さて、今回の内容は裏組にも少しだけ焦点を当てましたが、時間軸としては依姫VSブライトの数時間、つまりはお昼と言う事になってます。
それと同時にシンガポールステージが始めており、ブロントさん達のファイトをブライト達はスマホなどで見ていると言う感じになります。
さてさて、タイトルの意味はそのままですよ(ニヤリ)
では、どうぞ。
ブロントさん達はエレベーターに入り、自分達が試合を行うタワーを登りながらシンガポールステージ本選のルールを思い出していた。
「えーと、ルールは『一試合毎に代表三人が同時ファイトをして勝ち数が多い方が次の試合へと駒を進められる』じゃったな。
………このルール、最大参加人数で挑んだ方が有利な条件だと思うのは気の所為かのう?」
「いhで吉、あまり細かい事を気にするとハゲるぞ?
大会主催側がルールを決めたならその限られたルールの中で勝利条件を満たして勝つだけだろうな。
なので全力でファイトをオススメするんだが?」
「ブロントの言う通り、俺らは全力で勝つだけだ。
でだ、対戦選手はこのモニターがランダムで選出するんだがな……これだけ人数が居れば全員が試合に出ずとも試合を終えるかもな。
そうなれば決勝トーナメントまでそいつを温存して対策なんざ練らせなくさせられる……最大参加人数でサーキットに参加した俺らだけの利点だ。
もしもそうなった場合は勿論それを活かすぜ」
秀吉の反応に対してブロントさんは持論を展開し、忍者もそれに賛同して効率良く勝とうと思案し、その話を進めている内に設置されたモニターに対戦選手が選出される。
その代表三人は忍者、アリス、雄二だった。
「へっへっへ、早速俺から出番だぜ。
どっかのポンコツナイト様は其処で指を咥えて何方がチームリーダーに相応しいのかしっかりとその目に刻むんだな」
「リーダーに相応しいとか言っている時点で話にならないことは決まっていた本当にリーダータイプの奴は口で説明するより先にリーダーシップを見せるだろうな。
俺チームリーダーアンケートで100票とか普通に貰うし」
「(いやいや口で説明してるじゃねぇか……)じゃあマーガトロイド、忍者、白星を捥ぎ取りに行くぞ」
「捥ぎ取るのは綺麗じゃないわね……ファイトの真髄はブレイン、頭脳戦こそが完璧な勝利を物にするわ」
「何処かで魔理沙が『ヴァンガードファイトはパワーだぜ!』って言ってそうね」
そう言っている内にブロントさん達は目的の階に到着、そのまま三つの扉………赤、青、黄色で色分けされ、アリスは青、雄二は黄色、忍者は赤に指定されている。
三人はそれぞれの扉の前に立ち、その瞬間に扉が開き三人は中に入って行った。
「………で、ブロントさん。
一回戦の相手はどんなチーム?」
「うむ、如何やら相手PT名は『白玉楼+α隊』だと言うのは明白に明らか。
………だが、このチーム姪は明らかにブロウト差し金だと言う表情になる、まさか『みょん夢』まで借り惰すとはあまりにも本気過ぎるでしょう……」
「………【えっ⁉︎】」
そして天子が相手のチーム名をブロントさんに聞いた所物凄く聞き覚えがある名前が出た為驚いてしまう。
何せ白玉楼とは、ブロントさんやブライト達の知り合いが収める咲かない巨大な桜と綺麗な小桜が魅力的な場所の名前である。
そしてその知り合いが直接出向くのは先ずあり得ないのでその部下………『魂魄妖夢』がやって来る事は明白であり、その妖夢がこっちに来たのがブライトらの差し金であるのも決定的の為か、天子とブロントさんは少し呆れ顔になっていた。
が、秀吉や島田はそんな事は知らないので頭の上に?を三つ程浮かべてブロントさん達に何故呆れ顔になるのかを聞いてみる事にしたのである………。
「さて、私の相手は……………えっ、何で貴女が居るの、妖夢」
「『幽々子様』の晩御飯の買い出し中にお呼ばれされ、忙しいので行けないと答えると幽々子様が行かないとブライトさんやブロントさん達に私の恥ずかしい秘密を言いふらすとまで言われて来ざるを得なくなりました…………その際に少し反論してみたのですが上手く言い包められて結局こちらに……………泣きたいです」
アリスが入った青い扉の先に何故かこっちに居ない筈の妖夢が居た為、何故此処に居るのか尋ねると主人の『西行寺幽々子』に少し理不尽な事を言われて此方へと来たと言っていたので少し同情していた。
そして今みたいに知り合いが対戦相手だった場合に驚かない様に試合前にモニターは確認しようと心に誓っていた。
しかし、妖夢はファイトが直ぐ始まるのを察してヘタれるのを止め、気を引き締め直してデッキからFVを取り出してシャッフルし始める。
因みにアリスは同情している内にFVを取り出して先にシャッフルしていた。
「ふふ、それにしても妖夢とファイトをするのは久々ね。
お互い楽しくファイトをしましょう」
「ええ、楽しく全力でやりましょう。
では、『スタンドアップ・ヴァンガード!』
『軍竜 ラプトル・ソルジャー』!」
「『狭間を超える少女』!」
妖夢は〈たちかぜ〉を、アリスは〈ペイルムーン〉を使うが妖夢のそれは雄二達が見た事があるユニットだった。
対してアリスは完全に新規のユニットであり、これらを如何使いこなすのかは二人の実力次第である。
「私の先手です、一枚引きます。
『軍竜 ラプトル・サージェント』に昇級します!
ラプトル・ソルジャーの効果、山札の上から十枚を見て、中から『軍竜 ラプトル・キャプテン』か『軍竜 ラプトル・カーネル』を一枚選び手札に加えます。
私はラプトル・キャプテンを手札に加えて手番を終わります」
「(相変わらず硬いの言い方ね………)人形劇第一幕を始めるわ、ドロー。
此処は『パープル・トラピージスト』にライド、狭間を超える少女はヴァンガード後列に移動してそのままバトルフェイズ、アタック。「防御はしませんが………何故攻撃力が低いパープル・トラピージストに昇級を?」
理由は簡単、〈ペイルムーン〉はソウルの質が物を言う………初手で他のグレード1とトラピージストが来てしまえばライドするならトラピージストよ。
後々ソウルから使うからね………説明は終わり、チェック『レインボー・マジシャン』『引』これは上手いわ、一枚ドロー。
これで人形劇の第一幕は閉じるわ………さあ、妖夢の番よ」
アリスは自分のターンを人形劇と称し、終始余裕を見せつつファイトを進める。
この態度は彼女のファイトに対する姿勢である『ファイトは常に余裕を持ち、冷静で優雅なれ』を実践している様子そのものであり、この余裕を崩して彼女の冷静さを失わせるのがアリス攻略鍵にもなっているが、アリスはこの冷静さを簡単には失わずにファイトを進める為、彼女とファイトをする者は一体どっちが優勢なのか途中から判断出来なくなると言う心理的な罠すら張っている。
その所為で妖夢はアリスに何度かファイトを仕掛けても全敗と言う散々な結果になっていて、今回のファイトはリベンジマッチをしようとファイトをする時から決めていたのだ。
そして妖夢の番が再び訪れる。
「私の手番、一枚引きます。
『軍竜 ラプトル・キャプテン』に昇級!
キャプテンの効果、サージェントがソウルに存在すれば攻撃力は常に10000となります!
ラプトル・サージェントの効果、ラプトル・キャプテンがサージェントの上に昇級した瞬間、ラプトル・サージェントを山札の中から一枚リアガードに呼びます!
此処は強気に左前列に呼びます!
更に手札から『ソニックロア』をサージェントの後列に呼び、攻撃開始です!
ソニックロアの支援、ラプトル・サージェントでトラピージストに攻撃!「それを私は『ポイゾン・ジャグラー』でガード、計算式は15000vs16000だからガード完了よ」
ならば、ラプトル・キャプテンで攻撃です!
山札の上を確認………『餓竜 ギガレックス』外れです」
「ダメージチェック『ジャンピング・グレーン』さて、私のターン、ドロー。
(………手札にはレインボー・マジシャンに『ミラー・デーモン』、『スカル・ジャグラー』、『エレファント・ジャグラー』、『
ならばソウルの質とある程度のガード力の為には………)『エレファント・ジャグラー』にライド、『スカル・ジャグラー』と『ミラー・デーモン』をコール。
スカル・ジャグラーのスキルでソウルチャージ(1)、『ナイトメアドール ありす』をソウルに。
更にエレファント・ジャグラーのスキル、他の〈ペイルムーン〉がリアガードに出ればソウルチャージ(1)を行うわ。
ミラー・デーモンとスカル・ジャグラーの分で二枚をソウルに、パープル・トラピージストと『ダイナマイト・ジャグラー』ね」
妖夢の攻撃後にアリスは自分の手札を確認して何が悪手なのかを判断し、〈たちかぜ〉の破壊力と自分のガード力を計算した上で攻撃手を見出してライドとコールを冷静な表情で行う。
そうして、アタックフェイズへと移って行く。
ペルーのキャンプ場にてアリスと妖夢のファイトの中継をブライト達は見ていた。
調査組は妖夢の表情とアリスの表情を見比べて、アリスが完全に優勢な方向に運んでいる事を察し、今後の妖夢の巻き返しを期待していた。
「にしても、ブライトは妖夢も呼ぶなんて思い切った事をしたね〜。
私だったらちょっと呼び過ぎかなぁ〜とか思ってちょっと気にな「僕は呼んでいない」っちゃうかなぁ〜って、ええええええええ⁉︎
ブライト妖夢を呼んでないの⁉︎
マジかマジでマジだって奴⁉︎」
「………ブライト、本当か?」
するとブライトの口から妖夢を呼んでいないと言う衝撃的な一言が発せられてしまい、ネプテューヌと魔理沙、オリオンとフランは特に驚きブライトにその事を聞き始める。
そのブライトもポッ○ーを口にしながら話し始め、真剣な表情で妖夢を画面越しに見ながら話す。
「僕は妖夢を呼んでいない、過剰戦力になるし何より妖夢は僕や霊夢達と同じ傘下では無く『幽々子さん』の懐刀、指揮系統が少し違う。
『ペキッ』だから『幽々子さん』の許しを得ないと連れて来れないけど僕は『幽々子』さんに声を掛けてない、声を掛けたのは『紫さん』と依姫さん達を借りる為に『永琳さん』だけだった。
にも関わらず妖夢が『こっち』に居る………解散した喧嘩チーム〜
ブライトは今の自分達と妖夢の違いを謎々の様に話し始め、少し意地悪くネプテューヌやフランを見て二人に答えさせようとした。
二人はそれを察して妖夢が何故居るのかをこれの答えを考え出した。
するとフランが先に答えを導き出して口にする。
「妖夢が居るのは『紫』達がブライトの知らない所で『こっち側』に行かせた………でも如何してなのかな?」
「そうだね、それが答えだよ。
さて、何でそうしたか?
同じ指揮系統に居るブロントさんと天子、更に独自行動権で一緒に居るアリスと忍者さんが共に居るチーム〜
果たしてこれに何の意味があるのか、何のメリットがあるのか?
こっちもこっちで見極める必要があるかもしれないね………」
「………あの隙間、矢張り油断なりませんね」
フランの答えを聞いてブライトは妖夢がこちらに居るメリットが何かを口にしながら、それらの真意を理解する為に考え始める。
オリオンや咲夜、油断ならないと口にした依姫やこのチームのメンバー内で頭脳役の一人である魔理沙もこれに対する解答と真意に探りを入れ始める。
何せ『八雲紫』と言う人物は敵味方を欺く事も得意であり、その頭はブライトらが考えている事よりも遥か先を見ている為真意を理解するには彼女の思惑を察せなければならないのだ。
しかし、それを察せるのは『八雲紫』の親友で妖夢の上司の『西行寺幽々子』、依姫達の恩師である『八意永琳』程度しか居ない。
依姫達でさえ出し抜かれてしまう事もあり、彼女と綿月姉妹は互いに天敵同士であるが故に『八意永琳』の一声が無ければ二人は決して協力などしてくれないのだ。
今回は漸くそれにこぎ着けたのに『八雲紫』は何か別の思惑を出す………この行動にはブライトすら不信感を抱いてしまい、明久達を消した敵以外にもこちらも考えずにはいられなくなる。
果たして、魂魄妖夢が『こっち』に招かれた理由とは何なのか?
ブライト達の前に味方である筈の者達の謎の思惑が見え隠れし始めていた…………。
魂魄妖夢
使用クラン:〈たちかぜ〉
概要
『西行寺幽々子』の従者にして懐刀。
祖父の『魂魄妖忌』から剣術を教わった為生身の戦闘力もやや高め………だったがブロントさん達の影響を受けて妖忌達にはまだまだ及ばないが強くなった。
ブライト曰く『喧嘩チーム〜DRAK〜のメンバーから別れて選ばれた九人の猛者の一人』との事(ブライトや霊夢達は十人の実力者)。
ファイトの腕は詰めが甘い為かアリスやブロントさん達に全敗し、絶賛リベンジ中である。
しかし、何故妖夢が『こっち側』に来たのか不明。
さて、十人の実力者と九人の猛者と言う単語が出ましたが、一応メンバーを………実は十人の方は全員出てます。
十人の実力者は忍者、アリス、ブライト、です。
九人の猛者はブロントさん、天子、妖夢です。
残りは誰でしょうね〜。
殆どは本編中で出てますよ〜。
………あ、明久達はどっちも入ってませんよ?
入ってたら大変な事に………あれ?
明久達の中で龍二だけ入りそうな勢いを…………き、気の所為だな、うん。
次回もよろしくお願いします!