Exバインmk2さん、感想ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
さて、前回短めでしたが、今回は何時もとちょっと少ない程度には収まっていますのでご安心(?)を。
では、どうぞ。
雄二達のファイト直前に遡り、忍者はファイトディスプレイを挟んで反対側に居る人物を見て目線がズレてしまう。
何と其処には、絶対『こっち』………外の世界には来ないであろう人物、紫色のロングヘアとウサ耳、女子高生の制服っぽい服が特徴の少女『鈴仙・優曇華院・イナバ』が立っていたのだ。
だが直ぐに目線を戻し、鈴仙と話し始める。
「………おいおい、何でイナバまでこっちに居るんだよ?
其処の所をしっかり矛盾無く説明してくれねぇか?」
「勿論こっちに行けって師匠に言われたからよ………休憩中でお団子を食べてる途中だったのに…………」
如何やら鈴仙は師匠の『八意永琳』にこちらへ行くよう命令されて来たらしく、何時も苦労する彼女に対して少々忍者も同情していた。
が、今はファイト前なので二人は会話しながらさっさとシャッフルしていた。
実は二人共効率良く物事を進めるタイプなので、無駄な動きを省く傾向にあるのだ。
その為、今の様に会話中でもデッキをシャッフルしているのである。
「じゃあ行くぜ、スタンドアップ・THE・ヴァンガード!
『忍獣 イビルフェレット』!」
「スタンドアップ・ヴァンガード!
『ミラクルフェザー・ナース』!」
そしてそのままファイト開始。
忍者は康太と同じ〈むらくも〉だが、鈴仙が使うのは〈エンジェルフェザー〉………ダメージゾーンのカードを第二の手札の様に扱い、ダメージコントロールに長けた聖域連合ユナイテッド・サンクチュアリの医療部隊(物理)である。
「私の先攻、ドロー。
『ヘブンリー・インジェクター』にライド!
ミラクルフェザーのスキル、ヘブンリー・インジェクターがライドした時にデッキの上から七枚を見て、『
更にヘブンリーのスキル、ミラクルフェザーがソウルにあればパワーは常に8000になるわ!
ターンエンド!」
ヘブンリー・インジェクター:P7000→8000、C1
「〈エンジェルフェザー〉か………分身して連続攻撃を与えてダメージを稼ぐ〈むらくも〉とは少々相性が悪いな………ライド!
『静寂の忍鬼 シジママル』!
イビルフェレットはヴァンガード後列に移動して早速スキルを使うぜ。
こいつをデッキの下に送り、手札から『白面金毛の妖狐 タマモ』をコール!
行くぜ、シジママルでヴァンガードにアタックだ!
喰らいな、忍法鉤爪切り!「じゃあガード、『幸せの鐘 ノキエル』!」
ドライブチェック『忍獣 ブラッディミスト』なら、タマモでアタックだ!「こっちはノーガード『クリティカルヒット・エンジェル』『☆』」
ちっ、余計な奴が落ちたか………ターンの終わりにタマモは手札に戻り、そのままターンエンド」
忍者は一枚のダメージを与えた上にダメージチェックでは無意味なクリティカルトリガーを落とせたのでこれは順当な滑り出しである………但し、〈エンジェルフェザー〉以外では。
〈エンジェルフェザー〉はダメージすら手札の様に扱う為、今の無駄トリガーは余計なシールドを鈴仙の手の中に与えた事になる………よって、これには鈴仙も少しにやけ顏を浮かべている。
「私のターン、ドロー。
『
ヘブンリーのスキル、
このコストを払えば、ダメージゾーンのカードを一枚選んで手札に加えられる!
私は『
更に『サウザンドレイ・ペガサス』と『ミリオンレイ・ペガサス』をコール!」
鈴仙:布陣
R、
R、R、サウザンドレイ
「さぁて反撃開始よ、日頃のストレスも込めてね!「おいコラ八意達へのストレスを俺にぶつけるな」
ドライブチェック『ブーケトス・メッセンジャー』『引』ドロートリガー!
一枚ドローしてパワー+5000をミリオンレイに与えるわ!「『忍獣 キャットローグ』『引』お、ドロートリガー返しだ、これは上手いでござるなぁ^^」
むっ、ミリオンレイ、サウザンドレイのブーストを付けてアタック!「忍獣 ムーンエッジ』で忍法盾の術でござる、シールド10000+トリガーでのパワー+5000を入れてミリオンレイのアタックを防いだぜ」
ターンエンド!」
早速鈴仙は〈エンジェルフェザー〉の特性を活かして手札にあったグレード3をシールド10000に変えた上でトリガーを引き当てる。
忍者はこのプレイングにミスは無く、寧ろ上手いと判断してトリガーもスタンドトリガーとドロートリガーの混在型と言う変則的なものとも予想し、迂闊な攻撃は彼女にチャンスを与えかねないと思い慎重になり始め………ない。
忍者は逆にいつも通りにファイトをして鈴仙を翻弄する道を選び、このファイトに自分の矜持を体現して勝つと決める。
「ドロー、ライド、『忍獣 ブラッディミスト』!
『忍竜 カースドブレス』と『忍獣 ミリオンラット』をコール!
ミリオンラットのスキル、
さあ見な、これが忍者の基本忍術である分身の術……『空蝉』だ。
忍者が一人、忍者が二人、ファイナル分身‼︎」
汚い忍者:布陣
カースドブレス、ブラッディミスト、R
ミリオンラット、
忍者は分身を駆使して前列が入るラインの後列を埋め、一気に攻撃態勢を整える。
その上これでも手札を二枚しか消費していないので、まだまだガーディアンをコールする余裕もあり〈むらくも〉の特性を活かしていると言える滑り出しだった。
そして二人はファイトを更に進めて行く。
「ミリオンラット(分身)のブースト、カースドブレスでアタック!
………ヒット、カースドブレスのスキル発動!
アタックがヴァンガードにヒットした時にデッキの上を五枚見て『隠密魔竜 マンダラロード』を一枚探して手札に加えるぜ………四枚目にあったぜ、そしてこれを好きな順番でデッキの下に置く。
ミリオンラット(本体)のブースト、ブラッディミストで…………ミリオンレイをアタックだ!」
「なっ、貴重なダメージ源のヴァンガードでリアガードを⁉︎」
「当たり前だろ、ミリオンレイとサウザンドレイはダメージゾーンにカードが置かれるにパワー+2000を得ているんだ。
今だってそいつはパワー9000じゃなく11000だ。
そして〈エンジェルフェザー〉はダメージゾーンのカードを手札に加える度に手札をダメージに置いたりデッキトップをダメージゾーンに置く………だからこそ今前列の火力ユニットをこの場に残すのは愚策で非効率的だ。
更に〈むらくも〉には相手リアガードを退却させるスキルは無い………ならばヴァンガードでアタックしてでも退却させるべきだろ?」
カースドブレスのスキルを使いマンダラロードを確保する………だけで無く何とヴァンガードでミリオンレイにアタックする忍者。
普通ならリアガードでリアガードをアタックするのだが、忍者は敢えてヴァンガードでアタックをし、確実にミリオンレイを退却させようとしたのだ。
その理由もニヤけながら幾つも挙げ、この行動がどれだけ効率的かを説明する。
「けどトリガーが」
「さっきドロートリガーを引き当てただろ?
それにこんな序盤だ、そんなにしょっちゅうトリガーを引く訳が無いだろ?
で、ガードするのかしないのか?「ぐっ、この忍者いきなりヴァンガードで火力ユニットを狙うとか汚いわねさすが忍者きたない、ノーガードよ!」
ヘッヘッヘっへ、この俺が汚いだ?
テンプレありがとさんwww。
俺は ただ単に効率的な行動を選んで実行しているだけだ、忍者らしくな。
それを汚いと呼ぶなら俺はこう返すぜ…………汚いは、褒め言葉だ……!『忍獣 リーブスミラージュ』
ほら、ノートリガーだぜ」
更に忍者はノートリガーながらもしっかりと
そして鈴仙の言葉にも汚いは褒め言葉だと返し、その際にいつも付けている目線を少しズラして鈴仙を笑っている。
これには鈴仙もカードを持っていない右手をで握り拳を作り絶対倒してストレスのはけ口にすると決めながら〈かげろう〉使いよろしくな怒りの炎を燃やしていた。
「さあお前のターンだぜイナバ、この俺の汚忍流道を如何に超えるのか見せて貰うぜ………幻想郷九大天王の『
「………良いわ、だったらこっちも〈エンジェルフェザー〉の能力を駆使してアンタを倒してやるわよ、幻想郷十傑集リーダー、『修羅汚忍・NINJA』‼︎」
「こら待て‼︎
『修羅汚忍』の後は『忍者』だ、決してNINJAじゃねえ‼︎」
そして二人は互いの称号を言い合うが、鈴仙が挑発して忍者の集中力を乱す為に敢えてスーパーアクション生命体のNINJAの方を口にする。
無論汚い忍者はその俗称を毛嫌っており、自分は正統派忍者であって曲芸派のNINJAでは無いと主張している………のだが、ブロントさんと喧嘩する度に二人共可笑しな挙動をするので如何足掻こうとNINJAに認定される宿命にあったりする。
そんな忍者はそれを覆すべく鈴仙を尚更倒そうと意欲を見せ、いつもは外さない目線を外してその本気の眼力を見せるのであった。
場所を変えてペルーのキャンプ場、其処でブライト達は妖夢だけで無く早苗、鈴仙が試合をしているのを中継で見て、ネプテューヌ達は尚更驚きを隠せずにいた。
「あ、ありのまま今起こった事を話すわ!
『妖夢だけでだと思ったら早苗と鈴仙までこっちに来ていた』。
な、なにを言っているのか分からないと思うけど私も何が起きているのか分からなかった………。
頭がどうにかなりそうだったわ………陰謀とか策略とかそんなチャチなものじゃ、断じてないわ!
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ………!」
「ネプ子、敢えてポルナレフ状態にならなくても分かってるから。
余計に訳分からなくなるから止めようね」
「じゃあ、な、何なのだ、これは!
一体どうすれば『スパァン‼︎』っていったぁ⁉︎
何いきなりハリセンで叩いて来るわけ⁉︎
私のデリケートな脳が生クリームよりもトロけちゃうじゃない‼︎」
「はいはい、超合金Z以上に固い頭すごいですね」
ネプテューヌは今の自分達の心情をボケに乗せて話し、それをブライトはハリセンを用いてツッコミを入れ、そのまま画面から少し視線を外す。
そして何故、妖夢に早苗に鈴仙………幻想郷九大天王の『幽明の妖夢』と『奇跡の風祝の早苗』と『
これには流石のブライトも次に何かあれば『八雲紫』に真意を問いただす必要があるとまで考えてしまい、またその次に何かは近々起きるとも考えており、彼の頭を悩ませている。
「はぁ、『紫』は何を考えているんだ?
現場の事は全てこっちに任せるって言ってた筈なのに………」
「これは、『紫』の思惑を本格的に探る必要があるわね、ブライト」
「………確かにね。
けど最優先は明久君達を消した犯人の特定、そして出来るならその場で確保する事………やるべき事を間違えない様にね、皆」
短く会話をした魔理沙、霊夢、ブライトは再び画面に目を向けて試合を観戦する。
無論『八雲紫』が三人を『外の世界』、しかもブロントさん達が参加する大会に向かわせ、互いにぶつけ合わせているのかその真意を考えながら………。
東風谷早苗
使用クラン〈ディメンジョンポリス〉
概要
ブロントさん達と同じく『喧嘩チーム〜DRAK〜』の一員だった少女で守矢神社の巫女。
霊夢とはライバル神社の巫女同士………だが何時も霊夢に一歩遅れてしまう。
今回は外の世界に赴き雄二とファイトをしたが、ブライト達が自分らの情報を全て伝えているものと勘違いしていた為雄二に色んな情報をボロッと出してしまい、結局そのミスがファイトに現れたり雄二に情報の説明をしなければならなくなるなど少々おっちょこちょいな面を見せる。
鈴仙・優曇華院・イナバ
使用クラン「:〈エンジェルフェザー〉
概要
ブライト達やブロントさんと同じく『喧嘩チーム〜DRAK〜』に、現在は幻想郷九大天王に所属する。
師匠の『八意永琳』達に無理難題を突き付けられたり悪戯されたりするのが日常茶飯事で何時もウサ耳はストレスの所為で垂れている。
今回はその師匠の命で外の世界に(行くのが少し嫌だったが)来ているらしいが………。
因みに妖夢と咲夜で従者三人組と言われ、何時も三人で気苦労を赤裸々に告白して苦労を分かち合っている。
今回は忍者のファイト回で、前回の不完全燃焼を晴らす為に二話構成になりました。
しかし、何だかこの頃一話構成でファイトを終える事が無くなって来た気が………。
次回もよろしくお願いします。