奴隷から始まる異世界転生譚   作:青い灰

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16話

 

 

 

 

教会。

 

その名前通り、一大組織〝教会〟の宗教施設だ。

組織としての教会、施設としての教会があり、これは施設の教会の役割について、だ。

 

しかし、この世界では前世の『病院』としての側面もある。とはいえ病気は専門外であり、主に怪我、そして〝呪い〟を専門とするものだ。

 

教会には治癒の魔術を修めた聖職者が一人は常駐しており、昼夜問わず訪問することで、傷の治療、呪いの解呪を行う。そのため、傷を負ったら教会へ、というのが常識だ。

ちなみに、軽傷では拒否されたり、傷の大きさに応じて金もかかる。ぼったくる聖職者もいるらしい。

 

 

 

今回向かったのは、アランがいた教会だ。

俺も世話になったことがあるうえに、そこのシスターは特に信頼できるし、治療の腕も評判だ。

 

 

 

 

「こんばんは。あれ、アルくん?

 それに………えっ、アランさん!!?」

 

「…あ、あぁ……」

 

 

戸を叩くと、現れたのは金髪の可愛らしい少女だった。白い修道服に身を包み、あとかなり胸がでかい。そんな彼女は、アランを見てぎょっと驚いた顔をする。

 

ちら、とアランへと目を向けると、アランはバツの悪そうに苦笑いで視線を泳がせる。

 

 

「もう!夕方には戻ってくるように言いましたよね!?

 それにその服、冒険者の仕事をしてたんですか!?」

 

「………その、すまない」

 

「お前今日は謝ってばっかだな」

 

「どうしてこんな夜まで出歩いたんですか!?

 私、あと二日は安静にと言いましたよね!?」

 

「あ、あぁ……」

 

 

ぷりぷりと怒るシスターにアランは押され気味に頷く。

頬を膨らませるその姿は怒っていても癒される。かわいい。小動物のような愛らしさがあって和む。

 

 

「アルくんもですよ!」

 

「えっ俺も?」

 

「アランさんが一緒でも子供が

 こんな夜まで出歩いてはいけません!」

 

「すいませんでした」

 

 

駄目だ正論すぎる。

急に矛先がこっちを向き、そしてハッとしたように、彼女はその大きな目を見開く。その視線は、俺の背中に。

 

意識のない、フードの女。

寝ているだけだが。人の背中で寝るな。寝息が首にかかってくすぐったい。

 

 

「怪我人です。シスター、お願いできますか?」

 

「っ、分かりました。こちらへ」

 

 

真剣な顔つきになったシスターが教会の奥へと走っていき、俺たちもそれに続く。そして、長椅子の並んだ礼拝所、その先にある小部屋に案内される。

 

アランのいた部屋と同じ、簡素な部屋。

俺はそこのベッドに、フードの女を寝転がせる。

 

 

「傷の場所は?」

 

「肩と背中、あと腹もです。拘束はそのままで」

 

「分かりました。拘束については後で聞きます」

 

 

傷の場所を聞いて、シスターは頷く。

拘束については深く聞くことなく、彼女は目を閉じて両手をフードの女に添える。すると、ぶわり、と風が吹く。

 

 

 

周囲のエーテルが、活性化するのが分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「──────始めに光を、終わりに闇を。

 生に光あり、死には闇あり。我は穢れを払う者」

 

 

 

 

 

 

 

詠唱。

だが魔法のそれではない。

 

〝秘蹟〟と呼ばれる教会独自の魔力術。

魔法でもなく魔術でもなくエーテル術でもないそれは、ただ信仰のみに依って発現するのだと。

 

 

 

 

 

「あるべき光を彼の者へ、あるべき闇は未だ無く。

 裁き、赦し、禊ぎ、清め、そして払う」

 

 

 

 

 

周囲のエーテルが光を帯びる。

………ただの治癒の秘蹟と魔術の重ね技ではないな。

 

 

 

 

 

「我が壊し我が癒す。我が殺し我が生かす。

 我が手に光あり、我が手に闇あり。

 光の目覚め、闇の眠りをもたらさん」

 

 

 

 

 

じり、と魂を焦がされるような感覚。

痛みに似たそれは暖かく、そして冷たい。

 

 

 

 

 

「我が赦し我が裁く。

 我が手を以て、あるべきでない暗き穢れを取り除く」

 

 

 

 

 

 

光がふわりと舞い上がる。

ゆっくりと、それは眠る少女の身体へ吸い込まれていく。

 

 

 

 

 

 

 

「祈りは此処に。休息は此処に。

 其の穢れに釘を打ち、油を注ぎ、印を結ぶ」

 

 

 

 

 

 

 

ビリビリと肌が震える。

焼けつくようなそれは、だが、目の前の光景とは対照的。

 

光が、溶けるように少女の身体を包み込む。

 

 

 

 

 

 

 

「───────〝(リベル)〟」

 

 

 

 

 

 

 

光が、弾けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふ、うぅぅ………で、出来た……」

 

 

シスターはそう言って、その場にへたり込む。

汗が頬を流れていくのが見える。かなり疲弊したらしい。

しかし、今のは………

 

指摘するより先に、シスターが口を開く。

 

 

「かなり、強力な、呪いに、侵されていました……

 はぁ、はぁ……どうにか、解呪、したので……

 傷の方も、大丈夫、だと、思います……ふう、ふぅ……」

 

 

息も絶え絶えで、シスターは言う。

慌ててアランが駆け寄り、肩を貸して近くの椅子へと彼女を座らせる。……俺は、呆然とフードの少女を見ていた。

 

 

 

 

呪い。

 

通常の手段では治すことも出来ず、教会での聖職者の解呪を頼るしかないそれは、肉体を、あるいは精神を蝕むものだ。そして呪いは、高位の聖職者にしか認識出来ない。

 

違和感の一つもあったわけではない。俺でも分からなかったそれは、だが、どういったものだったのか───────

 

 

 

 

 

 

解呪のとき感じた、魂の焼けつくような感覚。

 

 

心臓の奥に、熱された刺を突き刺したようなそれは……

 

呪いが解けたという、喜ばしいものではないようで。

 

 

 

 

 

 

背中を、じとりとした汗が伝う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────それは、()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

答えは出ない。答えてくれるものはいない。

 

シスターは信頼できる。聖職者としての呪いの察知、それに治療と解呪の腕も見込んで此処に来た。呪いであるものが、呪いというものが、良いものであるはずもない。それでも、拭いきれないこの感覚は………一体、なんなのか。

 

いや、取り敢えずお礼を言わなければ。

 

 

「シスター、ありがとうございます」

 

「はい……少し、休みます。

 魔力を、使い過ぎました……お二人は……?」

 

「………」

 

 

これから、どうするか………

俺はアランに視線を向ける。だが、彼はどうやらシスターが心配らしく、目を細めて彼女の背中を擦ってやっている。

言葉通り、マナ欠乏状態に陥っているようだ。顔色が悪い。

 

 

「アラン」

 

「ん……なんだ?」

 

「いや、なんでもない。

 シスターを見ててくれるか」

 

「あ……あぁ。任せてくれ」

 

 

もし少女が目覚めて、驚いて襲ってくることがあれば事だ。それを危惧して頼むが、アランはどこか慌てたように頷く。シスターからどうするか聞かれたが、反応しなかったな。聞いてなかったのか?

 

こいつなんか様子がおかし………あっ、ふーん……?

そういうこともあるか?

 

 

 

「シスター、台所を借ります。

 彼女の他に休んでいる方はいますか」

 

「え?えっと……いえ、今は、いませんけど……」

 

「分かりました。

 夕餉は俺が作ります、今は休んでください。では」

 

「え、えぇ?」

 

 

返事を聞かずに部屋を出て、扉を閉める。すたこらさっさ。今世の俺は気遣いも料理もデキる男だ。きっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────

 

─────────

 

 

 

 

一時間ほど。

 

多めに作った肉入りスープにパンを浸け、盆に乗せて台所を出る。教会の礼拝所は月明かりに照らされ、人の気配もなく静寂に包まれている。照らされた女神像の抱く赤子へと月の光が差し込む様は、信仰などない俺にすらも、その神聖さを感じさせる。

 

 

「………」

 

「おや、いい匂いだね。今日は何を作ったのかな?」

 

「果実酒に浸したリーブ肉のスープだ。

 ダシは大花魚の骨を砕いて粉末にしたやつ──────

 

 

 

 ────────ってうおぉおあぁああああ!!!?」

 

 

 

 

 

悲鳴を上げて飛び退く。

びっくりしたスープがこぼれるだろうが!

 

台所を出たはずが、なんかレイラが真後ろにいた。

普段のやり取りすぎて気づけなかった。つーか台所にすらもいなかっただろお前。ひらひらと手を振って、レイラは腕を組んで首を傾げる。

 

 

「やぁ。今日は泊まりかい?」

 

「い、いや……帰るつもりだったけど……

 お前なんでここに……」

 

 

「何事だ!!?」

 

 

奥の部屋からアランが飛び出してくる。後ろにはシスターも付いてきており、彼女は首を傾げる、が、アランはレイラを見てぎょっとしたように目を見開く。

 

 

「……レイラ・アルカード……!?」

 

「やぁ、ライラック家のご子息だね。

 実家は大変そうだけど、こんなところで一体何を?」

 

「……その名は捨てた、僕には関係ない!」

 

「そうか。まぁそう怒らない。

 私の目的はそれそこの、シスター・セレシアだ」

 

 

びくり、とシスターが肩を震わせる。

アランが一歩前に出て、彼女を庇うように立ちはだかった。なんだ?話について行けない、つーかなんだこの状況は?

スープが冷めるのだが。

 

レイラは敵なのか?いや、だが敵意はない……

だが相手はレイラだ、敵意などなくても一瞬で俺たち全員を殺すことは出来るだろうが、一体何をしに……いや。

 

 

「ま、待ってくれ。

 レイラ、いや、主。一体何をしに此処へ?」

 

「仕事だとも。

 ここで大規模な魔力行使があったから、

 私はそれを確かめに来ただけだよ」

 

「え……は?」

 

「何もそんな構えることはないよ。

 ちょっとした視察だからね、あはは」

 

 

アランは呆けたように声を漏らし、レイラが笑う。

確かに、魔法使いと同等のマナ総量を持つ聖職者の一人が、マナ欠乏に陥るほどの魔力を使ったのだ。そりゃあ何事かと確認に来るのもおかしくはないか。

 

 

「さて、改めて……騎士第三隊のレイラだ。

 さっきの感じからして高位解呪の秘蹟かな?

 かなり重症の者がいたみたいだね」

 

「あっ、は、はいっ。

 ご心配をおかけしました、申し訳ありません」

 

「構わないよ。騎士団には私から報告しておこう。

 随分と良いシスターがいる、とね」

 

「あ……ありがとうございます!」

 

 

顔を赤くして頭を下げるシスターに、レイラは笑みを浮かべ頷く。一瞬目を細め、その視線が奥の部屋へと向けられる。

どうかしたのか、と聞こうとして………

 

 

「すまない、その……一つ、聞いてもいいか」

 

「うん?なんだい?」

 

 

警戒を解ききらないアランが、レイラに怪訝な目を向ける。相変わらずレイラは笑みを崩さず、首を傾げた。

 

 

「アルガリアに『主』と呼ばれていたが……あれは?」

 

「あぁ、私が飼い主だからね」

 

「え、飼い主……って、ことは……」

 

「そういうことです」

 

 

口にせず、そう伝えた。

シスターが顔を曇らせ、アランが可哀想なものを見るような視線を向けてくる。まぁ見下されるよりはマシだ。

 

 

「………スープが冷えます。

 主、この話はもう良いでしょう」

 

「そうだね、君の料理が冷めるのは損失だ。

 シスター・セレシア。最後に一つ、良いかな?」

 

「は、はい。なんでしょうか」

 

 

ニコニコとした表情のまま、レイラが視線を向けた。それにシスターが頷き、首を傾げる。

 

 

「彼女にかかっていた呪いについて、

 君は、どれほど知り得たのかな?」

 

「え?い、いえ、私は……」

 

 

 

違和感。

レイラがそんなことを気にするのか?彼女にとって、これはただの泥棒事件の顛末であり、些事に過ぎないのでは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待て。

 

 

 

 

なぜ会ってもいないのに『()()』と呼んだ─────?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのフードには、やはり認識阻害があった。

今は被ってこそいないが、レイラはフードに一度も会ってはいないはず。アランが髪色まで認識できたのは恐らく、偶然フードが取れて認識阻害から外れたのが原因だろう。

 

何故、その素性をレイラは知っている?

 

 

「私は、ただ強力な呪いだとしか……

 それで、早急に解呪すべきだと思ったので」

 

「ふむ、そう、か……」

 

 

珍しく、考え込むようにレイラは顎に手を当てた。

やはり何かある。しかし、これは聞くべきなのか────?

いや、聞かねば分かることも分かるまい。はぐらかされればそれで良い、単なる興味という可能性もあるのだ。

 

 

「主、何か知っているのですか」

 

「何か、というと?」

 

「………その呪いに侵されていた者は、

 今回、依頼を受けて追っていた泥棒でした。

 それについて、私は知るべき理由があります」

 

「私の質問の答えにはなっていないね」

 

 

痛いところを突いてくる。

何か、と聞かれれば勘づいたことを言わなければならない。それは危険だと感じてわざわざ論点をズラしたというのに、やはり思考を読まれているのは確実らしい。

 

 

「ふふ、君は賢いからね。この件に関しても、

 深く詮索すべきではないと気付いているんだろう?

 それに、わざわざ負けると分かっている舌戦に

 挑んでくるとは、よほど興味を惹かれたと視えるね」

 

「……………」

 

 

視える、か。

何もかも見透かされているのなら、構うものか。

事実、これは………ただの好奇心でしかないのだから。

 

 

「分かっているのであれば………」

 

「うん。全て分かっているとも。

 そのうえで、私は言うべきでないと判断した」

 

「…………」

 

「何故、と聞くかい?

 これは軍、いや、国家機密に関することでもある。

 そして平穏を乱す、知るべきでない事実もあるのさ」

 

 

諭すように、いや、実際に諭されているのだろう。

レイラはそう告げて、口元に浮かべた笑みを深める。

 

国家機密、そして、平穏を乱す事実。

告げられたそれらは、確かに触れるべきではないものだ。

 

 

 

「分かるよ。事実とは、事実だからこそ隠されるものだ。

 残酷極まりない真実より、嘘で固めた虚構の方が、

 ずっと、そして、誰もが平穏でいられるのだからね」

 

 

 

………反論、出来ない。

それを知り、秘密を暴くことが平穏を崩すのならば、それは暴くべきではないものだ。そしてその言葉の意味としては、今のこの状況、国家機密という言葉から察するに、この国はその『嘘で固めた虚構』によって守られているのだ。

 

それは、触れてはいけないものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

けれど、何故か。

 

知るべきだと、そう誰かが、叫んでいた気がした。

嘆くように、哭くように。

 

 

知って欲しいと、呼ばれたような。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頭が痛む。

なんだ、これは。

 

呼ばれた?誰に?

いや、だけど、確かに、いつか───────

 

 

 

 

「そうか。そういうことか。

 君は彼女に呼ばれて、ここへ来たのか」

 

 

顔を上げれば、レイラが驚いたようにそう言った。

彼女?あのフードの?いいや、それは違う。彼女じゃない。

俺が呼ばれたのは──────

 

靄がかかったように、記憶が薄れていく。

駄目だ、思い出せない……

 

 

 

「………ちょっ、ちょっと待ってくれ。なんの話だ?

 さっきから……全く着いていけてないんだが」

 

「悪い、アラン。こっちの話なんだ。

 レイラ、俺は──────」

 

「うん。それなら、知るべき理由があるんだね」

 

 

俺の言葉を遮って、レイラが頷く。

その冷たい微笑みに、僅かに、熱が帯びたような気がした。感情の色が浮かんだそれを、俺は初めて見た。

 

 

「………さて、シスター・セレシア、ライラック卿」

 

 

そして、レイラは二人へ視線を送る。

二人は突然の指名に驚き、身を固めた。

 

 

「明日、恐らく騎士団が尋ねてくるだろう。

 この件について、そして彼女について。

 黙っていて貰えるかい?」

 

「え?」「なんだと……?」

 

「これは、私個人としての頼みだ。

 その報酬として、君たちの懸念───────

 教会の維持費の融通、ライラック家の保護を請け負う。

 無論、アルカード家の者としての力で、だ」

 

 

滅茶苦茶しすぎだろ。

二人は呆然と、恐らく、懸念していたことを読まれたことに驚いているようで。だが、慌てたようにアランが前に出る。

 

 

「待て!何故そのことを……!」

 

「貴族ならば、貴族院の一席である

 ライラック家の苦境については最早周知の事実だ。

 主柱を失い、後ろ盾を失い………そして、

 貴族院の席を保つために家を離れた君のこともね」

 

「っ……!」

 

「私は貴族院の席については興味ないんだ。

 それに、私の後ろ盾については知っているだろう?

 私からも、ライラック家の保護を進言しておこう」

 

「……っ……だが」

 

「これは自分の問題だ………と?

 それはそうだ、だから保護するだけに過ぎない。

 君が家を取り戻し、再び周囲の外圧に対抗できる力を

 手に入れることまでには、私は関与しない」

 

「……………何もかも、お見通しということか。

 分かった…………よろしく頼む」

 

 

アランが諦めたように両手を上げ、降参を示す。

そういえばレイラも貴族だった。先もだったが、やはりこの女、舌戦に関しては絶対に負けないのだろうな。思考読みは反則だろうが……

 

 

「あの、私は……」

 

「他言無用、知らぬ存ぜぬを通してくれれば良いだけだ。

 それが、彼女の身を守ることにも繋がるからね」

 

「………分かりました。

 そうであれば、私も虚偽を貫きましょう」

 

「助かるよ」

 

 

シスターも頷く。

どうやら、これで話は纏まったらしい。

 

 

 

「アルガリア。

 帰ったら、話の続きをしようか」

 

 

 

 

レイラの笑みには、やはり、感情の色が浮かんでいた。

 

 

 

 

 

ちなみに、スープは冷めてしまった。

 

 

 

 

 

 

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