悠真Side
ファイナルライブが決まり、数日が経った。はなみちタウンはゆっくりと闇が侵食しているが…それでもうた達は諦めてなかった
「では、今日は通しでリハーサルを行います」
『はい!』
リハーサルのため、会場に入ろうとすると
「うたちゃん!」
「ええ!? カ、カイトさん!?」
「いてくれてよかった!」
「カイトさん、なんで、ここに?」
「はなみちスタジアムに来れば、うたちゃんに会えると思って!」
「会える? いや…っていうか、ええ? そ、それって、どういう…」
照れまくるうたを見て、俺達は
「うたちゃん、私達、先に行ってるね!」
「え…」
「先輩! ファイトです!」
「ええ!?」
「頑張れ」
「ファイト!」
「待ってるね~」
「では、行きましょうか」
『はい!』
「ええーっ!?」
「あなたがいるだけで、私は強くなれる…輝くハートは、2人の絆…」
気を遣って二人きりにするのであった
うたSide
みんなに気を遣われて、カイトさんと二人きりに…
「ここで、アイドルプリキュアのライブがあるんだってね」
「あ…そうみたいですね…」
「アイドルプリキュアなら、暗い気持ちになっている人達を、キラッキランランにしてくれる。オレは、そう信じてるよ、うたちゃん。でも、無理はしないでね」
カイトさんは私が巻いたマフラーに触れながら笑顔でそう言う
「うたちゃんには、笑っててほしいから」
「あの、実は私、アイドルプリキュ…」
私は自分がキュアアイドルだと伝えようとしたが、カイトさんが私の唇に指を当て…
「ライブ、頑張ってね!」
「はい!」
悠真Side
うた達はプリキュアに変身する
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと歌う、ハートのキラキラ! 笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと瞬く、ハートの勇気! お目目パッチン、キュアウインク!」
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」
「「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ショータイム! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!」」
「ハートをプリっとロックオン! キミとズッキュン、キュアズキューン!」
「ハートをメロっとひとりじめ! キミと口づけ、キュアキッス!」
『ウィアー!キミとアイドルプリキュア!』
「街の人もダークイーネも、全員をキラッキランランにしちゃおう!」
アイドル達が気合を入れてる中、チョッキリーヌが突然現れた
「フン!ダークイーネさまが、お前らの相手などするものか!」
チョッキリーヌのあの姿、闇に染まりきってるのか?
「あぁ~!チョッキリーヌさま!どこに行っていたんですぞ~」
「ザックリさがしてたんだぜ~!」
「あんたたちに用はないよ!」
チョッキリーヌの言葉を聞いて、思い切りショックを受けるカッティンたち…
「あたしは、もうこれまでのあたしとは、違うんだよ!さぁ!大暴れしておいで!」
チョッキリーヌがダークランダーを大量に召喚し、キッスはハートガーデンを展開させる
アイドル達は襲い掛かるダークランダーの群れを撃退していく。俺達も参加しようとすると、俺達の所に魔力弾が降り注ぐ
「お前たちの相手は私だ!」
「シキウス!」
「そっちも仕掛けてくるとはな!」
「ふん、クラクランドも最終段階に入っているからな!」
シキウスは本を開き、大量の魔力弾を放つ。結麻は前に出て巨大な盾で防ぐが…盾にヒビが入っていく
「くぅ…」
「本の力を使えるようになっているようだが…まだ使い熟していない!」
巨大な砲撃が放たれ、盾が破られ俺達は吹き飛ばされる
「あちらも…どうやら押されているみたいだぞ」
シキウスの視線の先には尽きることなく召喚されるダークランダーたちに苦戦するアイドル達の姿があった
「ダークイーネさまの邪魔をするお前たちは、ここで終わらせてやる」
「邪魔なんかしてないよ! ダークイーネにキラッキランランになってもらいたいだけ」
「それが邪魔だと言ってるんだよ!やっておしまい! ダークランダー!」
「もう…もうやめて! チョッキリーヌ!」
「うるさい! 呼び捨てするんじゃないよ! 様をつけな!」
チョッキリーヌが蹴りを放つがウインクが前に出て
「ウインクバリア!」
何とか防いだ
「ウインク…キュンキュン!」
「カッティンさんとザックリンさんは、あなたの事探してました!」
「あんなヤツらの事など、知ったこっちゃないよ! アタシは1人で戦うんだ!」
「チョッキリーヌ、どうしてそこまで…」
「すべてはダークイーネ様のために!人間の闇を集め、ダークイーネ様の力に!そして、この世界を、クラクラの真っ暗闇にしてやる! ダークイーネ様の願いは、アタシの願いなんだよ!」
「願い…」
「それを邪魔するアイドルプリキュアは、アタシが倒す!」
チョッキリーヌがウインクバリアを打ち砕き、アイドル達を吹き飛ばす
「みんな!?」
「余所見をするな!」
シキウスは本の最後のページを開き、
「天より降り注ぐ剣、地を穿つ砲撃!世界を穢す毒を消し去る意思!最終ページ!アポカリプス・エンド!」
巨大な塊が空に浮かび上がる。あんなのどうすれば…
「トドメだよ。アイドルプリキュア」
チョッキリーヌが闇のエネルギー弾を倒れたアイドル達に放つ。辺りが煙に包まれ、晴れるとそこにはアイドル達を庇ったカッティンとザックリンたちの姿があった
「カッティン! ザックリン! どうして…」
「ギリギリ、ハートガーデンに、飛び込んだんだよ…」
「チョッキリーヌ様! もうこんな事はやめるのですぞ!」
「うるさい! アイドルプリキュアの仲間になったのかい! この裏切り者が!」
「もう闇の世界なんか、オサラバしちゃいましょうよ!」
「そんな事できる訳ないだろ! アタシがあるのは、ダークイーネ様のためだけなんだよ!」
「あなたの気持ち、少し分かる…」
「キッス?」
「でも、あなたは1人じゃない…あなたを大切に思っている仲間が、ここにいるの!」
「またザックリ3人で、一緒にやっていきましょうぜ!」
「1+1+1は無限! ですぞ!」
「それ、Trio Dreamsだね! アイドル、ウインク、キュンキュン! 歌って!」
『うん!』
「いきましょう!」
「チョッキリーヌさん!」
「キミをライブに招待しちゃうよ!」
「ウー、レッツゴー!ハートを上げてくよ!」
『プリキュア・ハイエモーション』
プリキュア・ハイエモーションでチョッキリーヌの闇を浄化する
「1+1+1は無限!」
「それなら…俺達も」
「そっか…使い熟していない理由は…」
シキウスのアポカリプスエンドに対抗しようとした瞬間、結麻が何かを閃いた
「私に足りなかったから…自由な発想力!」
羽のペンを取り出し、本に書き込む
「現れて!全てを打ち砕く砲台!お兄ちゃん!力を!」
巨大な砲台の上に結徒が立ち、
「現れて!全てを打ち砕く拳!悠真さんに力を!」
俺の前に巨大な炎の拳が現れる
「現れて!全てを打ち砕く竜!私に…私達にその力を!」
光り輝く巨大な竜が現れ、俺達は同時に攻撃を放つ。
「ルキフス・フルブレイク・バスター!」
「インフレア!ブロークン!ナックル!」
「シャイニング・ブラスター!」
三つの攻撃が合わさり、シキウスのアポカリプスエンドを破壊すると同時にシキウスを巻き込む
「ぐ、ぐあああああ!?」
ハートガーデンが解け、チョッキリーヌは座り込んでいた
「Trio Dreams…3人の夢か…」
「そうですぞ!」
「3人で輝き合っちゃいましょ!」
「チョッキリ団、再結成ですぞ!」
「そうなったら、いいかもしれないね…」
「今度はホワイト企業でお願いしますぞ!」
「ホント! ザックリホワイトで!」
チョッキリーヌの闇も晴れたみたいだな。あとは…バインドで拘束されたシキウスに結徒はルキフスを向けていた
「答えろ。お前たちは何でクラクランドに協力を?」
「ふっ、クラクランドの力は魔法や科学と違うことは理解してるか?」
「あぁ…」
「ロキ様は、いや我々はその力を手に入れようとしていた。フッケバインに対抗するためにな!お前たちはその力の一片を見たはずだ」
「あのアポカリプスエンドがそうだって言うのか?」
「とは言え…私はこうして捕縛されたが…お前たちもどうやら戦力を1人失ったな」
不意に結麻を見ると、酷く疲労していた。あの力、そこまで…
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