降谷零がD機関式の試験を受けるやつの台詞だけ
いつか書こうと思って忘れてたもの(6年くらい前から構想だけはあった)
クロスオーバーですらないパロかな

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鳩小屋で密会を

「失礼いたします。降谷零、ただ今参りました」

「ご苦労、さて降谷君。今から君には幾つか質問をさせてもらおう」

「質問、ですか。わかりました」

「まず君の名前、生年月日は」

「降谷零、生年月日は19--年--月--日です」

「最終学歴は」

「東都大学法学部を卒業しました」

「よろしい。では憲法序文第二段落を暗唱せよ」

「……日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

「警察法第三条を不服に思ったことは」

「ありません。警察官は不偏不党且つ公平中正にその職務を遂行すべき存在です。私益を優先するなど不適だ」

「……君の受験した年の東都大学入試数学の大門五の解法を説明せよ」

「――――です」

「私は船で川を渡る。ドイツ語に訳せ」

「Ich überquere den Fluss mit dem Boot.」

「この建物に入ってから登ってきた階段の段数は」

「144段」

「では、この階の廊下で錠のかかっていない窓がある。それは階段側から数えて何番目だった」

「4つ目です、あの、これは一体何ですか。私はこの場に来いと言われてしかいないのですが、どうしてこんな質問をされているのでしょうか」

「『資質がある』と、君がそう判断されただけのことだ。さて、君に送らせてもらった辞令に句点はいくつ使用されていただろうか」

「17です。もう良いですか」

「ああ、もう充分だ。君も思ったことがあるだろう。自分は完璧でなければならない、全てを自分の指揮(タクト)のもとで動かせたのならもっと素晴らしいものになるはずだ、と」

「……なにをおっしゃっているのか、よくわかりません」

「先程から、言っている。君には素質がある。……その外見は日本では少々目立つが、外に出てしまえば逆に馴染むというものだ。本望だろう、君の探している家族を追えるのだから」

「っそれは、」

「ただし、私情に駆られて彼らを逃すなどという愚かな行為はしてはならない。そうだ、上の娘は君の顔を覚えているかもしれない。姿を、本当の顔を悟られるな。そのくらいできて当然でなければならない、出来るかね」

「もちろん、期待には応えてみせますよ。私にそれだけ目をかけていただくということならば、その任務をお受けします」

「では、君の配属は正式に確定とさせてもらおう。ただ、警察庁(ここ)は君が講習を受けたような公安ではない。学ぶ内容も全く異なることを心しておけ」

「は、」

「敬礼はしなくて良い。君は警察官ではなくなるのだから」


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