何とかAPを少し回復させ只今投稿しました。
ブライト「天星さん、断空我さん、感想ありがとうございました。
………うん、怖い物は怖いから仕方無いよ」
フラン「ええ〜、フラン怖くないよ?」
まあまあそれは置いて、通知と一緒に始まりの一言を。
じゃ早速、『強化合宿編、完‼︎』
肝試し大会の翌朝、正午には船に乗り、元居た街に戻る為明久達は朝早くから荷物をまとめて帰宅準備を整えていた。
その最中、明久はこの合宿で学んだ事(主に観察眼と冷静な立ち回り)などを思い返していた。
しかし、中には精神修行の一環と言って全く無関係な物もあり、上手い具合にカオスな合宿になったのは言うまでも無かった。
因みに瑞希は明久達より早く起き、先に荷物を船に置いて自由行動をしている。
「明久、如何した?
涙なんか流して」
「あ、龍二ゴメン。
合宿中に起きた出来事やカオスな展開に不意に涙が……」
そんな素朴な疑問に涙ぐみながら答える明久の姿に、今までの事を思い返して納得する龍二。
何だかんだで彼も明久と同じ目に遭っているのでその気持ちが十分過ぎる程分かっていた。
「………にしても、色々学ぶ事はあったな。
デッキの見直しにファイト経験の積み直しに、俺の知らない強豪ファイター達とのファイト………それに無茶苦茶だが、意外にも役に立った(筈の)精神修行(と言う名の羞恥プry)も………充実した毎日だったな」
「うん。
それも今日で終わりかぁ………何か寂しいね
合宿で起きた事、学んだ事を思い返し、改めてレミリアやフラン達に感謝する明久、龍二。
しかし、感傷に浸る間にも時間は進む為直ぐに気持ちを切り替えて荷物に手を掛けた。
元居た家に戻り、次の予選………ラストチャンスに全てを賭ける為に。
「………良し、荷物の整理は終わったぞ。
時間は………あと少しで正午か。
早速大広間に行くぞ」
「分かったよ!」
そうこうしている内に時間が近付き、明久と龍二は最後の集合場所である大広間へと足を運ぶのであった。
「はい、全員集まったかしら?
…………えっ?
葛木カムイと坂本雄二に大文字ナギサ、霧島翔子が居ない?
咲夜、ブライト、呼んで来なさい‼︎
ちょっと久保利光、お腹を押さえて如何したの?
………姫路瑞希のクッキー(前より何故かマシな奴)を食べちゃった?
よし早くお手洗いに行きなさい!
ってちょっとフラン、何を持って…………ご、ごめんね、少し手を洗って来るわ‼︎」
大広間で集合、点呼が行われていたが一部が来ていなかったり必殺料理を振舞われたりなどで最後に相応しくない程ゴタゴタしていた。
「………えっと、お嬢様が離れて仕舞われたので、僭越ながら私十六夜咲夜が司会を務めさせて頂きます。
ブライト、レナは早く坂本様達を連れて来なさい。
………さて、他の方が集まるまで少し待ちましょう」
参加者達はやれやれと思いつつも雄二、翔子やカムイ達を待つ。
瑞希や明久、島田や秀吉、光定やユリなど余り呆れたりしない面々は苦笑し、龍二や霊夢、魔理沙はグドグドな雰囲気に対して怒りが募りに募ってムカ着火ファイヤー〜カムチャッカインフェルノォォォオオオウの間まで至っていた。
そんな三人に近寄ったら危ないと判断した明久達は少しだけ距離を置いてしまう。
「わ、悪い!
翔子にちょっと『言いたい事はそれだけか、坂本雄二?』お、落ち着けよ龍二、霊夢、魔理沙。
遅れた事は謝る、この通りだ‼︎『最初から謝れ』
ふう………」
遅れた事を謝り許して貰う雄二。
龍二達も謝れば話は分かる………しかし、怒りが爆発寸前の場合は約20%の確率の望みしか無い。
それで許して貰えたのは奇跡に等しく、雄二も全部の運を使い果たしたとすら感じていた。
因みにカムイは開口一言が『遅れてすみませんでした』の為かいきなり許された。
「戻って来ましたね「咲夜、私もよ…」お嬢様⁉︎
大丈夫でしたか⁈」
「だ、大丈夫?
何の話かしら?」
其処にレミリアも(顔が青ざめながら)戻り、話を進めようとしていた。
因みにこの時、レミリアはフランの必殺料理で体調が優れないでいるのだが、フランにそんな事実を悟らせない様に気丈に振る舞っている。
彼女はフランの悲しい表情を見たくない妹想いの姉なのだ。
………それを見た龍二は「伝える事も必要だぞ」と思っていたが、彼女の想いを組んで口を閉じていた。
「さ、さて………全員集まったわね?
荷物の確認は………終えているわね。
じゃあ………これより、強化合宿の終了を宣言するわ」
そしてレミリアの口から強化合宿企画終了の宣言がなされる。
「此処で数日間、貴方達はこの場に集まったファイター達と切磋琢磨し合いながら実力を付け、私の無茶苦茶な関門にすら文句を言わずにクリアし、精神的にも成長した筈よ。
そして、自らの欠点すら見つけ、新たな戦略も見出した。
………これから、それら全てが役に立つ場面が来る。
そんな中で、此処で学んだ全てを思い出し、全てをぶつけるのよ」
レミリアは明久達一人一人を見て、真剣な表情で話した。
それを聞く明久達もまた真剣な表情で耳を傾け、今この場面でも学んだ全てを思い出していた。
………しかし、雄二とカムイに至っては翔子やナギサに追い掛けられている場面が大半を占めており、学んだ事と言えば逃げ切るのに必要なスキルだけだった。
「最後に……当企画に参加して頂き、誠に感謝します。
ありがとうございました………では、解散!」
レミリアは明久達に対して解散を告げる。
こうして、お遊びの様に、しかし成果を確り上げた強化合宿は終わりを迎えたのであった。
それから数分後、船が出航し、明久達は島から離れて行く。
それを日傘を差して微笑みながら見送るレミリア。
しかし、彼女もまた強化合宿が終わる事を寂しがっている。
何時もよりもずっと五月蝿く、それでいて充実していた数日間が終わる………永遠の別れでは無いが、それでも彼ら、特に五月蝿くしていた明久達に滅多に会えなくなる事が、彼女の中の何かを掻き乱しているのだ。
「………私らしく無いわね………他人との別れを惜しむなんて………それ程充実していた、のかしらね…」
そんな自問自答を口からこぼししながら紅魔館に戻り、また普段通りの日常を送ろうとするレミリア。
……その寂し気な表情を消せないまま。
「お、お嬢様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そんな中、声を荒げながらレミリアに近付く咲夜。
彼女は従者に何があったか疑問に思い、それを問いただそうとする。
果たしてその内容とは………。
「島、見えなくなって来たね」
「ああ………だが、二日後には地区予選、最後のチャンスを勝ち取る戦いがある。
何時までも感傷に浸っていては勝てないし、レミリア・スカーレットも望まん」
「そうだな……」
船の艦橋にて、島を見ていた明久達。
レミリアやフラン達に感謝しつつ、彼女らに勝利を約束する為にその場所に出たのだ。
しかし、感傷に浸っているのもほんの少しだけで、後は気持ちを引き締めて次の地区予選に全てを賭けようとしていた。
「………じゃあ、中に戻ろう。
ウチ達もちょっとは休まないと」
「そうじゃのう」
「………(コクッ)」
「じゃ、行こっか☆」
「うん………うん⁉︎」
そうして明久達は船の中に戻ろうとする。
が、其処であり得ない声と語尾を耳にし、驚いて後ろを振り返る明久達。
その視線の先には………島にいる筈の人物、フランドール・スカーレットが日傘を差しながら居た。
「えへへ〜、ヨシイや皆と会えないのはイヤだから付いて来ちゃった!」
無邪気な笑顔を明久達に見せ、目の前に来るフラン。
そんな明久達の中である考えが浮かび、少しだけ汗が出始めて来る。
しかも、その考えが正しければ不味い展開になりかねないのだ。
「……フ、フランちゃん?」
「?」
「レミリアさんに………断わってから来た?」
意を決して質問をする明久。
しかし現実は非情、明久や龍二達に返された答えは……。
「ううん、ダメって言われるから黙って来ちゃった☆」
姉のレミリアや従者の咲夜さえ付いて来る面倒な展開へのフラグ、勝手に付いて来たであった。
「…………と言う訳なんです‼︎
申し訳ございません、お嬢様!!!!」
「……………」
所変わり紅魔館にて、フランが居なくなり、恐らく明久達に付いて行ったと言う事を伝える咲夜。
それを聞いたレミリアは、顔が青ざめ、プルプルと震え始めていた。
「誠に、誠に申し訳ございません!!!
この咲夜、如何なる罰を受ける所存でございます!!!!」
「………フ」
レミリアに土下座して罰を乞う咲夜
しかしレミリアは上の空、しかも口を開けばフの一言。
そんなレミリアの次のセリフはただ一つ。
「フラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!」
「お、お嬢様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
フランの名を叫ぶ、更に日傘を差しながらフランを追い掛けるべく、自家用小型飛行機に乗り込むだった。
それを見た咲夜、更に行きだけ付いて来る運転出来るメイドもまた小型飛行機に乗り込み、急いでエンジンを掛けて船を追う。
こうして、明久達いつメンに加えてスカーレット姉妹と咲夜が日常に絡むのが確定したのであった。
今回はかなり短めの内容となりましたが、次回はもう少し長いかも。
次回からは『ラストチャンス編』となります。
果たして明久達は全国大会へ行けるのか⁉︎
感想、指摘をお待ちしています。