バカテスファイト‼︎ヴァンガード   作:”蒼龍”

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今回は其処まで話は進んでいません。

天星さん、Exバインmk2さん、感想ありがとうございました。
今回は次に繋げる為の布石となっています。
では、どうぞ。


第八十四話「Gガーディアン招来」

「アルフレッド・エクシヴの双闘(レギオン)スキル、場に居る自分以外の『探索者(シーカー)』の数だけパワー+1000、よってブラスター・ブレードの分も合わせてアタック時の合計パワーは23000になる‼︎

エクシヴ、ブラスター・ブレードで双闘(レギオン)アタック‼︎「ノーガード」

ツインドライブ『まぁるがる』『引』ドロートリガー、一枚ドローしてパワーをギルダスに!

セカンド‼︎『探索者(シーカー) シングセイバー・ドラゴン』」

 

「よし、後ダメージ二枚を与えたらブライトとオリオンの勝ちだ‼︎」

 

ブライトがライドしているアルフレッド・エクシヴと双闘(レギオン)状態のブラスター・ブレード・探索者(シーカー)はイメージ内でアタック時に光を纏い、そのまま空高く舞い上がりカオスブレイカー・ドラゴンの禍々しい光弾を避けつつX字に一閃を重ね合わせて攻撃する。

そしてメリー()と蓮子のダメージは七枚になり、後二枚ダメージを受ければ敗北決定、ブライト達の勝利となる。

これを目の前にしたブライト、オリオンは肩に力が入って行き、いよいよトドメを刺しに掛かり始める。

 

「行ける、オクタウィウスのブースト、ギルダスでアタック‼︎」

 

「これが入ればダメージは八枚、もう勝ったも当然だよ‼︎」

 

「お願いだ、入ってくれ‼︎」

 

全員が見守る中ギルダスのアタックが行われ、それがヒットする様にと魔理沙達は願を込め始める。

それを見てメリー()は少し表情を曇らせて唸り始めており、蓮子はやれやれと言って手を挙げていた。

これには全員アタックはヒットし、後少しで勝てると思い始めていた。

が、メリー()が悩んでいるのはガード出来ないからでは無く、圧倒的な力を見せ付けてブライト達を意気消沈させてファイトを盛り下げるかもしれないと思っていたからである。

 

「うーん、ねえ蓮子?

これって『アレ』を使うべき場面だけど、ファイトが盛り下がってつまんなくなるかもしれないわ。

如何するべきかな?」

 

「もう使っちゃいなさいよ、勿体ぶって使わないで負けるのはカッコ悪いわよ?

それに私達を相手に気負いをせずに此処まで相手出来るのは凄い実力者だって事だし、本気を出さないのは失礼よ」

 

「そうなのよね〜。

じゃあそう言う訳で………G(ジェネレーション)ゾーン解放!

コストは回想の星輝兵(スターベイダー) テルル、ヒールトリガーよ!」

 

『………えっ?』

 

メリー()はギルダスのアタックに対していきなりヒールトリガーを手札からドロップ、その瞬間にG(ジェネレーション)ゾーンの解放も宣言してGユニットを使用する気だった。

しかし、ブライト達は相手のアタックにガーディアンの様に反応して対応するGユニットの存在など知らず、また見た事も無かった。

この理由は単純にメリー()がまだ幻想郷でもそんなユニットがある事を公表せず、秘匿していたのが原因である。

しかしながら、そんな事をしたのも使うのに相応しいファイターが居なかった所為であり、もしもこのユニットを使う事が許されたファイターが一人でも居れば公表する気は満々である。

そして、メリー()は遂にそのユニットを使うのであった。

 

「未来より来たりて、我を守れ。

『ジェネレーションガード』‼︎

『ライトエレメント アグリーム』‼︎

ギルダスの合計パワーは21000に対してこちらの合計ガード値は26000、残念だったわね」

 

アグリーム:P0 C0、シールド15000

ブライト達はことばを失い掛けていた、突然メリー()が自分らが知らないカードを使い、ギルダスの21000のパワーをあっさり防ぎ切ってしまったからだ。

だが、それでも魔理沙は言葉を失わずにメリー()と蓮子に対して叫び出す。

 

「ふ、ふざけるな‼︎

なんなんだよそのカードは、私達が全く知らない新カードなのか⁉︎

それともオリカか⁉︎

どっちなのかはっきりと説明しろよ‼︎」

 

「オリカじゃないって、これはヴァンガードの新境地、Gユニットによって生まれた圧倒的パワーをガード値に回す事でクインテットウォールや生半可なガードを超えるガードを可能とする新カード……『Gガーディアン』よ」

 

「G………ガーディアン⁉︎」

 

「そう、Gガーディアンは基本シールド値15000で固定されていて、使用方法は超越(ストライド)と同じくお互いのヴァンガードのグレードが3以上、コストはデッキの中に四枚しか入れられないヒールトリガーを手札からドロップする事。

これを行えばG(ジェネレーション)ゾーンからGガーディアンを呼び出す事が可能になるわ。

更にGガーディアンはちゃんとスキルを持っているのでシールド値を上げたりする事も可能よ。

そして一回のガードでGガーディアンを複数使う事も可能であるが故に、ガード値はたった二枚同時に使用するだけで30000を叩き出せるのよ。

これらでガードする事で、本来ガード値を大幅に要求する『神聖竜 セイントブロー・ドラゴン』や連続スタンドでバカみたいにアタックして来る『探索者(シーカー) シングセイバー・ドラゴン』等のVスタンドを容易にガード出来る様になるわ。

但し、GガーディアンはG(ジェネレーション)ゾーンに表向きのGガーディアンが三枚以下の時にしか使えず、四枚以上表向きになればもう打ち止めになるから使用する際は気をつけてね。

あ、そうそう。

Gガーディアンが追加されるにあたってG(ジェネレーション)ゾーンも八枚から十六枚に増設されてるから上手く活用するのよ………貴方達がGガーディアン等を使う資格があるならね」

それに対しメリー()はこう言われる事を分かり切っていたのでGガーディアンの特徴と使用方法をブライト達全員に説明、その圧倒的ガード値の優位性を他のカード達に使う例を挙げて示し、カードの持つ力を証明する。

 

「じゃ、じゃあ何で私達にそのGガーディアンを使わせないんだ‼︎

お前らだけ使って私達が使えないなんておかしいだろ‼︎」

 

「ええそうね、だから本来は数日………貴方達の外の世界での経過時間は数年、それ程前に貴方達に貴方達の知らない新カード達と共に使わせようと思っていたわ………けど、それが出来なくなってしまった。

原因は分かるわよね………聖輦船が空を飛び、皆がそれを注目し、霊夢達が異変解決に乗り出していた中、心の隙を突かれて彼の者達の声に誘われ、その肉体を乗っ取られかけて幻想郷に最大の災厄を齎し掛けてしまい、その数日後にクレイとのリンクで予言を目撃して決着をつける為に、自らのミスを自らの手で払拭しようとしているブライト君?」

 

「…………」

 

魔理沙の問いをメリー()はブライトを見ながら過去に何があり、それが今とどんな風に繋がり、本来使わせようとしていたカードが使えない理由と化しているのかを遠回しで且つ全員が理解出来る様に話した。

それもブライトの目の前で皮肉の様に。

 

「さてブライト、もうエンドフェイズで良いわね?「………エンドフェイズ時に呪縛(ロック)カードは解呪(アンロック)されるので、セルディックとぶらぼがるとファイルを解呪(アンロック)

此処でカオスブレイカーのLB4(リミットブレイク)が発動する!

ESB(エスペシャルソウルブラスト)(1)『星輝兵(スターベイダー)』指定を相手の呪縛(ロック)カードがエンドフェイズで解呪(アンロック)されたら、そのリアガードを退却させて私は一枚ドローする‼︎

よってコストを三回払い、ファイルとセルディックとぶらぼがるを退却して三枚ドロー‼︎

そして私のターン、スタンド&ドロー‼︎」

 

ブライトのエンドフェイズにメリー()はカオスブレイカー・ドラゴンに内蔵された恐るべきLB4(リミットブレイク)を発動させて一気にフィールドとドローアドを稼ぎ、一気にアド差を広げる。

そしてドローフェイズに入り合計四枚も未公開の手札を加えた事になり、魔理沙や霊夢達もこれには文句をつけてしまう。

 

「退却とドローがSB(ソウルブラスト)一枚で行えるとかマジでインチキ効果も大概にしなさいよ‼︎」」

「全く少ないコストでアド差を広げる爆アドスキルなんて、こんなに普通じゃ考えられない!

エラッタ早くしろよ!」

 

「あのね、コストの代わりに名称指定がなされてるしそもそも呪縛(ロック)カードが無いと発動しないんだからこれ位はまだ許されるわよ?

カオスブレイカーの呪縛(ロック)スキルもCB(カウンターブラスト)一枚と手札から『星輝兵(スターベイダー)』一枚のドロップって割りと重いコストを払うから割りには合ってるわよ、一応。

さて、G(ジェネレーション)ゾーン解放!

コストはカオスブリンガー!

降誕せよ、道化の生み出しし新たなる絶望を振り撒く玩具よ、ストライド・ジェネレーション!

滅星輝兵(デススターベイダー) カオスユニバース』‼︎」

 

そんな文句を右から左に流し、メリー()超越(ストライド)を選択し、Gユニットをヴァンガードに立たせる。

その名は『滅星輝兵(デススターベイダー) カオスユニバース』、遥か未来の可能性の一つ、道化の竜が新たに生み出し、過去へと送り絶望を振り撒く玩具の一つ。

そして内蔵されたスキルも正に絶望を体現しているのだ。

 

「カオスユニバース………⁉︎」

 

「先ずはジンクのスキルを発動してCC(カウンターチャージ)(2)とSC(ソウルチャージ)(2)をしてカオスユニバースのスキル発動!

CB(カウンターブラスト)(1)を払いG(ジェネレーション)ゾーンにあるカオスユニバースを一枚表向きにするGペルソナブラスト‼︎

スキルの第一項目、『カオス』のハーツカードがあるなら私はリアガードがいないサークルを一枚選べるわ。

選ぶは当然セルディックが居たサークル………そしてブライトは其処に手札一枚を呪縛(ロック)カードとして置くわ‼︎」

 

「なぁ⁉︎

カオスブレイカーのスキルでユニットが居なくなったリアガードサークルに、手札から呪縛(ロック)カードを置くの⁉︎

マジでインチキ効果だよそれ‼︎」

 

カオスユニバースのスキル第一項目の説明でブライトは今までの常識を覆すスキルに驚き、本当の意味でインチキ効果と言いながら手札から一枚………まぁるがるを呪縛(ロック)カードとして置いた。

だがカオスユニバースのスキルはまだ終わらない、まだ前半部分しか解決していないのだ。

 

「更にG(ジェネレーション)ゾーンに表向きのカードが二枚以上あるなら私は相手のリアガード一体を呪縛(ロック)出来る!

二枚とは勿論アグリームとカオスユニバースよ!

さあ貴方も呪縛(ロック)よギルダス!

そしてこれでブライト、オリオン、貴方達はゲームオーバーよ‼︎」

 

ブライト:布陣

 

【●】:呪縛(ロック)カード

 

【●】、エクシヴ/ブラスター・ブレード・探索者(シーカー)、【●】

R、R、オクタウィウス

 

ブライトの前列二箇所が呪縛(ロック)を受けてしまい、アルフレッド・エクシヴのパワーが下がっただけでなくアタック回数も減ってしまう。

そしてメリー()はブライトの手札には完全ガードが無いと踏み、たとえ防がれようとも蓮子のターンで決着がつく算段の為かその場でゲームオーバーを宣告する。

これを聞いた魔理沙達も反論をしようと必死に頭を回転させたが何も出てこなかった。

このままではブライト達が負けてしまうのは確定的に明らかと、誰もが思っていた…………対峙するブライト、オリオン以外は。

 

「コロニーメイカーの後ろに『魔爪の星輝兵(スターベイダー) ランタン』、ヴァイス・ゾルダートをアイアンの後ろにコールして……カオスユニバース、ボルトラインのブーストを入れてアタック‼︎

トリプルドライブ『星輝兵(スターベイダー) アポロネイル・ドラゴン』『☆』クリティカルはカオスユニバース、パワーはアイアンに!

セカンド『星輝兵(スターベイダー) カオスブレイカー・ドラゴン』サード『アレスター・メサイア』おやおや、トリガーは一枚みたいね。

首の皮一枚は繋がったかしら?

………じゃあ、ランタンのブースト、コロニーメイカー!「ガード………!」

ふふふ、じゃあ次は如何かしら⁉︎

最もこのアイアンのアタックを防ごうとも貴方達負ける事が決まったわ、このまま潔く負けを認めてダメージを受けるかファイターらしく最後まで足掻くのか好きな方を選びなさい‼︎」

 

はっきりとした勝利宣言の中、ヴァイス・ゾルダートとアイアンがレストされて21000のパワーでブライトに襲い掛かってくる。

ファイトを観戦している霊夢達はブライトに防ぐ様に叫ぶが、当の本人はピクリとも動かなくなっている。

これにはメリー()達も遂に諦めたかと思い目を閉じる。

………しかし、この時のブライト、オリオンには観戦している者達の声もメリー()達の声も聞こえていなかった。

ただただ其処に立ち、ファイトを進めていたのだ……………そう、誰の声も聞こえなくなる程の怒りを溜め込みながら。

 

「喧嘩チーム〜DRAK(ダーク)〜の意思はまだ潰えてない」「私は、ブライトや霊夢、ブロントさん達が世界を救うと信じているわ」「これから色々と大変な事になるし、外の世界で活動しなければならないけど、サポートとかは止めないわ」「大丈夫、貴方達なら今度こそなれるわ………全てを守り、全てを救える盾に」「幻想郷の事は私に任せてそっちはそっちで集中しなさいな」「ええ………勿論期待しているわ、皆に」

 

「(何だよ…………いきなり現れて何にも説明せずに強制送還をしようとして…………しかもこっちがどんな事を思って行動しているのかも知っている癖に……………色々期待しているとか何とか言っていたのに結局はこうするのかよ…………‼︎

くそ………くそ………………マジで…………マジで‼︎)」

 

そして色んな事を思い返して行き、彼女らから言われた事を全て思い出して行く中、理不尽なメリー()のゲームオーバー発言によってその怒りは遂に限界を突破し、大爆発を起こしてしまう!

 

『ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!』

 

その瞬間、ブライトとオリオンの口から怒号が飛び、二人は何とPSYクオリアを発現し、更にオーラ的なものが二人の体から滲み出て空間に影響を与え、時空の境界を歪ませる。

この時、幻想郷にある『門』が反応して二人の周りの空間を歪めるのを手助けしていて、更にその『門』の中から何枚もの裏面が銀色のカードが飛び出し、ブライト達の下に空間の歪みから出て来てG(ジェネレーションゾーン)ゾーンに収まる。

 

「なっ、二人のPSYクオリアと『門』が共鳴して新しいGユニット達を二人の下に来させたの⁉︎」

 

G(ジェネレーション)ゾーン解放、コストはラヴィング・ヒーラー‼︎

未来の守護者よ来れ、ジェネレーションガード‼︎

『神聖竜 レーザーガード・ドラゴン』‼︎」

 

「しかもGガーディアンが来ていきなり使われたぁーー⁉︎」

 

更にただGユニットが増えただけでなく、何とGガーディアンをも呼び寄せていたらしくそれをいきなり使い、アイアンのアタックを防ぐ。

この時二人のGユニットの総数は八枚から倍の十六枚とメリー()達の言っていた増設分も増えており、まだブライトとオリオンは確認してはいないがその中にはメリー()達に勝利し得る性能を持つユニットやこのこの状況において二人に対して銀の弾丸となるユニットが呼び寄せられており、先程まで無かった高い勝率を導いていた。

しかし今のブライト達にはそんな事は如何でも良かったのだ。

そう、怒りが爆発した二人には。

 

「………マジでふざけんなよ………こっちに自由行動を許して未来における危険を回避させる為に動かしておいて今更俺達を回収しに来て、俺達に何一つその考えを言わずにこっちの動きやら何やらを強制しやがって…………‼︎」

 

「しかもそれが幻想郷の総意だぁ?

決定事項だから変えられないだと…………お前ら色々裏で好き勝手やられて行動を妨害された奴の気持ちを考えた事はあるのか………‼︎

お前らのあまりの舐めた態度に………………」

 

『俺達の怒りが有頂天を通り越して収まる事を知らない‼︎』

 

二人の怒りの目と言葉が賢者とその相方に注がれ勢いなどがブライト達に傾き出す。

これを見て魔理沙達はもう二人の怒りは止まらないと悟り、何か言うのを止めて静かにファイトを見守る事にする(変な巻き添えを喰らいかねない為)

これにはメリー()達も本当に真面目にやらなければ逆にこっちが負けてしまうとはっきりと確信し、先程まであったふざけ気味だが真面目な雰囲気が消えて真剣そのものの雰囲気を醸し出す。

そしてファイトは二人の怒りが爆発したまま最終局面へと進み出す。

ブライト達の怒りとメリー()達の思惑、この二つの内何方が勝利を収めてしまうのか最早誰一人すら予測出来ない状況に陥り出していた…………。

 




さて、妖怪の賢者の発言をブライトが聞いていた物を出してみましたが、何故ああ言っていたにも関わらずいきなりこんな事をして来たのか?
実はこれにはブロントさんやこれからの事が少々関わっている………かも?

次回もよろしくお願いします。
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