バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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意外に早く更新出来ました。
更にヴァンガードの情報を漁っていたら、レンさんのレジェンドデッキにマーハとバイヴ・カーが新カード化して帰って来る事に………更に『真・撃退者 ドラグルーラー・レブナント』など、シャドパラの情報満載でwktkが止まりません‼︎

天星さん、感想ありがとうございました。
残りの一割の答えは近々出せるかも……?
じゃあフランさん、よろしく。

「それじゃあ、ゆっくr」それダメー‼︎


第三十七話「幼馴染ズとフランと後半戦!」

フランとレナがファイトを始めて早十数分。

未だに決着がつかず、このままこのターンで決められなければフランのデッキアウトが確定するにまでなっていた。

 

「………何て壮絶なファイトなんだ。

互いにトリガーを出し尽くし、更にはデッキもただのカード束三枚程度にまで………」

 

「流石にこんなファイトは珍しいですよ、ね………?」

 

「ガチファイトで全くの互角とか……」

 

そのファイトを見ていた明久達は驚き、完全に脱帽していた。

レナの兄であるブライトもこれには流石に凄いと思い、黙って見ていた。

 

「じゃ、きゅっとしてドカーン!」

 

「うう〜、ダムド・チャージング・ランスのコストを無理矢理回復させるなんて………妹様、完敗です………」

 

フランは他人に狂気を感じさせる笑顔でラストアタックを行い、レナを下した。

この時フランはファントム・ブラスターのスキルでパワーとクリティカルを上げ、レナの手札にあるガード値を上回る攻撃を行ったのだ。

その為レナはノーガードせざるを得なくなり、そのまま負けたのだ。

 

「最後はユニットスキルでゴリ押しか」

 

「簡単に言うけど、あれだけ手札やデッキを消費仕切った状態でファントム・ブラスター・ドラゴンのスキルを使うのは至難の業だし、失敗すれば負けだよね?」

 

「はい、シャドウパラディンはリアガード消費が多く、リカバリーもちゃんと出来ますがその分デッキも減り方が激しく、ライブラリーアウトが意外に発生し易いんです。

今の状態から勝つのはもう稀です…」

 

明久達は先程のファイトからシャドウパラディンの特徴を少しおさらいし、ファイト状況を頭で分析していた。

しかし、明久達は今自分らが普通に話し合えている事に全く気付いておらず、更に分析会話を続けていた。

それを見たフランは笑みを浮かべていて、明久が不意にそれに気付いた。

 

「?

あの、何で笑ってこっちを見てるの?」

 

「ふふ、だって……何かヨシイ達、ギスギスしてたじゃん♪

今は合宿、お姉様が考えた企画中だし、ちょっとは話が出来る様になんなきゃ楽しくないでしょ?」

 

フランの一言に明久は頬を緩ませた。

赤の他人の筈のフランが自分らを心配して、互いの間にあった不穏な空気を払拭しようとしたのだ。

それだけで、明久の心は暖かくなって来ていた。

 

「うんうん、仲良き事は良きかな」

 

「お嬢様、本当にお優しゅうございます。

出来ればさっきのファイトにも雀の涙程度に振り分けて頂ければ「ムリ、ファイトだし」あ、はい………」

 

フェアリア兄妹の一言(特にブライトの)と同じ様な事を考える明久。

無論他の二人も同じ気持ちだが、二人は明久と違い、複雑な気持ちを捨て切れないでいた。

それだけ、二人の間には深い溝が出来てしまっていたのだ。

明久はそんな二人を見て直感的に本当の意味で仲良しになる事は無いと分かり、内心少し悲しくなった。

 

「む〜………あ、そうだ!

フランがヨシイ達に館を案内するよ!」

 

「えっ?」

 

すると何を思ったか、フランがいきなり明久達を案内すると言い始めた。

しかもせっせと明久達の手を引いてだ。

それにより、何の意図も分からないまま明久達は連れて行かれた。

因みにフェアリア兄妹はと言えば。

 

「あ、妹様‼︎」

 

「お待ち下さいませ、妹様‼︎」

 

四人を急いで追うのであった。

しかも全力疾走である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、此処が大広間って、言っても来た時に通ったよね?」

 

「うん、で此処から僕らの部屋へ」

 

先ずは大広間に来たが、其処は明久達がとっくに見た場所の為、説明不要だった。

だが、其処には明久が見た事の無い人物が居た。

 

「おや、君は………火野君!」

 

「む、光定ケンジか」

 

その人物はチームカエサルのリーダーであり、苗字の音読み愛称の『皇帝』と呼ばれし者。

ディメンジョンポリス使い最高峰のファイター、光定ケンジだ。

 

「えっと、この人は?」

 

「光定ケンジ、現在の全国大会準優勝チームのカエサルを率いる者にして、武者修行中初めての黒星を喫したんだ」

 

「私も何時も全国大会決勝で危ない橋を渡らされてます……」

 

明久の問いに対して、龍二と瑞希は光定をかなりの実力者と称し、自他共に認めるトップファイターの一人でもある自分らすら危ないと言うニュアンスを伝える。

これにより、光定=龍二達を負かす可能性があるファイターと明久の中で認識されたのであった。

 

「初めまして、光定さん。

僕は「吉井明久、火野君のチームメイトだね。

改めてよろしく頼むよ」はい、よろしくお願いします!」

 

如何やら光定は明久の情報を誰かから伝わっていたらしく、挨拶そのものが簡素に終わった。

 

「して、何故こんな所に?

ファイトルームは逆だぞ」

 

「いや、多分此処の住人だと思うんだけど………ガイやユリ共々不意打ちで驚かされてね。

息抜きに外の空気を吸いに行こうかなって」

 

フランの被害者がまた一人、チームメイトを入れれば三人増えた。

この分では恐らく明久達以外は全員被害に遭った可能性が高かった。

明久がその当の本人を見た所、かなり良い笑顔を浮かべていた。

 

「そうか………ゆっくりな」

 

「ああ、そうさせて貰うよ」

 

今の光定はファイトをする状態では無い為、明久達は心惜しくも別れる事にした。

 

「さあ次にLet's go!」

 

「うわわわわ、ちょっとゆっくり!」

 

光定が外に出た瞬間フランが再び明久達の手を引き始めた。

次は第二ファイトルーム、明久達が居たファイトルームとは別の部屋に入る。

すると其処には復活したばかりの様に見える島田、秀吉、雄二、康太、更に霊夢達とレミリア達にネプテューヌ達、それとコック服を着た青年と黒い服と黒い髪の毛をツインテールにする少女が居た。

 

「はい、『シュティル・ヴァンピーア』の居た場所に『サイレント・トム』をコール。

更に反対側にもトムをコール。

ヴァンピーアのメガブラストでグレード0に強制ライドしたから、トムのスキルでガードはほぼ不可能………驚いたかしら?」

 

「驚かない奴は居ねえよ‼︎

何ツクヨミ軸に偽装してヴァンピーアなんか入れてるんだよ、デッキが一周した上にヴァンピーアとトムのコンボで詰んでるじゃねえか‼︎」

 

「ワシも此処までえげつない構築はせんぞ………」

 

其処では雄二とレミリアのファイトが行われたが、状況からするとレミリアのデッキはツクヨミ軸にG3ツクヨミを抜いて代わりにシュティル・ヴァンピーアを投入した混クランらしい。

しかもご丁寧にヴァンピーアのメガブラストでグレード0にされた後にサイレント・トムをコールしたらしく、完全に詰んだらしい。

 

「まあ、レミリアのデッキは本来ダークイレギュラーズだけど、たまにこのデッキを使うから相手するのが怖いんだよね〜。

今でも忘れないドリーム・イーターへの強制ライド……」

 

「貴女もトラウマよね。

私もドリーンのバカパワーアップでやられたし………」

 

ネプテューヌと黒髪の少女もまたレミリアのデッキにトラウマがあるらしく苦笑いしながら話していた。

一方島田はと言うと。

 

「はあ、ウチの負けね」

 

「流石はテストファイター、此方も危なかったぞ。

次もよろしく頼む」

 

「ええ、勿論よ。

シーカーズの第二位、『オリオン・ワトス』さん」

 

チームシーカーズの第二位と戦い、惜しくも負けてしまった様だった。

それを見た明久達はレミリア、オリオンにも関心を向けた。

因みに龍二はこの二人とも武者修行中にファイトし、此方も黒星を喫したらしい。

 

「流石お姉様!

フランに出来ない事を平然とやってのける!」

 

「其処にシビれるあこがれるぅは定番ね。

それよりフラン、貴女はまたお客様にイタズラを仕掛けたらしいわね。

咲夜から報告が来てるわよ」

 

自分に近付くフランにジド目で見て頭を抱えるレミリアだが、何時もの事の為対処などが形式化されつつあった。

 

「でねお姉様………あそこにいるヨシイはね、フランの初めて(イタズラ)を破ったの!」

 

「………⁉︎」

 

「な、明久が………」

 

フランがレミリアに自分のイタズラが初めて看破された事を伝えるが、初めての後に入れるべきイタズラと言う言葉を言わなかった為、かなり危ない言葉になってしまった。

しかもそれを聞いた秀吉達は明久がそんな事をする訳が無いと分かりつつも、その場のノリでふざけ始めた。

 

「明久………何と言う事を………」

 

「………スケベ男」

 

「ウチ………見損なったわ………」

 

「全く、何してんだか」

 

「魔理沙、男ってのは時に狼になるのよ。

例えそれがフェミニストでもね」

 

「ち、違うって‼︎

僕は何も『ヒュンッ‼︎』して………な……い………」

 

フランの言葉が如何に危ないか頭の中で漸く理解した明久は、何とか弁明しようとしたがそんな明久の頬をナイフが掠めた。

投げた張本人はメイド長咲夜、しかも目が完全に血走り本気でキレており、何本ものナイフを構えていた。

如何やらフランの言葉を鵜呑みにしたらしい。

 

「貴様………よくも妹様を傷物にしたな………その代償は、今この場で、その身体で払って貰うわ‼︎」

 

「あ、やべっ。

あれはマジだ!」

 

「少しストップ!

実はカクカクシカジカなんだ!」

 

「だから咲夜さんが思っている様な事は無かったですから、ナイフを仕舞って下さい!」

 

咲夜のマジギレを危ないと思い、雄二と龍二、瑞希が弁明を行い、咲夜の怒りを鎮めた。

如何やら咲夜は天然気があり、言葉を鵜呑みにする場合が少々あるのがたまにキズらしい。

因みにレミリアも咲夜と同じ反応だったらしく、フランが傷物になったと思い嘆いていたが、弁明を聞いて安心していた。

 

「し、失礼しました………私とした事が、取り乱してしまい………」

 

「フラン、貴女も言葉をちゃんと選びなさい。

今みたいにあらぬ誤解が生まれるから……」

 

「?

フラン、何か悪い事やっちゃった?」

 

あらぬ誤解を招いた当本人は何の事かさっぱりらしく、頭の上に?を三つ以上浮かべていた。

彼女はかなり無邪気且つ箱入りの為、レミリア達の思っていた事に関する知識は全く皆無なのだ。

 

「それより、ヨシイもお姉様とファイトをしてみてよ!

お姉様はすっごく強いから、ヨシイの実力を上げれると思うよ!」

 

「あ、うん、分かったよ。

確かにそれならファイト経験が積めるね、雄二を負かす位強い訳だし」

 

そして、フランに誘われ、レミリアとファイトをする事にする明久。

如何やらファイト脳が末期まで進行し、ファイト力向上を最優先にする事が多くなっていた。

 

「ブライトの話では姫路瑞希と良い線を行ったらしいわね………なら、ネタデッキでは無く此方のデッキで行かなければ無礼。

さあ、来なさい」

 

「よし、行くか!」

 

レミリアと明久はファイト準備を終え、デッキを構える。

全員が息を呑み、ファイト開始を待つ。

だが、それをドアの影から見ている人物が居た。

その人物はセイナ達を影から操り、瑞希に力を貸し、何らかの目的を果たそうとする者……遠峰カイトその人だ。

 

「ふふ、さあ吉井明久………君の力を見せてくれ………」

 

カイトはそう呟き、明久をじっと見ていた。

そう、ただただじっと………。

 




レミリアが使った混クランデッキはこうなっています。

G0:17
神鷹一拍子(FV)
オラクルガーディアン ニケ『☆』×4
サイキック・バード『☆』×4
ミラクル・キッド『引』×4
ロゼンチ・メイガス『治』×4

G1:14
三日月の女神 ツクヨミ×4
ダーク・キャット×4
バトルシスター ここあ×3
バトルシスター しょこら×3

G2:11
半月の女神 ツクヨミ×4
サイレント・トム×4
バトルシスター もか×3

G3:8
CEO アマテラス×4
シュティル・ヴァンピーア×4

これの概要はヴァンピーアのメガブラストを使って相手のグレードを強制的に0にした後、サイレント・トムでトドメ刺します。
しかもデッキ一周してるからトリガー間違い無し、ガードも出来ずただ殺られるだけです。

感想、指摘をお待ちしています。
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