フォルティスSide
局員たちが脱出したのを見届けた後
「もうすぐ相転移を出来るようになる。あの船に追いかけられるの面倒だからさっさと逃げ出すよ」
ステラがそう言うが…
「ステラ、トーマ君の事は…」
「平気、今連絡が入った。フッケバイン1の銃撃手がトーマ君を助けに向かってくれる」
なるほど、アルが…
スバルSide
艦に戻った私達。トーマに頼まれた子たちを保護したけど…まだトーマは…
「こちらライオット。全員無事に戻りました」
「私は直ぐにでも再出撃出来ます!命令をお願いします!」
『あかん。メディカルチェックが済んでからや』
今すぐにでも行きたいのに…そう思っていると保護した黒髪の子が声をかけてきた
「スゥちゃんさんですよね?」
「あ、はい…スバル・ナカジマで…」
「トーマ、きっと助けを待ってます!スゥちゃんさんが行けないんなら、あたしが助けに行ってきます!トーマ、スゥちゃんさんにずっと会いたがってました。連絡がつきさえすればきっと大丈夫だって」
「うん…」
「向こうの船からの降下であたしの事助けていただいたのはありがとうございます。だけどやっぱりあたしよりも、スゥちゃんさんにはトーマを助けて欲しかったです!一番辛いときに一番大切な人に見放されるのは、凄く辛いから…」
「ちょっと君…」
黒髪の子の言葉を聞いて、エリオが注意しようとするが…
「子供の理屈だって分かってます。スゥちゃんさんはきっと何も間違ってない。でもあたしは…あたしが友達って決めた子を一番に助けたいし、守りたいです。1秒でも早く泣いてるトーマを助け出したいです!だから、行ってきます!あたしはあたしの友達を助けに!」
黒髪の子はそう言って艦から飛び降り、トーマの所へと向かった
「危険です。ちょっと行って連れ戻してきます」
「ああ。それならあたしが…」
『ライオットチーム、ごめん緊急。今さっきフッケバインの構成員らしき人物がもう一人、トーマの所に向かったのを確認した。高速飛翔で進んでる。このままだとなのはさんと鉢合わせるかも』
なのはさんは確か今、トーマの所に向かってる。どうする…
すると八神司令から通信が入った
『要救助者の救出とフッケバイン構成員の逮捕。地上に降下される前にカタをつけたい。エリオは主砲支援や。カノン装備で甲板に。スバルとフェイト執務官は簡易チェックが済み次第、高町教導官の支援に』
「「はい!」」
「あの子…飛び出してったトーマの友達は緊急確保でいいね?」
『うん、確保して安全な場所へ』
はやてSide
飛翔戦艇フッケバイン。ヴィータとエリオのカノン2本での同時射撃なら足止め出来るはず。もうすぐ海の上空に入る。そこでならヘイムダルを撃てる。当たれば落とせる。ほぼ確実に…ただ不安材料としてはロキ一派。フッケバインの船から脱出した後、姿を消してる。あのまま撤退するとは思えない。警戒しておかないと
「あの凶鳥はここで必ず捕まえる。行くよ!ヴィータ!」
「おうよっ!」
フォルティスSide
トーマ君の所へ向かっているアルに通信を入れる
「アル!ちゃんと保護して連れ戻すんですよ?撃ちすぎにはくれぐれも注意を!」
『おうよ!イマイチ自信はねえけど、なんとかすらー!畜生め!』
アルは高いところ苦手ですが、今はトーマ君のために頑張って貰わないと
「ビルもあなたの後を追いかけてます。協力して事態に当たって下さい」
『手間のかかる坊主だぜ!全くよ!』
「それとロキ一派に関してですが、脱出後姿を消してます。奴らの目的は嫌がらせ。もしかしたら何処かのタイミングで仕掛けてくるかもしれないので注意を!」
ロキ一派…我々に恨みがある以上、このまま撤退はないはず。仕掛けてくるとしたらトーマ君に誰かが接触した時…
アイシスSide
「パフィ!起きてる?」
『さっき起きました。中々お呼びがかからないもので熟睡してました』
「ごめんね!ちょっとゴタゴタしててさ。ボトルの中身、どれくらいある?」
『レフトボトルはSR6/Erリキッドがそれぞれ65単位。ライトボトルはD4/D4触媒が70単位、護身装備ですので全力戦闘のレシピには少々心許ないですよ』
「充分だよ。ちゃんと戦える」
装備の確認を終えつつ…
「そうだ。聞いてパフィ。あたしね、友達が出来たんだよ」
『それはそれは、この戦闘が終わったら私にも紹介を?』
「あったりまえじゃん!」
なのはSide
『フォートレス正常稼働』
「うん、これなら最速で到達出来るかな。レイジングハートの単独飛行形態も不具合無い?」
『好調です』
「良し!行くよ、レイジングハート!」
トーマSide
銀十字から警告が入った。
『敵性存在の接近を確認』
誰か来る?来ちゃだめだ。俺に近付くと…
『敵性存在を排除します』
銀十字から大量のページが展開され、ディバイダーの砲撃を放つ
『silverstars、hundred million』
無数の砲撃を撃ちおえる
「だから…近付いちゃ駄目だって…」
『警告。敵性存在残存。うち3体が急速接近。敵性存在接近。緊急警告。中央一体、対象からの殺傷有効射程内』
「いい弾丸だ。あたし程じゃねーが、結構撃てるじゃねーか。見えねーし、聞こえねーかもしれねーが、よく見ろ!それに聞け坊主!あたしらはお前の敵じゃねぇ!同じ毒の血が流れてんだ。同胞なんだよ。お前もあたしらも!だから良い子でこっちに来い。あたし達がちゃんとお前を助けてやる!」
アルのリアクト状態、両腕に装備された銃火器によりトーマの砲撃を相殺していた。
「ドォォっ!せぇーーい!」
そんなアルをアイシスが投げ飛ばす
「ぬあああっ!?痛ぇな!誰だチクショー!ってぺったん胸!てめーかっ!」
「その呼び方止めてってばっ!」
「うっせータァコ!その平らな胸、いっそでっけぇ風穴にしてやっか?」
「犯罪者集団なんかにあたしの友達は渡さない!トーマはあたしが連れて帰る!」
二人が対峙する中、なのはが通り過ぎていく
「「あっ…しまったぁーー!!」」
「ん?私が一番乗り?」
『そのようです。難敵ですよ』
「平気だよ。泣いてる子供の相手なら今まで何度もしてきたもの!」
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