キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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キミプリもクライマックスに…


114 新しい年!

結徒Side

 

新年、初日の出が照らす中……僕は1人魔力弾を操る

 

「ふぅ…」

 

クラクランドとの決戦が近いと言うことはロキたちとの戦いも近い。ロキたちは更に強くなっている。今できる事をしているが…

 

「やっぱり現状出来ることが少なすぎる…」

 

時間がないとかではなく、今の僕にはこれ以上強くなれない。もう少し年を重ねればとか思うけど、無理だ。

 

「限界は越えるためにある…なんて言ってみたいよ」

 

僕の場合は限界を超えれば身体への負担が凄いことになる。チルとのユニゾンでようやく渡り合えたくらいだしな……

 

「帰るか…」

 

ため息をつきながら、僕は家に帰るのであった。

 

 

 

 

 

 

事務所に集まり、僕らはグラスを持つと…

 

「新年あけまして!」

 

『おめでとうございます!』

 

僕らは新年会を開いていた。こういう時だからこそ、いつも通り過ごすべきだよな

 

「うわ~、ごちそういっぱい!」

 

「どれも美味しそう」

 

「新年から心キュンキュンしてます!」

 

「タコさんウインナーもあるプリ!」

 

「ねえたま、カニさんウインナーもあるメロ」

 

「新年ですから、豪勢にと思いまして。わたくし田中、腕をふるいました」

 

『おぉ~』

 

「オレもザックリ手伝ったリン」

 

「このウインナーは自分がカッティーンしティーン」

 

『おぉ~』

 

本当に豪華だよな…そう思っているとピカリーヌが現れる

 

「皆さん、新年あけましておめでとうございます」

 

『おめでとうございます』

 

「女王さま、心配してたプリ」

 

「キラキランドは大丈夫メロ?」

 

「こちらは今もなんとかクラクランドの攻撃に耐えてます」

 

「ビッグキラキラリボンはどうなってるプリ?」

 

「はなみちタウンから届くキラキラで光をたもっています」

 

「プリ…それならよかったプリ」

 

「ですが、このままでは終わらないでしょう」

 

「どういうことプリ?」

 

「ダークイーネが何か仕掛けてくるかもしれないってことメロ」

 

「確かにこのまま、黙って見てるだけのはずないもんね…」

 

「大丈夫プリ!何かあったらアイドルプリキュアがすぐ助けるプリ!」

 

「ねえたまの言うとおりメロ」

 

「ありがとう。ではどうか皆さんもお気をつけて。よき新年を」

 

ピカリーヌが消える。ダークイーネが仕掛けてくるとすれば、それは完全にこの世界を真っ暗闇に出来るように準備を整えている事だよな

 

「せっかくですから華やかにプリキュアに変身してもり上がるのはいかがでしょう? 題して『アイドルプリキュア新年会』です」

 

『賛成~!』

 

うた達がプリキュアに変身し、僕、悠真、結麻はそっと離れる。少ししてから呼び鈴が鳴り、テレビ局の人達がやって来た。田中さんと僕らはドッキリに関して聞いてたからな。アイドル達は驚いていたがそのまま収録が始まった

 

 

僕らは上の階で収録が終わるのを待っていると…

 

「それでどうするんだ?」

 

「どうするって?」

 

「ロキたちとの戦い、クラクランドとの戦いだ。俺達が何とか勝てる方法は見つけたのか?」

 

「現状、全力で戦うだけだよ」

 

「……チルなしで全力出すなよ。こころが泣く」

 

「悠真こそ、無理して勝つなよ…ななが悲しむぞ」

 

「お互い、好きな人がいると大変だな」

 

悠真は笑いながらそう言うと結麻は本を開き、あるものを取り出した

 

「お兄ちゃん、悠真さん、これ…」

 

結麻が渡してきたのはブレスレットだった。

 

「これは?」

 

「お兄ちゃん達のパワーアップアイテム。頑張って想像して、作り上げたけど…どれくらいパワーアップするか分からない」

 

「結麻…」

 

僕らはブレスレットを受け取る。結麻の思いに頑張って答えないとな…

 

 

 

 

 

 

収録が終わり、新年会も続き、いつの間にか帰る時間になった

 

「ああ…あっという間だったね…」

 

「もう帰る時間か…」

 

「でも、すっごくいい年の始まりになりました!あれ? うた先輩、そんなマフラー持ってましたっけ?」

 

「え…こ、これは、その…」

 

恥ずかしそうにするうた。カイトさんからのクリスマスプレゼントか?

 

「なになになに?」

 

「うただけのサンタクロースからのプレゼントメロ!」

 

「カイトがプリプリくれたプリ!」

 

「わあ! ちょっと!」

 

「「へー」」

 

ななとこころ、本当にうたの恋路に興味津々だな…

うたは逃げるように帰ろうとするが…

 

「逃がしませんよ」

 

「え…」

 

「これは夜通しで話を聞かないとね!」

 

「ひっ!」

 

『って事で!お泊まり決定!』

 

何か僕らも巻き込みでお泊まり会に参加することになったけど、まぁいつも通りか

 

 

 

 

 

 

「もう、うた先輩ったら、カイトさんとこっそりクリスマスデートしてただなんて、ビックリです!」

 

「いや、デートとか、そういうんじゃなくて…」

 

「で、で、うたちゃん、マフラーのお返しは何かしたの?」

 

「うん…クリスマスソングを…」

 

「突然訪れた秘密の時間…2人の間に響く歌声…」

 

「ああ…話を聞いてるだけで、私、心キュンキュンしてます!」

 

「プリ! プリルンは、みんなとお泊まりできて、心キュンキュンプリ!」

 

「メロ! メロロンも嬉しいメロ!」

 

「メロロンは、お泊まり会初めてだね」

 

「みんな、お泊まり会OKでよかった! グリッター特製きゅーたろうクッキー、食べて! 食べて!パジャマパーティーは、まだまだ続くよー!」

 

「うた先輩とカイトさん話も、まだまだ続きます!」

 

「うんうん!」

 

「えー…もうこれ以上何もないよ…そういえばこころのそのネックレスは?」

 

「えっ!?これは…」

 

恥ずかしそうにしながら、こころは僕の方を見た。

 

「僕のクリスマスプレゼント…」

 

「へぇー」

 

「結徒くんの手袋、新しいけどこころちゃんからの?」

 

「まぁ…」

 

「「へぇー」」

 

「こころさんの事、こころお姉ちゃんって呼んだ方が良い?」

 

「結麻ちゃん、そう呼んだら…私はなな先輩をななお姉ちゃんと呼ぶことに…」

 

「こころちゃん、いつでも呼ぶの待ってるよ」

 

なな、照れることなく笑顔で言えるの凄いな…

 

「ななちゃんと悠真くんは?」

 

「プレゼントはないけど…」

 

「イチャイチャしてたな」

 

「「この2人、照れもなく言ってる!?」」

 

恋愛話で盛り上がる中、うたはあくびをしていた

 

「うた先輩、あくびでごまかそうとしてます!」

 

「そうじゃなくて…ふわー…」

 

「本当におねむプリ」

 

「きっと今朝初日の出見るために早起きしたからメロ」

 

「でも、寝たくない! せっかく、みんなといるんだもん! まだまだおしゃべりしてたい…」

 

「うた先輩、また大あくび!」

 

「よし! こうなったら!」

 

お店の方に移動し、うたはコーヒーを入れてくれた。因みに結麻は限界が近いので先に寝ている

 

「夜更かしするには、グリッター特製ブラックコーヒー!」

 

「え? うた先輩、飲めるんですか?」

 

「もっちろん! こころより大人だからね!苦っ…」

 

「うん、美味しい!」

 

「え…なな先輩、おっとなー!」

 

「プリルン達はココアプリ!」

 

「メロ! マシュマロ入りメロ!」

 

「じゃあ、私もココアにしようかな…」

 

「わ、私も…まだまだお子ちゃまでした…」

 

うた達は淹れ直す中、僕と悠真は砂糖とミルクを入れてコーヒーを飲んでいた

 

「夜のグリッターって、なんだか不思議な感じだね」

 

「ちょっぴり大人な感じ?」

 

「はい。シーンとしてて少しドキドキします…」

 

「うーん~」

 

「うたちゃん?」

 

「どうしたんですか?」

 

「キラキランドも、はなみちタウンも、これからどうなるんだろうなって、ちょっと考えちゃって…私はね、キラキランドを救いたい…ううん、絶対にキラッキランランにする!」

 

「私も!」

 

「私もです!」

 

「ただ、キラキランドを元に戻せたら、プリルンとメロロンは、やっぱりキラキランドに…」

 

「大丈夫プリ! プリルン達はキラキランドに戻っても、うた達に会いに来るプリ!」

 

「そうメロ! だから、何も変わらないメロ!」

 

「そっか…」

 

「はい! 私も今までと変わらず、心キュンキュンしながら、ダンスしたり、アイドルプリキュア研究会を楽しんだりします!」

 

「こころちゃんらしいね!」

 

「プリルンも、アイドルプリキュア研究会続けるプリ!」

 

「ねえたまらしいメロ!」

 

「なな先輩は?」

 

「私は、そうだな。ピアノを続けたいな。あと、みんなとずっと一緒にいたい!」

 

「私も、ななちゃん、こころ、プリルン、メロロンとずっと一緒に、キラッキランランになりたい!」

 

「キラッキランランになりたいか…うたちゃんらしいね!」

 

「結徒先輩は?」

 

「僕は…管理局勤めになるか。このまま嘱託魔導師しながら、仕事かな?」

 

「俺は…まぁななのサポートだな」

 

「あれ? これって、みんな、今のままでいたいって事だよね?」

 

「確かに」

 

「ハハハ、そうだね…ふわー」

 

「うた先輩、せっかくいい話してたのに!」

 

「フフ、うたちゃんらしいね!」

 

「って、プリルン寝ちゃってる!」

 

「さすがにもう寝よっか」

 

「えー、寝たくない…ふわー…」

 

「ほら、ここで寝たら風邪ひきますよ!」

 

「ふわーい…」

 

「まったく世話が焼けるメロ!」

 

こうして夜が更けていく中、ゆっくりとヤミが侵食していることに僕らは気付かなかった




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