バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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本日、遂に『新次元ゲイム ネプテューヌVII』が発売‼︎
それを祝う為に急遽予定を変更して最新話を更新‼︎

ブライト「PS4が無いのに何言ってるの?
さて、天星さんと断空我さん、感想ありがとうございました‼︎
明久君のデッキは順当ですね〜。
これでかげろうと当たらなきゃ負け無しですよ!」

フラン「うわぁ………フラグ立てちゃった…………で、フランが何を企んでいるか?
ウフフ、お楽しみに☆」

では早速、『モケーレムベンベは此処に居た‼︎』


P.S、ちょっとふざけ過ぎたので前書きの一部を削除しました。


第四十四話「恐怖‼︎紅魔館内ドッキリ肝試し大会‼︎」

夜の20:00、紅魔館の外に全員集められ、企画内最後のオリエンテーション………今の今まで伏せられ、パンフなどにも???としか書かれていないものの説明が始まろうとしていた。

 

「ふふ、皆集まったわね。

じゃあ説明するわ、この企画の最後のオリエンテーション………それは‼︎

『大発狂、紅魔館内ドッキリ肝試し大会』ぃぃぃ‼︎」

 

『き、肝試し⁉︎』

 

肝試し、その一言が出た途端男性陣はゲンナリする者と苦笑する者に、女性陣はしれっとする者と青ざめる者に別れた。

 

「………大抵、こう言う企画の肝試しは怖くない茶番になる場合が多いんだが?」

 

「大丈夫、其処はこの紅魔館組と霊夢達で何とかするわ。

さて、この肝試しのルールは至って簡単。

真っ暗な紅魔館内をランプを持って今から渡すルート通りに進み、気絶せず悲鳴を上げずに此処まで戻って来て終了の合図でお終い。

無論悲鳴を上げたり気絶したら失格で入り口に戻されるわ。

目的は勿論精神修行よ。

聞きたい事はあるかしら?

無いなら今からきっかり15分後に始めるわ……それまでに順番を決めなさい」

 

龍二の疑問に自信満々で答えるレミリア。

そして、説明が一通り終わった後に紅魔館内に霊夢等を含めて入って行き、その瞬間から紅魔館内の明かりが徐々に消えて行った。

 

「演出凝ってるな………よし、じゃあ早速肝試しの順番を「はいはーい、一番手はこのわたしネプテューヌとノワールのコンビがやりまーす!」うん?

そっちもそれで良いのか?」

 

「ええ。

レミリアには悪いけど、こんなオリエンテーションはさっさと終わらせてファイト時間を稼がせて貰うわ!」

 

雄二が順番を決めようとした所でネプテューヌ、ノワールが最初の挑戦者として名乗りを上げた。

この二人はネタのネプテューヌに真面目のノワールコンビと呼ばれ、二人揃った時は並大抵の脅かし程度ならば驚かない様になってしまう。

ある意味では肝試し殺しのジョーカーだった。

 

「ふむ、なら次は僕らカエサルが行くよ。

意外とこう言う物も楽しそうであるし、最後まで楽しまないと損だと思うよ」

次にカエサルが、更にその次は雄二&翔子→康太&工藤→秀吉&セイナ→ナギサ以外のチーム男前→カムイらトリオ+ナギサ→チームG3最強最高→優子&清水→カイト&西村→残った四人だ。となった。

 

「ふむ、何かくじ引きをしてみたらバラけたな………人数は兎も角な」

 

「そうだね………そろそろ時間だね」

 

明久の一言で時計に視線が集中する。

時刻は既に14分となっており、残り数十秒足らずで15分になる所である。

そして、遂に時間になった。

それと同時に紅魔郷から全ての明かりが消え、真っ暗な屋敷が出来上がる。

その光景に瑞希、島田、ナギサ、優子、セイナ、ユリは少し恐怖心が増す。

 

「よっしゃー‼︎

この皆から愛される主人公属性を持つネプ子さんとボッチノワールのコンビがチャチャッと肝試しを終わらせるよー‼︎

さあ乗り込めー‼︎」

 

「ちょっと‼︎

さり気なく私をボッチとか言わないでよ‼︎」

 

そんな女性陣の雰囲気を察したのか元々ふざけるつもりだったのか、ネプテューヌは普段以上に明るく振る舞いノワールと共に紅魔館の中に入って行った。

それにより場の空気が和んだ。

しかし、その直後。

 

『ねっぷあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………』

 

『のわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………』

 

紅魔館内部に突入した二人の悲鳴が木霊し、闇の中に消えて行った。

二人の速攻失格+悲鳴で折角和んだ空気が再び淀み、場の雰囲気を重くした。

 

「………さ、さあ、次は僕らの番だ!

行くぞ、ユリ、ガイ!」

 

「わ、分かったわ!」

 

「行こう、皇帝、姉さん!」

 

次にカエサルが突入、しかし…………その後はカエサルだけでなく、最終ペアの明久、龍二、瑞希、島田以外は全員例外無く気絶or悲鳴を上げて失格になった。

肝試しに強そうな翔子や久保達、更に西村でさえ気絶orビックリして声を上げてしまい、、入り口に戻されていた。その所為で瑞希と島田の恐怖心は突入前からピークに達してしまった。

因みに康太だけ何故か鼻血を大量に出したらしい。

 

「………あ、明久、行くぞ………」

 

「やっぱり行くんだね………でも二人が………」

 

「いざという時は俺達が盾になれば良いんだ………」

 

そうして覚悟を決めた明久、龍二は瑞希と島田の前に出て入り口のドアノブに手を掛けていた。

しかし、二人も今まで突入したメンバーの末路を見た後なので意外と恐怖心が高まっていた。

しかし、意を決して二人は勢い良くドアを開け、内部に入った。

勿論片手にはランプを所持し、火を灯してその灯を頼りにしていた。

 

「ひ、火野………吉井………ウチ達、もう……」

 

「し、心臓が止まっちゃいそうです………」

 

「だ、大丈夫、僕らが付いているから‼︎」

 

「ああ、心配はするな。

………じゃあ、行くぞ」

 

不安と恐怖に押し潰されそうな二人を励まして、それから明久達はゆっくり、一歩ずつ進み始めた。

周りは矢張り暗く、ランプの灯を以ってしても半径約6m範囲しかマトモに見えておらず、逸れてしまえば間違い無く合流は不可能である。

よって明久、龍二は瑞希と島田の手を握り、微妙に二人が隠れる様に前に出て歩いている。

これがいざという時に対処を早める為の陣形だったりする。

 

「………何か気配を感じるな」

 

「うん、多分脅かす組みの誰かが近くいるんだ『ガシッ』ねぇ⁉︎」

 

男子二人が何かの気配を感じた直後、明久の足を誰かの手が掴み明久を転ばせた。

それにより手を繋いでいた瑞希も一緒に転んでしまい、残った二人は明久の足を掴んだ誰かを見て絶句していた。

 

「い、一体誰か…………⁉︎」

 

「………(カチン)」

 

足を掴まれた明久本人と瑞希もその誰かの正体を見る為に足の方を見た。

其処に居たのは二人、紅い液体で顔、髪、服がその色に染まっている魔理沙とパチュリーだった。

 

「た………す、け……でぇ」

 

「痛………いん、だ………ぜ」

 

『ーーーッ!?!!!??!』

 

まるで出血多量で死に掛かっている姿に見える魔理沙達に驚き、しかし悲鳴を上げない様に口を抑える瑞希達。

明久も悲鳴を上げてしまわない様に口を閉ざしてゆっくり手を剥がし、龍二の手伝いで素早く立ち上がりその場を去る。

 

「い、いきなりリアリティーがあり過ぎた……」

 

「こっちを本気でビビらせに来てるぞ。

しかもタッチありとか聞いて無いぞ………」

 

『………………』

 

余りの恐怖に明久と龍二でさえ悲鳴を上げそうになり、瑞希達に至っては口から出てはいけない物が出掛けたりと色んな意味で限界が近くなっていた。

だか、まだ恐怖はこれからであった。

明久達や瑞希達の後ろに、いつの間にか咲夜が歩いていて、明久達を脅かす準備を整えていた。

 

「(ただ脅かすだけでは芸が無いので、少しだけ………)」

 

すると咲夜は瑞希の背中に触り、その瞬間に闇の中に消えると言う離れ業をやってのけた。

当然、瑞希の反応は。

 

「…………………っ‼︎

………っ⁉︎」

 

悲鳴を上げてはいけない為、ジェスチャーで恐怖度を伝えていた。

そんな瑞希を見て明久は心の中で涙を流していた。

が、此処で立ち止まる訳にも行かず、そのまま奥に歩く明久達。

すると、折り返し近く地点に到着する。

明久達は予め用意されていたカードに判子を押してそのままUターンし、入り口まで行こうとする。

 

「また何か気配を感じるね」

 

「ああ、しかも…………」

 

その直ぐ後に誰かが近くに配置したらしく、気配を感じ始めた。

更に………残念な事か、上手く隠れたつもりがバレバレで誰が居るか分かってしまった。

その人物はレミリアである。

 

「如何するの、これ?

服とかはみ出てバレバレって伝える?」

 

「………止めて置こう。

それよりも………」

 

龍二に促されるまま三人はレミリアの配置地点に近付いて行く。

勿論、こんなにもバレバレな隠れ方をするには脅かす自信があるのかと思い、一応警戒はしていた。

………しかし、それすら杞憂に終わるとは誰一人思っていなかった。

 

「………」

 

「『バッ!』ぎゃーおー、食べちゃうぞー‼︎」

 

刹那、チーンと言う効果音が聞こえた気がする四人。

レミリアは肝試しに関しては本当に残念なセンスしか無かったのだ。

 

「食べちゃうぞー‼︎」

 

「…………」

 

しかも本人は明久達を本当に脅かせてると思い、今の脅かし方をずっと続けていた。

その健気な姿に明久達は居た堪れなくなり涙を流し、その場を後にした。

 

「………あ、あれ?

た、食べちゃうぞ……………チクショウめ‼︎

分かっていたんだから、私には人をビビらせる才能なんか無いのは知っていたんだから‼︎」

 

『お、お嬢様⁉︎

お気を確かにぃ〜‼︎』

 

明久達を脅かせなかったレミリアは地団駄を踏み、完全にプライド諸々を失い悔し泣きをしたのであった。

それを見た咲夜や従者一同は何とかレミリアの機嫌を直す事に集中してしまい、明久達を脅かすまでに気が回らなかった。

一方明久達は漸く大広間まで来て入り口間近になった。

 

「………ねぇ、此処まで来て一度でもブライトさんや妹のレナさんとかを見た?」

 

「そう言えば見てないわね……」

 

「………多分レミリアが関係しているだろう。

後は察しろ」

 

明久、瑞希、島田は咲夜以外にブライトなどが脅かしに来なかった事に疑問を持つが、龍二は理由を察したらしく他の三人にも察する様に促した。

無論三人は龍二の言葉により一発で察した。

 

『ボッ‼︎』

 

その時、大広間のロウソクが全て同時に火が付き、周りが若干明るくなる。

明久達は何事かと周りを見ると、入り口の前に霊夢が明久達に背を向けて立っていた。

 

「れ、霊夢………さん?」

 

明久達は一歩、一歩と霊夢に近付く。

勿論彼女も脅かす役の為、警戒心を出しながら近付いている。

が、突如霊夢の周りにあるロウソク以外全てが消え、辺りが一気に暗くなった。

 

「っ⁉︎」

 

「な、ななな何が⁉︎」

 

これら一連の現象に忘れ掛けていた恐怖心が復活し、警戒心を更に強める明久達。

それを察したのか、霊夢がゆっくりと振り向き始めた。

だが、その顔を見る前にロウソクが消えて灯りが全て無くなる。

しかも明るい場所から暗い場所にいきなり立たされると人間の目は慣れるのに時間が掛かってしまう。

なので、誰が目の前に来ようが気付かない場合が多い。

そう、例え先程まで確認出来ていた霊夢の存在さえもだ。

 

「………」

 

「………」

 

明久達は息を呑み、次のアクションに備える。

だが、それらを読んでいたかの如く明久達の周りのロウソクに火が灯る。

 

『…っっっっ!!!??』

 

その明久達の目の前に霊夢が立っていた。

しかも………某静かな丘に出て来るクリーチャーの様なノッペラと赤々しい肌の色をし、身体がクネクネと異様な動きをしていた。

そして、なまじ悲鳴を上げられない為本当に明久達は気絶しそうになり、瑞希と島田に至っては涙が溢れ出していた。

 

「………落ちなかったか。

自信があったんだけどね…………はい、通って良いわよ」

 

所が、明久達が意地でも悲鳴を上げず、気絶すらしないのを見た霊夢はあっさり明久達を通した。

しかも気色の悪いお面を取り、元の顔でだ。

 

「あ、ああ………やっと終わるよ」

 

「こ、怖かったですぅ〜………」

 

「だが、これで終わりだ」

 

こうして明久達は難関を乗り越え、入り口のドアノブに手を掛けて外に出ようとした。

………たった一人、未だ現れない少女の存在を忘れてだ。

 

「そうね、もうそろそろ終わりよ。

あ〜後、フランに注意」

 

『えっ?』

 

霊夢が明久達に注意をしたが時既に遅く、明久達はドアを開けてしまった。

そしてまた目の前に……………言葉では表せない表情と、紅い液体を身体中に浴びて髪すら紅く染まり、服の白い部分も紅くなり、手には何らかの金属の棒を持っていた。

そして、その開口一言は………。

 

「キャハ、キャハハハハハハハハハハハハハハハハ‼︎」

 

………狂気の笑い声だった。

そして、金属の棒を振りかぶっていた。

 

『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………』

 

こうして明久達も悲鳴を上げ、遂に誰一人として肝試しをクリア出来た者は居なかった………。

因みに、明久達は後から聞いた話なのだが………パチュリーと魔理沙は本来別の脅かし方で全員をビビらせていたのだが、明久達が通った時にああなっていた理由は………ふざけ過ぎていた為に、フランにボコボコにされて全身に血糊を掛けられたらしい………。

 

 

 

 

 

〈オマケ〉

 

時を少し遡り、康太と工藤ペアが紅魔館内を肝試し中。

数々の障害があったが二人は至って冷静に進み、雑談すらしていた。

 

「………ふーん、土屋君はムッツリーニ君と呼ばれてるんだ〜。

面白そうなあだ名だね♪

ち・な・み・に、ボクは保健体育が得意だよ〜、実技でね」

 

「………貴様、俺を出血死させる気か‼︎(ボタボタボタボタボタ)」

 

康太は工藤の発言で妄想を膨らませた為に鼻血が止まらなくなっていた。

応急処置で鼻にティッシュを詰めたが、直ぐに赤く染まっていた。

因みに工藤の保健体育の実技は言わずもがな唯の走ったり飛んだりの運動である。

 

「…………ぎゃおー、食べちゃうぞ〜‼︎」

 

その時、物陰からレミリアが飛び出して子供でも怖がらない、寧ろ楽しみそうな脅かしをして来た。

それを見た康太の反応は………。

 

「…………ぎゃ、ギャップ萌………(ブシューー!!!)」

 

「キャアァァァァァァ、ムッツリーニくぅぅぅぅぅぅん!!!?!」

 

……普段のレミリアとのギャップに萌え殺されたのであった。

 

「や、やったわ‼︎

やっと、やっと人を驚かせたわ‼︎」

 

『おめでとうございます、お嬢様‼︎』

 

「やったねお姉様☆」

 

「レミィ、友人として祝福するわ……」

 

 

其処に何故か従者一同にフラン、パチュリー達が来てレミリアを祝福していた。

そして当のレミリアは達成感と感動に満ち、涙を流していた。

 

「ちょっと、早く輸血してあげてって!

ムッツリーニ君、ムッツリーニ君!

ムッツリーニくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん‼︎」

 

「………も、モケーレムベンべは…………此処に居た………ガクッ」

 

無論その間、工藤の切実な叫び声が木霊し、康太は満足気に昇天していた。

これが、康太が鼻血を大量に出した原因である………。

 

〈おしまい〉




うん、色々とネタを仕込んだな〜。
フランも今回で狂気度がある程度高くなって満足満足。
………え、狂気度MAXはどんな感じ?
取り敢えず最低紅魔館は吹き飛びます。
そしてモケーレムベンべは存在していたんだ、紅魔館に。

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