バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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むむむ………次話更新に時間が掛かってしまった………矢張りストックを書く時間を設けた方が良いのかな〜………。
それは兎も角として、天星さん、AM sさん、感想ありがとうございました。
今回は美波対ブロントさんとなっています。
果たしてどっちが勝つかは予想をして下さい。
では、新年もよろしくお願いします!


第七十一話「島田美波の挑戦」

ブロントさん達に雄二、島田、秀吉が合流してから二日が過ぎ、チームDRAKはシンガポール行きの飛行機に乗るべく空港に来ていた………のだが、リーダーであるブロントさんが何故か遅刻していて彼の分のビザも取ってもシンガポール行きに乗れないと言う笑い話にならない状態になっている。

 

「ブロントの奴………キングベヒーモス戦じゃねえんだから遅れるんじゃねえよ!

今回のクエは時間との勝負にもなるかもしれん重大な奴なんだぞ!」

 

「………はぁ、ブロントさんの悪い癖が出たわね………大事な時に遅刻する厄介な癖が………」

 

『(………こんなんで大丈夫なのか………?)』

 

雄二達はこんなチームに入って本当に明久達を助け出せられるか不安が大きくなり表情が曇り始めた。

それを見た忍者達は更にブロントさんに対してイライラを募らせてしまい、特に仲の良い天子も眉を寄せて怒りが表情となって表に出ていた。

 

「もう、ブロントさん早く来てよ‼︎」

 

「うむ、別によろしいんだが?」

 

天子が叫んだ瞬間に【カカカカッ】と言う擬音と共にブロントさんがいきなり現れ、全員の前でドヤ顔をしていた。

 

「やはり忍者よりナイトの方が頼りにされていたアジアサーキット会場への移動でおれは集合時間に遅れてしまったんだがちょうどあつまりはじめたみたいだったのでなんとか待っているみたいだった。

おれは家にいたので急いでいたところがアワレ忍者が遅刻しそうになってるっぽいのが携帯会話で叫んでいた。

どうやら忍者が頼りないらしく「はやくきて〜、はやくきて〜」と泣き叫んでるチームメンバーのために俺はとんずらを使って普通ならまだ付かない時間できゅうきょ参戦すると………」

 

ブロントさんはいつメンやブライト達にとっては既に恒例となる『ナイトの大活躍の披露宴』をしていつものテンプレをアリス達に言わせようとしてみて全員の反応を確かめてみる。

すると返って来た返答は当然の如く……。

 

「遅い‼︎」

 

「今頃着いたの、遅過ぎよ‼︎

やっぱりナイトダメじゃないの………‼︎」

 

「やっぱり時代はナイトより忍者でござるなぁ、ニンニン^^」

 

「………と、だいひんしゅく状態だった。

遅刻してすいまえんでした、ゆるしてくだしあ; ;(土下座)」

 

アリス達からの怒りの言葉であり、アリスは一瞬持ち前の蹴りが飛びそうになり、天子はブロント語では無く霧語が出てブロントさんを駄目出しし、忍者はブロントさんの余りの情け無さを笑い時代は自分に向いているとアピールしてそれぞれの反応を見せた。

無論ブロントさんはこの結果に土下座をして許しを請いていた。

これを見て雄二達は汗を流し、本当に大丈夫なのかと考えてしまっていた。

 

「おらブロント、今回ばかりは本当にネタ抜きでヤバイんだぞ。

なのに何で遅刻しやがった?

返答によっては殴るぞ」

 

忍者がブロントさんに詰め寄り、今にも殴り掛かりそうな雰囲気で威圧する。

それをブロントさんは土下座を止めて真面目な表情で忍者に向き合い、忍者に遅れた訳を言い始める。

 

「うむ、俺が集合時間に遅れたのはデッキを見てお前、それでいいのかと疑問が鬼なったので組み直していた所為なのは明白に明瞭の事実。

しあkし、あもりにもやり過ぎた感があり遅れてしまったんだが遅れたのには変わりないので【すみませんでした】」

 

「ふーん、ただ遅刻したって訳じゃないみたいね。

まあ、遅刻は遅刻だから次は気を付けてよねブロントさん」

 

「hai‼︎」

 

雄二達はブロントさんの話を聞き、ブロントさんなりの考えがあったがそれで遅れてしまったらしく、一応反省もしている………と、何とか理解出来た。

と言うのも、ブロントさんの操る言語『ブロント語』が端から見たら完全に崩壊した日本語でしかなく、分からない人には永遠に分からないからである。

雄二達は辛うじて分かる程度であり、もっと理解するにはまだ時間が掛かるのは間違い無いだろう。

 

 

「にしても………こんなんで本当に大丈夫か心配になって来たぞ」

 

「うむ、ワシらは明久がブロントさんとファイトを終えた後に会っただけじゃからのう。

チームDRAKの実力が如何なるものか全く分からんのが何とものう………」

 

「………………」

 

しかし、雄二達の不安は大きくなるばかりでブロントさんの事も余り知らないが故に何とも言えずにいた。

そんな中島田は何か考え事をし始め、雄二達とブロントさん達を見て何かを決める。

 

「はぁ、まあいいわ。

じゃあ、早速飛行機に「待ちなさい」………島田美波?」

 

アリスが全員に飛行機に乗ろうと促そうとした所で、島田が何故かブロントさん達を呼び止めて来る。

その上で、驚愕の発言をする。

 

「ブロントさん、ウチはまだあんたを認めてないわよ。

ウチとチームDRAKが出会ったのは吉井とファイトが終わった後、勿論実力は知らない。

だからさ、そんな人にこの先任せても良いのか不安な訳。

しっかりウチに実力を見せてもらえない?」

 

「おいィ?

俺がお前は何を言っているんだと理解不能状態。

島田は何を言いたいんですわ?お?

分からないと手の打ちようも無いんですがぬぇ」

 

「(………今の島田の言葉、まんま俺と秀吉の言葉じゃないか⁉︎

まさかあいつ、俺達の代わりにブロントさんが信用に値する事を証明する気か?)」

 

何と島田は雄二達の不安感を払拭する為に敢えてブロントさんを挑発したのだ。

それを察した雄二は驚き、島田に寄ろうとしたが当の本人が視線で黙って見ていろと言っている雰囲気を作り近寄らせずにいた。

 

「簡単よ、ブロントさん。

ウチとヴァンガードファイトしたら良いのよ。

それで実力を見せれば良い、シンプルでしょ?」

 

「ちょっ、あんた何を言って!

それに今は飛行機に乗らなきゃいけないのが「別によろしいんだが?」ブロントさん⁉︎」

 

更に島田はヴァンガードファイトをする様に要求し、ブロントさんもそれを了承する。

時間的に言えば、後一時間以内に飛行機に乗り込みさえすればいいので二回程はファイトが出来るので、一回程度なら余裕なのでブロントさんもOKを出しているのだ。

 

「「」確かに俺の真の実力が神秘のベールに包まれてこれではファイト力が分からない!分かりにくいと思ったがどこもおかしく無いな。

にゃらば俺がしあm田とファイトをすれば全て解決なのは明白に明瞭な事実。

そしてファイトをする事でナイトの株もストップ高になるのも確定的に明らか。

嶋田とファイトをする→ナイトの真の力が披露宴を迎える→ナイトが強い事が分かり頼りにされる→彼女が出来る。

島田とファイトをしない→何時までも島田達が不安が鬼なる→ナイトの後を誰も付いて来なくなる→いくえ不明。

ほらこんなもん。

なので【ファイトして下さい】」

 

「OK、じゃあファイトよ」

 

そんなこんなでファイトをするべくテーブルに移動して腰を掛け、準備を進める二人。

それを見たアリスや天子、忍者はやれやれと言わんばかりに手を挙げたりしていた。

 

「所でもブロントさんはどんなデッキを使うんだ?

自分をナイトって言うからにはパラディンシリーズの何れかとは思うんだが」

 

「ああ、ブロントさんは〈ゴールドパラディン〉使いよ。

ブロントさん=黄金の鉄の塊で出来ているナイトなのは確定的に明らかだからこそクランもまた黄金の鉄の塊で出来ているナイトになるって訳」

 

「な、成る程のう」

 

雄二達はブロントさんのクランが〈ゴールドパラディン〉と知り、ああと納得する。

因みにこのデッキがブライトが使っていた物が返却され、ブロントさんが改造した物だとは雄二達はまだ知らない。

が、島田はブロントさんのクランを聞いた途端に頭の中で対策法を幾つか浮かべ、如何やってブロントさんの実力を限界まで引出そうかと考えていた。

 

「じゃあ、スタンドアップ「スタンドアッポゥ」・THE・ヴァンガード「ヴぁーんガド」‼︎

………『リザードソルジャー サイシン』」

 

「『紅の子獅子 キルフ』、パワーは5000だが謙虚なので9000で良い」

 

………しかし、ブロントさんの独特な話し方の所為で戦意が削がれてしまう。

しかもスタンドアップをスタンドアッポゥと言い変えて居るので尚更な上、これが島田のツボに意外とハマったらしく、笑うのを堪えるのでやっとの状態である。

 

「っておいィ!

サイシンだと………【むむむ】」

 

「何がむむむだ!

しかしサイシンか………FVを完全に殺しに掛かってるな。

しかもブロントのFVはキルフで後攻………最悪な条件が揃ったな」

 

実は島田の構築は、完全に対リアガード特化と化しているのだ。

と言うのも、FVがサイシンの時点でリアガードを生かす気は0、殲滅を目的としているとすら言われている。

尚全滅、壊滅等との違いは全滅が全体の三割、及び戦闘担当の六割の損失を意味し、壊滅が戦闘担当の十割、殲滅は部隊消失……である。

しかも〈なるかみ〉の相手側が後攻になると、先にアタックが出来るメリットが逆にデメリットと化し、サイシンのスキル発動を助長するだけで無く、下手をすれば『ドラゴニック・デスサイズ』等のスキルすら有効化させてしまい、リアガードを維持出来なくなる恐れが出てしまうのだ。

 

「ドロー、『レッドリバー・ドラグーン』にライド!

サイシンはヴァンガードの後ろにコール、ターンエンド!」

 

「ちぃ………俺のタァーン、ドロー!

『美技の騎士 ガレス』にライド!

キリフは後ろに移動させ、そのままヴァンガード同士で殴り合いだ‼︎『真実の聴き手 ディンドラン』

うっ………まぁコレで良いと俺は思うぞ(此処で一歩引くのが大人の醍醐味)。

ターンエンドゥーなんだが?」

 

だが、ブロントさんの今回の引きは割と悪い方らしく、ディンドランをデッキからスペリオルコールでは無くドライブチェックで引き当ててしまい、お手頃なドローソースを一枚損失してしまう。

それでも余裕があると見せようとするブロントさんは気持ちを直ぐに切り替えファイトに集中する。

 

「ドロー、『サンダーストーム・ドラグーン』にライド!

更に『魔竜戦鬼 カルラ』、そして………サイシンをコール!」

 

「…………【えっ】⁉︎」

 

しかし、ブロントさんも次ターンで島田がコールしたユニットを見て驚いてしまう。

何とサイシンが複数枚投入されており、レフトラインとセンターラインがアタックをヒットさせたらFVを殺す殺意あるラインに変貌する。

 

「サンダーストーム、サイシンのブーストを受けてアタック!

ガードは………「ちぃ………すまにぃイkルフ、ノーガードなんだが!」キルフサイクル破れたり、ドライブチェック『イエロージェム・カーバンクル』『☆』クリティカルトリガー!

パワーはカルラ、クリティカルはサンダーストームに!「ダムージチェッコゥ‼︎『大いなる銀狼 ガルモール』『聖弓の奏者 ヴィヴィアン』マァジで?」

じゃ、サイシンのスキル発動。

CB(カウンターブラスト)(1)、ソウルに移動させて相手のグレード0のリアガードを退却する!

更にカルラ、アタック!「くそ、ノーガード‼︎『エリクサー・ソムリエ』『治』

良し、ヒールトルガー‼︎

ダメンジを回復、パワーをガレスにおごってやろう!」

引きはまちまち………ターンエンド」

 

早速キルフサイクルを潰され、相手よりも早くグレード3にライドすると言う絶対的なアドバンテージが失われてしまう。

こうなると後はファイターの腕でカバーする以外に勝つ確率を上げる方法が無くなる。

だが………ブロントさんは焦る所か逆に笑っていた。

 

「………何でそんなに余裕なの?」

 

「いあ、ゆゆうなんかないぞ?

そもももおもえ、秋総達と同じレベルのファイトゥーだろ。

にゃらば充実したファイト生活が認可され、フレとも常に絆オンラインとなっているだろうな。

そして、おれはそんなファイターとヴァンガードファイトをするのが楽しいと言う実績があるのだよ………ドロー‼︎

『神技の騎士 ボーマン』にライド‼︎

………だからこそ、俺はお前にナイトの真の力を見せようと思っている。

お前らが持ってる俺らに対するその不安感を…………このデッキでぶっ壊す‼︎

なので全力で掛かって来て良いぞ!

ナイトの盾は砕けにぃってとこ、見せてやるぜ‼︎」

 

ブロントさんは強い瞳で島田を見て、気迫を見せつける。

その気迫は明久達の持っていた物に良く似ていて、何処か頼りになる感じのするものであった。

特に、明久の持っていた気質に良く似ているのだ。

この後、島田達は理解するだろう。

ブロントさんは明久と同じ様に仲間を大切にし、友の為になら全力を尽くす事すら辞さないタイプの人間だと。




キルフサイクルとサイシンの相性。
今回は第二期に登場したキルフ型連携ライドとサイシンの相性の悪さを少し説明します。
先ずキルフ型サイクルは、FVに連携ライド機能を集約しており、ガトリングクロー等のグレード0をピンポイントで退却させるカードが弱点となっていて、且つヴァンガードも特定のグレード2を指定してグレード1もコールしなければなりません。
なので退却主体のクランとは相性が最悪であり、サイシンはこのユニットがブーストし、そのアタックがヒットしたら本編の動きで相手のグレード0を退却させます。
故に、今回の対戦カードは相性最悪の形になります。
初回のファイト回でこんな風にして良かったかな………。

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