わたくしたちは、全員でグルノージャと対峙していましたが、グルノージャの子分さんと思われるミニのグルノージャ2体が加勢した形になりました。
スハルト「子分どもは、俺とアリサとエリオットでする。リィン、アルフィン、ラウラ、そっちのデカブツ頼んだぞ!」
リィン「わかった、こっちは任せろ」
アリサ「こっちは任せて」
エリオット「スハルト、アリサ、僕は導力魔法で援護するよ」
スハルトさんたちは、子分のグルノージャ2体の方へ向かって行かれました。わたくしたちは、大きい方のグルノージャに立ち向かいます。
リィンさんとラウラさんに前衛を任せ、わたくしは、導力魔法を使用しながら、籠手でグルノージャを殴りつけます。意外に皮膚が固く、攻撃がほとんど効果がないように見えますわ。
大賢者【告、マスターの攻撃は、ほとんどグルノージャには効き目がないようです】
アルフィン【あの皮膚じゃ、私のパンチはほとんど効果がないということですね】
大賢者【解、普通の攻撃はおそらく効かないでしょう】
わたくしの普通のパンチは、ほとんど効き目がありません。ですが…この籠手は普通の籠手と違って、特殊なモノで作られてますの。ですので次は違う手でいくとしますか。
リィンさんとラウラさんは、同時にグルノージャに技を放たれます。
リィン「紅葉斬り!」
ラウラ「鉄砕剣!」
しかし、グルノージャにさほどのダメージはないように見えます。それどころか、衝撃波のようなモノをわたくしたちの方へ放ってきました。わたくしたちは、真横に避けて回避しました。
リィン「皮膚が硬い、ほとんどダメージがない」
ラウラ「くっ、ダメージを与えられてない」
アルフィン【あの皮膚の下にダメージを与えられれば、いいのですけど】
リィン「……ここで退くわけにはいかない、何とかダメージを与えるしかない!」
ラウラ「ああ」
アルフィン【なんとかするしかないですわね】
グルノージャは、突進と衝撃波とシッポ攻撃で苦しめてきます。
わたくしは戦術リンクを使い、グルノージャを徐々に追い詰めていきます。
リィン「アルフィン、ラウラ、ちょっと時間を稼いでくれないか?」
アルフィン【リィンさん、何か考えがあるんですか?】
リィン「ああ、考えがある。だから時間を稼いで欲しい」
ラウラ「……わかった。そなたにかけるとしよう」
アルフィン【わたくしとラウラさんは、時間稼ぎをやりますわ】
わたくしは、籠手に力を込めて、グルノージャの身体に気をぶつけます。少しはグルノージャにダメージを与えているようにも見えてきます。ラウラさんも攻撃の手を緩めずに
ラウラ「砕け散れ!!」
わたくしもそれに続いて、グルノージャにかかと落としを決めました。グルノージャ自身も脳天の一撃はかなり効いてるみたいで、ヨロヨロとし始めました。そんな中
リィン「炎よ。我が剣に集え!はぁー!!斬!」
リィンさんの一撃がグルノージャを貫き、ラウラさんとわたくしが
ラウラ「鉄砕剣!!」
アルフィン【これで、終わりですわ!】
わたくしの2回目のかかと落としがグルノージャの脳天に直撃しそのまま崩れるように倒れて行きました。スハルトさんたちも小さいグルノージャ2体を倒したみたいですね。
スハルト「ふぅ~なんとかなったな」
アリサ「ええ、アルフィンたちもなんとかなったみたいね」
エリオット「つかれた〜」
リィン「はぁっ……はぁっ、なんとかなったな」
わたくしもちょっと疲れが出てきたのでしゃがみながら
アルフィン【まさか、グルノージャと戦うことになるなんて思いませんでしたわ】
エリオット「小型だったけど、すばしっこかった…」
ラウラ「はぁっ、はぁっ、なんとか撃退できたようだ…リィン、今しがた見せたのは?」
リィン「ああ、修行の賜物さ。今までは実戦ではロクに使えなかったんだが、なんとかコツをつかめたみたいだ」
ラウラ「そうか…」
八葉一刀流、色々な型がありますが、リィンさんの型は、わたくしに近いものがありますわ。リベールの時もそうでしたが、太刀を見ていると、わたくしも使いたくなる気持ちも出てきますわね。
エリオット「えへへ、やっぱりリィンは凄いな」
スハルト「エリオット、なんでお前が嬉しがるんだよ…八葉一刀流の流儀、いいもの見せてもらった」
アリサ「ふふ、いつも心という時にやってくれるものね」
アルフィン【そうですわね】
リィン「いや…みんなのおかげさ。みんなで戦ったからこそできたんだ。そうじゃなければ勝てなかった」
アルフィン【……リィンさんがおっしゃりたいのは、この勝利は、わたくしたちA班全員の❝成果❞って】
リィン「そうだな、アルフィンの言う通りだ」
エリオット「えへへ」
スハルト「そうだな。俺たちの連携プレイの勝利だな」
アリサ「ふふっ、そうね」
ラウラ「皆の成果か…」
わたくしたちは、改めてA班全員でハイタッチをしました。今回の特別実習の集大成にしては、立派にできたのではないかとわたくし自身は思ってますわ。
あとは、窃盗実行犯の方々をオットー元締めさんに引き渡せば、今回の特別実習のフィナーレてことになりますね。
まあ、オットー元締めさんも最終的に領邦軍に身柄を引き渡されるでしょうね。
スハルトさんが窃盗実行犯の方々を拘束している綱をもう1度厳しく締め直されてるようです。
スハルト「お前たちは、あのじいさんに引き渡す。裁きの沙汰はじいさん次第ってとこだな」
アリサ「それが妥当よね。私たちがどうこうできるわけではないし」
エリオット「アハハ、領邦軍に引き渡さないんだね」
リィン【この件もあくまでも元締めの依頼だからな。あとは元締めがどう判断するかだろう】
アルフィン【そうですわ、領邦軍の方々に直接引き渡すのは、なんだか癪に障りますし】
アリサ「そうね……領邦軍の兵士たち、私たちを舐めるような視線で見てたしね」
ラウラ「視線は確かに感じていたが、そういうことだったのか?」
スハルト「ラウラ、奴らの目はそういう目だったぜ」
ラウラさんは、そういうことに疎い部分がありますからね。彼らはラウラさんもそのような邪まの目で見られていましたわ。
リィン「さてと、こいつらを元締めに引き渡しに向かうとしよう。スハルト、こいつらの背後の見張りを頼めるか?」
スハルト「ああ、別に構わないぜ」
リィンさんとスハルトさんは、窃盗実行犯の方々の綱を持っていらっしゃいます。
わたくしたちは、窃盗実行犯の方々をケルディックのオットー元締めさんに引き渡すために街へ戻るために証拠の盗品の商品が何があったかを確認することに。
大賢者【告、マスター、気をつけてください。領邦軍の連中がこちらへ来ています】
アルフィン【領邦軍の方々がこちらへ?誰かが通報したのかしら?それとも…】
色々と思うとこありますが、窃盗実行犯の方々を現行犯で捕まえているんですから、妙な回答はないとは思いますけど、念のために警戒はしていた方が良さそうですわ。
大賢者が言った通りに領邦軍の方々が笛を鳴らしながらこちらへ向かってきました。
領邦軍兵士「いたぞ!」
ルードリッヒ「隊長、どうやら連中も一緒にいるようです」
あれは、さきほどルードリッヒと自分の名前を名乗ったどこかの貴族のご子息、別に貴族の息子が領邦軍の兵士をされていること自体は珍しくはないのですが。
領邦軍の方々は、窃盗実行犯を取り囲むのではなく、なぜかわたくしたちを包囲してきましたわ。
ルードリッヒ「大人しく手をあげることだ」
領邦軍兵士「抵抗しても無駄だ」
リィン「くっ…」
スハルト「お前たちは馬鹿なのか?取り囲む相手を間違えてるぞ?」
ルードリッヒ「口答えをするな!学生だからといって、手加減などせんぞ!」
偽管理員リーダー「領邦軍のみなさん、ありがとうございます。俺たちを追い詰めたようだが、逆にお前たち追い詰められたな」
エリオット「か、完全にグルじゃないか」
アリサ「呆れ果てたわね」
領邦軍隊長「何の話かな?確かに盗品もあるようだが、彼らがやった証拠はなかろう?可能性で言うならば、❝君たち❞の仕業ということもあり得るのではないか?」
ユーシスさんの……人様のお家をあまり悪くは言いたくはないですが、アルバレア公爵家の領邦軍は皆さんこのような人しかいないのでしょうか?呆れて物も言えませんわ。
エリオット「ええっ!?」
スハルト「領邦軍というこんな奴らしかいねぇのかよ」
ラウラ「……そこまで我らを愚弄するか」
リィン「本気でそんなことがまかり通るとでも?」
領邦軍隊長「弁えろと言っている。ここは公爵家が治めるクロイツェン州の領内だ。これ以上、学生ごときに引っ掻き回されるわけにはいかん。手を引かぬと言うならば…このまま容疑者として拘束し、バリアハート市に送ってもいいが?」
さてどうしましょうか?わたくしが正体を明かせば、こ場を乗り切ることができるでしょう。しかしそれでは解決できたとは言い難いですから。この場限りで第5位さんの❝心理掌握❞を使って、どうにかした方がいいのかしら?
そんな時でした。領邦軍の方々ではなく、別の声が聞こえてきたのは。
???「その必要はありません」
???「領邦軍は撤収せよ、とアルバレア公爵からの通知である。現時点を持って、鉄道憲兵隊が引き継ぐ」
この声は、まさか!?
領邦軍隊長「なんだ?」
ルードリッヒ「今いいとこなんだぞ?……まさか!?鉄道憲兵隊と、アックア殿!」
ラウラ「(この者たちは?)」
スハルト「(鉄道憲兵隊の連中とあっちは誰だ?)」
エリオット「(うん、間違いない、鉄道憲兵隊とアックア・ヴァンダールだ!)」
スハルト「アックア・ヴァンダール……確かエレボニアの軍神とか言われてるやつか」
アリサ「(軍神かどうかは別にして、アックアさんを含めて、鉄道憲兵隊は帝国正規軍の中でも最精鋭と言われてる)」
まさか、鉄道憲兵隊のクレアさんがここに来てくださるなんて。それにお父様の護衛を任されているアックア・ヴァンダール…さん。この人の容姿は、あの世界の神の右席の後方のアックアさんにそっくりと言うか瓜二つと言いますか…この世界でも、軍神と呼ばれるような戦いのそういう記録が残っていますね。そのような功績があるので、ある団の副団長に推薦されていましたけど、本人はそれを辞退していましたしね。自由に動ける一兵卒の方がよろしいとかなんとかおっしゃっていましたね。
それにしても軍服姿のクレアさん、相変わらずカッコいいですわ。
ルードリッヒ「ア、
領邦軍兵士1「鉄血の子飼いが、どうして?」
領邦軍隊長「陛下の右腕であらせられるアックア殿が、何故鉄血の子飼いとご一緒されているのでしょうか?」
アックア「クレア殿は、私の友人でもあるが…そのような発言は私に対する侮辱とも取れるが?」
領邦軍隊長「い、いえ、そんなことは…」
アックア「先ほども申した通り、アルバレア公爵から領邦軍は撤収するように言われている。それとも貴公らは、アルバレア公爵の命令に従わないつもりか?」
クレア「ケルディックは、鉄道網の中継地点でもあります。そこで起きた事件については、我々にも捜査権が発生する。そのことはご存知ですよね?」
ルードリッヒ「隊長、色々と言いたいことはありますが、アルバレア公爵から撤収命令が出てるのならば撤収するのが筋かと」
領邦軍隊長「そのようなことは分かっている」
クレア「ケルディックの元締めの方々を始め、関係者の証言から判断するに…こちらの学生さんたちが犯人である可能性はありえません」
アックア「私の独自の情報網によれば、そっちの方で縄で縛られている連中の方が犯人である情報をいくつも得られているが?何か反論はあるか?」
領邦軍隊長「……異議はありません……」
クレア「ならば熱は我々、鉄道憲兵隊とアックア殿にお任せください。頭皮の返却も含めて処理させていただきますので」
ルードリッヒ「全員、撤収だ」
あの嫌味なルードリッヒ…さんが撤収を呼びかけると、領邦軍の兵士の方々は撤収していきました。領邦軍の隊長さんも複雑な表情をしながら、クレアさんやアックアさんの横を通ってスタスタとケルディックの詰所まで帰還されていきました。
クレアさん、わたくしを一瞬見てニコッと笑ってました。あの笑みには色々な笑みを感じますが、今はそんなことを気にしてる暇はありませんわ。
クレア「ふふ、皆さんお疲れ様でした」
アックア「しかし、無茶をしたものだ」
クレア「まあまあ、みなさんのおかげで、事件の実行犯を捕まえることができましたし」
アックア「それはそうだが…」
クレア「帝国軍・鉄道憲兵隊所属、クレア・リーヴェルト大尉です」
アックア「アックア・ヴァンダール。帝国軍近衛師団副団長である」
クレア「トールズ士官学院の方々ですよね?少々取りたいので少々お付き合い願いませんか?」
アックアさん、近衛師団の副団長になられたんですね。やはり貴族派と革新派の対立が原因なんでしょうか?
なにはともあれ、わたくしたちは、ケルディックの風見亭にて事情聴取を受けることになりました。もちろん窃盗実行犯の方々は、鉄道憲兵隊に身柄を確保され、そのまま帝都の鉄道憲兵隊の本部へ連行されていきました。
わたくしたちは、1人1人クレアさんとアックアさんに事情聴取をされました。
ユウのヒロインは誰が良いでしょうか?
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1ーエマ
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2ーフィー
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3ートワ
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4ーサラ
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5ースミレ
-
6ーそれ以外(アリサとラウラは除く)