キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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本編で新幹部登場…何か響カイトに似てる感じ……


13 キュアキュンキュン誕生!

悠真Side

 

教室で一人考えていた俺。昨日の一件で咲良たちは俺に声をかけることはなかった。まぁあいつらのことより今はこころのことだ。

昨日の夜、こころが涙を流しながらキュアアイドル達のグッズを段ボールに片付けていた。憧れと現実…だけどこころは……

 

「紫雨君…」

 

「蒼風…何の用だ?」

 

「少し良いかな?」

 

「……いいぞ」

 

断っても後から後から話しかけてきそうだな。そう思い、俺は蒼風と一緒に教室から出たが……

 

「もしかして…」

 

「告白かな?」

 

何かクラスメイトから変な噂が流れそうな感じが……

 

 

 

 

 

 

人気の無い場所まで移動した俺達。蒼風は直ぐに話をした

 

「あの…プリルンの事だけど…」

 

「許せって話だろ?悪いけど早々許すつもりはないぞ」

 

「それは…うん…紫雨君の気持ちは…分かるよ」

 

「分かるか…本当に分かってるのか?」

 

「……」

 

「昨日はやり過ぎたとは思ってる。だけどあの妖精はちゃんと反省してるのか?」

 

「うん…昨日落ち込んでた…」

 

「落ち込むだけか…それで反省してるって言うのか?」

 

「それは……」

 

「誰かがしっかりと注意しないと取り返しの付かない事になる…昨日そう言ったよな?あの妖精に謝れって言うなら先ずはあの妖精にしっかり反省させ、これから誰かが注意する。それぐらいのことをしたら俺も謝る」

 

「紫雨君……」

 

「話は終わりか?ならもう良いな」

 

俺はそう言って教室に戻ろうとするが…

 

「プリルンは謝りたがってる!だから…」

 

「謝れば済む話じゃない。俺が求めるのはその先の行動だ」

 

 

 

 

 

 

 

結徒Side

 

蒼風から紫雨兄との話を聞かされた僕ら。やっぱり難しいか……

 

「プリルンが謝るだけじゃダメか~」

 

「プリルンのこれからの行動次第だよな……やっぱり…」

 

「うん…」

 

「プリ…ごめんなさいって謝るだけじゃダメ…プリ…」

 

やっぱり僕らが注意するしかないか……

紫雨兄の事は終わり、紫雨の事について咲良からある提案が出た。

 

「こころちゃんともう一回話そう!話せば何か…そう! こころちゃんをキラッキランランにできるかもしれない! したい!」

 

紫雨をキラッキランランか……確かにあのまま放って置くわけにも行かないよな……

 

「とりあえず紫雨と話をしないと……」

 

とりあえず僕らは紫雨と話をするため、紫雨の家に向かった。

 

 

 

 

 

こころSide

 

放課後、いつもの場所でダンスの練習をしていた。考えないようにしても…やっぱり…

 

「全然気付かなかったね。すごいな、紫雨さんは。集中力も!」

 

気が付くと寸田先輩がいた。

 

「気付くと集中しちゃってます…踊るのは、やっぱり楽しくて、嫌な事とか忘れられるんです…今も、昔も…」

 

「なんか尚更さ、ダンス部に入らないかって誘いたいとこだけど…」

 

「はい…」

 

「うん?」

 

「考えてみます…もう一度…」

 

「え!? 本当!? 嬉しいよ! やったー! 紫雨さんゲット!」

 

喜ぶ寸田先輩…これでいいんだよね?

 

 

 

 

 

 

 

結徒Side

 

紫雨家に来た僕ら。出迎えてくれたのは紫雨のお婆さんだった。

紫雨はまだ帰ってきてないため、上がって待つことに…

居間には家族写真があるが、僕らは紫雨のお父さんの写真が目に入った。

 

「ここちゃんのお父さん。聞いたかしら? ここちゃんが小さい時に亡くなったの」

 

「え…」

 

「そうだったんですね…ダンス、小さい時からなんですね」

 

「ええ。最近は、あれをよく踊ってる。あれ? えーっと…」

 

「もしかして、キュアアイドルですか?」

 

「そう! それと、ウインク? すっごく楽しそうなのよ!それに、学校にこんなに素敵な先輩がいるなんて安心だわ。ここちゃんは、昔から何でも1人で我慢しちゃう子だから」

 

「そうなんですね……」

 

「それに悠真もお父さんが亡くなったから、ここちゃんやお母さんの事を守ろうとしているの」

 

もしかして…紫雨は…

 

「何してるんだ?お前ら?」

 

すると帰ってきた紫雨兄がいた。紫雨兄はプリルンと目が合うが直ぐに逸らした

 

「ここちゃんに会いに来たんだって」

 

「……」

 

「あ、あの!こころちゃんともう一回話したいと思って…だから…」

 

咲良がそう言うと紫雨兄はため息をつき…

 

「こころなら多分あの場所にいるはずだ」

 

紫雨兄は僕らをある場所に案内した。

 

 

 

 

 

 

こころSide

 

おかしい…踊っても、踊っても、踊っても…頭から離れない…2人の事が…

 

「キミのハートにとびっきり…」

 

気が付いたら口ずさんでしまう…追いかけないって決めたのに……

 

「キミのハートにとびっきり 元気をあげるね」

 

ふと歌声が聞こえ、振り向くとそこにはうた先輩たちとお兄ちゃんが…

 

「うた先輩…なな先輩…プリルン…柊先輩…お兄ちゃん…」

 

「ここでダンスの練習してるって、紫雨君が案内してくれたの」

 

「そうですか…見られちゃいましたね、踊っちゃってるとこ…アイドルプリキュアになんてなれないって、心キュンキュンしてないって、さよならしたのに…忘れられないんです!」

 

私がそう言うとプリルンが飛びついてきた。

 

「大好きでも、憧れでも、叶えられないなら、もう、忘れたいのに…泣いてませんから…」

 

私がそう言うと柊先輩があることを告げた

 

「忘れる必要は無いだろ。忘れたいのに泣いてるのは忘れたくないからだろ」

 

「柊先輩……」

 

「こころちゃん」

 

「何ですか?」

 

「我慢しなくて、いいんだよ…」

 

「何ですか、それ…」

 

「泣きたい時は、泣いていいって事!」

 

「うん。きっと、辛くなっちゃうから…心に蓋をしちゃうとね…」

 

先輩たちの言葉を聞いて、私は思い切り泣いていた。

 

 

 

それから少し落ち着き…

 

「ありがとう、プリルン…」

 

「プリ!」

 

「ありがとうございました! 気持ちがなんだかすっきりしました!」

 

「ううん。こころちゃんは、きっと、ううん…ゼッタイ! アイドル! ドキドキが止まらない! 急接近!笑顔のユニゾン 応えてほしいなっ サンキュー!最高のステージで キミと歌を咲かそう!」

 

うた先輩となな先輩は私の手を引き、日陰から夕日が当たる場所に連れ出してくれた。

 

「先輩…突然歌うの、ずるいです…」

 

「そう?」

 

「普通、歌いませんもん…」

 

「エヘヘヘ!歌いたい時に歌う! それが咲良うたです!」

 

「そうだね!」

 

「プリ!」

 

 

 

 

 

悠真Side

 

こころは元気を取り戻したか…

良かったけど……

 

「あの…プリ…」

 

妖精が怯えながら俺に近寄ってきた。

 

「なんだ?」

 

「その…ごめんなさいプリ……」

 

「……蒼風から聞いてないのか?謝った所で…」

 

「お兄ちゃん…」

 

「これから気をつけるプリ!だから…」

 

「……言葉ならいくらでも証明は出来るかもな。これからの行動次第だよ…」

 

「プリ…」

 

俺はそのままこころと家に帰るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の休日、こころの付き添いでダンスの練習の帰り道、あるポスターが目に入った

 

「ん? 本日開催、キュア…2人のライブ?今日、これから?」

 

「何か話聞いてるか?」

 

「ううん?」

 

何か怪しい…と言うか会場も直ぐ側のへんぴな場所だし…

 

「こんな所で本当に? あ、寸田先輩!」

 

こころが声をかけようとした瞬間、突然寸田が黒い光に包まれ、マックランダーに変わった

マックランダーはステージを破壊していく

 

「カーッカッカ! ライブなんて、ねぇんだよ! こんなザックリした偽物に引っかかるとはな!」

 

「偽物?」

 

「さあ、プリキュア! 出てこないと、世界が真っ暗闇になるぜ!」

 

こいつ…俺は魔導師になり、こころを逃がそうとするが…

 

「さあ、プリキュア! 出てこないと、世界が真っ暗闇になるぜ!」

 

「やだ…やめて…」

 

「もっとだ! もっとやれ!」

 

「やめてってば!」

 

こころは思わず叫んでいた。

 

「うーん?」

 

「みんな楽しみにしてたんだよ…キュアアイドル達に会えるって…その気持ち、踏みにじって楽しいの?」

 

「何だ、お前? やられに来たのか?」

 

マックランダーがこころを襲おうとしたが、俺は咄嗟に障壁を張り、こころを守った

 

「こころ!逃げろ!」

 

「もう、心に蓋はしない…」

 

「何?」

 

「忘れるのなんて無理…」

 

こころはゆっくり前へと歩き出していく

 

「可愛い…カッコいい…2人みたいになりたい…戦うとしたって、一緒にステージに立ちたい…好きは、止められないんです!」

 

「だから何なんだ! いけー!」

 

マックランダーが放った光線。俺は魔砲で相殺した瞬間、こころの胸に眩い光が…

 

「私、心キュンキュンしてます!」

 

眩い光が紫色のリボンに変わり、騒ぎを聞きつけてやって来た妖精の鞄からアイドルハートブローチが飛び出していき、こころの手に渡り…

 

「いくよ!プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!」

 

紫色を基調とした円みがあるデザイン。左肩を露にしたトップスとなっている。スカートはバルーンスカートで、その上に紫色のフリルをまとった姿に変わった

 

「キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」

 

こころが…プリキュアに…… 

 

「私、アイドルプリキュアだ…いっくよー!」

 

こころは…キュンキュンはマックランダーに向かっていく。俺は……

 

「悩んでても仕方ない…こころが決めたことなんだ…それなら…」

 

俺はインフレアを構え、マックランダーに魔力弾を当てる

 

「お兄ちゃん…」

 

「みんなの気持ち…守りたいんだろ」

 

「うん…」

 

「それなら俺はいつも通り…こころを…キュンキュンを守る!」

 

「お兄ちゃん…うん!

 

俺達は同時にマックランダーに攻撃を仕掛ける。そんな中、咲良たちもプリキュアに変身してマックランダーとの戦いに参加する中…

 

「味方で良いんだよな?」

 

「まぁな…」

 

柊の問いに俺がそう答えると、柊は笑顔で頷き、二人同時に魔力弾を発射する

 

「プリキュアが増えただけじゃなく、あの魔導師まで!?」

 

マックランダーが光線を発射しようとしたが、その前に俺とキュンキュンは並び立ち

 

「キュンキュンレーザー!」

 

「インフレア・バスター!」

 

キュンキュンのレーザーと俺の魔砲を同時に喰らい、マックランダーが倒れた所で…

 

「いきます!クライマックスは私!準備はOKー!?」

 

キュンキュンのステージが始まり、マックランダーが強制的に座らせられ…

 

「プリキュア! キュンキュンビート!」

 

紫色の水滴型のエネルギー弾を生み出し、相手に向けて投げつけ、マックランダーを浄化した

 

 

 

 

 

戦いが終わり、こころは寸田にダンス部に入ることを断り、キュアアイドル達を追い掛けて、二人みたいになりたいと伝え…

 

「うた先輩、なな先輩…先輩達を追いかけるって言っても、私はもう、ただのファンじゃありません…プリキュアになったからには、どこまでも追いかけて、追いかけ続けて、いつか追い抜きます! 先輩達の背中を!」

 

「うん! いいよ! 追っかけてきて! 私も、もっと頑張っちゃうから!」

 

「私も! よろしくね! こころちゃん!」

 

「はい!あの、うた先輩! なな先輩! 私の事、こころって呼んで下さい!」

 

こころは眩しい笑顔でそう言うのであった。それを見ていた俺に柊が声をかけた

 

「紫雨はどうするんだ?」

 

「こころが戦うって言うなら…俺も協力はするが…」

 

「あ、紫雨君…プリルンの事…紫雨君に任せて良いかな?」

 

「任せるって?」

 

「私たちじゃプリルンの事、やっぱり甘やかしてちゃんと注意出来ないかもしれない。でも紫雨君がしっかり注意して、いろんな事教えてくれたら……」

 

「俺が言う今後の行動に繋がると……」

 

「どう…かな?」

 

俺は悩みつつ、妖精のことを見た。

 

「プリ…ちゃんと受け止めるプリ…」

 

妖精も俺の注意に対してしっかり受け止める気か……

まぁこいつみたいな奴が増えたりはしないだろうし、変に甘やかすような事も無いだろうな……

 

「分かった。しっかり注意してやるからな。覚悟しろよ…プリルン」

 

「プリ……分かったプリ!」

 

「あ、お兄ちゃん、注意するときは魔砲はダメだからね」

 

「分かってる…」

 

「よぉーし!それじゃ柊くんと紫雨くんもこれから下の名前で呼ぶようにしよう!」

 

「下の名前…分かったよ。うた、なな」

 

「あ、僕はさん付けで良いかな?」

 

「うん!いいよ!」

 

「それじゃ、うたさん、ななさん、こころさん」

 

「私は呼び捨てで」

 

「それじゃこころ」

 

「これからもよろしくね。結徒くん、悠真くん」

 

こうして俺はうた達と行動を共にすることになった。

 

 




この時、悠真は知らなかった…後に現れる妖精に対して苦労することに…
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