キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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ゴエモンもあと少しで終わり、次は白き鋼鉄のXを…


121 ダークイーネが受け続けてきたもの

うたSide

 

アイドルハートリボンスタイルの力が通じず、変身が解除されてしまった。何とか立ち上がるけど…

 

「諦めろ。お前にできる事などない」

 

「みんなだって頑張ってるんだもん…私は諦めないよ!」

 

「みんなとは、こやつらの事か?」

 

ダークイーネがそう言って、出した水晶の中にはななちゃん、こころ、プリルン、メロロンの姿があった

 

「ななちゃん! こころ! プリルン! メロロン!」

 

必死に声をかけるが反応がない。声が届いていない?

 

「そうだ。感じるだろ? 仲間を失う恐怖で、自らの内に絶望が、闇が生まれるのを…」

 

気が付くと私の周りに水晶が現れる

その時だった。

 

「ダークイーネ!!」

 

空から現れた悠真くんがダークイーネに殴りかかるが、ダークイーネは影で防いでいた

 

「魔導師か…お前の相手は…」

 

不意に現れた何かに吹き飛ばされる悠真くん。

 

「くっ…」

 

「やれやれ、まさかアレスを敗れるとはね」

 

「ロキ…!」

 

突然現れたロキの手には本と大剣が握られていた

 

「わざわざ私が手を下さずとも…」

 

悠真くんの周りにも水晶が現れる

 

「もうすぐだ…もうすぐ、わらわが望むスンとした世界がやって来る…」

 

「スンとした世界?」

 

「お前たちもじきに闇に包まれる。その最後の時が来る前に教えてやろう。わらわは、人間どもが抱く闇から生まれ、一時も絶えず、闇をこの身に受け続けてきた。力にはなれど、そのうめきは騒がしく、わらわを苛んだ。人間は、夢、憧れ、幸せ、あらゆる光を求めるがゆえ、あがき苦しむ。なんと愚かなのだ…己を見れば分かるだろう。仲間という光を失った苦しみで、闇に呑まれるのだ…安心しろ。お前たちの知る者も、既に1人残らず闇に落ちた。闇は、この街から広がり、すべての人間を呑み込む。そして、争いも悲しみも苦しみもなく、静寂に包まれた、スンとした世界が完成するのだ」

 

徐々に水晶が身体を覆い始める…このままじゃ…

 

「人間の闇はなくならぬ。さあ、お前が最後の光だ。闇に身を任せて楽になれ…」

 

 

 

 

 

悠真Side

 

うたが完全に水晶に閉じ込められる。俺はまだ抗っていた

 

「まだ諦めないのか?」

 

「諦めるとでも思ってるのか?俺がここで倒れても…まだ結徒が…」

 

「ふん、もう一人の魔導師。姿はないが…」

 

ダークイーネはロキの方を見るとロキは笑みを浮かべる

 

「彼なら私の方で処理しておいたよ」

 

「!?」

 

「どうやら最後の希望は潰えたな。貴様も闇に飲まれろ」

 

水晶が広がり続けるが…俺は笑みを浮かべる

 

「だからって諦めるとでも?」

 

何とか水晶を打ち破ろうと気合を入れる

 

「ダークイーネ、お前が可哀想な奴だな」

 

「何?」

 

「人の闇をずっと受け続けてきた。気持ちが折れるのも仕方ない。しょうが無いことだ。だけど…その闇と違う形で向き合えば…変わるはずだ!」

 

見る見るうちに水晶にヒビが入る

 

「貴様…」

 

こんな所で諦めるか…

俺は水晶を打ち破る。

 

「どうやらお前は危険な存在だ…ロキ、魔導師の相手は…」

 

ダークイーネが命じた瞬間、ロキが本から大量の魔力弾をダークイーネに放つ

 

「ロキ…どういうつもりだ?」

 

ダークイーネは影を使って防いでいたが、ロキの裏切りに驚いていた

 

「どうもこうも…ダークイーネ。あんたのやり方にはついて行けない。いや、もう付いていく気はないし、既に協力関係は終わっている」

 

「ほう…」

 

「私達は私達の目的であるフッケバインとの戦い。そのために魔法とも科学でもない力を手に入れようとした。それがこの闇の力だ」

 

ロキの持つ本からダークイーネの闇と似たようなものが溢れ出す

 

「これまでの恩は返させて貰った。あとは自由にやらせて貰う」

 

ロキとダークイーネの睨み合いが続く中……うたから小さな光が見えた

 

 

 

 

 

 

うたSide

 

気が付くと暗い世界のグリッターにいた

 

「はもり? お父さん? お母さん? きゅーちゃん?」

 

誰もいない。私は必死に誰かいないか探し続ける

 

「誰もいないの? みんな…私、独りぼっち?」

 

俯き、そう呟く中、私の手にキラキライトがあった。そして思い出す…みんなとの約束

 

『私が初めに見つけたんだよ! うたのキラキラを!』

 

『だから絶対、輝きを絶やさないで。あなたは、アイドルプリキュアのセンターなんだから!』

 

『最高のライブ、絶対やろう! 心キュンキュンしてます!』

 

『約束しよう! ね!』

 

「そうだよね…約束、したよね…」

 

キラキライトが眩い光を放ち、暗い世界を照らしていく

 

 

 

 

 

悠真Side

 

うたから眩い光が溢れ出すと共になな達からも光が溢れ出し、空へと上がる

 

「無駄な事を…お前ごときに何もできぬ!」

 

ダークイーネがうたを闇に飲み込もうとするが、うたから溢れ出す光が闇を払い、更に歌声が聞こえ、うたは水晶から抜け出し、光のステージの上に立つ

 

「歌など誰も聞いておらぬ」

 

うたはそれでも歌い続ける。すると街中から小さな光が見え始める

 

「サンキュー!」

 

うたの思いが篭もった歌が闇を照らしていき、なな達を捕らえていた水晶が砕けた

 

「みんな!」

 

「うたちゃんの歌、聞こえてたよ!」

 

「はい!」

 

「なぜ邪魔をする…なぜ、あがく!? それが闇を生む事に、人間はなぜ気付かぬ!思い知らせてやる…お前達の愚かさを…」

 

ダークイーネは闇を纏い、巨大な姿へ変わる

 

「私達はアイドルプリキュア。どんな真っ暗闇でも、キミをキラッキランランにしてみせる!」

 

「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと歌う、ハートのキラキラ! 笑顔ニッコリ、キュアアイドル!」

 

「プリキュア! ライトアップ!キラキラ、ドレスチェンジ! YEAH!キミと~! YEAH!一緒に~! YEAH!キミと瞬く、ハートの勇気! お目目パッチン、キュアウインク!」

 

「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」

 

「「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ショータイム! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!」」

 

「ハートをプリっとロックオン! キミとズッキュン、キュアズキューン!」

 

「ハートをメロっとひとりじめ! キミと口づけ、キュアキッス!」

 

『ウィアー!キミとアイドルプリキュア!』




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