トールズ士官学院・1階の廊下→
七燿暦1204・4月18日・午後・帝国・トールズ士官学院・
リィンさんたちと別れ、
女子更衣室に入り、壁側の3番目のロッカーを開けます。スクール水着の入った袋と、立てかけた釣り竿を確認。制服の上着、ブラウス、スカートを脱ぎ、ハンガーにかけます。今は緋のシルクに薔薇柄のブラとショーツ姿。このショーツ、前に男子生徒にガン見されましたわね。
大賢者【告。マスター、あの男子生徒たちの記憶を消さなくて良いんですか?】
アルフィン【見られて恥ずかしいけど、わたくしの配慮不足ですわ】
大賢者【解。なるほど。自ら❝オカズ❞を提供するんですね】
アルフィン【大賢者、下ネタが過ぎますわよ!】
大賢者【解。では、❝自家発電❞の助けを提供したってことで?】
アルフィン【あなたね……】
大賢者【告。戯れはさておき、旧校舎の件、来月の調査でまた変化があれば、本格的に調べるべきかと】
アルフィン【そうね。リィンさんに負担をかけたくないし】
大賢者【解。旧校舎に
アルフィン【ありがとう、大賢者。お任せしますわ】
プールの方を見ると、水泳部はまだ活動中。こんなに遅くなるとは思わなかったわ。
アルフィン【早く着替えないと、活動が終わっちゃいますわ】急いでスクール水着に着替え、プールサイドへ向かいました。
七燿暦1204・4月18日・午後・帝国・トールズ士官学院・
プールサイドで、クライン部長とマイン副部長が話しています。
アルフィン【すみません、遅れましたわ】
マイン「お疲れ、アルフィン。生徒会の仕事、頑張ったわね」
クライン「サラ教官とマインから聞いてるよ。お疲れ、アルフィン君」
アルフィン【ありがとうございます。活動できる時間はありますか?】
クライン「あるよ。生徒会からの延長許可が出てるから、リーゼ君の時間は確保されてる」
マイン「私たち、仲間なんだから、遠慮しないで!」
アルフィン【はい、マイン先輩、クライン部長!】
念入りに準備運動をし、飛び込み台へ。そのままプールに飛び込みました。泳ぐのは得意。前世で火の修行中、なぜか泳ぎまくってましたわ。精神鍛錬だったと今は思います。この世界でも、オリヴァルトお兄様と旅中、川や湖で泳いで、ミュラーさんやカズヤさんを心配させたっけ。泳ぎは前世より上達してるかも?視線を感じます。クライン部長とマイン副部長が見てるわね。
ーーー
第3者Side
アルフィンの泳ぎに、クラインとマインは目を奪われた。クラインは「私の目に間違いはなかった」と確信。マインは「後継者が見つかった」と期待の眼差し。
ラウラも動きを止め、アルフィンを見つめる。ラウラ「アルフィン、そなた……できるな。ライバルがいてこそ、腕は磨かれる」ラウラはライバルを見つけたと誇らしげ。
同じ新入部員のパスカルも、アルフィンの泳ぎに見とれていた。水中では、別の「元気」も。パスカルがふと上を見ると、アルフィンがプールから上がる瞬間、食い込んだ水着に目が釘付け。無心で泳ぎまくったという。
ーリィンSIDE(リィンから見たアルフィン達)
学生会館・生徒会室→
七燿暦1204・4月18日・午後・帝国・トールズ士官学院・
リィンは生徒会室を後にし、
リィン「お疲れ、二人とも」
アルフィン【リィンさん?】
ラウラ「リィンではないか」
アルフィン【また依頼でも引き受けました?】
アルフィンはまた生徒会の仕事を押し付けられたと思うらしい。リィンはただ礼を言いに来ただけだ。
リィン「アルフィンに改めて礼を言いに来た。水泳部があるのに、生徒会の仕事を手伝ってくれて、ありがとう」
アルフィン【うふふ、気にしてませんわ。こうして水泳もできるし、リィンさんが気にする必要はありません。わたくしの意志でやっただけですわ】
リィンはその言葉に安心しつつ、水泳部との両立は大丈夫かと心配した。だが、アルフィンは大丈夫と言う。
アルフィン【だから、リィンさんが気を病む必要はありませんわ】
リィン「わかった」
アルフィンの言葉に頷いたリィンだが、内心、悪い気がした。彼女が良いと言うならいいのか? ラウラの咳払いで我に返る。
ラウラ「コホン……リィン、アルフィン、二人だけで話を進めるな。来月から旧校舎の調査、私も参加する。良い鍛錬になる」
ラウラの宣言に、リィンは心強いと思った。アルフィンが驚く。
アルフィン【ラウラさんも!?】
ラウラ「旧校舎の依頼はⅦ組全員へのものだろ? 私が参加するのは問題ないはずだ」
アルフィン【問題じゃなくて、わたくしとラウラさんが水泳部を抜けるのが大丈夫かってことですわ!】
アルフィンの心配は、水泳部の負担。リィンはクライン部長とマイン副部長に相談済みで、二人とも快諾してくれた。アルフィンとラウラが感謝する。
アルフィン【リィンさん、何から何までありがとうございますわ】
ラウラ「すまんな、リィン。感謝する」
リィン「構わないさ。仕事だからな」
リィンはこれも生徒会の仕事と割り切る。内心、アルフィンとラウラの水着姿は目のやり場に困ると感じつつ、世間の男子なら喜ぶべきかと考える。だが、ラウラに気づかれた。
ラウラ「リィン、何をジロジロ見てる?」
リィン「何でもないさ。やっぱり二人とも水泳が得意なんだな」
ラウラ「故郷のレグナムは湖畔の町だ。寒中水泳も鍛錬で日常的にやってたから、多少はサマになる」
アルフィン【わたくしも寒中水泳を鍛錬でやってましたわ。泳ぐのが好きだから、楽しかったですわね】
寒中水泳を鍛錬でやる二人の共通点に、リィンはすごいと思う。
ラウラ「父上に言われた言葉がある。『時に剣を手放すことで得られるものがある』と。士官学院に入ったら試そうと思ってた」
リィンは《光の剣匠》の言葉の重みを感じ、アルフィンも同じだった。
リィン「俺も似たことを言われたことがある。わかる気がする」
アルフィン【わたくしも言われましたわ】
ラウラ「ほう……」
水泳部の邪魔になるし、目のやり場に困ると判断したリィンは立ち去ることに。
リィン「俺は行くよ。アルフィン、ラウラ、クラブ頑張って」ラウラ「これから精進する」
アルフィン【わたくしも精進しますわ。リィンさん、今日は本当にお疲れ様でした】
リィン「アルフィンもお疲れ」
リィンは二人に手を振り、クライン部長とマイン副部長に頭を下げ、プールを後に。グラウンドを通り、第3学生寮へ帰った。
七燿暦1204・4月18日・午後・帝国・トールズ士官学院・学生会館・学生食堂。
陽が暮れ、水泳部の活動が終了。更衣室で着替えて、学生食堂へ。クライン部長とマイン副部長が、新入部員の歓迎会を開いてくれるそうですわ。
アルフィン【ありがとうございますわ、クライン先輩、マイン先輩】
パスカル「こんなことしてもらって、いいんですか?」マイン「いいのよ。毎年恒例の行事みたいなものだから」
クライン「歓迎会と言っても、学食を奢るくらいだけどね」
アルフィン【それでも嬉しいですわ】
クライン「ありがとう、アルフィン君、パスカル君……ラウラ君は?」
ラウラさんが、緑の制服のショートピンク髪の女子生徒と話しています。
モニカ「えと、先輩、私、モニカです。水泳部に興味があって、教えてほしいんです」
ラウラ「構わんが……私は先輩じゃない。あそこにいるクライン部長とマイン副部長が先輩だ。アルフィンとパスカルは同じ1年の水泳部だ」
モニカ「え!? そ、そうなんですか!?」
ラウラ「そうだ」
モニカさんは、わたくし達を先輩だと思ったのかしら。ラウラさんのオーラは確かに1年とは思えませんわね。
アルフィン【わたくしもパスカルさんも1年ですわ】
パスカル「そうだよ、モニカさん。敬語なしでいいよ」
モニカ「えっと、でも……」
モニカさんがラウラさんを見て、迷ってる様子。
ラウラ「モニカ、だな。パスカルの言う通り、敬語はなしだ。貴族だからと気にしてるなら、心配無用だ。私は気にしない」
アルフィン【わたくしはアルフィンですわ。よろしく、モニカさん】
パスカル「俺はパスカル。よろしく」
ラウラ「ラウラだ。改めてよろしく、モニカ」
クライン「部長のクラインだ。よろくな、モニカ」
マイン「副部長のマインよ。よろしくね、モニカ」
モニカさんを含め、水泳部の入部歓迎会を開催。楽しくやっていけそうな気がしますわ。
ユウのヒロインは誰が良いでしょうか?
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1ーエマ
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2ーフィー
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3ートワ
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4ーサラ
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5ースミレ
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6ーそれ以外(アリサとラウラは除く)