キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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昨日に引き続き更新です!
一応フォース編は第1部までです


127 トーマ

トーマSide

 

ルヴェラ鉱山遺跡で出会った少女、リリィを連れ港町まで来た俺。

あの研究所での出来事、あの変身した姿やいつの間にか付けられた妙な腕輪…それにリリィの事…安全な場所に着いたらスゥちゃんに連絡と相談しないと…

 

 

 

 

 

 

 

シキウスSide

 

例の少年、会話を聞く限りでは少年の方はトーマ・アヴェニール。リアクターの少女、リリィ・シュトロゼック…シュトロゼックの名を関するとなるとやはり彼女は……

 

「やれやれ、生態ユニットか…」

 

こちらとしても似たようなものを作った事があるが…まさか人型を見ることになるとは…

 

「あの鳥はあくまで似せて作っただけ、リアクターの力はなく、サポートのみに特化させていたが…」

 

何度も痛手を負ったが…な

 

『調子はどうだい?』

 

「例の少年…トーマは港町に来ています。どうやらリアクターの少女、リリィの服などを揃えるみたいですね」

 

『なるほどね…その少年の写真等は貰えるかい?』

 

「どうぞ」

 

トーマの写真をロキ様に送る。何かに使うつもりなのかもしれない

 

「接触はタイミングを見て行います」

 

『あぁ、もしもの時は直ぐに連絡を…いつでもニンフとアレスを送れるようにしておくから』

 

「了解しました」

 

通信を切り、二人の様子を見る。二人は露天商の少女から服を買っているみたいだ

 

「知らないからこそ、あんな笑顔を……」

 

楽しげに笑うトーマを見て、少しだけ…ほんの少しだけ助けたいと言う気持ちが出ていた

 

 

 

 

 

 

 

トーマSide

 

宿に着き、リリィには明け方くらいには出掛けることを伝えた。リリィは話すことが出来ず、念話のみの会話になっている

 

『トーマはすごいね。色んなこと知ってる』

 

「まぁ俺、ずっと旅暮らしだから」

 

『ずっと?』

 

「今回の旅はけっこう長め。行った先でバイトしたり、発掘品を売ったりとかしながらね」

 

『ずっとひとり?』

 

「帰るところはあるよ。今は捜しものを兼ねた一人旅なだけ」

 

『捜しもの?』

 

「ん、まぁいろいろ。見付かれば良いけど、見付かったとしてもそれを俺がどうするかはまだ分からないし、まぁその程度の気楽な旅行っつーか」

 

『トーマ…ごねんね。ありがとう。旅行中だったのに助けてくれて、怖い目にあわせちゃったのに、優しくしてくれて』 

 

「いやあの!平気!俺の勝手でやったことだし!俺もね。昔優しい人に助けて貰ったんだ。だから良いんだ。リリィが痛かったり、哀しかったりしないんならそれが1番!」

 

『うん、ありがとう。トーマ』

 

 

 

 

 

 

そして深夜、寝ていると部屋のドア越しから声が聞こえた

 

「失礼します。こんばんは。地域警邏の者ですが…盗難事件についてちょっとお話を」

 

盗難事件…でもこの声は…一応警戒しながら扉をあけ

 

「話は良いんだけどさ。服屋さんは何でここに?」

 

昼間、リリィの服を買った服屋さんが何故かいた

 

「お客様に大事なお知らせ。キミら盗難で手配がかかってるみたいだけど、心当たりが?」

 

「まぁちょっと反論しづらいってくらいには…でも間違ったことはしてない」

 

「ふーん、多分だけど地域警邏がもうすぐ来るよ。逃げるんなら早めがいいかも」

 

「ありがとう。服屋さんのサービスにしては随分行き届いてるけど…」

 

「まーなかなかイカした服屋さんって事で、ついでに今なら裏路地ルートの脱出ガイドが格安なんだけど、いかがー?」

 

 

 

 

 

服屋さん…もといアイシスの助けを借り、港町から離れる俺達であった

 

 

 

 

 

 

 

ロキSide

 

シキウスから送られた少年について調査を知った結果…

 

「なるほどね…奴らとは関わりは無いが、知らない人間からすれば奴らが犯人だと言うことになるな」

 

「ロキ様、何を調べてるの?」

 

「やぁ、ニンフ。シキウスが送ってくれた情報に関してだよ」

 

「この子が何かあるの?」

 

「恐らくディバイダーを手にした」

 

「ふーん、ならあいつらが関わるね…私の仇が追っ手としてくるかな?」

 

明るく言うニンフ。だがその顔は怒りに満ち溢れていた。

 

「そうだね。君の仇である眼帯の女が来るかもね」

 

私、シキウスは仲間達をフッケバインに殺され、ニンフは家族を殺されている。私達に共通するのは偶々離れていたから助かったのみ。だがこのトーマという少年は…襲撃に遭ったのにも関わらず、たった一人の生存者として、今も生きている

 

「シキウスに接触させて、この子達をどうするの?」

 

「そうだね。管理局なら…いや、下手な相手に渡されたら困るからね」

 

モニターにあの二人を映す。

 

「彼等に引き渡すよ。彼等に引き渡した後、それなりに安全な人間に任せるだろうしね」

 

「こいつらにね…まぁ良いけど、ディバイダーを持っているなら例のアレに関してはどうするの?」

 

「ふふ、シキウスに作らせたあの蒼い鳥と本を使い、抗体を作らせるさ。現状リアクターはどうにも機能していないみたいだしね」

 

「優しいね。ロキ様は…」

 

「私達は悪ではないからね。悪者と言われるが、違う正義の元、動いている。それだけさ」




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