バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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最新話を今日中に更新出来ました。
そして、秀吉のファイト回です。
クオリティは低いですが、それを更に向上させるべく思考錯誤しながら執筆して行きます。

断空我さん、感想ありがとうございます。
いよいよ二十話に行きそうなこの作品、更なる物語を作る為に頑張ります‼︎
では第十九話、どうぞ‼︎


第十九話「ワシと月の女神と本領発揮‼︎」

第一試合の二戦目に秀吉が出る事となり、指定位置に着いた。

そして明久の時と同様足元からディスプレイが出て来て、小山共々ファイト準備を行う。

それをブライト達とは別の席から見ていたAL4、特に優子は興味津々だった。

 

「さあ秀吉、あんたはどんなデッキで来るのか見せてみなさい!」

 

『スタンドアップ・ヴァンガード「じゃ」‼︎』

 

遂にファイトスタート、モーションフィギュアシステムが起動し、秀吉達の周りが月夜の草原地帯と化した。

 

「私はロゼンチ・メイガスにライドするわ!」

 

「ワシは………『神鷹一拍子』にライドするのじゃ‼︎」

 

神鷹一拍子、P5000、C1。

 

秀吉は新たなるFV、神鷹一拍子を公開。

この秀吉の新デッキはかつて、伝説のオラクル使いと呼ばれた秀吉、優子の母が現役時代に使ったデッキをモデルにした物なのだ。

 

「神鷹一拍子⁉︎

伝説のオラクル使いが使ってたFVを、何であんたが…………木下………木下……まさか、あんたは木下優子や伝説のオラクル使い、木下真輝奈の……」

 

「そう、ワシは木下優子の弟「あんた男だったの⁉︎」ワシは男じゃ‼︎

ゴホン、木下優子の弟にして木下真輝奈の息子、木下秀吉じゃ。

じゃが、ワシには姉上も母上も関係無いのじゃ。

故に、全力のファイトを所望するぞい」

 

秀吉は自身の家族にAL4メンバーと伝説のオラクル使いが居る事を話すが、矢張り龍二みたく戦ったらステータスにされたくないのか、全力で来る様に小山に頼んだ。

 

「……分かったわ。

伝説のオラクル使い………その血統と技術を受け継ぐあんたに全力を尽くすわ。

但し私なりに、且つ優雅にね。

オラクルガーディアン ジェミニにライドし、ロゼンチ・メイガスは後ろへ移動。

ターン終了」

 

小山は秀吉に全力を尽くすと公言し、ファイターの目に変わる。

秀吉はそれを見て気分が良くなる。

この分なら全力で来る、そう確信したからだ。

 

「ドローじゃ。

神鷹一拍子のスキルを発動じゃ!

山札の上から五枚を見て、『三日月の女神 ツクヨミ』を一枚探し、スペリオルライドするのじゃ!」

 

以下、秀吉が見たカード。

『サイキック・バード』『☆』、『ダーク・キャット』、『サイレント・トム』、『三日月の女神 ツクヨミ』、『戦巫女 タギツヒメ』

 

中に三日月の女神があり、条件がクリアされた。

 

「ライドじゃ!

そして今見たカードは好きな順番で山札の下へ送るのじゃ。

ヴァンガード後方に三日月の女神をコールし、三日月の女神でジェミニを攻撃なのじゃ!『半月の女神 ツクヨミ』」

 

秀吉はドライブチェックにて半月の女神を引き当てた。

これにより連携ライドに必要なパーツは全て揃った事になる。

それを見ても冷静な小山は次にワイズマンへライドし、そのままロゼンチ・メイガスのブーストを入れてアタック。

引いたカードは『バトルシスターもか』、そしてメイガスをそのまま山札へ戻しシャッフル。

どちらもダメージ一枚同士、今の所目立つ動きが無い。

 

「ワシはターンじゃ。

三日月の女神のスキル、神鷹一拍子と同じく山札の上から五枚を見て半月の女神を探すのじゃ。

………無しじゃ。

まだライドフェイズは終えてないので『半月の女神 ツクヨミ』にライドじゃ!

半月の女神はソウルに三日月の女神と神鷹一拍子がある時にヴァンガードとして登場した際にソウルチャージを二枚行う!」

 

半月の女神ツクヨミ、P9000、C1。

 

次に秀吉は半月の女神にライドし、『戦巫女 タギツヒメ』、ジェミニをコール。

更にドライブチェックにてドロートリガーを引き当て、消費した手札の内二枚を回復。

更にタギツヒメでアタックし、小山のダメージを三枚にした。

 

「私のターン、ドロー。

ツクヨミデッキはパーツさえ揃えば回るバカでも使えるデッキの一つ………と思っていたけど、それを使うと使いこなすは全然違うのが今気付けた。

………あんた、デッキを一周させるのが目的でしょ」

 

小山の問いに答えを返さない。

秀吉の考えは確かにデッキを一周させるのが目的である。

ツクヨミデッキの真骨頂、各ツクヨミパーツのスキルで山札の上から五枚を見て好きな順番で山札の下に置く、つまり好きなカードがいつ来るか自分で仕込む事が十分可能であり、秀吉達の母である真輝奈も現役時代に好んで使い常勝無敗と言われていた。

秀吉は今正にそれを再現、否、自分なりにアレンジして完成させる気なのだ。

 

「なら、その前に倒す。

『オラクルガーディアン アポロン』にライド‼︎

もかをコールし、アポロンでアタック!」

 

アポロン、P10000、C1。

 

秀吉はアポロンの攻撃をインターセプトを交えて防ぐが、小山はクリティカルトリガーを二枚引き当て、もかに全てを付与した。

クリティカル3、パワー21000のもかのアタックがツクヨミを襲い、ツクヨミはダメージを受けた。

落ちたダメージはワイズマン、アマテラスだ。

 

「ふむ、ワシのターンじゃな。

半月の女神のスキルを発動し、山札の上から五枚から五枚を見て、『満月の女神 ツクヨミ』を一枚探してライドじゃ。

……… 闇を照らす優しき光、その微笑みと力で世界を包む。

具現するのじゃ、『満月の女神 ツクヨミ』‼︎

スペリオルライド‼︎」

 

満月の女神ツクヨミ、P11000、C1。

 

月夜の草原に月の光を司る女神、ツクヨミがその真の姿を現す。

小山の憑依も一時的に解け、その姿に魅了されていた。

 

「さて、『サイキック・バード』をコールし、スキルを発動。

ソウルに移動し、一枚ドローじゃ。

更に、ツクヨミの下にあるソウルが六枚以上なので、ツクヨミはその力を発揮する事が出来るのじゃ!

カウンターブラスト二枚を払い、二枚をドローし、手札を一枚ソウルに置くのじゃ!

そして、サイレント・トム二体とジェミニをコールじゃ‼︎」

 

秀吉

トム、ツクヨミ、トム

ジェミニ、ツクヨミ、ジェミニ

 

「サ、サイレント・トムが二体⁉︎

(ヤバ、こっちはグレード0が集中しているからサイレント・トムのせいでガード出来ないわよ⁉︎

それが二体も………真面目にヴァンガードのアタックは防がない方が身の為ね。

ツクヨミのスキルで山札を回したからトリガーも大体下に集中しているから、引ける可能性が少ない筈……)」

 

小山は秀吉の布陣を見て、ヴァンガードのアタックはスルーする事に決める。

無論手札がサイレント・トムのせいで大半が使えないからである。

 

「三日月の女神の支援、満月の女神で攻撃じゃ‼︎

ツインドライブ『オラクルガーディアン ニケ』『☆』ふむ、クリティカルトリガーじゃな。

クリティカルはツクヨミ、パワーは左のサイレント・トムに。

二枚目じゃ『ロゼンチ・メイガス』『治』ヒールトリガーじゃ。

ダメージ一枚回復し、パワーは右のサイレント・トムに付与じゃ!」

 

「嘘でしょ⁉︎

ダブルトリガー、しかもクリティカル入り⁉︎」

 

小山のアポロンにツクヨミが攻撃、それが急所に当たり2ダメを受けた。

その中にトリガーは無く、パワーアップも出来なかった。

 

「右のサイレント・トム、ジェミニの支援で攻撃じゃ!」

 

「この攻撃は『バトルシスター しょこら』、完全ガードを使えば防げるけど、もう片方のサイレント・トムが………ノーガードよ‼︎」

 

サイレント・トムの指にある銃口から弾丸が放たれ、アポロンを貫く。

そして落ちたダメージはよりにもよって『ミラクル・キッド』、ドロートリガーだった。

五枚目のダメージがこれだったらまだ防げた筈の攻撃であった。

 

「ふむ、ありがとうございましたのじゃ」

 

「ありがとう………ございまし、た‼︎

根本君、今からデッキを見直すから手伝いなさいよ‼︎」

 

結果、チームリベレイターズは白星二つ、黒星0と快勝。

見事一回戦突破である。

 

「勝って来たぞい!」

 

「流石だよ秀吉!」

 

「ツクヨミデッキ………ウチのなるかみもダメージ四枚から本領発揮だから、速攻を決められたりガードに徹底されたら手痛いわ」

 

「ふむ、良くやったぞお前達!

次は第二回戦、それに勝てば準決勝だ。

気を引き締めろよ!」

 

明久達は勝利を喜び合い、控え席から出て行く。

会場も明久のブラスター・ブレードや秀吉の快勝などで大盛り上がりしていた。

対して須川達はと言えば。

 

「すまん、俺の采配ミスだった。

まさかあんな強ファイター揃いのチームだったとは思わなかった………火野龍二だけを警戒すれば勝てると思ったのが間違いだった。

本当にすまんかった」

 

根本が自身の采配ミスを小山達に謝っていた。

別段小山達は根本の采配を気にしてはいなく、寧ろそれが正しい判断だと思っていたのだ。

龍二が居るだけでプレッシャーになるのは、彼が本当に強いトップファイターだからだ。

小山は秀吉に負けた事を悔しがり、玉野は初戦を落とした事に責任を感じてしまい、完全に負けムードになっていた。

 

「なんだなんだお前達、 元気出せって!

お前ら良い試合してただろ?

次やれば勝てるって!

なんせ俺達は最強最高のチームだぜ!」

 

そんな中須川が他の三人を励ました。

その明るさのせいで、ウジウジ悔しがったりしていた自分らがバカバカしくなった根本、小山は直ぐに吹っ切れた。

 

「確かに、次やれば勝てるな。

次までに強くなればな」

 

「単細胞のバカでもこんな時は役立つのね。

見直したわ、あんたの事」

 

「なーはっはっはっは‼︎

負けようが何しようがそれを糧にしたら次は勝つ‼︎

そしてドーンと上へと行く、それこそヴァンガードファイターの真の姿だぜ‼︎

そうと決まればお前達、後の試合を観戦して何が自分に足りないか研究だ‼︎

特訓はその後だ‼︎」

 

そう言って須川は控え席から出て行く。

この時に根本、小山は須川に何が足りないか分かってる為微妙な感じになった。

 

((そっちに足りない物、それはデッキ構築の常識だよ……))

 

そして、須川の明るさを見た玉野もまた、責任から抜け出せた。

更に暗い表情が消えて笑顔になっていた。

須川は意外にもこのチームのムードメイカーらしく、周りが暗くなろうと自分が明るくするらしい。

 

「チームリベレイターズ、次こそは勝つ……」

 

通路の真ん中で根本がそう呟き、全員頷いた。

チームG3最強最高は此処に、明久達へのリベンジを誓うのであった。

 




以上、第十九話でした。
秀吉のデッキは当時の札束デッキの一つ、ツクヨミデッキです。
自分も構築しようとして、カード一枚一枚の余りの高額さに諦めてしまいました。
特にサイレント・トムと半月の女神が物凄く高かった事を今でも覚えています。
しかし、このデッキにも弱点はあるので秀吉が必ず勝つとは言えません(どのキャラにも言えますが)。

次回は観戦回になっています。
そこであるキャラの意外な特技が披露されますよ。

感想、指摘をお待ちしています。
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