ブライト「天星さん、断空我さん、感想ありがとうございました。
そしてナンバーズさん、質問ありがとうございました。
ジ・エンド………確かに強いユニットだよ。
アニメでは展開上仕方無く負けてしまいましたが」
フラン「まあ、作者はカオスブレイカー・ドラゴンだけは別で負けても可笑しく無かったって思ってるよ。
質問はあんな風に返してごめんなさい。
いつか本編でそれの答えが出ますので待っていて下さい」
では、『その光は、暗き世界を描き変えていく……』
明久はファイトの準備に入るが、マジモードの亮は以前『アンバー・ドラゴン
「試合、始め!」
『スタンドアップ・ヴァンガード‼︎』
しかし、明久は龍二と散々ファイトをしていたので、今更〈かげろう〉に臆する事も無い。
………但し、これが普通の〈かげろう〉ならばだ。
「『ぶるうがる』‼︎」
「『アンバー・ドラゴン
そして先攻、『アンバー・ドラゴン
スキルで『アンバー・ドラゴン
連携ライドを成功させ、パワーを明久のグレート1単体ではヒットしない8000に底上げする。
このフルバウ型連携ライドを使うファイターに先攻を取られた場合、今の明久のデッキで単体ヒットを狙えるのはグレート2、ギャラティンからの為意外と構成でも相性が若干悪いのだ。
「ドロー!
『ぽーんがる』にライド!
ぶるうがるは後ろに………この場合は仕方無いね
そしてアタック‼︎『ブラスター・ブレード』」
ぽーんがるにライドしたは良いが、矢張りアタックが単体ではヒットしないのでぶるうがるを仕方無く後ろにコールし、手札消費を実質0にした。
しかし、亮のダメージゾーンに龍二とのファイト時には無かった『ドラゴンナイト ネハーレン』があった。
この時、明久は何か嫌な予感さえしていた。
そう、自分の仲間を全て焼かれてしまいそうな予感が。
「ドロー、『アンバー・ドラゴン‘
更に『ガトリングクロー・ドラゴン』をコールしてスキル発動、カウンターブラスト(1)とソウルインで相手のグレート0のリアガードを退却する。
ぶるうがるは退場だぜ。
おまけの『ベリコウスティドラゴン』と『ヒートネイル・サラマンダー』をコール!」
ヒートネイル:P6000、C1
明久は見慣れないユニット、ヒートネイルが場に出たことで予感が確信に変わり始めていた。
実はこの時点で明久はヒートネイルのスキルを知っていたのだ。
ヒートネイルは〈かげろう〉のユニットをブーストし、そのアタックがヴァンガードにヒットしたら相手のグレート1のリアガードを焼き払うスキルを持つ。
但し、退却させた場合エンドフェイズに山札に戻るデメリットもある。
「ベリコウスティドラゴン、ヒートネイルのブーストでアタック「ノーガード」ヒット、ベリコウスティのスキルでさっき裏返したダメージを表向きに。
ドライブチェック『ブレイジングフレア・ドラゴン』ターンエンド!」
そしてドライブチェックでブレイジングフレアが捲れた為、明久は今の亮デッキの構築を理解する。
連携ライドはあくまで手札消費を抑える布石。
本当の狙いは、
「……でも、僕は僕のファイトをするだけだ!
ドロー、立ち上がれ、僕の分身‼︎
ライド、『ブラスター・ブレード』‼︎
更に『ハイドッグブリーダー アカネ』をコール!
アカネのスキルでカウンターブラスト(2)を払って、デッキから『すのうがる』をコール!
おまけのすのうがるを手札からコール!」
すのうがる:P6000→7000、C1
それでも自分のファイトを貫く事にした明久は敢えてすのうがるをコールする。
実はすのうがるは〈かげろう〉などの退却効果を持つクランに対して弱いが、逆に他のリアガードを守る避雷針の様な存在でもある。
明久はそれを考慮し、すのうがるに頼れない以上他のリアガードを守る事にしたのだ。
「アカネでベリコウスティをアタック‼︎「ノーガード、退却だ」
すのうがるのブースト、ブラスター・ブレードでアタック‼︎『ふろうがる』『醒』
スタンドトリガー!
アカネをスタンドしてパワーもアカネに「『槍の化身 ター』『☆』残念、そのアタックはヒットしない」くっ、ターンエンド!」
ところが、亮はダメージチェックでトリガーを当てた為、三枚目のダメージを与えるor手札を削るのに失敗してしまう。
本来なら此処でダメージを与えに行き、ガードするかしないか選ばせて少しでもアド差を付ける場面だった。
だが、それもトリガーで15000になった
「俺のターン、スタンド&ドロー!
『ブレイジングフレア・ドラゴン』にライド‼︎
『魔竜導師 キンナラ』をコール、スキルでカウンターブラスト(1)を払ってソウルイン、すのうがるを退却!
おまけの『ドラゴンナイト ネハーレン』をコール!
そして、ネハーレンでアカネにアタック‼︎
更にブレイジングフレアで、ブラスター・ブレードをアタック「ふろうがるでガード‼︎」こっちをガードして余計なダメージを与えさせない気か………ツインドライブ『魔竜導師 キンナラ』『フレイムシード・サラマンダー』『醒』スタンドトリガー!
じゃ、今度こそヒートネイルのブースト、ネハーレンでヴァンガードをアタック‼︎「『世界樹の巫女 エレイン』『治』ヒールトリガー!
ダメージは回復するよ‼︎」だが、これですのうがるは全滅、更にアカネも退却した。
早速リアガードは焼き尽くしたぜ」
「でもまだ負けていない!
なら僕は諦めない‼︎
ドロー!
大地に立て、絆を結ぶ獣の騎士‼︎
『光の牙 ガルモール』にライド‼︎」
リアガードを全滅させられてもなお諦めない明久は、ガルモールにライドしてスキルですのうがるをスペリオルコールする。
しかし、既に二体もすのうがるを退却させられた事により、ガルモールはパワーを最高値まで上げられない状況となっている。
「コール、『沈黙の騎士 ギャラティン』、『爆炎の剣士 バロミデス』。
そして、バロミデスでヴァンガードにアタック‼︎「ノーガード、チェック『アンバー・ドラゴン
ガルモール、アタック‼︎「………ノーガード」
………『まぁるがる』『引』『静かなる賢者 シャロン』『醒』くっ、このデッキはクリティカルが無いから中々止めを刺せられない‼︎」
更に、明久のデッキの弱点その二、ダメージ四枚でもクリティカルが無い為一撃で決められないが露見する。
だが、今のトリガーでバロミデスがパワーアップしてスタンドしていた。
今なら手札を二枚以上削るれると確信しだが明久は特攻を仕掛ける。
「バロミデスでもう一度アタック‼︎「うーん、フレイムシードでガード」あ、やべ」
………しかし、それがブーストとクリティカルが伴っていたらの話だが。
結局、亮の手札は一枚しか削れず、亮にターンを渡してしまう。
「さあ、邪魔なリアガードにはさっさと消えて消えて貰いますか‼︎
ドロー!
キンナラをもう一度コールしてスキル発動‼︎
カウンターブラスト(1)とソウルインですのうがるを退却!
更に『バーサーク・ドラゴン』をコールしてカウンターブラスト(2)、消えな、ギャラティン‼︎『何故私だけ専用セリフがァァァァァァァァァァ‼︎』
そしてブレイジングフレアのスキル発動‼︎
ソウルブラスト(5)払ってバロミデスを退却‼︎
ブレイジングフレアのスキルはまだ終わらない‼︎
メインフェイズで退却したリアガードの数だけパワー+3000だ‼︎
で、ヴァンガードの後ろに『槍の化身 ター』、右後列に『ドラゴンモンク ゴジョー』、ネハーレンの後ろにアンバー・ドラゴン
ブレイジングフレア:P10000→19000、C1
遂に亮は明久のリアガードを殲滅しつつ自分のリアガードをフル展開、ガードを考えずに明久を倒す事にのみ集中する。
対して明久はすのうがるを三体も退却されたのみならず、バーサーク・ドラゴンのスキル範囲外のバロミデスすら退却させられ、手札にはガード用の手札しか残されていなかった。
「ゴジョーのブースト、バーサークでガルモールをアタックだ‼︎「『ぎろ』でガード、スキルでソウルイン‼︎」
まだまだぁぁぁぁ、ターのブースト、ブレイジングフレア‼︎『槍の化身 ター』『☆』『ヒートネイル・サラマンダー』
喰らいやがれ、イモータル・フレイムッ‼︎」
「うわぁぁぁ‼︎『ソウルセイバー・ドラゴン』『ぽーんがる』」
リアガードが0、ダメージが五枚、手札はガード用と、最早後が無くなってしまう明久。
それを見た亮は少し不満そうな表情を浮かべた。
そして、その理由を口にする。
「……吉井、俺はお前が全力を尽くして戦っている事には嬉しいと思う。
けどな、それはファイトの技術力だけであってお前の全部じゃない。
それが少し不満だぜ」
「はぁ、はぁ、全部………」
「ああ、PSYクオリア………あれを使ってこそお前の全部だと俺は考えている‼︎
そう、お前の持ち得る力全てだってな‼︎
俺は、お前の全部と戦いたい、お前の全部を見てぇんだよ‼︎
だから使えよ、PSYクオリアをな‼︎」
何と亮はPSYクオリアを使わせる様に促し、しかもそれは吉井明久と言う一人のファイターの全ての力を出させる為である。
亮はファイトの技術力も異能の力も全てその人の力と考えており、それを出させる事は即ち真の全力であるとしているのだ。
「須川君……」
その一言は、明久にとって衝撃的だった。
異能の力であるPSYクオリアすら勘定に入れてファイトをしていた、それだけでなく自分でも如何すれば良いのか分からず放置していた物を使わせる気だった………自分以上に力に対して考え、見向きしていた。
ファイターとしての質すら上回り達観している亮に何処か憧れを抱いた明久は、もう一度考え始めた。
「………PSYクオリア、ブライトさんの話を聞いたり、まだ如何したら良いか分からないし、何だか使ったらいけない気がして今まで使わなかった…………正直今も分からない、でも」
その時、明久は龍二達の方を見る。
それを見た龍二達は何かを察したのか、明久の好きにして良いと言わんばかりに頷く。
その瞬間、明久は何か吹っ切れた様な表情を見せた。
そして………。
「………僕には支えてくれる仲間が、一緒に悩んでくれる友達が居るんだ‼︎
だったら僕は迷わない、PSYクオリアとも向き合って使うよ‼︎」
明久はPSYクオリアを使い始め、目に虹色の光が宿る。
それを龍二と同じく雰囲気で察した亮は笑みを浮かべていた。
「やっと使ったな………じゃ、ラストアタックだ‼︎
トリガーの効果も合わせてパワーは21000、その残り三枚の手札で防げるか‼︎」
「防いで見せる‼︎
ぎろ、まぁるがるでガード‼︎」
21000のアタックをシールド15000、ガルモールのパワー10000と合わせて25000でギリギリ防ぐ明久。
しかし、矢張りと言うべきか明久の手札にはシャロンしか残っておらず、亮も手札がギリギリでリアガードがいれば突破されるデッドラインだったが、予めリアガードを一体も残さず退却させた為、寧ろ鉄壁の守りと化していた。
何故なら、ネハーレン二体のインターセプトで10000、更にターとヒートネイルで15000のシールドがある。
ガルモールをシャロンのスキル、ブーストの何方を使っても突破不可。
今のままでは敗北が決定し、康太に全てを任せなければならない………但し、今のままならばだ。
この状況を打開するにはあるカード………ブライトの手で渡された『闇すら照らし出す聖なる光』のカードをこの場で引き当てれば、シャロンのスキルと合わせて亮の守りを突破出来るのだ。
しかもPSYクオリアで浮かぶ最善の手と明久の思考、両方が一致する答えだった。
「アレさえ引き当てれば………デッキにはたった一枚、大分引いた今でもピンポイントで引くのは難しい………でも引く‼︎
引いて…………勝つ‼︎
チームの皆の為にも………スタンド、&、ドロー‼︎」
明久は勝利の道を信じ、龍二達の為にデッキトップを引く。
引いたカード、それは………………明久とPSYクオリア、その二つが求めたたった一枚、最後の切り札だった。
「………聖なる光、その果ての究極進化!
目覚める先導、大いなる闇すら照らせ、僕の分身‼︎
ライド、『エクスカルペイト・ザ・ブラスター』‼︎」
エクスカルペイト:P12000、C1
ブライトから渡されたカード、それはブラスター・ブレードが無ければ意味の無いカード。
場に出すにも条件があり、それら全てを満たさなければ真の力を発揮しない………何故ならば、そのカードはブラスター・ブレードが正統進化し、無限の勇気により一時的に変貌した姿なのだから。
そして、その姿になった青年の名前は本来の名である『アーメス』や兵装の名でもあり、称号でもあったブラスター・ブレードでも無くなる。
そう、その名は『エクスカルペイト・ザ・ブラスター』だ。
この時亮は情報が無く、今まで見た事も無いカードに警戒心を強め、手札とインターセプトを活用する用意をする。
「……エクスカルペイトは、僕のヴァンガードがグレード3じゃないとノーマルライド出来ないしコールしたら即座に退却、そしてブラスター・ブレードがソウルに無いとアタックも出来ない………でも、全ての条件はクリアしたから気にならない!
シャロンをコールしてソウルイン、エクスカルペイトはパワー+3000‼︎」
エクスカルペイト:P12000→15000、C1
「最後にエクスカルペイトの起動スキルを発動‼︎
カウンターブラスト(3)を払う事で、一度のアタックで相手のユニット全てを同時アタックする‼︎」
「俺の全ユニットとバトルするスキル⁉︎
ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオンと同じ………いや、アレよりも範囲が広い‼︎」
エクスカルペイトのスキルを発動し、パワーも底上げしてガード要求値を高めただけで無く、ネハーレンのインターセプトを潰し、更に次ターンのブーストも全てを駄目にする明久。
エクスカルペイトのこの起動スキルは『世界を塗り替える一撃』と評され、まだ二つあるスキルの内一つと合わせる事でその全容を覗かせる。
「エクスカルペイト、アタック‼︎
更にスキル発動、アタックした時ソウルのブラスター・ブレード以外のカードを全てドロップし、その数だけパワー+2000‼︎
ブラスター・ブレード以外のカードは五枚………よってパワー+10000だ‼︎
エクスカルペイト・ザ・ブラスター、イメージュラブルブレード‼︎」
エクスカルペイト:P15000→25000
ブレイジングフレア:P10000
ガード要求値:20000
その一つすら発動させて亮の手札にあるガード値と全く同じパワーに引き上げる。
それにより亮はガード不可になり、ダメージ五枚の状態でノーガードを選択する。
「………さて、ヒールトリガーが来るか来ないか二つに一つ…………ダメージチェック………」
亮も意を決してデッキトップを捲り、トリガーか否か確認する。
その結果はと言えば。
「……ゲット『⁉︎』………スタンドトリガー『フレイムシード・サラマンダー』『醒』………あ〜ちくしょう、結構本気出したのに負けたぜ」
「勝者、吉井明久‼︎
よってチームリベレイターズの優勝が決定‼︎」
審判が高らかと声を上げ、チームリベレイターズ優勝を宣告する。
それを聞いた龍二達は喜びに満ちた。
「やったぜ‼︎」
「ワシら、全国に行けるのじゃ‼︎」
「良かったぁ……良かったよぉ………」
「………明久、グッジョブ(グッ‼︎)」
その光景を見た明久は全員の下に駆け寄る。
しかし、PSYクオリアを使った影響か、急に疲労が噴出し、龍二達の目の前で気絶し、明久の記憶は其処で途切れた。
エクスカルペイト・ザ・ブラスターは本編で明久が言った通り、グレード3のヴァンガードが居なければライド不可、ブラスター・ブレードがソウルに無いとアタック不可、リアガードとしてコール不可の制約を持っていますが、カウンターブラスト(3)を払えば相手の全ユニットにアタックする上、アタック時にはブラスター・ブレード以外のソウルを破棄してその数だけパワー+2000される最終切り札に相応しい能力を持っています。
しかし、いざ決め切れないとアタック終了時にソウルかドロップゾーンからブラスター・ブレードにレスト状態でライドするので、使う場合はこのアタックで決め切る事を強いられます。
今は最後のデメリットが双闘や超越をさせない隠れメリットにもなってますけどね(笑)
感想、指摘をお待ちしています。