バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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第十七話目です。
またまたやらかしました………。
何処をやらかしたかは内容を見てみると丸分かりです。




第十七話「リベレイターズと三人組と試合開始!」

地区予選会場内、明久達は受け付けを終えてデッキの最終確認を行いそのまま開会式に突入した。

司会進行の人が大会の試合はトーナメント式の四人チームまでは二本先取、五人以上のチームは3本先取した方が勝ちとルールを説明する。

しかし、選手の殆どがAL4を気にしており、自分達は最後まで当たらない様にと切に願っていた。

 

「はあ、結局は当たる事になるから諦めんのか、此処の連中は」

 

「多分無理だろうな。

大体の奴が姫路達に勝つ気が無いし「よーし、打倒AL4だぁー‼︎」………一部例外がいるみたいだがな」

 

参加選手の大半の態度に嫌気が差す龍二だったが、中にはしっかり打倒AL4を掲げる者も居る事を確認した途端幾分かマシな顔になった。

 

「………吉井、坂本、何故火野は周りの雰囲気にあんな態度を見せる?」

 

「ああ……如何も下位ファイターは龍二と戦っただけでステータスとか言う変なジンクスを立てられた上に本気でファイトする人が寄って来なかったから……」

 

「まあ、あいつの圧倒的ファイトセンスと経験値はこの国のヴァンガードファイターの中でもトップクラス、下位ファイターじゃ相手にならないからな。

しかも上位ファイターもあいつにはかなり梃子摺るらしいぜ」

 

龍二の事情を知らない西村は明久達の言葉に、強過ぎれば自分を孤独に導く結果に繋がると改めて知る。

自身も趣味のトライアスロンやレスリングで同じ様な経験がある為、龍二の気持ちが痛い程分かってしまうのだ。

 

「……では最後に特別ゲストとして、ヴァンガードファイト協会公認アイドルファイター三名に応援ソングを歌って貰いましょう‼︎」

 

何時の間にか開会式が最後の方まで進んでおり、話の流れでアイドルファイター三名が出て来る事になった。

すると、ドーム会場内の照明が全て消え、用意されたステージ上にスモークが焚かれた。

そして直ぐにステージ上の照明が点き、スモーク内から女の子三名が出て来た。

 

「はーい、皆!

遠峰セイナでーす!」

 

「工藤愛子でーす!」

 

「清水美春ですわ!」

 

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

地区予選第1部会場に来て良かったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

 

スモーク内から出た女の子三名は全員外見は中以上の美少女で、笑顔が輝いていた。

それを見た明久達以外の男性ファイター大半が歓喜を上げ会場が揺れた。

しかも中には女性ファイターも可愛いやこっち見てなどの声を上げて喜んでいた。

 

「あれ?

あの清水美春って子、確かウチ達と同じ文月学園の生徒よね?」

 

「えっ、そうなの?」

 

島田の言葉に明久や龍二達は驚く。

何と清水美春は自分らと同じ文月の生徒だったのだ。

何故島田がこの情報を知っているかと言えば、島田の「黙りなさい豚野郎」発言の原因だったりするからである。

しかし、流石に今それを言うのは失礼な為、島田はそれを飲み込む。

 

「あ、歌い始めた」

 

更に三名は歌い始め、高いレベルのステージパフォーマンスも見せた。

時にアグレッシブに動き、時に儚げな表情を見せ、時に手を会場内の一人に向けたりなどファンサービスも豊富に見せ、会場内を湧かせた。

そして決めポーズをして、歌を歌い切った。

 

「皆さん、私達の歌を聴いてくれてありがとうございました‼︎」

 

「じゃあ最後に、ボク達が開会式を締めるね!」

 

「では、行きますわよ!」

 

『これより、ヴァンガードファイト協会公認、日本全国大会地区予選、関東第1部予選を開催します‼︎』

 

最後に三名の言葉で開会式が終了し、関東地区予選第1部が始まりを告げた。

 

「はい三名共ありがとうございました!

では早速トーナメント表を発表します‼︎」

 

司会進行が会場内の巨大モニターに手を掲げると、トーナメント表が表示される。

以下がトーナメント表である。

 

第一試合、チームリベレイタースVSチームG3最強最高

 

第二試合、チームフーファイターGM5VSチームプログレス

 

第三試合、チーム鉄拳VSチーム男前

 

第四試合、チームエンパイアVSチーム竜神

 

第五試合、チームフーファイターAL4VSチームロートルズ

 

第六試合、チームミルたんズVSチームジュラシックアーミー

 

第七試合、チームクラッシャーVSチームバードヘッド

 

第八試合、チーム甲賀流VSチーム半蔵

である。

チームは16しか無いものの、参加人数は最低ライン三名の為単純計算で最低48名も参加している事になっている。

 

「ぼ、僕達第一試合からだよ⁉︎

皆緊張して無いよね⁉︎」

 

「………(ダラダラ)」

 

「大丈夫だ、問題無い」

 

「大丈夫じゃ、問題無いのじゃ」

 

「大丈夫よ、問題無いわ」

 

「お前ら死亡フラグを乱立するな!」

 

第一試合からファイトする事になった明久達は緊張したせいか、康太は汗ダラダラ、明久の問いに龍二以外は死亡フラグを立て、最早収拾がつかなくなっていた。

 

「では、チームリベレイタースとチームG3最強最高は控え席に着いて下さい!」

 

「き、来たぁ〜………」

 

審判に呼び出され、控え席に着いた明久達。

対戦相手のチームG3最強最高の面々も反対側の位置に着いた………のだが、その中の一人は見覚えがある人物だった。

 

「なーはっはっはっは‼︎

久し振りだな一番弟子達よ‼︎」

 

「あ、あれは確か須川君⁉︎」

 

「てか、何時の間に俺達を一番弟子に………?」

 

須川亮、まさかの再登場に明久は驚き、他はジド目で須川を見ていた。

 

「今回はお前達の前に立ちはだかるべく、助っ人達を呼び寄せたのだ!」

 

「………ちっ、何で俺がこんな奴と………」

 

「相手は見るからにバカヅラ、自称リーダーもバカヅラ、何でこの私がバカとつるまなきゃいけないのよ……」

 

「う、うわぁ………チームの協調性が無いです…………」

 

しかし、須川のチームは一人の女子以外は全て協調性0、勝手に動きそうな感じの者だけだった。

しかも全員文月学園の生徒であり、ある意味有名な人物が二名居た。

一人はカンニング、喧嘩に刃物、勝つ為には手段を選ばないで有名な根本恭二、もう一人はその根本の彼女、小山友香である。

 

「うむむむ………根本が対戦相手か。

あやつ卑怯な真似はせんかのう?」

 

「流石に審判の目は節穴じゃない。

買収しない限り無理だろう」

 

こんな会話がなされている中、審判が選手は前に出て来る様に指示して来た。

 

「じゃあ、誰がこの試合に出るかくじを引こうよ!

当たりは先端が赤色の棒ね!

はい鉄人「西村先生と呼ばんか!」西村先生持って!」

 

明久はくじを西村に持たせ、この試合に出る三名を決める事にする。

そして、一斉にくじを引き、先端が赤色の棒を持っていたのは……。

 

「あ、僕じゃん!」

 

「うむ、ワシか」

 

「ウチ?

なら頑張らないとね!」

 

明久、秀吉、島田に決まった。

そして、ジャンケンで明久が初めに出る事になり前に出た。

対して相手は小山以外に居た女子、玉野美紀が出る事になったらしい。

因みに須川はずっとベンチ確定を根本に言われて言い争っている所だった。

 

「あ、後お前達。

試合をする時はずっとこのグローブをしていろよ」

 

其処に龍二が何かを思い出したかの如く、手の甲の位置にVと描かれたグローブを渡す。

明久達はそれに従いグローブを付け、呼ばれてる明久はそのまま前に出たのだが、此処で問題が明久の中で起きる。

対戦相手の玉野だが、何と自分から10m以上離れており、ファイトをしようにもカードなどが見えない上、ファイトテーブルが無い為ファイト出来なかった。

しかし、この問題は直ぐに解決する。

 

「では、スタンドテーブル展開!」

 

すると、明久達の足元からファイトテーブル、しかもディスプレイ式テーブル(以下ディスプレイ)が現れた。

これは大会専用のヴァンガードファイトモーションフィギュアシステム用のディスプレイ、グローブとディスプレイに内蔵された機械で、グローブを装着したファイターや観客にカードを映像化して見せ、更に装着者のみはヴァンガードになった様に見せられてるので本当に惑星クレイに来た様にする事が可能な画期的な技術だった。

 

「うわ〜、ディスプレイが足元から出て来た!

凄いな〜」

 

しかし、肝心の明久はそれを理解していない為そんな反応だった。

この間に明久、玉野はFVをディスプレイに置き、手札の入れ替えなどを行い、ファイトの準備を終えた。

 

「………では、始め‼︎」

 

『スタンドアップ・ヴァンガード‼︎』

 

遂に試合が開始され、会場内の観客(数百人規模)と選手達は試合を見守る。

それぞれの決意を胸に秘め、明久達と日本のファイター達の全国地区予選が始まりを告げたのである。

果たして誰が勝ち、誰が負けるのか、まだ誰にも分からない。

否、一人以外には分からないのである。

 

「明久君、龍二君、待っていますよ。

私達が戦うその時まで……」

 

そう、現在進行形で試合を見ていて、更に鋭い刃の様な冷たく、虹の様な輝きを宿した瞳を向ける瑞希以外には分かっていないのである………。

 

 

〈オマケ〉

 

明久達が試合を始める前、ステージから退場して彼女らの専用通路にて緊張を解していた。

 

「つ、疲れたカナ〜」

 

「………やっぱり慣れない事はやるものじゃないわ。

カイトの奴、ファイター兼アイドルなら公式側の人間間違い無しだから候補者にあっさり近付けるなんて言って………はぁ、これってカイトの面白半分で考えた茶番ね」

 

「わ、私は豚野郎達の前に出て歌って、その上聞きたくもない歓声(豚声)を聞かされて………ウブッ………」

 

三人組はどっと疲れが出てしまい、更に清水に至っては既にグロッキーになっていた。

彼女にとって男の歓声を聞くのは爪を立てて黒板を引っ掻く音と同程度の不快感があるのだ。

因みにこの裏の顔を一部のファンは知っていてご褒美と思っているとか。

これは清水本人は泣いて良い話だ。

 

「と、兎に角控え室に行って試合を観戦するわよ。

……あいつの指令に従うのは癪だけど、私達………特に私にはそれしか選択肢は無いわ」

 

そうセイナが呟いた後、早歩きで控え室に戻り始めた三人組。

しかし、なんだかんだ言ってこの三人はアイドルに少しばかり愛着が湧いて来ているのはカイトが見抜いていて、且つ当人自身も自覚しているのはまた別の話である。




え〜、三人組に関してのツッコミは控え目にお願いします(汗)。
自分でも話を考えていたら何故かこうなってしまいまして、処理が未だに追い付いていないのです。
分かり易く言うと、な…何を言っているのかわからねーとは思うが(ry

次回から本格的にファイト開始です!
第一戦目からgdgdになってしまうかもしれませんが、なるべくgdgdにならない様に頑張ります。

感想、指摘をお待ちしています。
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