「二十五!!」
私の声がフィールドに鳴り響く、今私は第2層主街区近くのフィールドにて絶賛ウインドワスプ狩り中だ
現パーティーを組中のアスナの武器強化をするための素材集めだ・・・しかし今集めている
ウインドワスプの針はドロップ率八パーセントであり非常に入手が困難である、先程から集めているがまだ3つ4つ位しかドロップしていない、そのため素材を集める他に先に五十匹倒したらなんでも言うことを聞くというルールを追加したのだ
「二十七!!」
アスナの声が響く
「二十四!」
キリトの声が響く
どうやら暫定一位はアスナらしい、私は片手剣スキル《バーチカルアーク》を打つ、これで
二十六体目だ
今のところはキリトには勝っている,,,,,が、次の瞬間キリトの手にモーションが帯びはじめる
そして打ち出された技でウインドワスプが消滅する
あれはエクストラスキル《体術》かつてのベータテスト時に噂となったスキルだ、それを受けたものには想像を絶するはずかしめをさらされると噂になったものでもあった
しかしキリトはそのクエストすら受けこなし、的確に技を繰り出しさらには片手剣スキルと複合して使っていた
「二十五、二十六!!」
凄まじいスピードで数を追い上げてくるキリトを傍らに、私は数匹をまとめてぶったたく方式でウインドワスプをキルしていった。
「えーとキリトくんが四十八でアニエスさんが四十九・・・この勝負の負けはキリトくんね」
「,,,,,,,,ック」
結果的に体術スキルを用いたキリトでも最終的には追い付けずに四十八、まとめて倒した私も一歩追い付かずに四十九匹だった
「たのしみだなぁ、私あのケーキを本当に食べてみたかったよなぁ」
トレンブルショートケーキをワンホールとなるとその値段も破格となる、まだゲーム開始直後となるとコルも厳しい
「キリト大丈夫よ私も出すから」
「本当か!?すまん恩に着る」
「とりあえずにウルバスに行きましょう」
「あーおいしかった、ごちそうさまでした」
夜のウルバスを歩きながらアスナがキリトに礼をいれる
「それにしてもなんでこんなに人が居るのかしら?まだ開通したばかりなのに」
確かに私もそれは思った
「いや人が集る理由は分かる、恐らくあれだろう」
キリトが手を指す方を見る、そこには今朝騒動を起こしていた鍛冶屋さんのところだった
「初めてのプレイヤー鍛冶屋だからなそれはそうだろう」
「ねぇ私あの鍛冶屋に頼んできて良い?素材上限まであるから」
「いや俺は自由にすればいいと思うぞ」
「ならしてくるわ、二人ともついてきた」
そういうと鍛冶屋のところへ行った
「こんにちは」
アスナが声を掛けると弱々しくだが
「こ、こんにちは武器生成ですかメンテですか?」
と返ってきた
「武器強化よ」
とアスナが言うと一瞬悲しげな顔をした気がした
「わかりました、それではお預かりしますね」
ウインドフルーレが鍛冶台に置かれ鍛冶師がハンマーで叩き込むカァン、カァンという音が響き渡る、そしてウインドフルーレは輝きだし・・・儚く砕け散った。
感想くださいね