キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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ずっと書きたかった話!ようやく書ける!


100 悠真となな ①

悠真Side

 

ある日の昼休みの事、いつものベンチでお昼ご飯を食べていると

 

「実は皆さんにお見せしたいものがあるんです!」

 

「え? なになに?」

 

「なんと! アイドルプリキュアのマスコットが揃いました!」

 

『おおー!』

 

こころが見せてきたマスコット。そういえばまだ全員揃ってなかったな

 

「キュアズキューンとキュアキッスがいる!」

 

「お姉様…マスコットでも素敵…」

 

「こころちゃん、本当に上手だね!」

 

「はい! 我ながら完成度高くて、心キュンキュンしてます!」

 

「キラッキランラン~♪」

 

「アイドルプリキュアは、ずっと憧れで、キラキラな気持ちをくれる、私にとって最高のアイドルです!」

 

こころらしい答えだな…

 

「ななは、どうなの?」

 

「え?」

 

「ななにとってのアイドル。憧れで、キラキラな気持ちをくれる人」

 

「私にとっての、アイドル…」

 

自分にとってのアイドルか…俺からしてみれば、自然とウインクがそうなっている。まぁなし崩し的にだけど…だけど…何でだろうな……

俺は考え込んでいるななを見つめていた。最近のこの気持ちは…ななをアイドルとして見ているのか?それとも……

 

 

 

 

 

 

ななSide

 

学校が終わり、家に帰るとパパが出迎えてくれた

 

「ママから、いいものが届いてるよ」

 

「えっ?何?」

 

「フランス行きの航空券とママのコンサートのチケット、もちろん2人分!」

 

「ママに会えるの?うれしい!」

 

 

 

 

次の休日に私とパパはフランスに来ていたけど…

 

「まいったな。こんなに飛行機が遅れるなんて」

 

「ママのコンサートに遅れちゃう」

 

ママがチケットを送ってくれた理由は今日、ママのコンサートを見に来て欲しいというものだった。でもまさか飛行機が遅れるなんて……

何とか間に合い、私とパパは席に座る

 

ママのピアノ…いつ聞いても本当に綺麗で…大好きだ…やっぱりママ、かっこいい!

演奏が終わったあと、私は自然とお客さん達の顔を見ていた。みんなキラキラしてる。ママがみんなを笑顔にしたんだ

 

 

 

 

 

 

悠真Side

 

うたの家に集まり、お菓子を食べている俺達。

 

「今頃、なな先輩はフランスですねぇ」

 

「ななちゃんが『お土産、期待してて』だって!楽しみ~」

 

「フランスのお土産って何でしょう」

 

「観光地で有名なのはエッフェル塔メロ」

 

「じゃあ、エッフェル塔まんじゅうとか?」

 

「そんなのあります?」

 

「エッフェル塔タコさんウインナーがいいプリ!」

 

「何でもエッフェル塔つければ、いいわけじゃありませんよ!」

 

こころ、ツッコミ大変そうだな

 

「それにしてもフランスか…」

 

「どうした?結徒。何か思い入れでもあるのか?」

 

「そう言うわけじゃなく、そういえばって話だよ」

 

「ふーん」

 

 

 

 

 

ななSide

 

夕食はママの家で食べることに

 

「わぁ…すごいごちそう!」

 

「ななと一緒に作ったんだ」

 

「なな、最近、どんどん料理が上手になっているんだよ」

 

「すごいわね。こうして家族揃って食卓を囲むの、久しぶり…なな、本当に会いたかった…」

 

「私も!」

 

「あ、もちろんパパにもね!」

 

「なんだか、ついでみたいだな…」

 

それから夕食を食べ終え、少しお茶を飲みながらのんびりしていた

 

「なあ、ママ。明日は何か予定あるの?」

 

「ごめんね、明日も先生のレッスンがあるの…」

 

「え、なんだか不思議…ママは、あんなにピアノが上手でプロなのに、まだ先生から教わる事があるんだ…」

 

「プロだからこそ、今の自分に満足しちゃいけないの。お客さんに最高の演奏を届けたいから、毎日、自分の旋律を磨き続ける。それが私の仕事だって思ってる。もちろん、レッスンの後は、3人でゆっくりお出かけしましょうね」

 

「うん!あの、ママ! 久しぶりにピアノ聴いてくれる?クラスのみんなと合唱した時に弾いた曲なんだ」

 

私はピアノのを弾き始める。ママは私のピアノを聞いて、少し驚いた感じだった。

 

 

 

お風呂に入り終わった後、髪を梳かしていると…

 

「なな、ちょっといい?」

 

「うん」

 

「貸して。ななが小さい頃から、髪をとかすのはママの役目だったよね」

 

「うん。ママにやってもらうの嬉しかった」

 

「ママね、こっちに来たばかりの頃、寂しくて何度もなな達の元に帰ろうと思った…」

 

「え…」

 

「でも、フランスでの仕事を引き受けるかどうか話し合った時、ななは言ってくれたでしょ?『私、ママのピアノを聴くと、心が温かくなるの。ママがフランスに行って沢山の人が同じ気持ちになれるなら、応援する!』って」

 

「あの言葉がママを支えてくれたの…」

 

「私の気持ち、変わってないよ」

 

「ありがとう…それでね、一つ話があるの…」

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

悠真Side

 

次の日、またうたの家に集まる俺達。のんびりしていると…

 

「あっ!ななちゃんだ」

 

うたのスマホにななから電話が掛かってきた

 

「ぼんじゅーる!」

 

「こんにちは!あっ、そっちはおはようですか?」

 

『うん』

 

「とれびあーん!」

 

「先輩…それ言いたいだけじゃないですか」

 

「あっ、ばれた?」

 

楽しそうに話すうた達だが、ななの顔は暗かった

 

『実は、みんなに伝えたい事があって…』

 

「何メロ?」

 

『ママに言われたの…私とパパも、このままフランスで一緒に暮らさないかって…』

 

『えぇー!?』

 

『こっちにはママの先生もいて、私がピアノを勉強する環境が整っているからって…ママは…ななのピアノの旋律を聴いているとね、ななにしか出せない色を感じるの…今海外で暮らす経験は、その色をもっと鮮やかなものにしてくれると思う…って…』

 

「でも、そしたら私達、ななちゃんに会えなくなっちゃうの?」

 

「寂しいプリ…」

 

「ななは、どうしたいのメロ?」

 

『私は、アイドルプリキュアの事もあるし、悩んじゃって…』

 

「どうするかは、ななの自由メロ…アイドルプリキュアの事は一旦忘れて、よく考えるメロ…」

 

『うん、そうだね…それと悠真君、いるよね?』

 

「…あぁ」

 

『こんな時に言うことじゃないって分かってる。だけどちゃんともう一回伝えておかないとダメだって分かったの……悠真君、私は悠真君の事が好きです…』

 

「………そうか」

 

俺はそう答えることしか出来なかった。

 

『ありがとう…また連絡するね…』

 

ななとの通話が切れ…

 

「ななちゃんが遠くに行っちゃうなんて…」

 

「メロロンは、ななと会えなくなってもいいプリ?」

 

「メロロンは…ななと会えなくなったって、寂しくない…別に寂しく、なんてない、メロ…」

 

『絶対ウソだよね!』

 

「……悠真は?」

 

「俺は……ななが決めたことに口を出す気はない。それだけだ」

 

俺はそれだけ言って、うたの家を出るのであった

 

「素直じゃないな…」

 

「結徒先輩は…なな先輩とお別れになるのは…」

 

「あー、何というか…ななの答え次第かな?」

 

『?』

 

 

 

 

 




結徒だけお別れに関してあまり関心がないのは…ある理由からです

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