キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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まさかあの二人が……スマプリみたいな感じなのか…


14 飴と鞭と研究

結徒Side

 

ある日のお昼休み、うた達と一緒に昼食を食べようとしていると…

 

「うた先輩。なな先輩。結徒先輩」

 

「こころちゃん! プリルン!悠真くん!」

 

「先輩、『ちゃん』はいらないです…」

 

「あ、そうだった…こころちゃ…いや、こころ…」

 

「はい」

 

うたはまだ呼び捨てに慣れてないみたいだな。僕の場合は一度呼べばそれで定着してしまう

 

「ジー…」

 

「え? 何? どうしたの?そ、そんなに見つめられたら…私も!」

 

こころに見つめられ、うたは見つめ返した。こころは見つめ返され、恥ずかしさのあまりプリルンを前に突き出すと

 

「チュップリ!」

 

プリルンはうたの鼻にキスをしていた。

 

「うひゃ! やられた!」

 

「うた先輩が近付くから…」

 

「えー?」

 

「フフ!」

 

「なな先輩も他人事じゃないですよ!」

 

「え?」

 

「アイドルプリキュアのお2人の事、研究させて下さい!」

 

研究って…とりあえず弁当を食べながらこころから話を聞くことに……

 

「アイドルプリキュアの研究って、いつも研究会でやっているような?」

 

「いえ。あれは、ファンとしての探究。しかし、目の前に研究対象がいる今、直接質問できちゃうんです」

 

「おおー! 何でも聞いて!」

 

「ありがとうございます!」

 

「でも、私達もアイドルプリキュアの事、そんなに知らないような…」

 

「確かに!」

 

そういえばそこら辺詳しく聞いてなかったけど、うた達も知らないのか…するとこころは端末である映像を見せてきた

 

「これを見て下さい」

 

「キュアキュンキュンだ!」

 

「キュアキュンキュンは、キュンキュンが足りない。アイドルプリキュアとしてまだまだって事です。先輩達は、あんなにキラキラで、心キュンキュンなのに!」

 

「キラキラでキュンキュンって! まあ、よく言われるけど!」

 

「うたちゃんって正直ね」

 

「そう?っていうか、この映像って…」

 

「ネットで見つけました」

 

ネット……僕はプリルンの方を見るとプリルンの髪がモサモサになった

 

「さては、プリルン…」

 

「アップリしてごめんなさいプリ! みんなにキュンキュンして見てほしかったプリ!」

 

プリルン…この間反省とかの話をしたよな?なのに…

 

「何ですか、これ!?」

 

「女王様のお仕置き…」

 

何というか毎度思うけど、お仕置きにしては数分で戻るのはどうかと思うぞ…

それを見ていた悠真はポケットから飴玉を取り出した

 

「プリルン、ほら、飴やる」

 

「わーいプリ!」

 

プリルンは笑顔で飴玉を頬張った瞬間…

 

「プリィィィィィィ!?」

 

火を吹いていた。

 

「凄いな。プリルンは火も吹けるのか」

 

「結徒先輩、違うと思いますよ…お兄ちゃん、あの飴は?」

 

「特製激辛飴。プリルンに対してしっかりと反省して貰うために用意した。プリルン、勝手に動画を上げる行為を何度もしてるのに、反省してないな」

 

「ぷ…ぷ…り…」

 

「同じ事をやらかしたら飴の数を増やす」

 

「わ…わかっ…た…プリ…」

 

悠真もプリルンのお目付役としてしっかりやってるんだろうけど……

 

「辛さ、少し加減したらどうだ?」

 

「そうか?これぐらいの辛さはまだ良い方だぞ」

 

「お兄ちゃんは辛党ですから………」

 

とりあえず瀕死にならないくらいには辛さを調整して貰わないと……

 

 

 

 

それから何とか復活したプリルンはキラルンリボンをアイドルハートブローチにセットし、ホログラムを通じて、ピカリーヌと話すことになった

 

「キュアアイドル、キュアウインク、キュアキュンキュン。ダークイーネとその手下のチョッキリ団は、世界を真っ暗闇にしようとしています。3人で力を合わせて、頑張って下さいね。そして魔導師のお二方も…協力をお願いします」

 

「はい!」

 

「頑張ります!」

 

「は、はい!」

 

「プリルンも」

 

「プリ!」

 

「次にアップリしたら、モッサモサどころではありませんよ?」

 

「プリ?」

 

何か…最後の笑顔がとんでもなく怖かったのは気のせいか?

 

「どうする、プリルン? トゲトゲになったら」

 

「逆にツルツルになる可能性も…」

 

「どっちも嫌プリ!」

 

「プリルン…飴もあるからな」

 

「それも嫌プリ!」

 

「それじゃどうする?今後動画を上げるときは?」

 

「プリ…許可を取るプリ!」

 

「そうだな。あとは…田中…だっけ?その人に任せても良いんじゃないのか?」

 

「そっかプリ!今度から任せるプリ!」

 

アレ?何か田中さんの仕事が増えた?うん、まぁ勝手に動画を上げないならその方が良いのかな?

 

「私、頑張りたいです…3人目のプリキュアとして…なので、研究いいですか! おはようからおやすみまで、色んな事を聞きたいです!」

 

「おはようからおやすみか…じゃあ、家でお泊り会する?」

 

「え!? そんな、いいんですか!?」

 

「うん! 私も、2人の事、もっと知りたいなって!」

 

「わ、私もいいの?」

 

「決まってんじゃん! いつにする? 今日?」

 

「急に行ったら、お家の人の迷惑にならない? それに、私、パパに聞かないと…」

 

「私もです…」

 

「じゃあ、みんなOKだったら、家集合で! 楽しみ!」

 

うた達はお泊まり会をするのか…まぁ僕と悠真には関係ないし、後で話を聞かされそうだな…

 

「結徒くんたちも良いよね?」

 

「「はい?」」

 

僕と悠真も参加することになった?

 

「あれ?用事あるの?」

 

「いやいや、一応聞くけど僕らは男だぞ?」

 

「ん?でも友達だよ?」

 

あ…ダメだ。うたは分かってない……何かこれで断るの悪いし、寝る場所だけ違うところにして貰えばいいか…

 

「悠真は?」

 

「まぁ別に…」

 

「それじゃ決まりだね!」

 

何か強制的にお泊まり会に参加することになった……

 

 

 

 

 

 

 

放課後家に帰り、母さんに友達とお泊まり会をすることを伝えた

 

「あら、楽しんできてね」

 

「うん…」

 

「お兄ちゃん…今日いないの?」

 

すると小学生の妹が寂しそうにしながらそう聞いてきた。

 

「うん、悪いな」

 

「うぅ…」

 

何というか甘えん坊な妹だけど…嫌ってない分、まだ良い方だな。

僕は妹の頭を撫で、荷物を準備してグリッターに向かった。

 

 

 

 

「お家が喫茶店なんて、心キュンキュンしてます…」

 

「そうかな?」

 

グリッターにやって来た僕らだけど、何かななとこころの荷物が多いような……

 

「っていうか、2人とも、荷物多くない?」

 

「お泊りって初めてで、何を持ってくればいいか分からなくて…」

 

「なな先輩も?」

 

「こころちゃんも?」

 

「はい!」

 

「おお…記念すべき初めてのお泊りって、超キラッキランラン~♪」

 

「そして、なな先輩」

 

「ん?」

 

「こころに『ちゃん』はいらないです」

 

「う…こころ…ちゃん…呼び捨てって難しい…」

 

「なな先輩はもう少し時間がかかりそうですね…」

 

そんなやり取りをする二人を見ていると田中さんが声をかけてきた。

 

「あなたがキュアキュンキュンとその兄ですね。私、喫茶グリッターのアルバイト、兼、アイドルプリキュアのマネージャー・田中です」

 

「タナカーンプリ!」

 

「何か肩書きが多いな…」

 

「よろしくお願い致します」

 

「これはこれは」

 

田中さんは自己紹介しながら悠真とこころの二人に名刺を渡した。

 

「おお、マネージャー…」

 

「それから、こちらを」

 

田中さんはこころにあるプレゼントを渡し、こころはプレゼントを開けると…

 

「これは! お2人がCMをやっていたプリティホリックの春の新作リップ!これも研究対象に…って見た事ない色です」

 

「キュアキュンキュンをイメージした新色だそうです」

 

「キラッキランラン~♪」

 

「私達とお揃いだね!」

 

「あ…お揃い…」

 

そんなこんなでお泊まり会が始まるのであった。




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