エレボニア帝国・トリスタ・トールズ士官学院・学生会館→技術棟
七耀暦1204年6月15日・昼過ぎ・帝国・トリスタ・トールズ士官学院・技術棟。
雨の中、赤い傘をさして技術棟を訪れました。するとジョルジュ先輩の他にクロウ先輩もいらっしゃいました。
ジョルジュ「やあ、アルフィン君。何か用事かい?」
クロウ「なんだなんだ〜、試験前だってのに部屋の導力灯でも切れちまったのか?」
アルフィン【そうそう、お部屋の導力灯が切れてしまって…ってそんなわけがありませんわ!】
クロウ「お前も冗談に乗ってくるようになったな〜」
アルフィン【ついつい…冗談をって…そんなことより、お2人は中間テストだというのに余裕みたいですね?】
クロウ「ハハッ、何を言ってやがる。今更ジタバタしても始まらねえだろうが?」
あ、クロウ先輩……察しましたわ。何もできていないってことがですけど。ジョルジュ「クロウは実技系は得意だよね。サバイバル教練とか応急処置とか」
アルフィン【へぇ〜クロウ先輩ってそっち方面は得意なんですね〜】
クロウ「ま、直観でわかるモンだからなぁ。なんだアルフィン後輩、自信がねえのか?だったら教えて。やってもいいぜ?」
実技の方も特別わからないわけではないですが、クロウ先輩がどのように教えてくれるのか、そちらの方に興味がありますわ。
アルフィン【それじゃあ、お言葉に甘えて教えてくださいね】
クロウ「……え、マジで?」
ジョルジュ「クロウが教師役かぁ。ちょっと不安だな……」
アルフィン【えーと、まさかと思いますが教えてくれるというのは、冗談ってことでしょうか?】
クロウ「アルフィン!そんな怒った顔をすんなよっ!わかった、折角だから教えてやるよ!ジョルジュ、席借りるぜ〜」
ジョルジュ「はいはい、好きに使ってくれよ」わたくしは、クロウ先輩にテスト勉強を見てもらうことになりました。
クロウ「……とまあ、1年で出そうなのはこんなトコか。後は……そうだな。『心肺蘇生法』も復習しとけ」
アルフィン【『心肺蘇生法』…はい、授業でも教わりましたわ】
クロウ「基本中の基本だからな。押さえていて損はないだろ。いいか、倒れているやつを見つけたらまず『意識の確認』だ。意識がなかったら結構ヤバいと思っていいな。すぐに『大声で、応援を呼べ』。くれぐれも1人で全部対処しようとすんなよ?応援がいた方が生存率が上がるからな」
アルフィン【はい、わかってますわ】
クロウ「次は『呼吸の確認』だ。息がない、また不自然な場合は心肺蘇生法の出番になる。具体的には『心臓マッサージ』と『人工呼吸』の繰り返しだな。これは脈と呼吸が戻るまで、諦めずにやるこった。……最後まで希望は捨てんなよ?」
アルフィン【捨てませんわ】
クロウ先輩、意外にも教えるのはうまいと素直にそう思います。実技系が得意というのは間違いはありませんわね。
クロウ「実践だが、倒れてる女子を見つけたら……あ、アルフィンの場合は男子か…その時は遠慮せずに行けよ…ラッキーなんだから」
前回のは撤回、クロウ先輩はクロウ先輩でしかありませんわ。でも中間テストの勉強にはなりましたけど。
アルフィン【さっきはとにかく、授業の復習にはなりましたわ。クロウ先輩、今日はありがとうございました】
クロウ「おう、試験頑張れよ!俺の分もな!」
アルフィン【あはは…わたくしは頑張りますけど、クロウ先輩もご自分で中間テストを頑張ってくださいな】
わたくしは、クロウ先輩とジョルジュ先輩にお礼をしました。そして技術棟を後にしました。次は、どこに行きましょうか。
『わたくしとクロウ先輩とジョルジュ先輩の仲が深まった気がしますわ』
エレボニア帝国・トリスタ・トールズ士官学院・技術棟→本校舎・2階
七耀暦1204年6月15日・昼過ぎ・帝国・トリスタ・トールズ士官学院・本校舎・2階・休憩スペース。
本校舎に舞い戻ったわたくしは、2階の方に行ってみると、休憩スペースでユーシスさんとガイウスさんとスハルトさんが勉強会を開いていらっしゃいました。そんなお三方に話しかけました。
アルフィン【ユーシスさんたち、テスト勉強の方ははかどっていらっしゃいますか?】
スハルト「アルフィンか。まあ、はかどっていると言われればはかどっているな」
ガイウス「フフ、まあまあと言ったところだ」
ユーシス「ちょうど兵科記号の復習に入ったところだな。アルフィンも参加していくか?」
アルフィン【ええ、ご一緒させてください。1人で覚えるより、みなさんとご一緒にテスト勉強をした方が効率もいいですからね】
ガイウス「ともかく歓迎する。アルフィン、座ってくれ」
スハルト「アルフィンもわからないところがあったら、素直に言うんだな。1人で抱え込むより、みんなで教え合うのが早いからな」
わたくしは、休憩スペースのソファーに座ってユーシスさんたちの勉強会に加わりました。わたくしたちは、兵科記号の問題を出し合って答えていきました。
スハルトさん、元猟兵さんだけあってどんどん正解されてきます。もしかするとフィーも得意なのかもしれませんね。軍の表記などは、一般社会では見ることも聞くこともほとんどないですからね。
トールズ士官学院を卒業したからといって、みなさんが正規軍や領邦軍に入隊するわけではありませんから。軍属から離れ民間企業や普通の公務員になる人たちもいますから。
ユーシス「軍事学は、厳しい現実に対し、常に最善を尽くすことを基本理念としている。戦争行為を抜きにしても学ぶことは多いだろう」
スハルト「そうだな」
ガイウス「ああ、それが士官学院で教えられている理由なのだろう。俺たちもその理念を体現させてもらおうとしよう」
アルフィン【そうですわね】
わたくしたちは引き続き、軍事学の復習を繰り返しながら教え合いました。
『わたくしとユーシスさん、ガイウスさん、スハルトさんとの仲が深まりました』
わたくしは、ユーシスさんたちに挨拶を済ませてから休憩スペースを後にしました。今度はどこへ行きましょうかね。
エレボニア帝国・トリスタ・トールズ士官学院・本校舎・2階→ギムナジウム
七耀暦1204年6月15日・昼過ぎ・
帝国・トリスタ・トールズ士官学院・ギムナジウム内・2階。
本校舎から再び外へ出て傘をさしながらうろうろして、ギムナジウムの方へ歩いて行きました。
いくら何でも今日は、ギムナジウムで部活をやられている方はいらっしゃらないでしょうけど。ただ、人の気配がしたのでわたくしはギムナジウム内に入ってきました。
水泳部のプール、フェンシング部の道場にも誰もいらっしゃいませんでしたが、2階の方から話し声が聞こえるので、そちらに誰かいらっしゃるようですね。
2階の方には、大きなテーブルが置いてあって椅子も置いてありますね。ここは水泳部とフェンシング部が話し合ったりする時に使われる場所ですね。そこではアリサさんとラウラさんがお2人でお勉強をされていました。
アルフィン【アリサさんとラウラさん、お2人はここでお勉強されていたんですね】
アリサ「あはは…お互い芸術の復習がちょっと甘いかもって話になってね。副教科とはいえ、手は抜けないし」
ラウラ「うむ、定期考査など初めてだ。油断は禁物だろうということになってな。そうだな…アルフィン、そなたも一緒にどうだ?」
アルフィン【もちろん、ご一緒させていただきますわ。えっと試験範囲は『絵画の基礎技法』でしたわね】
アリサ「ええ、早速始めましょ」
わたくしは、ラウラさんの隣の椅子に座ってお勉強会を始めました。
アルフィン【それでは早速、最初の問題を出しますね。アリサさん、『デッサン』のことを説明していただけますか?】
アリサ「単色の線や筆触によって物の形・明暗などを描く手法ね」
アルフィン【アリサさん、正解ですわ。次、ラウラさん、『スケッチ』とは?何でしょうか?】
ラウラ「対象の印象を捉え、大まかに描写する手法、いわゆる写生だな。絵の下書きというイメージがあるが…」
アリサ「そうね、デッサンとスケッチはよく下絵に使われる手法ね。デッサンは時間をかけるけど、スケッチは手早く行うらしいわ」あはは…これくらいは簡単すぎましたかね。次はこの辺りの問題にしましょうか。
アルフィン【次の問題は…ラウラさん、スケッチをより素早く非常に簡潔に行う手法は?】
ラウラ「ふむ、『クロッキー』だな」
この辺りじゃ問題にならないのではないでしょうか。アリサさんもラウラさんも次々と正解を出されていくので、どこから出して行こうか迷ってしまいますわ。アリサさんがニヤニヤしながらわたくしを見て
アリサ「アルフィンも問題を解きたいでしょ?問題ばかり出してても、あなたの復習にはならないだろうし、私が問題を出すわよ?」
アルフィン【アリサさんの申し入れは大変嬉しいのですけど、今はお2人のために問題を出すのがわたくしの勤めですので】
わたくしは中間テストの範囲内で、どんな問題にするのか頭を悩ませながら、ちょっと大賢者にも手伝ってもらって、アリサさんとラウラさんのテスト勉強に役立ってもらえればと奮闘したのでした。アリサさんとラウラさんから、お人好しすぎると言われました。もうお人好しっていう言葉は、わたくし自身いっぱい聞いてきましたからね。褒め言葉として受け取っておきますね。
『アリサさんとラウラさんとの仲が深まりました』
アリサさんとラウラさんに挨拶を済ませました。ギムナジウム内は、アリサさんとラウラさんのお2人しかいませんので、次の場所に行くためにギムナジウムから雨の降るお外へ出ることにしました。
エレボニア帝国・トリスタ・トールズ士官学院・ギムナジウム→図書館
七耀暦1204年6月15日・昼過ぎ・帝国・トリスタ・トールズ士官学院・図書館。
先ほどよりもちょっと雨がひどくなっていましたので、ちょっと袖口のあたりが濡れてしまいましたけど、なんとかなりそうです。赤い傘を傘立てに立てて、図書館の中へ入ります。
図書館の中もいつもよりも人が多い気がします。
やはりテスト勉強は図書館に限るというところでしょうか。図書館内をうろうろすると、マキアスさん、エリオットさん、ハチマンさんがお勉強会をされていますね。机に導力学の参考書がどっしりと置かれてますね。
アルフィン【マキアスさん、エリオットさん、ハチマンさんは図書館にいらっしゃったんですね。導力学をやられているんですか?】
エリオット「あはは…明日から試験だと思うと、なんだか緊張しちゃって」
ハチマン「試験というのはいつでも緊張するもんだよ…」
エリオット「だから緊張しないように、できるだけしっかり勉強しておきたくてさ」
マキアス「ここが最後の頑張りどころ。努力しすぎるなんて事はないからな」
ハチマン「まあ、自分が頑張った努力はあとあとも残るからな」
マキアス「アルフィン、良かったら君も一緒にどうだ?」
アルフィン【ええ、ご一緒させていただきますわ】
わたくしは、マキアスさんの隣の席に座ってから勉強会を始めました。
アルフィン【わたくし、導力学は好きな教科でして】
マキアス「ほぉ〜なら君のその実力を確かめさせてもらおうか」
ハチマン「なんだ、マキアスが妙にやる気を出してるみたいだが?」
エリオット「ハチマン、そりゃあ、気になる子がそばにいればね…」
ハチマン「あ、そうなんだ、マキアスがな〜」
マキアス「ハチマン、エリオット、何を言っているんだ?」
ハチマン「なんでもねえよ、独り言」
エリオット「あはは…」
わたくしの名前が呼ばれたような気がしましたけど、気のせいでしょうか?マキアスさんが導力学の説明をしてくれていますね。補足にハチマンさんが答えるみたいになっていますね。
エリオット「『導力』は七耀石から生み出されるエネルギーなんだよね」
ハチマン「ああ、常識中の常識だな」
エリオット「それで特徴は時間が経てば回復すること」
アルフィン【今のわたくしたちには、切っても切れない存在になっていますからね】
ハチマン「導力灯に導力通信、導力鉄道…」
アルフィン【わたくしたちの身近な導力機器はオーブメントですわね】
マキアス「戦術導力器については授業でも学んだな。第1の特徴は携帯性。第2の特徴は所有者とシンクロし魔法現象の展開プロセスを構築を代行する『共鳴現象』第3の特徴は柔軟性だな。装着するクォーツの組み合わせにより性能が大きく変化する」
ハチマン「マキアス、完璧じゃねえか」
エリオット「うんうん、よくそんなにスラスラ出てくるよね」
マキアス「そういう君こそ、スラスラと答えていたじゃないか」
ハチマン「俺は、休む時間とかにひたすらずっと教科書を読んでいたからな」
アルフィン【確かに読んでいらっしゃいましたね】
エリオット「ハチマン、トイレ休憩以外、ずっと教科書読んでいたよね」
ハチマン「俺の休み時間の過ごし方とかどうでもいいからさ、マキアス、さっさと問題を出してくれ」
マキアス「わ、わかった」
マキアスさん、本当は導力学より他の教科をされたいのでしょうけど、エリオットさんに付き合ってらっしゃるのでしょう。ハチマンさんは古典とか確か得意だと言っていらっしゃいましたよね。
マキアス「ハチマン、あとで僕に古典を教えて欲しい」
ハチマン「学年2位のマキアスに俺が教えることなんてあるのかよ?」
マキアス「俺はちょっと古典の方が苦手だ。ハチマン、君は前に古典は得意だと言っただろう?」
ハチマン「あ、……確かに言ったかもしれないが、マジで俺でいいのか?」
マキアス「ああ!」
エリオット「それならついでに僕にも教えてよ」
アルフィン【互いに得意の教科を教え合うのはいい考えだと思いますわ】
こうして、わたくしたちは、導力学をひとしきり復習をしたのでありました。
『マキアスさん、エリオットさん、ハチマンさんとの仲が深まりました』
わたくしは、マキアスさんに挨拶を済ませて図書館を後にしたのでした。
ユウのヒロインは誰が良いでしょうか?
-
1ーエマ
-
2ーフィー
-
3ートワ
-
4ーサラ
-
5ースミレ
-
6ーそれ以外(アリサとラウラは除く)