バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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活動報告にも書きましたが、イカサマ、ダメ、絶対‼︎
さて、気分を直して第三十八話なります。
天星さん、断空我さん、感想ありがとうございました。

ブライト「混クランと言えば、オバロスティンガーとかもありますね。
…………未だ出てこれないリンクジョーカーのグレンディオスとか」

フラン「で、ヨシイは残り一割をみつけられるかな?」

さて、じゃあ『バカテスファイト第三十八話、はじまりまーす!』


第三十八話「騎士と異端者と大敗‼︎」

明久とレミリアは引き直しも完了し、FVに手を掛けていた。

二人共ファイトに意識を集中しており、目の前のファイトしか映らない程だ。

そして、その時が訪れた。

 

『スタンドアップ・ヴァンガード‼︎』

 

「『ばーくがる』!」

 

「『ヴァーミリオン・ゲートキーパー』!」

 

明久は先程のレミリアのネタデッキを見ていたので、ガチなデッキはオラクルシンクタンクかダークイレギュラーズの何方かと予測しており、それらの対策法を普段は無い頭の中で練り上げていた。

 

「ダークイレギュラーズ………なら、グレード0は残さないのが良いね………ドロー!

『ぽーんがる』にライド!

ばーくがるは後ろへ移動し、スキルで『ふろうがる』をスペリオルコール!

ターンエンド!」

 

「私のターン、ドロー。

『ドリーン・ザ・スラスター』にライド。

更に『ヒステリック・シャーリー』をコール。

ブースト、アタックよ。『退廃のサキュバス』」

 

グレード1でのファイト流れは順当且つこの後の嵐を予感させる静かさを醸し出していた。

だが、これを見たトップレベルのファイター達は別段驚く事でも無いと判断し、此方も静かに見ていた。

対してフランはニヤニヤしながらファイトを見ており、本当にヴァンガードを楽しんでいる様子だった。

 

「ドロー!

ばーくがるのスキル、レストしてデッキから『未来の騎士 リュー』をスペリオルコール!

そしてリューのスキル発動‼︎

ばーくがる、ふろうがる、リューをソウルに送り、デッキから『ブラスター・ブレード』にスペリオルライド!

立ち上がれ、僕の分身‼︎

ブラスター・ブレード‼︎」

 

明久、布陣

 

R、ブラブレ、R

R、R、R

 

明久は何時もの戦略でブラスター・ブレードにライド、デッキを圧縮しながら好きなユニットにライドを成功させている。

だがトリガーも最低二枚が必ずデッキから消えているのでそれが後々響かないとも限らない為、明久は次の一手から細心の注意を払う事にした。

 

「更にギャラティンさんチィ〜ッス!」

 

「………明久、何時も思うんだが、ギャラティンをコールする時何故その掛け声を?

普通にコールで良いと思うが」

 

「ギャラティンを場に出す際はこのセリフを言うのが礼儀であり、常識なんだよ‼︎

ただのコールには興味ありません‼︎」

 

龍二は誰もが思ったギャラティンコール時の掛け声にツッコミを入れたが、それを明久は更なるボケを出し、しかもそれが常識とはっきりと言ってしまった。

この事で、明久がギャラティンを出す際はチースが出ると確定したのであった。

 

「ギャラティンでヴァンガードにアタック!「ダメージチェック『グウィン・ザ・リッパー』」

ブラスター・ブレード、アタック!『泉の巫女 リアン』」

 

「ふむ、ダメージチェック『ヒステリック・シャーリー』『引』………場にグレード0を残さない布陣、これを見る限り『シュティル・ヴァンピーア』への警戒か………まあ、及第点ね。

ドロー、『退廃のサキュバス』にライド!

更に『ドリーン・ザ・スラスター』、『グウィン・ザ・リッパー』をコール。

退廃のサキュバスのスキル、ヴァンガード時にリアガードがコールされればソウルチャージ(1)、これを二回行う。

更にドリーンのスキル、メインフェイズ時にソウルが増えればパワー+3000、これも二回行われる。

そしてグウィンのスキル、カウンターブラスト(2)を払い相手のグレード2以下のリアガードを退却する。

さあ消えなさいギャラティン」

 

レミリアのターンに移り、ギャラティンをスキルで退却、ドリーンがパワーアップなどを一度に行われた。

しかし、明久は至って落ち着いており、更にPSYクオリアの暴発も見られない。

寧ろレミリアの次の一手を注意深く見ていたりしているなど、集中を乱していない。

 

「あら、異性と部屋が一緒になったり、フランの脅かし(未遂)が良く効いたのかしら?

まあ、センスは聞いていた以上の物を感じるわ……ドリーン、アタック!「『まぁるがる』『引』ドロートリガーだから、パワー+5000と一枚ドローしますね」

む、退廃のサキュバスでアタック!『カースド・ドクター』『治』

ヒールトリガー………パワーは退廃のサキュバスに付与『騎士王 アルフレッド』ふむ、グウィンのアタックは当たらないか。

ならターンエンドね」

 

「じゃあ、僕のターン!

孤高は孤独にあらず、それは絆を知る者の称号!

『孤高の騎士 ガンスロッド』、ライド‼︎」

 

ガンスロッド、P9000、C1。

 

パワーは低いが、相手のダメージが三枚からでも十分フィニッシュに持って行くガンスロッドにライドする。

しかし、このユニットの大問題はパワーが低く、パワー9000のグレード2のアタックすらヒットする為余り良いライドでは無いのだ。

しかし、意外にも明久はこのユニットがお気に入りの一枚に入っているため、大活躍を期待している。

 

「更にぽーんがる、『天空のイーグルナイト』、『爆炎の剣士 バロミデス』をコール‼︎」

 

明久:布陣

 

イーグル、ガンス、バロミ

R、ぽーんがる、R

 

更にバロミデスなどを一気に展開し、追撃を掛けようとしていた。

「ガンスロッドのスキル、パワーとクリティカルをプラスしてぽーんがるのブースト、ガンスロッドでアタック‼︎「あら、ノーガード」

さあさあツインドライブだ『未来の騎士 リュー』『☆』『幸運の運び手 エポナ』『☆』ダブクリキター‼︎

クリティカルはヴァンガードにガン振り、パワーは左右のリアガードに割り振る‼︎」

 

「中々の引きね………『シュティル・ヴァンピーア』『ノーライフキング・デスアンカー』『カースド・ドクター』『治』ふう、パワーはドリーンに振ってダメージ回復」

しかし、それをあっさりヒール返しをし、ファイトを押され気味と思わせてその実明久を試している様に見えた。

その後左右のリアガードでアタックするも、パワーの低いイーグルナイトのアタックが防がれた。

 

「ふむ、今なら行けるか………ドロー、忌まわしき死の力を打ち込めよ、『ノーライフキング・デスアンカー』にライド!

更にメインフェイズ開始時にソウルチャージ(1)をして、ヒステリック・シャーリーのスキルも発動、ソウルに移動し、ソウルチャージ(1)。

ドリーンのスキル、パワー+3000×3を行い、もう一体ドリーンをコール。

そしてアタックフェイズ、ドリーンでイーグルナイトをアタック「ガード、エポナ‼︎」………ドリーンのブースト、ノーライフキングでアタック。

ノーライフキングのスキル、表向きのダメージをソウルに、そしてパワー+10000とクリティカル+1を得るわ。

そしてエンドフェイズ時にデッキトップから五枚をダメージゾーンに置く」

 

「はい⁉︎

ダメージが全部ソウルに入った⁉︎

しかもパワーとクリティカルが上がった………ってやば、『閃光の盾 イゾルデ』で完全ガード‼︎」

 

ノーライフキングのスキルに驚き、更にクリティカル+1が手痛い為温存する予定だった完全ガードを使ってしまった。

しかし、それを余り気にすると先が無いに等しくなる為気にしていられずにいた。

だが、この後明久の予想外の出来事が発生する。

 

「ツインドライブ『ブリッツ・ハンター』『☆』『ブリッツ・ハンター』『☆』ふふ、ダブルクリティカル。

全てグウィン・ザ・リッパーにプラスするわ」

 

「な、何ぃぃぃぃぃ⁉︎「アタック」

通せる訳無いよ、リューでガード、更にイーグルナイトでインターセプト‼︎(折角イーグルナイト守ったのに〜‼︎)」

 

まさかのダブルクリティカルに残す筈のイーグルナイトまでガーディアンに使う羽目になった。

明久は心の中で涙を流しこう思った、イーグルナイトは犠牲になったのだ……不意に襲うダブルクリティカル、その犠牲になと。

 

「ぐぬぬぬぬ、スタンド&ドロー!

取り敢えずドローした『騎士王 アルフレッド』をコール、更にぽーんがるの………やべ、スキルコストが………」

 

アルフレッドをコール後にぽーんがるを使ってソウルセイバーを手札に加えようとしたが、ダメージが全て裏向きになっていた為スキルが使えなくなっていた。

実はこれもレミリアの計算の内で、ソウルセイバーを容易に使わせないと言う思惑の元で行っていた(ダブルクリティカルは計算外)。

 

「こうなったら総攻撃だ!

アルフレッド、ヴァンガードにアタック!「インターセプト」

ガンスロッド、ぽーんがるのブーストでアタック!「ブリッツ・ハンターでガード」

一枚突破、トリガーさえ引けたら………『ソウルセイバー・ドラゴン』セカンド……『沈黙の騎士 ギャラティン』くっ、バロミデス‼︎「ガード」

ターンエンド………」

 

意地になり総攻撃を仕掛けるも、それはレミリアにとっては予想の範囲内、万が一があろうと防ぎ切れる一手であった。

更にこの一手の後にチェックメイトを掛ける準備も完了している。

こうしてレミリアは最後の一手を使うのだった。

 

「ドローしてメインフェイズ開始時にソウルチャージ(1)。

ヒステリック・シャーリーをコールし、スキルを使う。

これでドリーンは二体共にパワー+9000、ノーライフキングは自身のソウルチャージスキルのオマケでパワー+2000よ。

けど、まだ終わらない。

『誘惑のサキュバス』を二体コール、この二体のスキルでソウルチャージ(1)×2を行い、更にドリーンはパワー+6000。

そして詰め、『シュティル・ヴァンピーア』をコールし、メガブラスト発動!

ぽーんがるに強制ライド‼︎」

 

目まぐるしいユニットの配置に加えてソウルチャージでドリーンをパワーアップ、其処にシュティル・ヴァンピーアをコール。

一気にガード要求値を引き上げてファイナルターンを狙っていた。

 

「先ずはサキュバスのブースト、ヴァンピーアでアタック「『孤高の騎士 ガンスロッド』あ、ちょっとヤバ」次にドリーンのブースト、ノーライフキングでアタック、パワーは合計33000よ。

さあ、如何出るのかしら?」

 

「くっ、ノーガード………三枚目のクリティカルさえ来なければ」

 

「ヨシイ、それフラグだよ〜」

 

レミリアの攻撃にフラグを立てた明久。

最早フラグブレイクのチャンスが残されていない今フラグを立てる事は自殺行為ではあるが、果たして明久の場合は………。

 

「ツインドライブ『ブリッツ・ハンター』『☆』クリティカル、クリティカルはヴァンガード、パワーはアタックしていないドリーンに。「………」

セカンドチェック『カースド・ドクター』『治』ヒールトリガー、ダメージを一枚回復してドリーンにパワー。

さ、二枚ダメージチェックしなさい」

 

「………なぁにこれ〜『若年のペガサスナイト』『沈黙の騎士 ギャラティン』ヒール無し………」

 

こうして明久は、あっさり敗北して泣きを見る事になった。

明久は此処で一つ教訓を得た。

安易なフラグ発言は控えた方が良いと言う教訓を。

 

「明久があっさりやられた………俺らの中でも微妙に実力トップに近いあの明久が」

 

「ガンスロッドがドライブチェックしたりダメージチェックに入ると決まってギャラティンが上手い事邪魔するんだよな、ガンスロッド搭載型のデッキは」

 

「魔理沙、それ都市伝説よ」

 

明久が負けた事に驚きを隠せない雄二達はレミリアを見て底無しの実力者と実感を持った。

何故なら明久は龍二、島田がチームのツートップとするならその直ぐ下、この二人でさえ油断すると一気に倒される程に成長していた。

そんな明久を負かすレミリア、最早挑む事自体が死亡フラグとさえ思えた。

……霊夢と魔理沙は都市伝説の話に花を咲かせていたが。

 

「………吉井明久、今の貴方のファイト、悪くなかったわ。

引き運次第では負けていたわ………ブライトが目を付けただけはあるわ」

 

「は、はぁ……」

 

負けて少し落ち込む明久にレミリアは労いの言葉を掛け、自身の敗北の可能性があった事を明かした。

その一言で、自分の一手は確かに届きそうなものだったと思えた。

そして二人は握手を交わし、突然のファイトはこうして綺麗な流れで幕を閉じた。

 

「で、お姉様の実力は如何だった?」

 

「強い、本当に強い。

これしか言えないよ」

 

其処にフランが話し掛けて来た。

この時龍二は何故明久がレミリアとファイトしなければならなかったか、理由を考えていた。

その答えはフランの口から出た。

 

「さっきのファイトでね、ヨシイに何か得て欲しかったんだ☆

映像でファイトを見たけど、ヨシイのデッキはバランスが良いけど何かが足りないと思って。

それをヨシイ自身に気付けと、ね〜」

 

明久はフランの一言に驚く。

自分ではこれで良いと思うデッキも、フランには何か足りないと思わせる物だったらしい。

つまりフランは、明久にデッキを見直して欲しかったのだ。

龍二はそれにハッと気付き、フランの観察力に脱帽していた。

龍二も明久のデッキに違和感の様なものを感じていたらしく、それに気付いたら指摘するつもりだったのだ。

 

「………龍二」

 

「………明久、みなまで言うな。

実は俺もそろそろそうするべきだと思っていたんだ。

さあ、早速部屋に戻り………」

 

『早速デッキの見直しだ‼︎』

 

二人は互いを見て一言を交わした瞬間、サッと部屋に走り去った。

瑞希もそれを見て追い掛けて行った。

 

「………なあ秀吉、お前は分かったか?」

 

「いや、ムッツリーニは?」

 

「………島田は?」

 

「つまり全員分からないと?」

 

一方のチームメイト達は明久のデッキにある何かが分からないらしく、首を傾げていた。

 

「あらあら、フランったら中々焚き付けるのが………フラン?」

 

そしてレミリアはフランの焚き付け方に感心を持ち、強化合宿が更に面白くなったと確信したのでその功労者を褒めようとしたが、其処に既にフランは居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、僕も追いますか」

 

明久達が部屋へ走り去ってから少し後、隅に隠れてドアから出て来た明久達に見つからない様にしていたカイトも動き出した。

明久に接触する為に……。

 




ダメコンにロイパラの特性を見抜いてのリアガードの排除など、結局レミリアの掌の上で踊らされた明久。
そんな彼の足りない何かとは………。

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