バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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ふっ…………遂にストックが尽きる時が来たか………。

「せめて一期目は全部ストックしようよ………」

「全くだね。
これだから駄作者なんだよ」

って、若ブライトはまだ居るか。

「当然。
第一期が終わるまで居座る事にしたからそのつもりでいてよ」

ならば作者権限を行使しt

「させると思ったかい⁉︎
剛符『玄武金剛乱舞』‼︎「プゲラッ⁉︎」」『ピチューン‼︎』

「………では、天星さん、AMsさん、F/U駄文製造機さん、感想ありがとうございました!」

「特にAMsさんは指摘してましたからね………納得が行く内容なら幸いです。
まあ、駄目だこんな駄文と言われてもピチュった駄作者のみだハートがブレイクするだけですからご安心を(黒笑)」

「………マジでブライトさんに似てるのに性格が違う………黒い、この方黒い…………」

「では、第五十九話、スタート‼︎」


第五十九話「激闘決着、魂の一撃‼︎」

「コール、『コスモビーク』、『コマンダーローレル』‼︎

コスモビークのスキル、カウンターブラスト(2)を払ってイニグマン・ストームにパワー+4000を与える‼︎」

 

コスモビークをコールし、コスモロアー二体分のパワーアップをカウンターブラスト(2)のコストで叩き出し、次にコマンダーローレルを出しVスタンドの態勢を整える。

明久も布陣を見て、『ディクタトル最終支配』はどんなコンボか容易に想像出来た。

イニグマン・ストームをスタンドさせ、二回以上アタックを仕掛けてクリティカルを引き当てる蹂躙コンボだと考え、それは正解である。

 

「イニグマン・ストーム…………後列の居ないベディヴィアをアタック‼︎「ヴァンガードがリアガードをアタック…………?

ノーガード」ツインドライブ『ダイヤモンド・エース』『ジャスティス・コバルト』『☆』クリティカルトリガー‼︎

効果は全てイニグマン・ストームに‼︎

そしてコマンダーローレルのスキル、〈ディメンジョンポリス〉のヴァンガードのアタックがヒットした時、〈ディメンジョンポリス〉のリアガード四体をレスト!

これによりヴァンガードはスタンドする‼︎

レストするのはコマンダーローレル、コスモビーク、コスモロアー二体‼︎」

 

「なっ、コマンダーローレルのスキルはリアガードにアタックがヒットしても発動するの⁉︎」

 

「あのバカ‼︎」

 

「明久の奴、コマンダーローレルのスキルを勘違いしてたか‼︎」

 

明久はコマンダーローレルのスキルはあくまでヴァンガードにヒットした時しか発動しないものと思っていた。

しかし、コマンダーローレルのスキルはヴァンガード、リアガード、どちらにヒットしてもコマンダーローレルも含めて四体〈ディメンジョンポリス〉のリアガードが居れば即座に発動出来る物である。

明久の頭の中は今、つまらないミスでピンチを呼び込んだ事で頭が一杯になり、どう切り抜けるか考え始めていた。

 

「イニグマン・ストーム、今度こそヴァンガードをアタック!

さあ、イニグマン・ウェーブの時と同じだよ…………ガードするか、しないか………」

 

「くっ…………受ければダメージが四枚に………受けなきゃディクタトル最終支配を崩す手段が…………ダブルクリティカルが来たらアウト…………」

 

明久は兎に角どちらがリスクが高いのか考えた…………が、どちらも同等のリスクとリターンがあり、どちらが正しい選択なのか分からずにいた。

だが、必ずどちらかを選ばねばならない状況であり、間違いは許されない…………そして、明久が出した答えは………。

 

「………此処は、僕の運とか全部賭ける‼︎

分の悪い賭けは嫌いじゃない、よってノーガード‼︎」

 

「じゃあ、ツインドライブ『超次元ロボ ダイユーシャ』『イニグマン・ストーム』むっ………」

 

明久はダメージを受け、四枚目にドロートリガー(パワーはベディヴィアに振る)、更にはツイン・オーダーのアタックも受け、そのダメージでヒールトリガーを引き当てて何とかカウンターブラストを全て回復する。

それにより、『エクスカルペイト・ザ・ブラスター』のスキルを使ってもまだ釣りが出る計算となった。

 

「よし、スタンド&ドロー‼︎

聖なる光、その果ての究極進化!

目覚める先導、大いなる闇を照らせ、僕の分身‼︎

ライド、『エクスカルペイト・ザ・ブラスター』‼︎

更にベディヴィアコール‼︎」

 

ブラスター・ブレード・バーストは内側から溢れ出た光に包まれ、光の進化形態のエクスカルペイトへと変わった。

更に『まぁるがる』をコールして、パワー+3000のスキルをリアンが後列に居る方のベディヴィアに与えて準備を終え、詰めに入る。

 

「エクスカルペイトのカウンターブラスト(3)、エクスカルペイトのアタック一回で全部のユニットとバトルする‼︎

アタックステップ、ベディヴィアで単発アタック‼︎「ダメージチェック『コマンダーローレル』」

エクスカルペイト、アタック‼︎

スキル発動、ブラスター・ブレード以外のソウルを全て破棄してその数だけパワー+2000だ‼︎「………ノーガード‼︎」

クリティカルが出たら負けますよ…………って、一度決めたら押し通すのがヴァンガードファイター。

聞くだけ無駄ですよね………ツインドライブ『友誼の騎士 ケイ』『世界樹の巫女 エレイン』『治』ヒールトリガー…………完全ガードを確保されてるのが確定してこれは嬉しいのか嬉しくないのか微妙な………パワーはベディヴィア、一枚ダメージを回復‼︎

そしてアタック終了時、エクスカルペイト・ザ・ブラスターはソウルかドロップゾーンのブラスター・ブレードにレスト状態で強制ライド、元のエクスカルペイトはドロップ。

ベディヴィア、リアンがブーストして合計パワー27000でアタック‼︎「完全ガード、コストはイニグマン・ストーム‼︎」

…………ターンエンド」

 

イメージとファイト譜面でエクスカルペイトから一気にパワーダウンしてブラスター・ブレードに引き戻される明久。

イニグマン・ストーム以外は全てエクスカルペイトのアタックで消え去ったが、まだ手札は七枚、次のドローで八枚になるが、パワー9000のブラスター・ブレードでは流石にパワー11000でも防ぎ切るには不安しかないので、今の譜面整理は寧ろ光定に誘われたと見るべきだった。

しかし、結局やらなければ明久の方が殺られた可能性があり、一概に悪かったとは言えない。

そんなギリギリのファイトを見ている須川達は明久以上に緊張していた。

 

「だ、大丈夫なのか明久は?」

 

「せめて他のユニットを守ってくれればまだ良かったけど、初期から動かない手札もまだ動かなかったからな…………」

 

「バカなお兄ちゃん、ちょっと余裕がないです………」

 

「此処が正念場って訳だな。

私も空気で分かるんだぜ」

 

「ヨシイ………」

 

「…………(さあ『先導者』候補よ、これを如何に防ぐか見せてくれ)」

 

「明久君、君の意志は折れていない。

なら………」

 

応援組、控え組が固唾を呑む中、光定がトドメを刺すべく動き出した。

初期手札、及びイニグマン・ウェーブとドロートリガーで引いた物の正体が今判明するのだ。

 

「僕のターン、ドロー‼︎

『ガイド・ドルフィン』を…………三体コールする‼︎」

 

「ガ、ガイド・ドルフィン⁉︎

『静かなる賢者 シャロン』の〈ディメンジョンポリス〉版とも言えるカード………それを三体同士にコール⁉︎」

 

「勿論僕はこれを全てイニグマン・ストームに使う。

そして『アーミー・ペンギン』、『超次元ロボ ダイユーシャ』、『マジカルポリス キルト』をコール‼︎

これで僕のイニグマン・ストームはパワー20000、ブーストを入れて25000だよ………防げるなら防いでみろ、正義の超人の一撃を‼︎

イニグマン・ストーム、アタック‼︎」

 

超絶パワーとなったイニグマン・ストームがブラスター・ブレードに襲い掛かり、その腕から竜巻を発生させる。

しかし、明久もまぁるがるのドローや今までのドローで隠していたシールドを使う気だった。

 

「エレイン、エポナでガード、リアンが後列に居るベディヴィアでインターセプト‼︎」

 

「トリガー二枚か………『ジャスティス・コバルト』『☆』全てイニグマン・ストームへ‼︎

更にセカンドチェック………『ガイド・ドルフィン』『醒』スタンドトリガー‼︎

アーミー・ペンギンをスタンドしてパワーをイニグマン・ストームに‼︎

クリティカルは3………漸く、僕が望んだ展開になったよ!

さあ受けよ、正義の鉄槌を‼︎」

 

『⁉︎』

 

「な…………ガード、突破…………⁉︎」

 

此処に来て明久はガードを突破され、更にそのアタックに付与されたクリティカルは+2。

合計クリティカルは3、明久のダメージも3…………つまり、明久が六枚目のダメージでヒールトリガーを引かなければ敗北し、延長戦が確定する。

そして、明久のデッキ内にヒールトリガーは後一枚、引く確率は限りなく低く側から見れば敗北は確定的だった。

 

「…………光定さんが望んだ今の展開……………この場面を狙う為に、今までミスとしか思えないガードや手札の確保を……?

僕のミスは、一部は完全なイレギュラーなのに予測した………⁉︎

バーストのスキル使用タイミングも、エクスカルペイトも、グレードダウンも全部………⁉︎」

 

エクスカルペイトによる譜面一掃、コマンダーローレルの退却、ブラスター・ブレードへの強制ライドなどを全て狙われた上、全てはこの瞬間の為に誘導させられた事に絶句する明久。

実力の差、それが如何にあるのかを見せつけられて勝つ事も儘ならず、このまま負けを認める以外に道は無かった。

………但し、それはこの場で諦めた者のみだ。

そう、明久はまだ諦めた訳では無い。

可能性が限りなく低くともそれを掴もうともがき、貪欲なまでにこのファイトに勝つ気でいた。

確かに延長戦にすれば、龍二に任せられる。

だが、此れに勝てない者に瑞希と戦う資格など無い。

故に、彼は諦めないのだ……。

 

「………ワンチャンあるなら、それに賭ける………必ず、此処で勝つ‼︎

ダメージチェック‼︎『幸運の運び手 エポナ』『☆』

クリティカル、パワーをブラスター・ブレードに‼︎

セカンド………『ブラスター・ブレード・バースト』くっ…………‼︎」

 

「後、一枚………‼︎」

 

「明久………‼︎」

 

全員祈る様な想いで最後の一枚に望みを託し、光定は此処で終わればそれで良しと考える。

それを見ている観客も先程まで歓声などをあげていたにも関わらず、今はもう口を閉ざし、黙って見ている。

そして、明久は最後のダメージチェックに入る………。

 

「サード…………チェック……………‼︎

(お願いだ、四枚目のヒールトリガー、来て………‼︎)

……………くっ、うおおおおおっ!!!!!」

 

そのカードが公開された瞬間、全ての時が止まった様な錯覚に陥る会場内。

永遠ともとれるその一瞬、それが終わりを告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬を終わらせたその一枚は、光定にとっては完全に予測外であり、明久にとっては奇跡の一枚だった。

 

「………『世界樹の巫女 エレイン』『治』ラストヒールトリガー‼︎

これのパワーはベディヴィアに回して回復だ‼︎」

 

「なっ………ファイト中に四回、ヒールトリガーを発動させただって⁉︎

なんて豪運…………ダイユーシャ、アタック‼︎「ガード‼︎」

…………うん、僕の勝利への軌跡を乗り越えて自分の生きる道を切り開いたみたいだね。

流石だよ、吉井君………ターンエンド!」

 

此処で明久は遂に手札を一枚残し、その場を何とか凌ぎ切った。

が、状況は完全に光定に有利に働いていた。

光定の手札には確定でジャスティス・コバルトが二枚にガイド・ドルフィン、かなりの鉄壁であった。

更に明久の布陣はボロボロで、ベディヴィアで単発アタック出来てもシールド数値から突破は不可。

後一枚のダメージが如何しても崩せず、最早明久が勝つのは絶望的。

サレンダーは無いものも、勝つ意志が折れても仕方が無い場面になっている。

須川、秀吉達一部の明久の友でさえこれはもう無理だと思ってしまう。

 

「くそ………やっぱ光定ケンジは強過ぎるか‼︎

幾ら凌いでも、この状況は不利過ぎるぜ………‼︎」

 

「り、リーダー………」

 

「お嬢様、これはどう見るべきでしょうか?」

 

「…………客観的に見れば明久の敗北決定、打開策を出そうにも〈ロイヤルパラディン〉は単発アタックのパワーも意外と低く、スペリオルコールのリクルート先もまだ狭い、更にヴァンガードのグレードも2にダウン…………普通なら負け戦で明久の勝利諦めるわね」

 

レミリアも『客観的』な意見を述べ、明久がもう勝てないとも取れる発言をする。

…………ただし、『客観的』にである。

 

「でも、ヨシイはまだ諦めていないよ、だって………」

 

「明久の目はまだ死んでいない。

この状況でまだ勝てると信じ続けている…………ならば、俺達チームメンバーは信じて見守るべきだろ、秀吉、康太」

 

VIPルームのフランと控え席の龍二の意見が重なり、それぞれの場所で仲間達に明久が諦めていない事を伝え、試合を見守る。

更に観客席で隣り合って試合を見るゴウキ達と瑞希達も最後まで見る事にしていた。

 

「さて、これから明久は逆転が「しますよ」………姫路?」

 

「逆転します。

だって明久君達は、私達と戦う事を約束しました。

だからこそ私は明久君が勝つと信じられます。

……………明久君は、約束した事は基本的に全部守ってますから」

 

ゴウキの考察に横槍を入れ、瑞希は明久の勝利を信じていた。

否、確信していたのだ。

明久は約束を果たすタイプだと知っているだけでなく、口にしていないが………この時点で明久の意志の固さを見抜き、絶対に折れないと分かっているからだ。

そして、当の明久も諦めてはいない。

次のドローカードで全てが決まるにしても、まだ勝てると信じて疑わない。

しかもそれはPSYクオリアがあるからでは無い。

自分は仲間達に信じられ、自分も仲間達を信じ、デッキを信じているからである。

故に、六枚目のダメージが完全に落ちるその瞬間まで勝利を収めようとする………そう、最早明久は下位ファイターではない、既に最上位ファイター達の仲間入りをしていたのだ。

 

「さて、これがラストドロー…………まあ、僕は勝つ事を信じて引くだけだよ。

………皆が信じているようにね。

……………行きます、光定さん‼︎

スタンド&ドロー‼︎

…………」

 

明久は少し目を閉じ、精神を集中する。

それを負けを認めたのかと誤解する観客も多かったが、明久はそんな物は気にしない。

…………何故なら、引きたかったカードを今この場で引いたからだ。

 

「…………若き日の王の姿を見よ‼︎

ライド、『アルフレッド・アーリー』‼︎」

 

イメージにて、ブラスター・ブレードが若き日のアルフレッドに変わり、その瞬間ブラスター・ブレードがリアガードとしてまた戦場に立つ。

現実でもブラスター・ブレードがソウルからリアンの前にスペリオルコールされ、譜面がある程度整った。

しかし、それでもまだ勝てない。

幾ら光定のダメージが五枚で、16000ラインが一つ出来ても、ベディヴィアがただのパワー9000ユニットに弱体化しているからだ。

これでは普通のトリガーが来ても完全ガードなどで止められてしまうのだ。

 

「………此処でアルフレッド・アーリーか。

流れが明久君に向き始めて来ているみたいだけど………この鉄壁の壁は、ただでは崩れないよ‼︎」

 

「だからこそ崩します‼︎

ベディヴィアの後ろにマロンをコール‼︎

リアンのブースト、ブラスター・ブレードでアタック‼︎「ジャスティス・コバルトでガード‼︎」

………アルフレッド・アーリー‼︎「ジャスティス・コバルト‼︎

これでダブルトリガーが来ても、ブーストありのベディヴィアはガイド・ドルフィンで止めて、アルフレッド・アーリーはこれで止まる。

…………後は君次第だよ、明久君‼︎」

ツインドライブ………チェック‼︎『ソウルセイバー・ドラゴン』…………セカンドチェック‼︎」

 

明久は勢い良く二枚目のトリガーチェックを行い、それを公開する。

そしてそのカードは………………誰もが予想し得ないカードだった。

 

「………………『静かなる賢者 シャロン』『醒』スタンドトリガー、ピン刺しでも入れたらこんな風に役立つって信じてた………パワーはブラスター・ブレード、そしてスタンド‼︎」

 

「なっ、スタンドトリガー……………次の攻撃の内一回をガイド・ドルフィンで止めても意味が無くなった…………ならば、先程の君の様に全てを天命に任せる‼︎」

 

スタンドトリガーでブラスター・ブレードが再びスタンドし、パワー14000となり、現在のイニグマン・ストームにも単発ヒットを狙える様になる。

しかもこのスタンドトリガーは明久が全員に内緒で入れた一枚なのだ。

雄二、島田、秀吉、康太、龍二のチームメンバーや応援組も呆れて開いた口が塞がらなくなっている………が、結果的に勝利への道を切り開いたので、直ぐに笑みを浮かべていた。

 

「………ふ、ふふふふふ…………流石は吉井明久、意外性No. 1の男!

この私や霊夢達が合宿で一番実力が伸びたと認めただけはあるわ!

そうでしょう、貴方達?」

 

「そうだね、お姉様!」

 

「はいですぅ‼︎」

 

「………全く、あいつ色んな意味で凄いわ。

お陰で、勝てそうに無いなって思っちまうよ」

 

「明久…………ふっ、それでこそだな」

 

全員が同じ様な事を思い、それぞれ口にしている中、ブラスター・ブレードが再びアタックする。

そしてそのアタックは、イニグマン・ストームにしっかりと入り……………最後のダメージであるコマンダーローレルが落ちる。

そして、明久の勝利が確定した。

 

「………な、何とぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎

チームリベレイターズが、チームカエサルに一つも勝ち星を譲らずに勝利‼︎

特に光定選手と吉井選手のファイトは、あらゆる要素で吉井選手が絶望的な状況に立たされ、最早これまでかと思っていた所で攻撃を凌ぎ切った上、勝利をもぎ取りました‼︎

そして、文句無しの決勝進出だぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

 

「………よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

実況、観客が湧き上がると同時に明久も叫び声を上げる。

勿論それは悔しさなどなく、純粋な喜びが詰まったものだ。

それを見ていた明久の関係者全てがまた笑みを浮かべていた。

しかも、負けた光定達もだ。

 

「完全に負けたよ。

まさか、誰も予想し得ないカードを一枚だけ入れて勝つなんて思ってもみなかったよ。

だから、楽しみながら負けれたよ」

 

「光定さん…………光定さん達も、とても強かったです。

それと、とても楽しかったです…………いつかまた、今みたいなファイトをしましょう‼︎」

 

「勿論そのつもりだよ。

でも、次は僕らが勝ってみせるよ!

その時まで、僕らはもっと強くなる…………君達も、もっと強くなって欲しい!」

 

「はい‼︎」

 

明久と光定は握手を交わし、互いに笑顔のまま控え席に戻って行く。

無論ファイトメンバーと途中で合流し、反省会と喜び合いとに分かれているものも、その表情には何一つ暗い物が存在しなかった。

そして、それを見た瑞希は確信を持つ…………決着の時が遂に来たと。

 

「明久君、龍二君…………遂にこの時が訪れましたよ。

私達三人の決着の時が…………」

 

デッキを取り出し、PSYクオリアを発動させながらそう呟く瑞希。

それを遠目から確認した明久、空気で感じた龍二もまた、身の様に確信を持つ。

そしてその戦いの一つは、意外にも早く始まろうとしていたのであった………。




さて、此処でこの回について裏話を少し。
実はこの回、ストック時点では5〜6000文字の間でした。
が、盛り上がりに欠けていた上に前回の初心者紛いの下手ファイトを全くフォローしていませんでした。
それを見直して修正し、更に投稿前にも文追加などを行い、7000文字以上になりました。
ですが、ディメポリらしく最後はヴァンガードにパワーを極振り、ロイパラらしくスペコをし、明久らしく意外性を爆発させてみましたw

感想、指摘をお待ちしていまs「波符『青龍光破』‼︎」ぬおおおっ⁉︎『ピチューン‼︎』
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