こころSide
アラームが鳴り、私はアラームを止めて日にちを確認した。そうだ、今日は…
「今日は母の日!」
母の日、お母さんに何か贈り物しないと…そう思いながらリビングに向かった
「日曜なのにお仕事?」
「ごめんね、今日は絶対早く帰るから!」
「うん!」
「朝ごはん作ってあるから食べてね
「うん!」
「いってきま~す」
お母さんを見送り、私は気合を入れる中…
「そういえばお兄ちゃん、出かけてるのかな?」
朝早くから家にいないのは珍しいな…お兄ちゃんと母の日のプレゼントについて相談しようと思ったのに…
着替えを済ませ、街に出た私は花屋さんに来ていた。
「すみません、これ、おねがいします」
「かしこまりました」
私はカーネーションを買う。やっぱり母の日ってカーネーションだよね
「今日は母の日なのでメッセージカードもおつけしておきますね」
「あっ、はい」
店員さんにそう言われて、思わず返事したけど…
「メッセージかぁ…何て書こう」
本当にこういうときお兄ちゃんがいないのは本当に困るな…
とりあえずうた先輩達に相談しようと思い、私はグリッターへと向かった
悠真Side
グリッターである準備をしている俺達。
「もうちょっと、PとPの間を空けたら?」
「こう?」
「そんな感じです、あっ、いきすぎ!」
夕方までには何とか間に合わせないと…そう思っているとお店のドアが開いた
「あっ、すみません、今、準備中で…って、こころ!?」
「えっと」
「なんと!」
まさかこころが来るなんて!?マズいと思っていると咄嗟にうたが対応した
「えっと…や…やっほ~、元気?」
「えっ?いや、まぁ、普通に元気ですけど」
「こころちゃん、どうしたの?」
「あっ、えっと…実はちょっと相談したいことがありまして…と言うかお兄ちゃん、ここにいたんだ」
「あ、あぁ…結徒とちょっと模擬戦を…」
咄嗟に言い訳したけど、結徒は察して頷いた
「そうなんだ…」
とりあえずこころは俺達にある相談を持ちかけた
「母の日のメッセージか~、『いつもありがとう』は?」
「はい、それは書きたいですけど、他にも、伝えたいことが沢山あり過ぎちゃって…」
「なんか分かる気がする!」
「うたちゃんなら、どうする?」
「えっ?わたし?わたしなら…」
「歌っちゃうとか?」
「確かに!」
うたは立ち上がり、歌い出す
「いつもお母さん、ありがとー、たくさんありがとー、母♪」
「プリ!」
「母の日、の日♪」
「プリ!」
「こころの思いも伝わるよ!」
「さすが先輩の歌、心キュンキュンしてます!」
「エヘヘヘ…」
「そうだ、こころちゃんのお母さんとの思い出で一番心キュンキュンしたことを思い出してみるのはどうかな?」
「一番心キュンキュンした思い出…なるほど、やってみます!」
こころはそう言って立ち上がる。これは俺も付き合うべきだけど…
「結徒、こころに付き合ってくれないか?」
「僕?」
「お兄ちゃんは行かないの?」
「あー、俺も母の日のプレゼントを考えてるから…」
「ふーん」
誤魔化しつつ、こころと結徒は一緒にグリッターを後にした
「こころの気持ち、上手く伝わるといいね」
「そうだね、あとサプライズのこともバレなくて…」
「よかった~!」
「悪いな。サプライズのこと頼んで」
「いいよ。私達もやってみたかったし」
「悠真君は本当にこころちゃんのこと大好きだね」
「まぁ大切な妹…と言うより家族だな」
俺がそう言うとななは何故か嬉しそうに笑っていた。
「うた~、母の日って何プリ?」
「大好きなお母さんにありがとうって伝える日だよ」
「プリ~」
「そういえばプリルンたちのお母さんって…」
「プリ?」
「私が、ご説明しましょう。キラキランドではみんな、ビッグキラキラリボンのキラキラを沢山浴びたキラキラの木から生まれてくるのです」
「メルヘンチックだね」
「とってもキラキラプリ。とっても素敵プリ」
「メロ…」
「…ってことは、プリルンたちのお母さんは…木!?」
「えっ?いや、そういう訳ではなくて、何というか、あの~」
まぁプリルンたちは特殊な生まれ方をしてるから親とかの概念に関しては分からないって感じだろうな…
結徒Side
こころに付いていくことになった僕。そういえば何か思いついたのか?
「こころ、何かメッセージ思いついたのか?」
「一応は…ただお母さんにしてもらって、心キュンキュンしたこと…」
こころは話してくれた幼い頃にいつもお母さんがお迎えに来てくれて、その度に抱き締めてくれたことを
「だから今日はわたしが、お母さんをお迎えに行こうと思います!」
「そっか、それは良いかもな」
「先輩は母の日の贈り物は贈ったんですか?」
「うん、カーネーションを妹と二人で」
母さん、喜んでくれたな…
「先輩のお母さんってどんな人なんですか?」
「うーん、優しい人かな?だからこそ…」
「だからこそ?」
「ううん、何でもない」
魔法について母さんは知ったらどう思うのか…気になるな…
あるバーにて
「アイドルプリキュアはキラキラ輝いているんですぞ」
「ブーッ!」
「何見てるんだい?」
「な、な…何でもありませんぞ!」
「そ…それより、今日は母の日という、贈り物をする日らしいですぞ」
「ほう~、じゃあ、あたしたちチョッキリ団はキラキラを集めるチャンスじゃないか! あんたたちの出番だよ」
「ヘヘ…チャンスなら、ザックリオレの出番ですわ」
「よ~し、ザックリー、ダークイーネさまのため、世界を真っ暗闇にするんだ。行っといで」
「イエッス、ボス!」
こころと二人で街を歩いているとこころのお母さんらしき人が見えた
「あっ、お母さんいた!」
こころが駆け寄ろうとした瞬間、こころのお母さんがクラヤミンダーに変えられてしまった。
「お母さん!」
クラヤミンダーが暴れ回る中、僕とこころは頷き合い
「お母さんをクラヤミンダーに閉じ込めるなんて…許さない!」
こころはプリキュアに変身する
「プリキュア! ライトアップ!キラキラ! ドレスチェンジ! イエイ!キミと! イエイ!一緒に! イエイ!キミと踊るハートのリズム! 心キュンキュン、キュアキュンキュン!」
僕もバリアジャケットを纏い、キュンキュンと一緒にクラヤミンダーに向かっていく。
「お母さんを助ける!」
クラヤミンダーに蹴りを喰らわすキュンキュン。僕は追撃に魔力弾を当てていく
「今日は大切な…母の日なんだから!」
更に攻撃を仕掛けるキュンキュンだが、クラヤミンダーから放たれるクリームやイチゴみたいなミサイルが僕らを襲う
「早くなんとかしないと…」
「どうした?プリキュア、ザックリもうお終いか? チョキチョキ」
クラヤミンダーから放たれる攻撃の嵐にキュンキュンは倒れる。僕は助けに入ろうとするが、突然現れたバトルロイドに蹴り飛ばされた
「くそ!?」
「そこだ!」
キュンキュンに向かってクラヤミンダーの攻撃が迫る
「お母さん!」
感想待ってます!