル、この集落の薬師だ」
アルフィン【へぇー、そうなんですね】
ユーシス「薬師というと……つまり、医者のようなものか」
ガイウス「ああ、そう思ってくれていい。ここではあらゆる薬を調合してもらうことができるが……みんな、アムルさんにお世話になってばかりだな」
アムル「はは、ガイウス。それを言うならお互い様だろう? ま、君たちは実習中に何かあればいつでも遠慮なく頼ってくれ。傷薬でも胃腸薬でも症状に合わせて調薬させてもらうからさ」
アリサ「ふふ、それは心強いわね」
アルフィン【万が一何かあったとしても、頼らせていただけるわけですね】
ハチマン「薬師みたいな人物は重宝されるからな」
エマ「その時は是非お願いします」
アムル「さてと、自己紹介が少し長くなってしまったね。早速依頼の話をしていいかな?」
アルフィン【はい、お願いしますわ】
アムル「うん、それじゃ説明させてもらうよ。実は今、集落の馬たちに与えるとある薬を作っているところでね。君たちにはその材料の一つである薬草を調達してきてほしいんだ」
アリサ「馬たちの薬……何か病気にかかっているんですか?」
アムル「いや、薬と言ってもこの場合は❝予防薬❞だね。というのも、実は昔からノルド馬だけに発症する特殊な疫病があってね」
ユーシス「……いわゆる風土病と言うやつか」
ガイウス「ああ。そしてその疫病はまさにこれからの時期……暑さが最も厳しい夏の盛りに流行る可能性が高い。放っておけば命にも繋がる危険な病だ」
アルフィン【それだと、早く予防薬を用意しないといけませんわね】
エマ「ちゃんと対処すれば予防できるんですよね?」
アムル「うん、そのために必要なのが《エポナ草》だ。集落南部の高原に生えていて、黄色い花をつけるのが特徴でね。ガイウスがわかるから、高原を回ってそれらしいものを探してきて欲しいんだ」
エポナ草は、5つあれば事足りるそうです。
ハチマン「南の高原に咲く黄色い花を5つか」
アルフィン【アムルさん、エポナ草を5つ、承りましたわ】
ユーシス「ふむ、なら善は急げだな」
ガイウス「アムルさん、行ってきます」
アムル「ああ、よろしく頼んだよ」
クエスト・『薬草の調達』の依頼を始めますわ。
今回は昼間投稿です。
ユウのヒロインは誰が良いでしょうか?
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1ーエマ
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2ーフィー
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3ートワ
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4ーサラ
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5ースミレ
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6ーそれ以外(アリサとラウラは除く)