バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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なんだかんだで早め更新。
不定期更新は伊達ではない………威張れる事では無いですね。

天星さん、感想ありがとうございます。
今回遂に須川君と龍二がマジモードでファイトします!
では、ど「バカテスファイト‼︎ヴァンガード第三十四話、はっじまるよ〜☆」あの〜、フライングで出るのは止めて貰えませんか……?


第三十四話「龍二と須川とマジモード‼︎」

時を小ファイト大会が始まった時まで戻し、龍二は須川とファイトをしようと準備を進めていた。

しかし、龍二は須川の滅茶苦茶構築のデッキに負ける要素が無く、逆に勝つ事が当たり前なので余り内容の濃いファイトにはならないと思っていた。

 

「なーはっはっはっは‼︎

いよいよ俺様が相手だぜ!

覚悟して置けよ火野!」

 

「御託は良い、早く準備をしろ。

さっさと終わらせる」

 

龍二の一言一言からこのファイトはつまらないと伝わり、須川は苦笑を浮かべた。

だがその須川も原因は自分にあると自覚はしており、反論などはしないつもりだった。

しかし、龍二程のファイターにこのデッキで挑む事自体が無理ゲーであり、どんなに常識に囚われず、凄まじい奇跡があろうが負けは確定している。

だからこそ龍二はつまらないと思っていたのだ。

そして須川はこのファイトには勝てないだろう…………何時ものデッキで挑む限りは。

 

「ははは…………分かった。

なら、俺はこっちのデッキを使わせて貰うぜ」

 

「………もう一つデッキを持っていたのか?」

 

須川が新たに懐からデッキを取り出した時、龍二はそのデッキに興味が湧く。

そう、どんなデッキで如何に回して来るのか、どれほどのポテンシャルを秘めているのか、全力で戦ってみたいと。

更に須川も何時もの雰囲気から一変、やや真面目そうな顔付きになりながら龍二を見た。

 

「火野、こっちのデッキは普通に使ったら俺の方がファイトを楽しめなくなるから使用禁止にしていたんだ。

でだ、調子に乗って振り回されるなよ?

それこそ面白くないファイトになっちまうしな」

 

「そうだな………では見せて貰うぞ、お前自身が使用禁止にしたデッキの力を」

 

二人はそれぞれ闘気を滾らせ、何時でも本気のファイトをする様に臨戦態勢を整える。

 

「スタンドアップ・ヴァンガード‼︎」

 

「スタンドアップ・THE・ヴァンガード‼︎」

 

手札交換すら終えた瞬間、二人はFVをスタンドアップする。

そして、龍二は須川のFVを見た瞬間に期待を持てた。

多分これなら大丈夫だと。

 

「『アンバー・ドラゴン‘‘(ドーン)’’』‼︎」

 

「『リザードソルジャー コンロー』‼︎」

 

二人のFVは共にかげろう。

そして須川のそれは瑞希のフルバウと同じスキルを持つ連携ライドだ。

 

「先攻は俺、ドロー!

『アンバー・ドラゴン‘‘白日(デイライト)’’』にライドだ‼︎

(ドーン)のスキル、白日(デイライト)がライドしたら、デッキから『アンバー・ドラゴン‘‘黄昏(ダスク)’’』を手札に加える!

白日(デイライト)もソウルに(ドーン)があれば常にパワーは8000だ‼︎」

 

白日(デイライト)、P6000→8000、C1。

 

「俺のターン、ドロー!

『鎧の化身 バー』にライド!

コンローを後ろに移動し、アタックだ‼︎『ドラゴニック・オーバーロード』」

 

先ずは龍二が須川に一枚ダメージを与える。

しかし、かげろう使いにダメージを与える=退却コストの確保に繋がる。

そう、それがたった一枚のダメージであってもだ。

そして須川の狙いは龍二のFV、コンローの退却である。

 

「俺のターン、『アンバー・ドラゴン‘‘黄昏(ダスク)’’』にライド‼︎

こっちも白日(デイライト)があれば常にパワーは10000になる!

そして『ガトリングクロー・ドラゴン』をコールして、スキルを発動!

カウンターブラスト(1)とガトリングクローをソウルに移動し、相手のグレード0のリアガードを退却する‼︎

完全ガードを確保させないぜ‼︎」

 

黄昏(ダスク)、P9000→10000、C1。

 

かげろう使いなら誰でも知るコンローを、これまた誰でも知るガトリングクローで退却する須川。

更に其処から『ベリコウスティドラゴン』をコールして、そのまま龍二に二枚のダメージを与える。

が、此方も龍二にとっては狙い通りである。

 

「『ドラゴンナイト ネハーレン』にライド‼︎

更に『バーサーク・ドラゴン』をコールして、カウンターブラスト(2)。

ベリコウスティを退却し、次に『ドラゴンモンク ゴジョー』をコールする‼︎」

 

龍二:布陣

 

バーサーク、ネハーレン、R

ゴジョー、R、R

 

「ネハーレンでアタック!「『槍の化身 ター』でガード‼︎」

ならばチェック・THE・ドライブトリガー『ドラゴンモンク ゲンジョウ』『治』ゲット、ヒールトリガー‼︎

一枚ダメージを回復し、バーサークのパワー+5000!

ゴジョーのブーストでアタック‼︎「ダメージチェック『ドラゴンモンク ゴジョー』」」

 

ヒールトリガーでダメージを逆転し、バーサークでボード面も逆転する龍二。

だが、かげろうのグレード3ヴァンガードはアタックをヒットさせてはならないユニットが多い。

無論、このアンバー・ドラゴンシリーズの完成体のユニットも例外では無い。

 

「ドロー!

暗き炎で世界を蝕め、破滅の竜!

『アンバー・ドラゴン‘‘(イクリプス)’’』、ライド‼︎

‘‘(イクリプス)’’、黄昏(ダスク)がソウルにあれば常にパワーは11000だ‼︎

『ラヴァーアーム・ドラゴン』、バーをコールして、(イクリプス)のスキルを発動!

カウンターブラスト(2)、アタックがヒットすればお前のリアガードを二体退却させるぜ‼︎」

 

(イクリプス)、P10000→11000、C1。

 

ラヴァーアーム、P10000、C1。

 

(イクリプス)はアタックがヒットすればリアガードを焼き払うのだ。

今の龍二のリアガードは二体、焼き払われる数も二体。

よって、アタックをヒットさせれば焼け野原確定である。

 

「な、なんてファイトだよ。

俺らが割って入れねぇじゃねぇか!」

 

「須川君、龍二と互角に戦えてる……凄い‼︎」

 

そんなファイトを観戦する明久達は、須川のレベルの高さに驚き、見入っていた。

因みに龍二と須川はファイトに集中し過ぎたのかギャラリーが出来ている事に気付かず、ファイトを続行していた。

 

「バーのブースト、(イクリプス)でアタック‼︎「ガード‼︎」

二枚突破か………ツインドライブ『ドラゴンモンク ゲンジョウ』『治』ラヴァーアームにプラスするぜ『ブルーレイ・ドラコキッド』『☆』ラヴァーアームに全部プラスする。

ラヴァーアームでアタック‼︎『ガトリングクロー・ドラゴン』『引』『連撃のサザーランド』

ターンエンドだ!」

 

(イクリプス)のアタックを防ぐが、結局二枚のダメージを負い、逆転していたダメージ枚数がまた逆転される。

しかし、龍二の闘志はダメージを負おうが消える事は無く、逆にダメージを与えればかげろうの逆鱗に触れる。

そしてそれに呼応し、龍二の闘志も最高潮となるのだ。

 

「ドロー!

ライド・THE・ヴァンガード‼︎

この世の物全てを焼き尽くす黙示録の炎‼︎

降臨せよ我が分身、『ドラゴニック・オーバーロード』‼︎

更に『デュアルアクス・アークドラゴン』、バーをコールする‼︎」

 

龍二:布陣

 

バサク、オバロ、デュアル

ゴジョー、R、バー

 

龍二は自らの分身、オーバーロードにライドして須川に威圧を与える。

しかし、龍二の威圧すら今の須川には通用せず、こちらも闘志を滾らせるだけになった。

 

「オーバーロード、アタック‼︎『槍の化身 ター』『☆』『ブルーレイ・ドラコキッド』『☆』ゲット、クリティカルトリガーダブル‼︎

クリティカルはオーバーロード、パワーはバーサーク、デュアルアクスに振り分ける‼︎」

 

「ちっ、ダブルクリティカルか!

ダメージトリガートリプルチェック『アンバー・ドラゴン‘‘白日(デイライト)’’』『バーサーク・ドラゴン』『ワイバーンガード バリィ』ダメージトリガーが乗らなかったか…!」

 

今度は龍二がダブルクリティカルを引き当てて須川に王手を掛ける。

しかもダメージトリガーが乗らなかったかったので、上手く行けば龍二がこの場面で勝てる可能性がある。

 

「ゴジョーのブースト、バーサークでアタック‼︎「ガード‼︎」

ならば、バーのブースト、デュアルアクス‼︎「完全ガード‼︎」……ターンエンドだ」

 

しかし、龍二の渾身の一撃を須川は防ぎ切ってしまう。

曲がりなりにも須川は上位ファイターの一人、そんなに簡単にはやられないと言う事だ。

そして須川は、不敵に笑い始めた。

 

「へへ………流石だな火野………いや、龍二!

だが、俺もただじゃやられないし、このターンで決めてやるぜ………行くぜ、ファイナルターン‼︎」

 

更に須川はこのターンで決めるべくファイナルターンを宣言。

龍二はあらゆる可能性を考慮し、最善の手で防ぎ切る計算を頭でやる。

 

「ドロー…………この世の物全てを焼き尽くす黙示録の炎………」

 

「⁉︎」

 

「す、須川はまさか………」

 

龍二達のファイトを見ていた明久達は、須川の口上にかなり聞き覚えがあった。

何故ならその口上は、今さっき龍二がした口上と同じなのだから。

そして、須川の手札からそれが現れた。

 

「コール、『ドラゴニック・オーバーロード』‼︎

更にエターナルフレイム発動‼︎」

 

ドラゴニック・オーバーロード、P11000→16000、C1。

 

まさかのオーバーロードのコールに、明久達や霊夢達も驚きを隠せなかった。

そう、たった今ドラゴニック・オーバーロード同士が対峙し、手にした黙示録の剣で斬り合う状況が作られたのだから。

 

「さあ行くぜ‼︎

ラヴァーアームでバーサークをアタックだ‼︎

そして(イクリプス)でヴァンガードをアタック‼︎「ガード‼︎」

ツインドライブチェック『ガトリングクロー・ドラゴン』『引』『ブルーレイ・ドラコキッド』『☆』またダブルトリガーだぜ‼︎

勿論パワーはオーバーロードにプラスだ!」

 

ドラゴニック・オーバーロード、P16000→26000、C1→2。

 

「さあ、覚悟は出来たか‼︎

俺は、とっくに出来てるぜ‼︎」

 

単発パワーが26000までパワーアップしたオーバーロードに手を掛けながら龍二に問う須川。

一方の龍二は目を瞑り、次の攻撃に対しての集中力を上げていた。

 

「全てを焼き尽くせ、ドラゴニック・オーバーロード‼︎」

 

「………完全、ガード‼︎」

 

須川のオーバーロードが龍二のオーバーロードに黙示録の剣を向け、そのまま斬ろうとした。

だが、龍二はバリィを出してエターナルフレイムを防いだ。

しかし、龍二の額から汗が流れていた所を見ると、余程ギリギリのファイトを強いられていたのが分かった。

 

「…………いや〜、かなり真面目にやったんだけどなぁ……」

 

「須川………いや、亮。

今のはかなり危なかった。

真面目なデッキを使えば別次元の実力を有するか………完全に予想した実力を上回っていたぞ」

 

二人はいつの間にか互いに名前で呼び合い、自分らをれっきとしたライバルと認めた。

 

「だがらこそ、俺は今全力を以ってお前を倒す‼︎

それこそが真に強いファイターに対する礼儀だ‼︎

ドロー、此方もエターナルフレイムを発動‼︎

更に、『約束の火 エルモ』をコール‼︎」

 

ドラゴニック・オーバーロード、P11000→16000、C1。

 

約束の火、P4000、C1

 

龍二:布陣

 

R、オバロ、デュアル

ゴジョー、約束、バー

 

龍二はオーバーロードの専用ブースト、約束の火をコールして総合パワー26000でアタックしようとする。

狙いは勿論インターセプトが可能なラヴァーアームだ。

 

「オーバーロード、約束の火のブーストを受けアタックだ‼︎

約束の火のスキル、『オーバーロード』の名を持つユニットをブーストした時にソウルブラスト(1)を払う‼︎

払えばオーバーロードのパワーを更に+6000する‼︎

よって26000、アタック対象はラヴァーアームだ‼︎「ガード、但し一枚突破だ………これで防げなきゃ俺の負けだよ!」

ならば引き当てる………チェック・THE・ドライブトリガー『ブルーレイ・ドラコキッド』『☆』ゲット、クリティカルトリガー‼︎

そのガードを突き破れ、エターナルフレイム‼︎」

 

20000のシールドを一気に突き破り、オーバーロードはラヴァーアームを退却させる。

そしてオーバーロードの起動効果で得たスキル、『リアガードにアタックがヒットしたらスタンドする』が誘発し、オーバーロードが再び動き出した。

 

「終わりだ………オーバーロード‼︎『ブレイジングフレア・ドラゴン』」

 

「ダメージチェック………『アンバードラゴン‘‘(イクリプス)’’』………はは、久々に熱くなれたぜ。

ありがとな、龍二!」

 

ファイトは辛くも龍二が勝利を収め、亮と龍二は固く握手を交わした。

その表情は共に穏やかなもので、明久達には二人が互いを尊敬し合っている様にも見えていた。

 

「火野龍二………流石は孤高のヴァンガードファイターだけど、その喉元に喰らい付いた須川亮もかなりの実力者ね………。

この企画、初日から良いファイトが見れて本当に良いわ!

私もかなり燃えて来たわ……!」

 

二人のファイトを見た霊夢はさっきまでの静かな雰囲気が変わり、何かに火が着いた感じとなった。

無論明久達も同じ状態であり、強化合宿が本格化した瞬間だった。

 

「ふふ、矢張りこの企画を立てて良かったわ。

始まって早々に周りを魅せるファイトが行われた………真に楽しいとはこの事ね。

貴女もそう思うでしょう、咲夜」

 

「はい、お嬢様…………さて、勝ち上がった方々は我々の下にお越し下さい。

早速部屋割りを始めます」

 

レミリアと咲夜は龍二達のファイトを見て良い笑顔を浮かべ、話を終えた直後に咲夜が勝ち上がった面々を自分らの下に集めた。

そして部屋割りが始まった。

 

「よし、龍二〜!

一緒にこの部屋に入ろう!」

 

「まあ下手な気を使わないな。

良いぞ、明久」

 

「ウチはこの一人部屋かな?

何か博麗達とは「別に一緒になっても良いわよ?

後苗字では呼ばないで」あ、良いの?

じゃあ一緒の部屋で良いわね、霊夢?」

 

「ええ。

後は魔理沙がこの部屋に入れば独占ね」

 

この様に同室になる者も居れば一人部屋に入る者が居る。

そして全員順当に部屋を選び、そのまま最初の一日が終わりを迎える。

ファイトと部屋割りを終えた後、明久達はメイド達に船の個室に案内され、其処で夜を過ごす。

しかし、明久達は分からない。

この後に上陸する島で、一悶着(?)がある事に。

 




この回から、龍二と須川君は互いを名前で呼び合える様になりました。
そして、二人はかげろう同士なので意気投合します。

次回、遂に宿泊する場所に到着。
其処では早速ハプニングが?

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