キミとアイドルプリキュア♪ 双魔の戦士   作:水甲

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ZAクリア!クリア後の世界を……


31 はなみちタウンフェスに向けて

結徒Side

 

ある日のこと、僕、悠真、なな、こころの四人でグリッターに慌てて駆け込んでいた

 

「うた先輩!」

 

「こころ、ななちゃん、結徒くん、悠真くん、どうしたの?」

 

「これ、ネットでまた話題になってるの…見た?」

 

こころがスマホに映し出された動画を見せた。その動画はアイドルプリキュア3人のライブステージ…

 

「ええ!? またアップされてるの!? まさか…」

 

「みんなに見てほしいプリ!」

 

うん、誰が上げたのか分かってた。その瞬間、プリルンの髪の毛がモジャモジャされる

 

「やっぱり女王様にバレてる…」

 

「プリルン、一言あるべきだよな?」

 

「プリ…よ、夜、遅かったから…ついプリ」

 

「そっか」

 

悠真はプリルンに激辛飴を食べさせるのであった。

 

「プリ…辛いプリ…でもこの辛さが…プリ…」

 

何かプリルンが変な方向に目覚めようとしてないか?

 

「でも、みんな、とっても喜んでくれてますよ! 『3人のステージ最高! 元気が出た!』って!」

 

「嬉しいな! アイドルプリキュア、絶好調!」

 

まぁ結果的にはそうなってるからまだ…良いのか?

すると話が聞こえていたのか田中さんが店の奥から出てきて

 

「まさにその通りですね」

 

「田中さん!」

 

「先程、そのアイドルプリキュアに、出演依頼が舞い込みました」

 

「え? 何の?」

 

「はなみちタウンフェスのスペシャルゲストとしてライブをしてほしい、という事です」

 

「え!? あのはなみちタウンフェスで!?」

 

「「「ライブ!?」」」

 

「大勢の人達の前で歌った事は、これまでありませんでしたね」

 

「「「はい…」」」

 

「もちろんお断りする事もできます。どうしますか?」

 

「キラッキランラン~♪ やろうよ! 私達で!」

 

「うん!」

 

「はい!」

 

三人とも気合充分みたいだな。それにしてもはなみちタウンフェスか…確か毎年行われるお祭りで、メインのステージには、今一番のアーティストが出演してたな。まさか今年はうた達三人になるとは…

 

「みんな、頑張れプリ!」

 

「ありがとう! でも、プリルンも! プリルンも一緒に頑張ろう!プリルンも、アイドルプリキュアのメンバーでしょ!」

 

「プリ? プリルンも、アイドルプリキュアのメンバープリ?」

 

「あったりまえじゃん!」

 

「今まで気付いていなかったの?」

 

「頼りにしてるよ!」

 

「嬉しいプリ…とってもとっても嬉しいプリ!プリルン、はなみちタウンフェスのステージ、絶対成功させるプリ!」

 

「そうだ! みんなで特訓しようよ!」

 

『おー!』

 

「おープリ!」

 

プリルンも三人と同じように気合入ってる。まぁ確かにプリルンもアイドルプリキュアの一員と言ったらそうかもしれないな

 

「ねえたまがそんなにやる気なら、応援するメロ!」

 

「でも、特訓って何をすればいいんでしょうか?」

 

「「「うーん……」」」

 

「そうだ!結徒くん、何か良い特訓は…」

 

「魔導師の訓練受けるつもりか?絶対やめた方が良いよ」

 

僕も教わってたときはあの濃い内容の特訓で地獄を見たからな……

 

「そもそも魔導師の訓練とアイドルの訓練は違うだろ」

 

「そっか…それじゃ」

 

うたはそう言って田中さんの方を見る

 

「え、私ですか?」

 

「だって、田中さんは、アイドルプリキュアのマネージャーなんですよね?」

 

「なんかアイドルプリキュアがガツンとパワーアップするやつ、お願い!」

 

「します!」

 

「分かりました。マネージャーの名にかけて考えましょう。地獄の特訓メニューを…」

 

 

 

 

 

僕らは砂浜にやって来た。因みに動きやすい格好と言うことで体操服を着てだけど…

 

「まずは、基本の体力作りから!」

 

うた達はタイヤを引きながらランニングを開始する

 

「皆さん、気合い入れて下さい!」

 

「これ、きっつー…」

 

「足が重い…」

 

プリルンも一緒に参加しているけど、プリルンはタイヤではなく、メロロンが乗ったソリを引きながら走っている

 

「プリルンは、アイドルプリキュアのメンバープリ! だから、頑張るプリ!」

 

「声出していきましょう! キラッキー!」

 

『ランラン~♪』

 

それにしてもアレが地獄の特訓メニューか…

 

「どうした?結徒」

 

「いや、生ぬるい地獄だなって…」

 

「お前はどんな訓練を受けてたんだよ……」

 

悠真に物凄い心配される僕であった。

 

 

 

 

 

「続いて、ファンサ1,000本ノック! アイドルスマイルから!」

 

「ねえたま、素敵メロ!」

 

「続いて、決めポーズ!」

 

「ねえたま、決まってるメロ!」

 

「次はウインク!」

 

「プリ? うーん、できないプリ…」

 

「そんなところもキュートメロ!」

 

メロロンが物凄く楽しそうだな…それにしてもうた達の特訓を見ていると大変そうにしているのに、何処かキラキラしてるな…

 

「どうした?」

 

「いや、キラキラしてるなって」

 

「まぁそうだな」

 

悠真も同じことを感じていた。こうして頑張ってるみんなを見れたのは良いことなのかもしれないな。

 

 

 

特訓は夕方頃まで続き、ようやく終わった。

 

「今日はここまでにしましょう」

 

「疲れたー!」

 

「もう無理…」

 

「ねえたま、寝ちゃったメロ…」

 

「すっごく張り切ってたもんね!」

 

「アイドルプリキュアのメンバーだと言われた事、よほど嬉しかったのですね…」

 

 

 

 

 

 

うたSide

 

その日の夜、プリルンは何かの練習をしていた

 

「ウインク難しいプリ! できないプリ!」

 

「プリルン、何してるの?」

 

「ウインクと決めポーズの練習してたプリ!」

 

「プリルン…気合い入ってるね!」

 

私とプリルンはベランダに出て、夜風に当たりながら話をする

 

「プリルンは、キラキランドを救うために、アイドルプリキュアを探して、この街に来たプリ。だけど…」

 

「だけど?」

 

「もうそれだけじゃないプリ!うたとみんなとの毎日は、すっごく楽しくて、キラキラで、プリルンの宝物になったプリ!」

 

プリルンはデジカメで撮った写真を見返す。何だか嬉しそうだ

 

「エヘヘ、私も!」

 

「プリルンは、うたが言ってくれた事、とっても嬉しかったプリ! プリルンもアイドルプリキュアのメンバーって…」

 

「プリルン…」

 

「今日みんなと一緒に特訓できたのも、とってもとっても嬉しかったプリ! プリルン、これからも頑張って練習して、歌もダンスもウインクも、みんなみたいに上手になるプリ! いっぱい、いーっぱい、頑張るプリ!」

 

「今のプリルン、最高にキラッキランラン~♪私も負けてらんないな!」

 

 

 

 

 

 

結徒Side

 

次の日、今日は歌とダンスレッスンのため、田中さんの家のスタジオで行うことになった。そんな中、うたはプリルンとメロロンにスプーンにリボンがついたものを見せた

 

「プリルン! メロロン! ジャーン! 私からのプレゼントだよ! 一緒に歌おう!」

 

「これ、何メロ?」

 

「プリ! うたとお揃いプリ! これでプリルンもみんなと一緒に歌えるプリ!」

 

二人用のマイクってことかな?

 

「メロロンは、こんなの別にいらないメロ…でも、ねえたまが喜ぶなら…あなたの笑顔、一番星の煌めき…いつも私を導く道標…」

 

 

 

 

 

 

 

あるバーにて、カッティーはまたアイドルプリキュアの動画を見ていた

 

「やはり、いいですな…」

 

「何がいいんだい?」

 

「チョッキリーヌ様! いや、あの、えっと…こ、この猫の画像であります!」

 

「なに癒されてんだい! そんなの見てる暇があったら、さっさとキラキラを奪っといで!」

 

「な…ゴホゴホ! 自分カッティーながら、風邪をひいたようで…」

 

「なら、ザックリー! アンタが行きな!」

 

「うう…ザックリ、マジで調子悪いっす…」

 

「って、こっちの方が完全な風邪じゃないか! 今日はカッティー、アンタの出番だよ!」

 

「え!?」

 

 

 

 

 

 

渋々行くことになったカッティー。だがどうにも乗り気ではなかった

 

「ああ…クラヤミンダーを出現させ、またアイドルプリキュアと戦う事になったら…『カッティー、ひどい!』ううう…いや、しかし、自分は所詮チョッキリ団! キラキラはチョッキリするのみですぞ!」

 

少しやる気を出し、キラキラを探していると…

 

「あそこから大量のキラキラが! オーエースしてやろうぞ!」

 

カッティーはキラキラの所に向かうがそこにはアイドルプリキュアの姿があった

 

「な、なぜ、アイドルプリキュアが!?」

 

「今のみんな、すごく良かったよ!」

 

「うん! 息ピッタリだった!」

 

「でも、何か足りない…もう1回やらせて下さい!」

 

『うん!』

 

「何回でもやろう!ステージを見てくれる人を最高にキラッキランランにしたいもん!」

 

3人の会話を聞いたカッティー…そのキラキラに惹かれていく

 

「なんというひたむきなキラキラ…華やかなステージの裏には、こんな努力があったのですな…」

 

カッティーはその場から逃げ出し、広い公園で迷っていた

 

「ぬうー! ああ、駄目ですぞ! 自分はもうプリキュアとは戦えない! こんなにも心惹かれてしまっては!感じますぞ…ここに、確かなキラキラを…」

 

一人迷い嘆くカッティー。だが何処からともなく声が聞こえ始める

 

『キラキラはいらぬ…』

 

「ダークイーネ様!」

 

カッティーの影となって現れたダークイーネ。カッティーはそのまま闇に飲み込まれ…

 

「世界中をクラクラの真っ暗闇にせよ…」

 

怪物へと変えられた




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