力尽きそう………。
「三話?
それじゃあ明久君と姫路さんのファイトで終わりそうな計算じゃないか!
他の三人の因縁は如何するのさ‼︎」
ブライト君、世の中には詳しく描写されない=フラグだと言う事が証明されているじゃないか。
言わせないでよ恥ずかしい。
そして秀吉や雄二達の活躍を期待した皆様、大変申し訳ありません………。
「うわぁ……………て、天星さん、AM sさん、感想ありがとうございました‼︎
ジ・エンド…………祝・アニメでの初勝利でしたね〜。
こっちじゃ初披露で勝ってましたが」
アニメではBR版オバロ、ジ・エンド、ザ・グレート、‘‘The X’’、‘‘The Ace’’が出て来てシオン君をボコってましたね〜。
因みに‘‘The Яe-birth’’が出てない訳ですが………‘‘The X’’はあれの虚無の力を完全制御した姿だったからです。
そんな如何でも良い豆知識の後に、本編スタート‼︎
追記
そう言えば公開投稿からもう一年を迎えてましたね。
お気に入り58人………正直に言うと、お気に入りは5人居れば良い方だと思ってました。
閲覧してくれた皆様、お気に入り登録をしてくれた皆様、評価してくれた皆様、本当にありがとうございます‼︎
龍二が瑞希に敗北してから数時間が経過し、一人部屋でデッキの最終調整をしていた。
何を入れて抜くかを考えている中、カイトから齎されたカードが明久の手の中にあった。
「…………僕が求める物、か…………。
瑞希ちゃんが求めたのは現在。
つまり、今って時に僕らと共にありたい、本当の強さを持って並びたいって事…………」
明久はデッキ調整の最中に瑞希が求めたものを思い出し、彼女の想いを頭では無く、心で理解する。
それと同時に、自分が何の為に此処まで来て、龍二と共に瑞希の前に立ったのかも振り返り、気分を心機一転させる。
そう、自分が求めたものをはっきりさせる為に。
「………ならね瑞希ちゃん、その答えならもう決まっているよ………後は、それを何なのか示すだけだ!」
明久は、すぐに目を見開き、カイトから齎されたカードも含めて改めてデッキを作る。
構築は光定戦の時のデッキにカイトから齎されたカード、及びそれの機能を完全発揮させる為のユニットを入れ、更にトリガーはクリティカル八枚にしてスタンドトリガーを完全に抜いている。
「………うん、やっぱりこんな構築になるね。
………龍二、君の想いも無駄にしないよ………君のも含めて、僕の想いを届けてくるよ!」
明久は決意を胸に、調整したデッキをケースの中に仕舞い就寝する。
明日は全国大会決勝、瑞希達との決戦であり明久の因縁を終わらせる舞台。
本来なら並々ならないプレッシャーに襲われる筈の明久だったが、今まで散々プレッシャーを感じ、それを跳ね除けて来た明久には最早気にならないものとなっていた。
よって、直ぐに眠りに入り、朝を待った。
同じ頃、島田や雄二達もデッキ調整を行い、決意を新たにしていた。
雄二は霧島と、秀吉は優子と、康太は久保と因縁があり、島田も瑞希に対して龍二を倒した強敵、それを倒したいと言う思いを持っている。
「翔子………俺はお前に勝つ!
そして絶対に自由を得てやる!
そうだ、二度と負けられないんだ、負けられないんだ…………負けたら俺は、俺は…………‼︎」
「姉上………何方が真に〈オラクルシンクタンク〉を使いこなせておるか、雌雄を決するぞい……!」
「………久保利光、恐らく姫路瑞希の次に厄介な相手。
………奴は、一度俺に勝ち、また挑んで来るのを待っている………。
………ならば、忍びの道に従い、俺は奴に勝ち、明久に繋げる………‼︎」
「姫路………多分今の段階であの子とマトモにファイト出来るのはウチと吉井だけ………。
もし当たったなら、ウチも火野と同じ様に全力を尽くして、それで勝つ………のが目標ね。
………兎も角全ては明日。
其処でウチのやるべき事が決まるわ…………」
それぞれ思いを秘め、ベッドに入り眠り始める。
これで全てに決着がつく………そんな確信を持ちながら朝が来るその時を待った。
リベレイターズのリベンジ戦…………運命とも言うべき戦いの時を。
そして……………朝が訪れ、会場に人が集まり、その時が来た。
「皆さん、午前9時ながらお集まり頂きありがとうございます。
そしておはようございます。
長らくお待たせしました。
いよいよ…………ヴァンガードファイト全国大会、決勝戦が始まりみゃ〜〜〜〜〜すッ‼︎」
『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎』
司会の一言により、ざわついた会場内は一気に湧き上がった。
そう、この会場に集まった人々はこの時を待っていたのだ。
日本中全てのヴァンガードファイターチームの頂点を決めるこの一戦を、この試合を、この瞬間を。
集まった観客は述べ4万人以上。
更にこの様子は全国のテレビに生ライブで送られ、生放送を行う動画サイトにもリアルタイムで放送されており、その視聴率は日本だけでも60%オーバー。
動画サイトの方は海外からも視聴する者達も居るので、見ている人は世界総人口の30%以上にも及ぶ。
「さて、天気も雲一つ無い快晴の空!
まるで天も全国大会優勝チームが生まれるのを祝福してるかの様にも思えみゃーす!
そして皆さんももう待ちきれませんよね?
なので、早速決勝戦に勝ち進んだ二つのチームに入場して貰いみゃしょ〜う‼︎」
慌ただしくなりつつある会場内に対し空気を読んだ司会は、早速決勝進出チームを入場させる。
その瞬間、会場内の歓声は更に高まり会場その物を揺らしていた。
「さあ、先ずはこちら!
前回、前々回とその圧倒的な実力で優勝を飾り、最強の名を欲しいままにして来た超強豪、チームAL4‼︎
今年もまた優勝し、全国大会初快挙の三回連続優勝を果たすのか⁉︎
そして対するは、相対して来た強豪達を倒し、優勝候補として名高かったチームカエサルまでもを3ー0の串刺しで下し、文句無しの実力で決勝戦にまで勝ち進んで来たダークホース、チームリベレイターズだぁ‼︎
こちらも全国大会初出場で初優勝と言う快挙が掛かった大事な一試合………果たして、超難敵を前に勝つ事が出来る注目ですっ‼︎」
司会のテンションも高まり、これはもう誰一人としてこの会場内の雰囲気を崩す事は出来ない。
そう、例え誰かがいらない一言を加えようが何をしようが、である。
「………いよいよだね」
「ああ………龍二、観客席に居なくて良かったのか?」
「………俺はリベレイターズのチームメイトだ。
自分個人の感情でチームから離れる訳に行くか。
最後の最後まで、この試合の一つ一つの場面を近くで見る、そう最初から決めてる」
「火野………」
そんな明久達は意気込みを見せ、更に先日敗北した龍二の心配もするが、龍二自身が敗北を敗北と受け入れた上、逆にチームメイトの明久達を気遣っていたので、それ以上は何も言わず、同情をしない様にしていた。
それを見ている瑞希達は、空気で龍二が試合には出ないと察し、残りの難敵である明久達に闘志を燃やしていた。
「吉井君達、如何やら火野君は試合には出ないみたいだね。
ならば、この中で特に脅威的なのは急成長と遂げた上、PSYクオリアを有する吉井君と、火野君と同様に完成され切った実力を有し、日本で発売されている範囲の〈なるかみ〉で数々の強敵を打ち倒した島田さん。
更にこの二人には及ばないながらも油断すれば殺られる面子ばかり………ふふ、僕の〈ダークイレギュラーズ〉が何処まで通用するか楽しみだよ」
「………お前の操る異端者の集団は、俺の忍者軍団で打倒する……‼︎」
「秀吉、あんたに一つ言っておくわ。
母さんを越えたいなら、先ずは姉であるアタシを越えなさい‼︎」
「無論そのつもりじゃ、姉上!」
「………雄二、これで私が勝ったら婚約「するかぁ‼︎」………照れ屋さん。
………でも、そんな雄二が好き……」
久保と康太、優子と秀吉、霧島と雄二がそれぞれ相対し、決意や闘志を燃やし、会場内を熱気に包み込む。
そんな六人の隣で、明久と瑞希が相対し、PSYクオリアが自動発動していた。
「明久君、地区予選第1部決勝で言われた事を覚えていますか?」
「うん、覚えてる。
その答えもしっかりと持って来たよ。
………うん、確かに瑞希ちゃんと僕が求めてたものは同じ様で違った。
でも、僕はこの答えを貫くよ。
そう、何があってもね!」
「………決意は固いみたいですね。
なら、私も明久君と同じです。
私の求めるもの………それを得る為に今は明久君と全力で戦います!」
互いの闘志が既にピークに達しており、二人はファイトの時を今か今かと待ち続けている。
一分一秒でも早くファイトをし、決着をつけたい………そんな思いが二人を満たしていた。
「さー、早速控え選手は控え席へと行って下さい!
間も無く最後のファイトが始まるぞ〜‼︎」
「………いよいよ、か」
「行きましょう火野。
ホテルから出る時にもう私達が控えって決まったんだから、ね」
司会の言葉を聞くと、龍二と島田は控え席に戻り、座る。
そう、明久達はとっくに試合に出る者を決めていたのだ。
今残った四人こそがリベレイターズの全国大会最終試合に出るベストメンバーであり、くじ引きと言う運任せのものを制した者達なのだ。
それをVIPルームから見ている応援組とカイト達は妥当なメンバーだと思っていた。
「因縁対決か。
中々粋なファイトが始まるぜ、ありゃ」
「そうですね………そして、これで僕の目的も達成される。
この試合は本当に結末が楽しみだよ………」
カイトの言葉を聞き、須川達は改めて嫌味な奴と思っていた。
瑞希と龍二のファイト後に現れ、唐突な選択を迫った時に彼らは明久にカイトの言葉を聞かない様にと言っていたのだが、結局明久がカイトに何かを感じて選択をし、カードを受け取ってしまった為その場では何も言えなかった分彼に対し、悪い印象を持ってしまったのだ。
「…………そんな目で見ないで下さいよ。
僕もこう見えて色々反省しているんですよ。
まあ、反省する様な事をやってでもこの一場面を作りたかったのも事実ですがね。
…………さて、そろそろ話しましょうか………僕の目的とか、諸々をね」
そんな中、カイトが突然目的を話そうと須川達に言って来る。
ブライト達も機が熟したと思っていたので丁度良いと思い、それを遮らずに話させる。
一方、試合の対戦相手は康太VS久保、秀吉VS優子、雄二VS霧島、明久VS瑞希となり、既に準備を終えてFVに手を掛けていた。
「さー、いよいよFVが展開され、ファイトが始まろうとしています‼︎
もう既に選手達は準備も終えて我々の試合開始宣言を待つばかり‼︎
と言うかもう待ちきれないでしょう‼︎
ならば会場内の皆さん、彼らのファイトを盛り上げる為にも、私達と共に試合宣言をしましょう‼︎
では、Let's‼︎」
『スタンドアップ・THE・ヴァンガァァァァァァァァァァドッ‼︎』
会場内の観客、司会、解説、審判、選手が一斉に試合開始宣言を行った為、会場が声で大きく揺れる。
それと同時にFVがスタンドアップし、試合がスタートする。
遂に始まった明久達と瑞希達のラストファイト。
果たして、勝利の女神が微笑むのは光か、闇か?
そしてカイトの目的とは?
謎の解明と決着の時が、今同時に動き始めた………。
あっはっは………一人だけじゃなく全員に敗戦フラグ濃厚のセリフが。
しかも他三人のファイトが……………どうしてこうなった⁉︎
「いや〜、話の構成は強敵でしたね………」
↑霧はアトリームに帰っテ‼︎
さて、いよいよ明久と姫路さんの戦いが起きます。
果たして何方が勝つのか⁉︎
そしてほぼカット気味と決まってしまった三人の運命は⁉︎
感想、指摘をお待ちしてます………最後に一言、マジでスミマセンでした………。